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7月31日(月) アゼオトギリ

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アゼオトギリの特徴を示す言葉に「叢生」というのがあって、ふだんあまり目にしない叢の字のために、意味が理解しにくいところがあります。まして、叢が常用漢字ではないからと「そう生」と書かれると、さっぱりイメージが湧きません。
この叢生という言葉は植物界専用の言葉ではなく、歯医者さんでも使われます。いわゆる八重歯とか乱杭歯のことで、つまりは生え際が混雑した状態を指します。
そう思って見ると、この写真でも茎が根もとから複数出ていて、ここがスッキリしているふつうのオトギリソウとは違うことがわかります。また、叢生するせいか、茎は横に広がるようになり、草丈がオトギリソウよりやや低くなります。
あとは葉脈の凹みが深いとか、葉先がやや丸いとか、いくつか特徴はあっても、判断を一番助けるのは、「畦(畔)」というとおり低湿地に育つことです。おっと、畦と畔とはどう違って、どっちが適切かということもチラリと気にはなった(注)ものの、ここは「言葉って面倒なもんじゃなぁ」と唖然として(寒)終わることにします。

<補注> 「あぜ」に当てるべき漢字については、番外編にまとめておきました。
<追録> 花が終わってはいたものの、ふつうのオトギリソウ(↓)の茎が叢生せずに一本立ちしている様子を載せておきます。(2017年8月6日)
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番外編 : あぜ

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きょうの本編(アゼオトギリ)で、「あぜ」に当てるべき字について疑問を持ちました。図鑑の多くは「畦」の字を当ててはいても、畔とか畝も「あぜ」と読むからです。
漢字の意味を尋ねれば、図鑑でメジャーな「畦」は「あぜ」であるとともに「うね」であり、「はたけ」を治める農夫をいうともあります。また「畝」は音も「うね」であるし、そもそもは「田地の面積の単位」とあります。つまり、畦と畝は「瑞穂の国」の田んぼよりも、湿り気とは縁遠い畑にまつわる(はた衛門珍説)文字のように思えるのです。
これに対して「畔」は「くろ」であり、「くろ」は関東以北で古く田んぼの「あぜ」のことをこう呼んできた言葉です。さらに、字義的には「水のほとり」ともあり、アゼオトギリの特性を示すには最適の文字だと言えます。
ということで、はた衛門的にはアゼオトギリは畔弟切だと思うことにしました。もっとも、動植物の名前はカタカナ書きというありがたいお達しがあるおかげで、こんな自説を世間の批判に晒す面倒は免れることができます。

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7月30日(日) ツルウメモドキ

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しつこくも9度目の登場となったツルウメモドキです。ところが、記録を見ると夏はすっぽり抜けていて、5月のあとはいきなり10月、つまり花のあとは実がパッカリと割れた姿になっていて、この若々しい実をまだ載せていませんでした。
いまの時期、はち切れんばかりに膨らんだ実の緊張感がいいし、そのわりには柱頭の痕跡もしっかり残っていて、いかにも「若者」という感じです。葉も、なにかの食害に遭ってはいるものの、まだまだ緑深くて元気そうです。
最初に掲載してからすでに11年、いろんな場所でこの木を撮りました。悲しいことに、枯れたり抜かれたりした場所がいくつかあるのに、その分、新しい撮影場所が増えてここまで来ました。ツルウメモドキよ、永遠なれ!と応援しておきます。

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7月29日(土) バアソブ

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バアソブの花については、過去に二度載せていて、それはどちらももう少し見やすい写真でした。なのに、わざわざ今回、こんな雑な一枚を出すわけは?
一つはうれしかったことで、すごく株が増えていたのです。ですから、ようやく見つけた株を丁寧に撮った過去に比べ、テキトーに全体をパシャリです。
二つ目は新しい知識が増えた記録です。写真に番号と矢印を入れたとおり、開花直後のバアソブはうつむいていて、それが時間とともに空を向くようになるのです。雄シベや雌シベを風雨から守り、交配が終わると果実を陽に当てる作戦ではないかと勝手に推測したのものの、その当否は定かではありません。
もう一つ、記録しておきたいことがあって、バアソブの株は匂いがすると、この場所で教えてくれた婆さまがいたのです。残念ながら、どんなにクンクンしても、いつものことでワタシの鼻はサッパリではあっても、いまになって、あの婆さまはバアソブの化身だったのではあるまいか、と思うようになりました。炎天下の白昼夢です。

