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11月27日(月) ネズミサシ

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見上げてもてっぺんが見えないほど大きなネズミサシに出会ったことで、昔の記事を思い出しました。あのとき取り上げた木は背丈より少し高いくらいの若木でした。それも、細い脇道にそれる角にその木はあって、まるで自分がネズミになったみたいに棘をよけながらそこを通り抜けた記憶が鮮やかです。
そんな皮膚感覚で存在を知った木が、今度は手の届かない遠さでその本来の大きさを教えてくれました。ヒノキ科なので大きいのは当たり前だなぁと思ったら、ビャクシン属(ネズミサシ属)でした。それならこの刺々しさも当然か、と合点です。

<追録> また別の場所でネズミサシに出会ったら、今度は花をつけていました(撮影:2018年5月21日)。ただし、どう見てもこれは雄花で、近くにあったもう1本も含め、どうしても雌花が見当たりません。
調べたらネズミサシは雌雄異株でした。気にしていないと、プラプラする雄花よりも雌花は目立たない姿です。ただ、もし時期的に発見が遅れたとして、その花は実に変化するわけで、せめてその段階でも見つけたいものです。
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<補注> 雌株に出会えたあと、花と実の関係がわかりました。(2020年10月7日

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