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9月30日(土) アエスクルス・パルビフローラ(ボトルブラッシュバックアイ)

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掌状で筋の多い葉とゴロンとした実から、トチノキの仲間だろうと察しがつきます。ただ、ゴロンとはしていてもその皮はふつうのトチノキより薄く、木についたまま割れ出すことから、西洋種であろうことが想像できます。
そんな観点で調べていくと、Aesculus(トチノキ属) parvifloraという樹種が割り出されました。この学名から和名をあたってみても、それは見当たりません。
したがって、この木はアエスクルス・パルビフローラと学名そのままで呼ぶか、あるいはボトルブラッシュバックアイ(bottlebrush buckeye)という長い英名を借りるしかありません。長けりゃ縮めたらどうよと思っても、前半のbottlebrushだけだとあのブラシノキのことになってしまい、後半を省略するのは不可能です。
その後半のbuckeyeを直訳すると「牡鹿の目」で、つまりギョロ目、この割れた実のことを言っているようです。で、前半に戻ると、花がブラシノキのように派手らしいので、この木については春にもう一度撮影する必要があるのでした。

過去のきょう 2016 ツピダンサス(斑入り) 2015 クサボタン 2014 ナナコバナ 2013 コブシ 2012 トウガラシ(八ツ房) 2011 アシ(ヨシ) 2010 ヒメムカシヨモギ 2009 シモバシラ 2008 ホソバヒイラギナンテン 2007 リンドウ 2006 ミドリマイ 2005 コスモス 2004 オオオナモミ

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9月29日(金) マルバハタケムシロ

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琉球列島の海沿いで、水の滲み出る岩場に繁茂して「いた」そうで、いまや絶滅危惧種です。例の辺野古では稀少種サンゴが争点になろうとしているようで、ついでにマルバハタケムシロの保護運動にまで広がってほしいものです。
丸葉は見たまんまでも、畑蓆(ハタケムシロ)は少しお勉強が必要でした。じつはミゾカクシの別名がハタケムシロやアゼムシロであり、ミゾカクシ(Lobelia chinensis)とマルバハタケムシロ(Lobelia loochooensis)はお仲間でした。
そうわかってから見れば、2枚+3枚の花のつくりがいかにもロベリアです。今回のマルバハタケムシロは保護植栽されていたもので、早くふるさとの海辺でのんびりと陽光を浴びて暮らしてほしいと願わずにいられませんでした。

過去のきょう 2016 ミルトニア・スペクタビリス・モレリアナ 2015 ヤマホタルブクロ 2014 アオツヅラフジ 2013 マツヨイグサ 2012 ククイノキ 2011 ナツユキカズラ 2010 スズムシバナ 2009 オオハナワラビ 2008 クロサンドラ 2007 マイヅルソウ 2006 ハエドクソウ 2005 ヒガンバナ 2004 ハゼラン

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9月28日(木) アカガシワ

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長さで3.5cm、幅が3cm、けっこうボリューミーです。そして、まるで栗の実そのもののおいしげな中身にそそられました。
ところが、この実に前歯をあてた瞬間、あきらめました。まだ味は舌に届いていないのに、かすかに痛感を伴う渋み・エグミが脳髄まで走ったのです。このシブを抜くには、たぶん栃の実と同じかそれ以上の忍耐が必要です。
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ということで、アカガシワのドングリは眺めて楽しむのが正解のようです。6月にはまだおりん布団のような殻斗に埋もれていたのに、あれから3カ月半、今度はベレー帽を被ったお兄ちゃんになっていました。
ただ、本当は樹上のドングリを写したかったのです。しかし、イヤになるほど枝々を眺め回しても、それは見つかりません。そうこうしているうちにドスッと音を立ててドングリは落ちてきて、たしかに上にはついているはずなのです。
大きすぎる木を恨みながら、いまから木登りの練習を始めるか、あるいはドローンを買い込むか、などと半ば真面目に考え込む爺さんでした。

過去のきょう 2016 ヤマボウシ 2015 クレロデンドルム・ウガンデンセ(ブルーエルフィン) 2014 ナンテンハギ 2013 ヒッコリー 2012 ツルマメ 2011 メヒシバとオヒシバ 2010 セイヨウカラハナソウ(ホップ) 2009 シオン 2008 チョウジタデ 2007 カンボク 2006 ヤマジノホトトギス 2005 ケイトウ 2004 セイタカアワダチソウ

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9月27日(水) ステゴビル

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カタカナ表記すると恐竜かと思いそうな名を漢字に直せば「捨て小蒜」、あるいは「捨て子蒜」です。ノビルニラと違い、根茎や葉が貧弱で食用にならないことからの呼び名ではあっても、「捨て子」ではあんまりですから「捨て小蒜」でしょう。
春に葉がのび出したあと、いったん枯れ、この季節になって花だけ咲きます。ヒガンバナが「葉知らず花知らず」とも呼ばれるのと同じ生態です。その花茎はいまは20cm少々で、実をつけるにつれ30cmくらいまでのびるようです。
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いろんな虫が訪れていて、このアブは逆さダイブを敢行していました。その右下には受粉を終えて膨らみ始めた実があります。
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6枚の花びらは1cmほどの長さで、基部が合着しているので合弁花に見えます。この花にもし紫の筋が入れば、ハタケニラにかなり似て見えます。実際、ステゴビルとハタケニラはかなり近縁であって、かたや天然記念物とされる稀少種なのに、一方は畑の嫌われ者…強くなければ生き残れないのは三千世界の大原則です。

