10月29日(日) ノコンギク
かなり皮肉っぽい絵になりました。「野菊の如き君なりき」などという歯が浮くようなタイトルを、一匹の蝿が台無しにしてくれています。蝿に好かれる君なりき…。
もっとも、野菊という品種はないので、原作でいうそれはノコンギクであろうとか、いやいやヨメナではあるまいか、とかいろいろです。こうやってノコンギクでオチャラケたところで、伊藤左千夫も木下惠介も痛くも痒くもないことでしょう。
ただ、野菊正体説はアバウトでいいとして、「政夫さんはりんどうのよう」というくだりにも、自分は疑問を感じます。民子さんがリンドウ(注1)にどんなイメージを抱いていたか定かではなくても、地を這うようにのびる姿を知っていれば、男を褒める言葉にはなりにくい気がします。いえ、茎のことではなく花ですよとおっしゃるなら、晴天のときしか咲かない気まぐれなヤツなんですねと混ぜっ返してあげましょう。
もっとも、野菊という品種はないので、原作でいうそれはノコンギクであろうとか、いやいやヨメナではあるまいか、とかいろいろです。こうやってノコンギクでオチャラケたところで、伊藤左千夫も木下惠介も痛くも痒くもないことでしょう。
ただ、野菊正体説はアバウトでいいとして、「政夫さんはりんどうのよう」というくだりにも、自分は疑問を感じます。民子さんがリンドウ(注1)にどんなイメージを抱いていたか定かではなくても、地を這うようにのびる姿を知っていれば、男を褒める言葉にはなりにくい気がします。いえ、茎のことではなく花ですよとおっしゃるなら、晴天のときしか咲かない気まぐれなヤツなんですねと混ぜっ返してあげましょう。
<補注1> 花屋でリンドウとして売っている直立性のものはエゾリンドウ(の系統)だと思います。(2020年9月28日)
<補注2> ノコンギクの冠毛を撮りました。(2021年12月11日)
過去のきょう 2016 ダルマギク 2015 アブラススキ 2014 イヌコウジュ 2013 ノササゲ 2012 マテバシイ 2011 シマトネリコ 2010 ヒヨドリバナ 2009 アツバキミガヨラン 2008 コバノガマズミ 2007 マルメロ 2006 アッサムニオイザクラ(ルクリア) 2005 ミセバヤ 2004 ハクモクレン
| 固定リンク
コメント