<補注> このあと、実ができて膨らんだ様子やそれが割れた様子を掲載しています。(2017年10月19日)

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7月28日(金) ツタ(ナツヅタ)

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ツタを写す場所には困らないというのに、まんまと花の時期を逃しました。写真の中央に、花びらと雄シベを落として、花とも実とも言いにくい状態のものがあるので、どうやら梅雨のさなかがツタの花どきだったと学びました。
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だからと言って、来年の梅雨を待つだけでは能がありません。今年の収穫は若い蔓の先にある吸盤です。いま風に言うならスパイダーマン!
ツタは、この吸盤(と俗に言うものの、負圧で吸い付くのではなく、繊毛を食い込ませている)と、もう一つ、気根で枝をのばしていきます。元・3出複葉(注1)という素性も面白いし、ありふれた植物と思っていたツタだけで、何年も「学習中」です。

<補注1> 3出複葉だった証拠をとらえました。(2018年5月27日
<補注2> ようやくツタの花をとらえました。(2018年6月30日

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7月27日(木) ウマノスズクサ

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いまごろになると、ついあの変なラッパを探してしまいます。今回だって、「あ、この葉はあれに間違いない」と思って、舐め尽くすように捜索したのです。
そしたら、「ゲゲ、これは!?」でした。最初は枯れた葉かなにか、ゴミかと思ったものの、触るとムニョムニョと動くのです。で、いっぱいいました。10匹ほど!
へー、これ、ジャコウアゲハの幼虫ですって。親御さんと面会したくて、しばしこの場でお待ちしたのに、この日はご都合が悪かったようです。
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おっと、ラッパです。何度見ても、この奇態には呆れます。おかしな花をつける草におかしな虫、まるで選ばれし者の競演というすばらしい空間でした。

<補注> 秋が深まってからこの花に出会ってしまいました。(2018年11月6日)

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7月26日(水) フユイチゴ

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以前、咲き残りの一輪を載せたのが9月の中旬でした。対して今回は旬の勢いで、本来は葉裏でひっそりしている花が、こんなに咲き誇っていました。
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真っ赤な実の輝きに比べると、萼や花茎の毛深さが対照的です。この花はまだ開いたばかりのようで、雄シベが淡くてきれいなクリーム色です。葯が開いて用済みになると、これが濃い茶色に変化してしまいます。
その雄シベの群れから長く突き出ているのが雌シベです。先が二股に割れているのがかろうじてわかります。ただし、その雌シベがいったい何本あるのかはまったく判別不能で、9年前と同じく「たくさん」とアバウトに逃げるしかありません。

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7月25日(火) カノコユリ

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カノコユリの別名は土用百合だそうで、そう言えばきょうは土用丑の日でした。今年の夏の土用は先週水曜が入りであって(明けは8月6日)、お花にしてはちょっと蒲焼き臭いぞ!という不平を除けば、なかなか適切なネーミングなのでした。
もう一つの別名が七夕百合で、こちらは旧暦での呼び方でしょうから、今年だと来月28日が七夕で、そのころまでは咲いていることになります。
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カノコユリが珍しくもなく乱れ咲いている(いた?)地では、澄まして鹿の子などとは呼ばず、季節名を冠する方が自然だったことは容易に想像できます。カノコユリがレッドデータから外れる日を夢見て、二つの別名を覚えておくことにします。