過去のきょう 2016 ヤブマメ 2015 コモチシダ 2014 ラクウショウ 2013 ヒガンバナ 2012 ダンコウバイ 2011 シラカシ 2010 イガオナモミ 2009 ヤブラン 2008 アメリカアゼナ 2007 ミズカンナ 2006 ヒデリコ 2005 ホオノキ 2004 ペンタス

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9月26日(火) ヤブニッケイ

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葉裏にきれいに浮かんだ三行脈のおかげで、クスノキの仲間だとわかります。ただ、その葉が右右・左左とついていて、いわゆるコクサギ型葉序です。
そして、この木に気づいたのは、足下に落ちていたラグビーボールみたいな実のせいでした。その実はどこから?と見上げたら、この木だったわけです。
つくづく眺めると枝も変わっていて、けっこうな太さになっているのに緑色です。これだけの特徴がそろえば、ヤブニッケイという正体が簡単に割れました。
それにしても悲しいのは、何度か通ったこの道で、いままでこの木に気づかなかったことです。もし地面に転がる実がなければこの先も素通りしていたかと思うと、人生でここまで見落としてきたであろうことの膨大さをあらためて実感してしまいます。

<補注1> 同じ時期、すでに実が黒くなっている枝を見つけました。(2018年9月20日
<補注2> 花どきをとらえました。(2019年6月17日

過去のきょう 2016 ウラジロノキ 2015 イヌシデ 2014 ツノナス(フォックスフェイス) 2013 ホオノキ 2012 ショクヨウギク(料理菊・もってのほか) 2011 キャットミント 2010 フウトウカズラ 2009 リンボク 2008 ヒメクグ 2007 ジャコウソウ 2006 ヌスビトハギ 2005 アレチヌスビトハギ 2004 コブシ

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9月25日(月) ツルマメ

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そろそろツルマメが「豆」シーズンに入るので、その前に名前のもう一方の要素となっている「蔓」をしっかり見ておこうという狙いの写真です。
オギの茎にしっかりと巻き付いた蔓は、花の小ささ(幅5~6mm)とは不釣り合いな逞しさです。上から見ると左巻き、下から見れば右巻きというこの巻き方は、かつて学んだZ・ S判断法でいけば「Z巻き」、つまり朝顔タイプでした。
おっと、「蔓」と「豆」の間で忘れられた形の花がむくれています。薄紫の旗弁を背負った形の白い2枚の翼弁がいつも笑みを誘います。この翼弁に隠れている竜骨弁のなかでうまく受粉が行われると、次第に豆の季節に移ります。

過去のきょう 2016 ヤブタバコ 2015 イワシャジン 2014 オオモクゲンジ 2013 エゴマ 2012 ムクロジ 2011 スダジイ 2010 オニバス 2009 ヒオウギ 2008 クサネム 2007 オオモクゲンジ 2006 ハナセンナ 2005 シロミノコムラサキ 2004 フウセントウワタ

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9月24日(日) ヒュウガミズキ

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「あるところにはある」という表現は、キツリフネギンリョウソウに次いでこれが三度目です。先月19日に端を発した「ヒュウガミズキの実の捜索」は、途中のやや挫折気味のレポートを挟んで36日ぶりにめでたく解決しました。
この間、なで回したヒュウガミズキは恐らく50本をくだらないはずです。それらの木の姿やあり場所をいま思い浮かべ直しても、「実をつける・つけない」の差がなにに起因するのかはまったく不明です。なのに、この場所では4本で楽に見つけられました。隔年性かと思えばさにあらずで、こうして(↑)今年の実と去年の殻が同居しています。
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うれしさのあまり、内容に大差のないもう一枚も載せてしまいます。二枚合わせて見ることで、ヒュウガミズキの実が葉裏に隠れる(=見つけにくい)ものではなく、堂々とお陽さまを浴びる位置につくことがわかります。
本来のはた衛門であれば、ここで「次は実が割れて種が飛び出るころを狙います」と宣言するはずなのに、今回はあまりにホッとしてしまい、なにやら虚脱状態です。そう言えば「あしたのジョー」はあのあとどうなったんでしょう。

<補注> 種が飛び出るシーンはやはり無理だったものの、割れた実の姿をとらえました。(2018年1月25日

過去のきょう 2016 アメリカニワトコ 2015 ハナミズキ(アメリカヤマボウシ) 2014 オトコエシ 2013 ナンキンハゼ 2012 シュロソウ 2011 オカボ(イネ) 2010 ヌルデ 2009 ミズワラビ 2008 ダンドボロギク 2007 サンゴジュ 2006 カラスノゴマ 2005 アスパラガス 2004 シュウカイドウ

