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12月3日(日) ヒイラギ

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おととい、セイヨウヒイラギを載せて、じつはそこでふつうのヒイラギの実にも触れようと考えました。ところが「おっと!」、ヒイラギの実を撮影していません。
過去3回の登場は、蕾状態が1回と開花状態が2回、それぞれでシツコイほどに葉の形にはこだわっているものの、実を気にした様子は皆無です。かつ、ヒイラギが雌雄異株であることには気づいていなかった雰囲気ありありです。
そこであらためてヒイラギの雌株(両性花↑)を撮影です。庭木としては花つきの良い雄株が好まれるため、雌株には少し巡り会いにくいはずなのに、ふだんの精進のせい(笑)で、たやすく目の前に現れました。
2本の雄シベを従えて緑の子房から突き出た柱頭が、「夏にはちゃんと実を写しに、ここに来なさいよ!」としたり顔で釘を刺して(注)くれました。

<追録(雄株)> 上の両性花の写真と比べると、雌シベの痕跡らしきもの(緑色の尖り)をつけた花はあっても、それが長くのび出したり、付け根に子房を備えるものがありません。これが雄花(雄株↓)です。
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別の場所の雄株(↓)です。同じように、2本の雄シベに挟まれた場所に小さな尖りはあっても、それが長くはのびず、もちろん柱頭がありません。
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念のためもう一本、別の場所の雄株(↓)です。これは立派な長屋門を構えた農家の門前にあった古木です。こちらも、雌シベの痕跡のような緑みは認められても、それが突き出たものはありません。
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なお、この木は古くて大きい(樹高3m以上)のに、葉にはもれなく棘(写真右上方)がありました。古木になると葉が丸くなるというのは、必ずしもすべての木に当てはまることではないと知りました。

<補注> 実の追跡に失敗してしまいました。(2018年7月10日

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