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7月24日(月) タマアジサイ

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8月14日8月6日8月3日と、タマアジサイをHPやブログに収録する日付けがだんだんに早くなってきて、ついに7月のうちの掲載です。
別に地球温暖化のせいでタマアジサイの開花が早くなったのではなく、蕾でも十分にタマアジサイであることがわかるようになったためです。あとはこのまま、蕾のない状態とか若葉の状態とかまで写せるようになれば万々歳です。

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7月23日(日) デンジソウ

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先日、近所のホームセンターで、デンジソウが「メダカの草」として売られているのを見つけました。自分が最初に誤解したように、これが羊歯であることを知らずに買った人から、「花が咲かない」とクレームがつくのではあるまいか、と心配です。
まあ、この四つ葉のクローバーと間違えそうな風体からして、早晩、商品化がされることはわかっていたわけで、「メダカの草」扱いも驚くことではないでしょう。
ただ、今回、天然自然のものを正午近くに写して、新たな心配が芽生えました。強い陽射し対策として、こうして葉を畳んでいたのです。これでは「四つ葉じゃなーい」と駄々をこねるお子ちゃまが出ること、間違いがありません。

過去のきょう 2016 キジョラン 2015 コマクサ 2014 マンリョウ 2013 シロバナキキョウ 2012 コマツナギ 2011 ガクアジサイ 2010 オオアワダチソウ 2009 エゴノキ 2008 クリ 2007 ミョウガ 2006 キヌタソウ 2005 ヒヨドリジョウゴ 2004 タブノキ

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7月22日(土) イヌエンジュ

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ヒヨドリが「なんだ、この木はぁ。いつ来たって葉っぱばっかりじゃん」と膨れっ面をしています。その下には苦虫を噛みつぶした顔のワタクシめがおりました。
去年、同じ木を今回より半月ほどあとにレポートしています。「犬」ではないエンジュが花を歩道に落とし始めたので、今年は去年より少し早めに出向いたというのに、まったく愛想のない木です。蕾の気配も実の痕跡も皆無です。
調べていると、イヌエンジュは10年も花を咲かせないことがあるという恐ろしい記述を見かけました。こいつがそのダンマリくんなのでしょうか。
ほかの場所のイヌエンジュを知っていればいいのに、くやしいことにここ(無茶遠い遊歩道)の1本しか観察対象の持ち合わせがありません。ヒヨドリと声を合わせて、「早く咲いてよ、イヌエンジューーー!」と急かしてきました。

<補注> 次の夏、無念にも花は枯れ果ていたものの、その痕跡を確認でき、サヤエンドウのような実を撮影することができました。(2018年7月28日

過去のきょう 2016 ウオトリギ 2015 カシワ 2014 メタカラコウ 2013 センジュラン 2012 キクイモモドキ 2011 パイナップルリリー 2010 ヒメヤブラン 2009 イヌヌマトラノオ 2008 オオダイコンソウ 2007 ヤブカラシ 2006 クリナム・パウエリー 2005 イヌゴマ 2004 ノブドウ

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7月21日(金) ワレモコウ

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漆黒の翅に魅せられてパシャパシャやったものの、さてあらためて考えると、このお方はただの葉っぱの上でなにをしているのでしょう。
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おっと、こっちでも終わった花穂の先で佇んでいます。クロバネツリアブというのは食事無用なのか(まさか・笑)、それとも休憩時間だったのか、美しい翅とともに、その優雅で端然とした振る舞いに惚れ込んでしまいました。
さてさて、きょうのお題はツリアブさんではなくてワレモコウ(1枚目写真)です。これまで4回登場しているなかで、時期的な最速は9月8日でした。まったくもってツリアブさんのおかげで、蕾もまだ判然としない7月に、葉だけを掲載することができたわけで、はた衛門のみならずワレモコウも大感謝でしょう。

<9月8日以後のワレモコウ> 9月17日:花 10月15日:銀色に枯れた葉、花 10月23日:ナガボノシロワレモコウとの比較(花、葉)