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9月23日(土) ツルフジバカマ

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近所の土手はこの時期、クサフジだらけで紫色に染まります。似た環境の草原(くさはら)で見るこれも、いままでついクサフジだろうと見過ごしていました。
ただ、人間、休憩って必要なものです。前にハシカグサを見つけたりアズマネザサの花に気づいたりしたのも、ひと休みの効果でした。今回もちょっとひと息と水を飲んでいたら、この蔓植物がクサフジとは違う?と思えてきたのです。
まず花筒がやや寸詰まりです。花穂も心なしか短めです。そして、決定的なのは小葉の数でした。だいたいが5対ほどであり、それが10対前後であるクサフジとは明らかに別物で、ツルフジバカマがその正体なのでした。
さて、わかってみたら早速イチャモンです。ツルはわかります。フジバカマってなんですか!? 全然違うじゃないですか。あれれ、牧野博士まで「紫色の花をフジバカマの花になぞらえたもの」ですか。違うと思いますけど(ブツブツ)…。

過去のきょう 2016 エゴマ 2015 タカサゴユリ 2014 タムシバ 2013 オオベンケイソウ 2012 サネブトナツメ 2011 アカメガシワ 2010 オオバチドメ 2009 ヤブマメ 2008 アゼナ 2007 シナアブラギリ 2006 コナギ 2005 ヤブツルアズキ 2004 ナナカマド

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9月22日(金) ダンコウバイ

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ああ良かった…と胸をなで下ろした一枚です。積年の思いを遂げてダンコウバイの雌株を見つけ、花を撮影したのが今年3月のことでした。そしたらわざとのように、すぐにまた別の場所で雌株に会い、花が実に変化し始めるところが撮れました。
ところがそこからが焦りの日々で、梅雨から夏にかけ、実を見失ったのです。たしかこれが雌株だったはずと目を皿にしても、実らしきものが見つかりません。
そんなプロセスのあとの再会ですから、安堵のため息も出ようというものです。というか、赤から紫まで、この画面だけで7個も写っているのを見失ったなんて、我が眼力のなさにはガッカリです。ため息は失望のそれだったかもしれません。
とは言いながら、これでダンコウバイの概要は押さえることができました。春にはあんなにフカフカだった葉も色が抜け出し、そろそろ黄葉の準備です。

過去のきょう 2016 シェフレラ・アルボリコラ・スターシャイン 2015 ホオノキ 2014 トレニア(ハナウリクサ) 2013 イタビカズラ 2012 ハブソウ 2011 アレチヌスビトハギ 2010 ノチドメ 2009 アカネ 2008 ツユクサ 2007 カワラケツメイ 2006 チヂミザサ 2005 オトコヨウゾメ 2004 ミヤギノハギ(ナツハギ)

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9月21日(木) スズメウリ

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自分で育てていたのに、ずいぶん鮮度の悪い花を写したのは10年前でした。見る目がなかったのか、それとも鉢植えではそんな花しかつかなかったのか、いまとなっては情けない思いがするばかりです。
そこで今度は本来の自然環境のなかでの撮影です。まずは雌花を狙ったら、鮮度は良かったのに花びらが一枚足りません。奥に写った雄花は5枚に割れていて、これがスズメウリの正解枚数です。ただ、この雄花はすでに茶色が兆していました。
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ならば雄花も新鮮なものを!と探したら、おっと、こちらは1枚余計でした。ブログを始めたころ、こんな規格外の花ばかり探したものです。
標準から外れたところがあるとイジメの対象になりやすい人間と違い、草木はじつに鷹揚なものです。小学生が朝顔を育てたりする学習でも、こういうところに着目して「なんでもありなんだよ」と教えてくれたらいいのにと思います。

過去のきょう 2016 プロステケア・コクレアタ・アルブム 2015 イワガネソウ 2014 ヒノキアスナロ 2013 ツルリンドウ 2012 ヤマグルマ 2011 カラスザンショウ 2010 ハダカホオズキ 2009 ケツユクサ 2008 ミズタマソウ 2007 ミズタマソウ 2006 ヤマハギ 2005 オトコエシ 2004 ナツメ

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9月20日(水) クサギ

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季節の移ろいというのはまことに慌ただしいものです。二十四節気で言えばそろそろ秋分であっても、昔の人はそれをさらに三分割する七十二候という季節名まで使い、敏感に自然の変化を呼び分けていました。
365÷72=5.0694、なんと5日ごとに、「おお雷乃収声になったよ」とか「もう蟄虫坏戸だよ」とかやっていたとしたら、忠実(まめ)というかヒマというか、少なくともいまのワタシには無理・無縁の教養溢れる生活だったものです。
ただ、草木の様子を見ていると、案外にこの七十二候のリズムで自然は動いているのかなと思わないでもありません。わりとシツコイ系のクサギの花がもはや枯れ果て、閉じた赤い萼が髪飾りのようになりました。
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そして気の早いものはその萼を開きかけてはいても、そこから覗く実はまだまったく色づいていません。これが七十二候をあと二つほど刻むと、あの剽軽な色と形に変わるわけで、ワタシもそろそろ長袖シャツを引っ張り出すことにします。

過去のきょう 2016 クロモジ 2015 シナアブラギリ 2014 カラムシ 2013 ムラサキナツフジ(サッコウフジ) 2012 オトコエシ 2011 マコモ 2010 キセワタ 2009 マルバハッカ(アップルミント) 2008 ギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ) 2007 ソテツ(雄株) 2006 アシタバ 2005 シロミノコムラサキ 2004 フジバカマ

