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9月8日(金) ツブラジイ

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いわゆるシイノキにはスダジイとツブラジイがあって、二つは幹や葉で見分けるのはけっこうむずかしいと言います。ならばこの木をツブラジイとした根拠はどこにあるかと言えば、それはまだ殻斗から顔を出さないドングリなのです。
かつて同じ秋口に写したスダジイのドングリは、つい「男の赤ちゃんのあそこ」などとはしたない表現をしたほど、先が尖っていました。対してこちらは丸々です。丸→円(まる)→円(つぶら)というわけで、これがこの木の名前になりました。
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じつは春にこの木がムンムンと花を匂わせていたとき(↑2016年5月中旬撮影)は、てっきりスダジイだと思って掲載をスルーしていました。
さて、あとひと月ふた月すれば、この丸い殻斗が剥けて、なかからスダジイよりずっと寸足らずのドングリが飛び出てくるはずです。スダジイと同じく生で食べることができるので、リスさんに負けないよう、いまから前歯を鍛えて(?)おきます。

<補注1> ツブラジイの試食はやや不完全燃焼でした。(2017年11月9日
<補注2> 花が盛りの写真をあらためて掲載しました。(2019年5月24日
<補注3> 果穂が去年のものと今年のものでハッキリ分かれていることを確認しました。(2019年8月30日

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