9月20日(水) クサギ
季節の移ろいというのはまことに慌ただしいものです。二十四節気で言えばそろそろ秋分であっても、昔の人はそれをさらに三分割する七十二候という季節名まで使い、敏感に自然の変化を呼び分けていました。
365÷72=5.0694、なんと5日ごとに、「おお雷乃収声になったよ」とか「もう蟄虫坏戸だよ」とかやっていたとしたら、忠実(まめ)というかヒマというか、少なくともいまのワタシには無理・無縁の教養溢れる生活だったものです。
ただ、草木の様子を見ていると、案外にこの七十二候のリズムで自然は動いているのかなと思わないでもありません。わりとシツコイ系のクサギの花がもはや枯れ果て、閉じた赤い萼が髪飾りのようになりました。
そして気の早いものはその萼を開きかけてはいても、そこから覗く実はまだまったく色づいていません。これが七十二候をあと二つほど刻むと、あの剽軽な色と形に変わるわけで、ワタシもそろそろ長袖シャツを引っ張り出すことにします。
365÷72=5.0694、なんと5日ごとに、「おお雷乃収声になったよ」とか「もう蟄虫坏戸だよ」とかやっていたとしたら、忠実(まめ)というかヒマというか、少なくともいまのワタシには無理・無縁の教養溢れる生活だったものです。
ただ、草木の様子を見ていると、案外にこの七十二候のリズムで自然は動いているのかなと思わないでもありません。わりとシツコイ系のクサギの花がもはや枯れ果て、閉じた赤い萼が髪飾りのようになりました。
そして気の早いものはその萼を開きかけてはいても、そこから覗く実はまだまったく色づいていません。これが七十二候をあと二つほど刻むと、あの剽軽な色と形に変わるわけで、ワタシもそろそろ長袖シャツを引っ張り出すことにします。
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