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9月19日(火) ヤブツルアズキ

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ずいぶん前には近所の線路際で撮影できたヤブツルアズキがいつの間にか消え失せました。久々の再会場所は河原の湿地で、名前どおり藪のなかでした。
やはり劣悪な環境だったのか、以前の写真をいま見直しても、実は一つも写っていないのに比べ、今回はウハウハの稔り具合です。細くて長い莢の形からして、いまの小豆の祖先だということに素直にうなずけます。
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まだ若過ぎるのは承知で、豆を食べてみました。かすかな青臭さはあっても素直な味で、完熟どきが期待できます。小豆ご飯くらい楽しめそうです。
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さて花です。じっくりとパーツをかき分けていたら、ニューッとのび出してくる物体(花の真んなかの白い穂)に肝を冷やしました。変な虫が現れたと思ったのです。
これは渦形の竜骨弁に格納された雌シベ・雄シベで、ワタシが翼弁を指でつまんだせいで出てきたのでした。指を離すと、シベはシュッと竜骨弁に潜るのです。
これは、飛んできた虫が翼弁にとまったときに花粉を媒介させるしかけでしょう。巧妙というか精密というか、こういう自然の技には驚くばかりです。

過去のきょう 2016 ハエジゴク(ハエトリグサ、ハエトリソウ) 2015 カンガレイ 2014 マキエハギ 2013 シシオクマワラビ 2012 テウチグルミ 2011 サンシュユ 2010 アオハダ 2009 フジマメ 2008 カラスウリ 2007 カゼクサ 2006 ミズキンバイ 2005 シロバナマンジュシャゲ 2004 ツリフネソウ

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9月18日(月) イタビカズラ(オオイタビを訂正)

<記事タイトルと本文の訂正> 完熟の実があまりに大きかったので、つい勘違いしてしまったようです。あらためて全体の写真を見ると、葉はオオイタビ(やや丸型)ではなくてイタビカズラでした。(2019年9月18日)
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おいしい実はいろいろあっても、これはかなり上位ランクになります。10個くらいを潰してヨーグルトのトッピングにしたら、朝の食卓が楽しくなります。
ただ、細かな種を気にしない太っ腹の人か、それを取り除く手間を惜しまないこまめな人か、楽しめるのはどちらかに限られるのがつらいところです。
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まだ熟しているものは少なかったものの、かつて見たこともないほど、イタビカズラが豊穣の稔りを見せていました。すでに何度もこの時期に見ている場所なので、ほかの木々でも感じるように、稔り具合は年によりけりなのでしょう。
これがそのまま黒紫色に熟れていくのをここで待ちたくなりました。あるいは、こういうお気に入りの草木で埋め尽くされた庭を持つとか、そんな叶いもしない夢を昼日なかに思い浮かべることは、案外に長生きの妙薬のような気がします。

過去のきょう 2016 アワブキ 2015 アワブキ 2014 オジギソウ 2013 シロバナヤマハギ 2012 センニンソウ 2011 オオバコ 2010 キレハノブドウ 2009 ボントクタデ 2008 ノダケ 2007 ヒトエスイフヨウ 2006 タカサブロウ 2005 ヒガンバナ 2004 シキミ

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9月17日(日) ユウガギク

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ユウガギクが主役でないことは明白な一枚です。このごろ、こういう顔のロボットをよく見るけれど、あのイメージってベニシジミから来ていたのでしょうか。
しかし、こんなにくたびれても蜜はあるようで、ずいぶん長いお食事時間でした。ユウガの名に反して姿は優雅ではなくなっても、野の花はタフなものです。
なお、優雅でないというのは言いがかりで、この菊のユウガは柚香、つまりユズの香りがするという意味です。ただし、まだこの香りは確認できていません。
花が咲き出したら香りはしなくなるという話もあって、花のない時期に見つけられるかが課題です。基本的な野草なのでとっくに収録したはずと思っていたら、ブログにもHPにもなくて、ユウガギクにはとても申し訳ない初登場となりました。

<追録> あまりにユウガギクが不憫なので、違う写真を持ち出したものの、こちらはハナムグリが主役でした。おまけに小さなアブ(白矢印)まで乱入してきて、ユウガギクの不憫度はさらに増してしまいました。(2017年9月22日)
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<補注> 申し訳ないことに、またもやユウガギクには「刺身のつま」になってもらいました。(2019年9月14日

過去のきょう 2016 トキリマメ 2015 マウンテンミント 2014 キハギ 2013 ベニシダ 2012 ヒトエスイフヨウ 2011 キミガヨラン 2010 トウゴマ 2009 トウガン 2008 コバノカモメヅル 2007 ハシカグサ 2006 コウヤマキ 2005 ヌルデ 2004 ワレモコウ

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9月16日(土) ヤマグワ

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いつも旧盆のころから目につき始めるのがこの変なネットです。果樹の袋がけを思わせはしても、クワの枝にそんなことをする酔狂人はいないでしょう。
クワのほかにサクラエノキでも、同じように白い網で覆われた枝を見ます。覆われた葉は葉脈見本のように透けてきれいになるので、なにかの食害にあっているのだろうとは思いながら、これまでマジマジ見ることはしませんでした。
170916kuwa2ところが、今回は目の高さにこれがありました。ゲゲゲ、ゾワゾワ!です。なにか蛾の幼虫らしく、自分たちでネットを張って快適空間を作るのでしょう。なかの葉を食べ尽くすと飛び立つようで、写真上方には彼らの排出物だらけの空き家があります。
しかしまあ、蛾ってこんなに必要なんでしょうか。世のなかが蛾だらけになってしまうじゃないか、なんかの鳥はこれ餌にしないんか!とかブツブツ言いながら、これ以上接近するのも恐ろしく、スタコラとこの場をあとにしました。