過去のきょう 2016 タマザキクサフジ(ツルレンゲ、クラウンベッチ) 2015 マルバアサガオ 2014 オガタマノキ 2013 センコウハナビ(ハマエンサス、ハマエンサス・ムルティフロールス) 2012 ノウゼンカズラ 2011 サンタンカ(イクソラ・シネンシス) 2010 ジャノヒゲ(リュウノヒゲ) 2009 エンジュ 2008 チングルマ 2007 ツボサンゴ・パレスパープル 2006 シロネ 2005 ハナヅルソウ 2004 アカメガシワ

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7月20日(木) キリ

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なかの種を飛ばし尽くして枯れきった去年の実と、みっちり充実してはち切れそうな今年の実、この木にはその両方がたくさんついていました。なんとなくニンマリしつつ、新旧の実をツーショットにしてみました。
その含み笑いのわけは根もとの杭で、「天皇陛下御在位20年記念」と麗々しく書かれていました。例の法案も無事に成立したし、この新旧の実よろしく、今上陛下もバトンタッチを待つばかりです。
植樹した9年前には、ご退位のことなど考えてもいらっしゃらなかったものやら。陛下の御心を慮るなど不敬の極みではあっても、このごろとみに「いつまで働けるものかいのぉ」と考えることが増えた爺さんとしては、なにやら眩しい被写体でした。

<過去掲載のキリ> 見上げた幹:2012年2月16日 花:2005年 5月6日 幼木:2014年6月27日 若木の巨大な葉:2013年7月30日 花蕾、葉、枝:2016年9月4日 割れた実:2005年12月20日

過去のきょう 2016 チャボガヤ 2015 アオギリ 2014 ヤマシャクヤク 2013 ムラサキシキブ 2012 フシグロセンノウ 2011 ヘリオトロープ 2010 クヌギ 2009 スジギボウシ 2008 ゴウソ 2007 シダルセア 2006 ラッカセイ 2005 セイヨウハッカ 2004 サツマイモ

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7月19日(水) トモエソウ

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噴水のように5本に分かれた雌シベを撮るつもりでグッと迫ったら、過去に学んだビヨウヤナギの雄シベの基部のことを思い出しました。
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失礼して一束をつまんでみたら、本当にまとまって取れました。ビヨウヤナギもトモエソウもオトギリソウ属の仲間だったことをいまさらに確認です。
あと、この仲間にはキンシバイヒペリカム類があるし、もちろん、属名になっているオトギリソウも忘れてはいけません…とキリッと締めようと思ったら、なんと、この属は300種もあるのだそうで、果てしもなく締まらない締めになりました。

過去のきょう 2016 アカバナルリハコベ 2015 ジュウモンジシダ 2014 ヒペリカム・ヒドコート 2013 アマチャヅル(雄花) 2012 ボタンクサギ 2011 ヨロイグサ 2010 チチコグサ 2009 メハジキ 2008 オオツヅラフジ 2007 チゴザサ 2006 ヤクシマハギ 2005 コバギボウシ(斑入り種) 2004 ヒメヒオウギズイセンとミズヒキ

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7月18日(火) コウゾ→カジノキ

<タイトル訂正&言い訳> 記事掲載時点でコウゾかもしれないと思ったこの木は、実が熟しかけてきたら、まるっきりカジノキでした。それがわかった記事はこちらです。いつもながらの「恥さらし」方式で、当初記事はそのままにしておきます。(2017年8月23日)
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ゴワついた葉の感じはカジノキだし、並んでたくさんぶら下がる実のつき方はヒメコウゾを思わせます。ということは、これは両者の雑種とされるコウゾが実をつけた姿だという可能性があることになります。
これまで自分が知っているコウゾ(2カ所)は、花は雌花しかつけず、花のあとには1個の結実も見ていないのです。それに対して、開花を見ていない初対面のこの木をコウゾではないかと思うのは、上記の見かけに加え、ここが埼玉の紙産地(コウゾは和紙の原料)である小川町にほど近い古街道沿いだったことです。
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念のため、同じ時期のカジノキの様子(↑)を掲げておきます。葉の違い(質・寸法)はわかりにくくても、実のサイズとつき方が自分には違って見えます。1枚目写真よりは1個1個が大きめで、かつ枝に連なるというよりは数個が固まっています。
コウゾはなかなかわからないことの多い木で困ります。ただ、今回勉強し直すなかで、とても興味深いレポートを見つけました。このような資料を参考にしながら、もう少しコウゾを追いかけてみようと思います。

