9月19日(火) ヤブツルアズキ
ずいぶん前には近所の線路際で撮影できたヤブツルアズキがいつの間にか消え失せました。久々の再会場所は河原の湿地で、名前どおり藪のなかでした。
やはり劣悪な環境だったのか、以前の写真をいま見直しても、実は一つも写っていないのに比べ、今回はウハウハの稔り具合です。細くて長い莢の形からして、いまの小豆の祖先だということに素直にうなずけます。
まだ若過ぎるのは承知で、豆を食べてみました。かすかな青臭さはあっても素直な味で、完熟どきが期待できます。小豆ご飯くらい楽しめそうです。
さて花です。じっくりとパーツをかき分けていたら、ニューッとのび出してくる物体(花の真んなかの白い穂)に肝を冷やしました。変な虫が現れたと思ったのです。
これは渦形の竜骨弁に格納された雌シベ・雄シベで、ワタシが翼弁を指でつまんだせいで出てきたのでした。指を離すと、シベはシュッと竜骨弁に潜るのです。
これは、飛んできた虫が翼弁にとまったときに花粉を媒介させるしかけでしょう。巧妙というか精密というか、こういう自然の技には驚くばかりです。
やはり劣悪な環境だったのか、以前の写真をいま見直しても、実は一つも写っていないのに比べ、今回はウハウハの稔り具合です。細くて長い莢の形からして、いまの小豆の祖先だということに素直にうなずけます。
まだ若過ぎるのは承知で、豆を食べてみました。かすかな青臭さはあっても素直な味で、完熟どきが期待できます。小豆ご飯くらい楽しめそうです。
さて花です。じっくりとパーツをかき分けていたら、ニューッとのび出してくる物体(花の真んなかの白い穂)に肝を冷やしました。変な虫が現れたと思ったのです。
これは渦形の竜骨弁に格納された雌シベ・雄シベで、ワタシが翼弁を指でつまんだせいで出てきたのでした。指を離すと、シベはシュッと竜骨弁に潜るのです。
これは、飛んできた虫が翼弁にとまったときに花粉を媒介させるしかけでしょう。巧妙というか精密というか、こういう自然の技には驚くばかりです。
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