過去のきょう 2016 プルメリア 2015 スネイルフラワー 2014 シュウブンソウ 2013 ミケリア(ミケリア・マウダイエ) 2012 ママコノシリヌグイ 2011 マルバアメリカアサガオ 2010 ミズアオイ 2009 カンレンボク 2008 モミジガサ 2007 アオツヅラフジ 2006 サルスベリ 2005 ヒネム 2004 ツルボ

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9月15日(金) コカモメヅル

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うれしさで手が震えたせいか、酷い写真です。しかし、ド拡大になった我が指先と比べれば、コカモメヅルの花のささやかさと撮影難度がわかろうというものです。半月前、どうしても見つけられなかった「開いた花」を、この日は極レアであっても、こうして見つけることができました。出直し作戦の勝利です。
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そのレアさを示す写真がこちらです。前回と同じく、お口を閉じた花ばかりです。ただ、カイザー髭のように180度開いた実はずいぶん増えていました。
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その実のできたて状態です。現在、開き角は90度、ここから長さをのばしながらグイグイ開いていくわけです。この実が割れ、綿毛をつけた種が飛び始めるころ、またここに来てみましょう。言い訳のいらない、きれいな写真が撮れるよう願いつつ…。

過去のきょう 2016 シマツナソ(モロヘイヤ) 2015 センニチコウ 2014 ミツバウツギ 2013 ヒメガマ 2012 イイギリ 2011 エノキ 2010 マルバチシャノキ 2009 ソクズ 2008 ヤマジノホトトギス 2007 コボタンヅル 2006 トキリマメ 2005 ホワイトベルベット 2004 タラノキ

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9月14日(木) ヤマブキ(一重)

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♪いまはもう秋、誰もいない海…じゃなくて野道で異なモノ、ハケーン!。これはどう見てもヤマブキです。しかして、本来の花どきからは5カ月経過しています。
さいたま市の月別平均気温は、4月は13.4度なのに対し、9月は22.7度です。倍とは言わなくても完全に違います。しかも、前月からは5度以上も上昇する4月に対し、8月から4度近く下がる9月なので、変化傾向としてもまったく逆です。
では、気温ではなく日照時間かと思い調べたら、意外なことを発見しました。さいたま市の過去30年の平均では、9月130.8時間に対し、4月は175.9時間でした。春先の方が日焼けしやすいと俗に言うのは、けっこうアタリです。
結論として、ヤマブキの気持ちはわかりませんでした。♪知らん顔して人がゆきすぎても…いいじゃないですか。ワタシ、咲きたかったんです!!

過去のきょう 2016 ウスギコンロンカ 2015 エビヅル 2014 ツリガネニンジン 2013 サルトリイバラ(サンキライ) 2012 オオエノコログサ 2011 アメリカアサガオ 2010 トウテイラン 2009 コヤブラン 2008 フユイチゴ 2007 ノアサガオ 2006 ガマズミ 2005 ニラ 2004 ハナゾノツクバネウツギ(アベリア)

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9月13日(水) アカソ

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茎や葉柄が赤いのでアカソ(赤麻)です。赤はそのままとして、ソは麻とか苧(ちょorそ)の字を当てます。似た用途(茎から繊維を取る)のカラムシの別名にアオソ(青苧)があり、昔の人々は二つをセットで考えていたことが偲ばれます。
花は終わってボンボリのような実の時期でした。写真で残念なのは、アカソの葉の典型とされる大きな三裂がなかったことです。この場所には幾株かあったのに、図鑑的な葉形は皆無で、花の撮影とともに来夏に課題を残しました。
また、裂けていないからコアカソかという疑問も残ります。だいたいの葉には片側9個か10個の鋸歯があり、コアカソならこれが8個以下だというので、今回のこれはアカソとしておくとして、もう少しハッキリした被写体に会いたいものです。

過去のきょう 2016 スパティフィラム 2015 シロバナシナガワハギ(コゴメハギ) 2014 キササゲ 2013 ナンバンギセル 2012 ナツユキカズラ 2011 オウゴンニシキ(オウゴンカズラ) 2010 キバナキョウチクトウ 2009 マルバタマノカンザシ 2008 ノシラン 2007 オオブタクサ 2006 キツネノマゴ 2005 ウラハグサ(フウチソウ) 2004 フジ

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9月12日(火) ヌルデ

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今年の「小さな秋・1号」です。まだまだ、ジッとしていても汗がにじむ日の繰り返しでも、草木は確実に様子を変えていて、気持ちが楽になります。
ただ、せっかく寛いだ心に陰がよぎることもあって、それはヌルデの過去掲載を確認して味わいました。12年前の初回登場は9月17日で、なんとそのときは花が咲いています。今年はと言うと、花は先週あたりでもう終わっています。
つまり、2005年VS2017年だけ見るなら、開花時期(と黄葉開始)が10日ほども早まっているのです。さらに2010年には9月24日に開花をとらえ、その木ではまだ葉が緑です。2010年対比だと、狂いは20日ほどにも開きます。
もちろん、雄株・雌株の差もあるし、場所も違うので、これくらいは誤差のうちなのか、あるいは今年だけ異常なのか、素人のにわか判断はやめておきます。妙な台風やハリケーンの被害にも目をつぶりましょう。おっと、あんなハリケーン被害が出ても、あのハゲ隠しオジサンは「地球温暖化はでっち上げ」と言い続けるんでしょうか。

