10月14日(土) クマノミズキ
小径が珊瑚で埋め尽くされていました。反射的に拾い集めてしまうところが情けないというか浅ましいというか、「いっぱい」だと「うふふ」という単な人です。
しかし、気を取り直し、襟を正して、耽美の目に戻ります。例の利休さんの朝顔と同じことで、果穂がたった一つ残ったがゆえの緊迫感です。
ただし、1カ月ほど前のクマノミズキには緊迫感のキの字もありませんでした。どっちかと言えば、このときの方がかわいかったなぁという気持ちは「いっぱい・うふふ」に直結した感覚で、利休さん気取りはやっぱり気詰まりです。
しかし、気を取り直し、襟を正して、耽美の目に戻ります。例の利休さんの朝顔と同じことで、果穂がたった一つ残ったがゆえの緊迫感です。
ただし、1カ月ほど前のクマノミズキには緊迫感のキの字もありませんでした。どっちかと言えば、このときの方がかわいかったなぁという気持ちは「いっぱい・うふふ」に直結した感覚で、利休さん気取りはやっぱり気詰まりです。
ところでこのクマノミズキ、このごろ熊野という冠がどうにも邪魔ではないかと思うようになりました。個人的に、関東から北陸・東北にかけ、植栽ではなさそうなものを何本も見ていて、ぜんぜん熊野に拘束される必要はなさそうなのです。
牧野博士も「ミズキの名を持つ種類が多いため和歌山県の熊野という地名を前につけたもの」と至って歯切れの悪い説明をしていて、きっとワタシと同じく「邪魔くさいのぉ」とお考えだったのではないかと悦に入っています。
牧野博士も「ミズキの名を持つ種類が多いため和歌山県の熊野という地名を前につけたもの」と至って歯切れの悪い説明をしていて、きっとワタシと同じく「邪魔くさいのぉ」とお考えだったのではないかと悦に入っています。
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