過去のきょう 2016 イヌカラマツ 2015 イヌザクラ 2014 タイマツバナ(モナルダ、ベルガモット) 2013 ウワミズザクラ 2012 スズカケソウ 2011 ニンジンボク 2010 ゴボウ 2009 マツカゼソウ 2008 アオツヅラフジ 2007 シオデ 2006 ノハナショウブ 2005 サトイモ 2004 ジュズダマ

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7月17日(月) オオバギボウシ

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似たような写真はすでに掲載済みです。ただ、今回の「チュルルン」は、数は多いし密集度が圧倒的です。厳しい自主規制基準(?)をパスし、再掲載です。
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さて、チュルルンだけ喜んでいてはオオバギボウシが臍を曲げるでしょうから、美貌真っ盛りの姿も掲載してはおきましょう。
あらためて感心したのは花びらの質です。端はかなりの透け具合で、それが厚みを増すと純白に移行しています。透明な皮質が、空気の層を蓄えて白く見える(憶測)…軽薄なチュルルンだけではない、オオバギボウシの繊細な側面です。

過去のきょう 2016 シソ(アカジソ、アオジソ) 2015 チドリソウ 2014 サワグルミ 2013 ミソハギ 2012 コンロンカ 2011 エンビセンノウ 2010 ヤナギハナガサ 2009 マサキ 2008 ヤナギラン 2007 チダケサシ 2006 トモエソウ 2005 オイランソウ 2004 ヤブツバキ

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番外編 : 下手だなあ

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これがもし、野ウサギだけピタッと静止状態できれいに写っていたら素晴らしい(F1とかの写真で見る流し撮り)のに、なんとも無念です。
20mほど先で、正面向きで座っている彼(彼女?)と目が合ったときは、そのままのポーズで「はい、チーズ」できると思ったのです。7年前に出会ったピョン吉くんは、そのぐらいの距離で静止像を撮らせてくれたし…。
ところが、カメラを構えようとした刹那、このピョン子ちゃん(女性に決定・笑)、猛ダッシュ! 速い・速い。藪に飛び込むまで3回ほど、ピョーン、ピョーン、ピョ~ン!
この間のタヌ公も「なんだかね」の写真だったし、草木ばかり撮影していると、スピードへの対応がいけません…という反省はさておき、鳥や虫ではない自然の動物と、ときどきこうして会えるのはうれしいものです。まあ、会うのはできればこのぐらいのサイズまでにとどめておきたいですけれど。

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7月16日(日) ウバメガシ

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なにやら縁が薄かったウバメガシとも、ようやく仲良くなれそうです。去年の8月、二年成ドングリのその2年目の姿しか写せなくて臍を噛んだのがウソのように、1年目(赤矢印)と2年目がこんなに仲良くツーショットになってくれました。
当然ながら、1年目ドングリは2年目よりも新しい枝先につくわけで、これはこの春に花(雌花)を写していた学習が役に立ちました。
さてこうなると、あとはこの2年目ドングリのその後を追いかけ、網目模様の殻斗にくるまれたままの完成形を写すことが残された課題です。このまま全員がゴールするのは無理でも、できるだけ生き残ってほしいものです。

<補注> 10月に入り、ドングリはずいぶん立派な体型になっていました。(2017年10月2日

過去のきょう 2016 トウジュロ 2015 クリ 2014 シモツケソウ 2013 アオギリ 2012 ワラビ 2011 ヒトツバカエデ 2010 ヒマラヤヤマボウシ 2009 ヤブマオ 2008 モクゲンジ 2007 クレオメ 2006 アサザ 2005 ヒメヒオウギズイセン 2004 リアトリス