過去のきょう 2016 アンジェラ(つるバラ) 2015 ミソナオシ 2014 ハンゲショウ 2013 モクレイシ 2012 カナムグラ 2011 クルクマ 2010 タコノアシ 2009 シュウカイドウ 2008 マルバルコウ 2007 キツリフネ 2006 ツユクサ 2005 ハギ 2004 ヒガンバナ

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9月11日(月) コバノカモメヅル

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コカモメヅルらしきものが疑惑のままだというのに、こちらコバノカモメヅルは通算四度目の登場です。スケール代わりの指は二度目に写っているので、今回は出しゃばるのをやめ、大きさを文字で示すと、葉の長さが3cmにやや欠けるくらいです。
そして、今回の写真の肝は実です。枯れて割れたあとの姿がコバノカモメヅルを見つけた最初であり、以降は花にばかり気を取られていました。
冬の写真を見直すと、実はけっこう連続して並んでいるのに、今回、総延長5mほどにも及ぶ蔓で見つけた実はこれ一つでした。来月あたりになれば、蔓にプラプラと下がっているはずではあっても、花のない蔓を見つけられるかが不安です。

過去のきょう 2016 ダイサギソウ 2015 メリケンムグラ 2014 ナナコバナ 2013 ミズタマソウ 2012 ウラジロガシ 2011 カジカエデ(オニモミジ) 2010 カラムシ 2009 シオン 2008 ドイツトウヒ 2007 オオカメノキ(ムシカリ) 2006 イボクサ 2005 ダールベルグデージー 2004 ニラ

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9月10日(日) キレハノブドウ

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俄雨にたたられながらの野歩きもまんざら悪くなくて、その切れ込み具合が見どころの葉がきれいに洗われ、みずみずしく水滴を宿していました。まだまだ降り足りないと言いたげな厚い雲のせいで、逆光写真もシックに収まりました。
前にこのキレハノブドウを載せたときは、ふつうのノブドウの品種(forma)であるこれをどう扱うべきか悩んだ形跡ありありでした。しかし、あれから幾歳月、いまはもう迷いゼロで、品種だろうが変種だろうがなんでもござれです。
どうせ踏み込んだ数寄の道、「違いのわかる男」にならなければ、費やした時間が無駄というものです。ただし、詰め込んだ知識がオツムに残っていてくれるかはまた別問題であることが老いの道楽のつらいところです。

過去のきょう 2016 イヌビワ 2015 ギンコウボク 2014 アキカラマツ 2013 コクチナシ(ヒメクチナシ) 2012 イワガネゼンマイ 2011 カワラケツメイ 2010 ヤナギタンポポ 2009 メドハギ 2008 ノシバ 2007 ハネミギク 2006 ヤハズソウ 2005 イチイ 2004 ヤマボウシ

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9月9日(土) ナス

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いきなりドンと茄子です。じつはここには11年ぶりの登場です。そのとき嘆いた「花と実がうまく一つの画面に入らない」問題はその後も同じで、いつかもう少しマシな写真を載せたいと思いながら、ここまで来てしまいました。
なので、この畑のオーナーさん、ありがとう!です。蔓を横に誘引してくれたせいなのか、念願だった実と花のきれいなツーショットが撮れました。しかも、丸かったり長かったり変化に富む茄子のなかで、この形こそ自分の茄子イメージ!でした。
そして、茄子の周りにはトマトシシトウが見えていて、なんともほのぼのと、これが家庭菜園だ!という様子です。毎日必要なだけの野菜をちょんちょんと摘んで台所へ向かう…猫の額の我が家ではとても困難な夢の暮らしです。

過去のきょう 2016 ネコノシタ 2015 ノコギリソウとセイヨウノコギリソウ 2014 アキニレ 2013 ミドリヒメワラビ 2012 ゴンズイ 2011 イヌザクラ 2010 サジガンクビソウ 2009 シュロソウ 2008 ガンクビソウ 2007 キレンゲショウマ 2006 カラスウリ 2005 マメアサガオ 2004 マーガレットコスモス

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9月8日(金) ツブラジイ

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いわゆるシイノキにはスダジイとツブラジイがあって、二つは幹や葉で見分けるのはけっこうむずかしいと言います。ならばこの木をツブラジイとした根拠はどこにあるかと言えば、それはまだ殻斗から顔を出さないドングリなのです。
かつて同じ秋口に写したスダジイのドングリは、つい「男の赤ちゃんのあそこ」などとはしたない表現をしたほど、先が尖っていました。対してこちらは丸々です。丸→円(まる)→円(つぶら)というわけで、これがこの木の名前になりました。
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じつは春にこの木がムンムンと花を匂わせていたとき(↑2016年5月中旬撮影)は、てっきりスダジイだと思って掲載をスルーしていました。
さて、あとひと月ふた月すれば、この丸い殻斗が剥けて、なかからスダジイよりずっと寸足らずのドングリが飛び出てくるはずです。スダジイと同じく生で食べることができるので、リスさんに負けないよう、いまから前歯を鍛えて(?)おきます。

