番外編 : あぜ

きょうの本編(アゼオトギリ)で、「あぜ」に当てるべき字について疑問を持ちました。図鑑の多くは「畦」の字を採ってはいても、畔や畝も「あぜ」と読むからです。
漢字の意味を尋ねれば、図鑑でメジャーな「畦」は「あぜ」であるとともに「うね」であり、「はたけ」を治める農夫をいうともあります。また「畝」は音も「うね」であるし、そもそもは「田地の面積の単位」とあります。つまり、畦と畝は「瑞穂の国」の田んぼよりも、湿り気とは縁遠い畑にまつわる(はた衛門珍説)文字のように思えるのです。
これに対して「畔」は「くろ」であり、「くろ」は関東以北で古く田んぼの「あぜ」のことをこう呼んできた言葉です。さらに、字義的には「水のほとり」ともあり、アゼオトギリの特性を示すには最適の文字だと言えます。
ということで、はた衛門的にはアゼオトギリは畔弟切だと思うことにしました。もっとも、動植物の名前はカタカナ書きというありがたい慣行があるおかげで、こんな自説を世間の批判に晒す面倒は免れることができます。
漢字の意味を尋ねれば、図鑑でメジャーな「畦」は「あぜ」であるとともに「うね」であり、「はたけ」を治める農夫をいうともあります。また「畝」は音も「うね」であるし、そもそもは「田地の面積の単位」とあります。つまり、畦と畝は「瑞穂の国」の田んぼよりも、湿り気とは縁遠い畑にまつわる(はた衛門珍説)文字のように思えるのです。
これに対して「畔」は「くろ」であり、「くろ」は関東以北で古く田んぼの「あぜ」のことをこう呼んできた言葉です。さらに、字義的には「水のほとり」ともあり、アゼオトギリの特性を示すには最適の文字だと言えます。
ということで、はた衛門的にはアゼオトギリは畔弟切だと思うことにしました。もっとも、動植物の名前はカタカナ書きというありがたい慣行があるおかげで、こんな自説を世間の批判に晒す面倒は免れることができます。
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