<補注1> やや不完全燃焼の「ツブラジイ試食記」はこちらです。(2017年11月9日)
<補注2> 花が盛りの写真をあらためて掲載しました。(2019年5月24日
<補注3> 果穂が去年のものと今年のものでハッキリ分かれていることを確認しました。(2019年8月30日

過去のきょう 2016 ドラセナ・レフレクサ 2015 イチイ 2014 ナンバンギセル 2013 アメリカノウゼンカズラ(黄花) 2012 ナガエコミカンソウ(ブラジルコミカンソウ) 2011 シラヤマギク 2010 ゴジカ 2009 キツリフネ 2008 ミヤコグサ 2007 ギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ) 2006 キカラスウリ 2005 ナガホノシロワレモコウ 2004 シュクシャ

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9月7日(木) ツユクサ(白花種)

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今年は白に好かれているのか、つい先日、レンゲショウマとモミジアオイの白花種を載せたばかりなのに、ツユクサの白まで見つけてしまいました。
このように色が抜けたツユクサの存在は2008年の記事に書いているので、そのころには知っていたし、当時から気にはしていたはずで、今回の初めての出会いにはかなりのヤッター感がありました。ただ、咲いていたのはたった一輪だし、比較すべき正常品もそばにはなく、しかもこんなドンヨリ空の下でした。
こんな満足と不満が綱引きをしているような気持ちをどうしたものか悶々としながらも、歩き続けるしかないっしょ!と己を鼓舞する日々は続きます。

<追録> とてもショックなことに、この記事の10年以上も前にもっと完全な白花のツユクサ(f. albiflora)を見ていました。それをコロッと忘れて探し回っていたのだから、認知症がかなり心配です。(掲載:2018年10月26日、撮影:2005年7月22日)
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過去のきょう 2016 スギモリケイトウ 2015 アッケシソウ 2014 ミズメ 2013 エビネ 2012 コマツナギ 2011 ウワミズザクラ 2010 ヒシ 2009 ヤマナシ 2008 ハグロソウ 2007 サラシナショウマ 2006 コブナグサ 2005 ウコン 2004 ママコノシリヌグイ

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9月6日(水) コウゾ

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かつて雌花だけしか写せなかったコウゾがひょっとして実をつけていないか、再訪問してみました。しかし、見上げる目には虚しく葉っぱしか映らず、ガックリと頭を垂れたその視線の写真がこれ(↑)です。
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え!?これって実生苗!?しかもあちこち、いっぱいです。実生ができてる=種が落ちてる=実ができてる…です。元気を取り戻した目で再び樹上を探しまくると、たった1カ所だけ、怪しい物体がついた(絡まった?)枝(↑)がありました。
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これはほぼ間違いなく、あの雌花の「その後」です。勇んで擂り潰してみました。うーん、いけません。これが種でしょ!と言う物体は出ませんでした。

たぶん時期が遅すぎて、受精しなかった軽い実だけ枯れ残っていたというのがいまのところの推測です。しかし、実生苗があったのだから勇気凛々です。来年こそ、これがコウゾの実!というのを見つけ、試食レポートもしてみたいものです。

<補注> まったく別の場所でのこととは言え、雌雄異株タイプのコウゾの雄株と思われる木を見つけました。つまり、上の記事の場所でも、どこか近くにそんな雄株が存在する可能性が考えられます。(2018年4月19日)
<追録> 上の記事より2カ月ちょっと早い時期、もう少し「実らしい」状態をとらえることができました。(撮影:2018年6月25日、下2枚とも)
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地面にはそれとわかるものがいくつか落ちていて、潰してみると種らしいものが入っていました。コウゾの実(と種)問題はわずかながら光明が見えてきた感じです。
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過去のきょう 2016 ディジゴセカ(ディジゴセカ・エレガンティシマ) 2015 エゾノコリンゴ 2014 ヒヨドリバナ 2013 ヒトツバハギ 2012 オニバス 2011 アマクリナム 2010 ツノナス(フォックスフェイス) 2009 イチヤクソウ 2008 ヤマシャクヤク 2007 ウワミズザクラ 2006 ギンドロ 2005 リコリス・オーレア 2004 イタドリ

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9月5日(火) クマツヅラ

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無限花序のその後です。あまり学術的な言葉は使いたくないとは思っていても、無限花序のようなお決まり用語は避けにくく、前回、つい使ってしまいました。
ただ、「無限ってウソでしょ」みたいな冷やかしの気持ちがあったので、どのくらいまでのびれば無限なんてホラをこけるのか、確かめたかったのです。
ほぉほぉ、これはたいした長さです。しかも、夏を乗り越えてまだ新しい花穂ができているので、穂の長さが無限なだけでなく、穂の数まで無限だから無限花序なのだ!という「はた衛門珍説」をまたまたでっち上げてしまいます。
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さて、その花序についた花のその後はどうなるかというと、ゴミでした(笑)。恐ろしい数の種がパラパラと散布され続けるわけで、これだけ粘り強いクマツヅラを絶滅危惧種に追い込んだ人間の悪辣さにはほとほと呆れます。

過去のきょう 2016 ハゲイトウ 2015 ウンラン 2014 アベマキ 2013 モミジガサ 2012 ランタナ 2011 シマトネリコ 2010 ツリガネニンジン 2009 フジカンゾウ 2008 ムカゴイラクサ 2007 タムラソウ 2006 ナンバンギセル 2005 ヒメマツバボタン 2004 モクレン

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9月4日(月) エノキ

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エノキの葉裏が変なことになっていました。虫こぶだろうと思ったら、枝葉にこぶがなくて、ただ白い綿(またはカビ)のようなものが付着しているだけです。
そのうち、この物体の一つがヒラヒラと舞い、ワタシの手の甲に! ひえー、いくら野歩きで虫類には慣れたとは言え、正体不明のこれにはゾッとしました。
さて調べてみると、エノキワタアブラムシというのがこいつの正体でした。綿でもカビでも虫こぶでもなく、この白いホワホワすべてがアブラムシなのです。エノキの汁を吸い、自分は粘性の液体を排泄するんだそうで、そのオシッコ(ウンチ?)は甘いという記述を見かけました。世のなかには勇気ある人がいるものです。

過去のきょう 2016 キリ 2015 マテバシイ 2014 トクサ 2013 ムベ 2012 コンテリクラマゴケ 2011 ヒャクニチソウ(矮性) 2010 イチビ 2009 オオリキュウバイ 2008 アズマカモメヅル 2007 クロホウシ 2006 イトススキ 2005 アメリカノウゼンカズラ 2004 フサケイトウ

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9月3日(日) バアソブ

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とても元気な婆さまの様子を載せたのが7月末のことでした。その後のジメジメ・ムシムシにもお変わりなく、達者でいらした結果の写真がこれです。
花がうつむいて開いたあと、段々に空を向く順序を示した前回の写真に、今回のこの様子はしっかりつながります。ガッチリ太めだった雌シベの付け根(花床)がそのまま膨れ上がって、まるで蓋をしたお鍋(写真左下)のようです。
たぶん、熟すとこの蓋がとれて、なかから多くの種がこぼれ出すしかけでしょう。これだけ矍鑠(かくしゃく)としているのだから、株数が増えていたのも納得です。秋風が涼しくなったころ、想像どおりに蓋が開くかどうか、密かな楽しみです。

過去のきょう 2016 レックスベゴニア 2015 レモングラス 2014 オオモクゲンジ 2013 ダイコンソウ 2012 シマトネリコ 2011 ヘラノキ 2010 トレニア(ハナウリクサ) 2009 オオマルバノホロシ 2008 メボウキ 2007 ゲンノショウコ 2006 サワギキョウ 2005 ガガイモ 2004 ラッカセイ

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9月2日(土) アカマツ

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いままでは単独で生えている(あるいは植えられた)ものばかり撮ってきたアカマツなのに、今回は団体で登場です。当然ながら、庭の松とは違って剪定などされず、互いが競うようにまっすぐ(とも言いにくいか・笑)空を目指しています。
じつは先月お盆のころ、京都五山の送り火を取り上げたTV番組を見ました。そのなかに、薪職人さんという人が出てきて、この人が言うには「送り火(妙法)の薪は赤くてきれいな火になるアカマツでないとあかん」のだそうです。
同じ松でもクロマツだと油分が少なくて燃えにくいし、杉だと火勢が強過ぎて危ないそうで、じゃあ梅の木だと?なんて絡むのはやめておかないと、あちらの世界にお帰りになった人々から「馬鹿者!」と叱られてしまいます。

<過去掲載のアカマツ> 雪吊り(2010年1月1日)、幹折れした樹形(2011年1月1日)、剪定された樹形(2009年1月26日)、雪折れして材質を見せた幹(2014年2月25日)、雌花・雄花(2011年5月26日)

過去のきょう 2016 カゴノキ 2015 ウリハダカエデ 2014 キツネノマゴ 2013 ヤマボウシ 2012 カナムグラ 2011 ハナトラノオ(カクトラノオ) 2010 シロネ 2009 ツルガシワ 2008 ミズカンナ 2007 ヒメシロネ 2006 イヌタデ 2005 ハス 2004 ピンクノウゼンカズラ

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9月1日(金) ヒルムシロ

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今回撮れたのがもしこの写真(↑)だけだったら、水面に近づけなくて歯ぎしりした去年の二番煎じになってしまいます。
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ところが!なのです。今回は心置きなく迫ることができました。ぷっくりと膨らんだ実がことさらかわいらしく見えます。
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そして、これが実になる前、雌性期の花です。ヒルムシロは雌性先熟タイプの両性花であり、この天使の羽のように2枚ずつ展開しているパーツが雌シベです。
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さらに、1本の花穂は雌性段階からこのように姿を変え、雄性期になります。

…というようなことを詳述・詳解した図鑑が手元にはなく、上に書いたことにはあまり自信が持てません。そのうち、ウチのメダカ池にヒルムシロが生え、毎日ジトーッと観察することができるという幸運を祈り続けることにします。

過去のきょう 2016 イヌトウバナ 2015 ミズキンバイ 2014 ムクゲ 2013 シュウブンソウ 2012 ヤブデマリ 2011 ハリギリ 2010 トウワタ(アスクレピアス) 2009 キバナアキギリ 2008 ケンポナシ 2007 アゲラタム 2006 ヘクソカズラ 2005 センニンソウ 2004 マツムシソウ

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