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7月15日(土) 斑入りバナナ(ムサ・アエアエ)

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ハワイでは王族しか食べることが許されなかったというバナナです。たしかに、この飽食日本でも、そんじょそこらの果物売り場では見ることがありません。
苗は多少販売されているものの、それは1万円超で取引されていて、日本人のゲテモノ愛好体質には呆れてしまいます。だって、こんなバナナ、気色悪いだけだし、もしかして完熟したら、縞模様は消えて全面真っ黄色とか?(未確認)
ただ、大きな温室のなかでも、この縞々の実と葉は目立ちます。こういうものをワサワサ植え込んだ庭をリムジンで走り抜ける…なんて体験ツアー、ないですかね。

過去のきょう 2016 アレチハナガサ 2015 バイカモ(ミシマバイカモ) 2014 キンシバイ 2013 ホウキモロコシ 2012 ワイヤープランツ 2011 コリアンダー(コエンドロ) 2010 アーティチョーク(チョウセンアザミ) 2009 イヌビワ 2008 ムラサキバレンギク 2007 イチジク 2006 ヒマワリ 2005 オオエノコログサ 2004 ユリ(品種不詳・カノコユリ系)

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7月14日(金) ユクノキ

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雪のように白い花をつけるので「雪の木」で、それが転訛してユクノキ…この木の名前についての定説です。その花は夏場につくはずで、さぞかし涼しい眺めでしょうに、残念ながら今年も、花のハの字も見ることはできませんでした。
それでも、稜線を吹き渡る風は娑婆よりはずっと心地よく、ここまでのエッチラオッチラは十分に癒やされます。フジを思わせる葉(ユクノキにはミヤマフジキという別名あり)も、サヤサヤと涼しげに風に揺れます。
などというのはほぼ負け惜しみで、いやあ、花を見たかったです。自分の周囲ではどこにでもある木ではないので、少しずつ時期を変えてここに通うのが、「雪の木」を得心できる一番の近道だろうと思っています。

過去のきょう 2016 セイヨウヤブイチゴ(ブラックベリー) 2015 ユリノキ 2014 シマススキ 2013 クロモジ 2012 トチバニンジン 2011 ノウゼンカズラ 2010 ベニバスモモ(ベニスモモ) 2009 ミヤギノハギ(ナツハギ) 2008 ジュンサイ 2007 チョウセンシラベ・シルバーロック 2006 カランコエ 2005 マルバマンネングサ 2004 ホテイソウ

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7月13日(木) コシロノセンダングサ

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いつも行く体育館のトレーニングルームに変な人が一人いて、マシンを絶対ふつうに使わないのです。ストレッチだって、よく考えるなぁと感心するほど、彼オリジナルのものばかりで、全身から「人と同じはイヤ」オーラを発しているのです。
この暑さのなかでコシロノセンダングサの花を見つけて、ついその彼を思い浮かべてしまいました。前に見つけた開花は12月後半です。しかして、図鑑的なこの草の開花時期は9月から11月なのです。はずしまくりです。
体育館の彼(まだ若い)を見ると、「この人、ふつうの職場には絶対になじめないだろうなあ」と考えるし、季節はずれの白い花びらを見ては「そこまで地球がおかしいのかい」と聞きたくなるし、横町の爺さんはけっこうお節介です。

過去のきょう 2016 ホタルイ 2015 ハラン 2014 アオジクユズリハ(イヌユズリハ) 2013 ハス(古代蓮) 2012 シマトネリコ 2011 ハナハッカ(オレガノ) 2010 タマゴタケ 2009 タカトウダイ 2008 オタネニンジン 2007 セイヨウニンジンボク 2006 チドリソウ 2005 ヘメロカリス 2004 ヘクソカズラ

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7月12日(水) アカガシワ

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雪辱を期したつもりが恥の上塗りになりました。ことの始まりは先月中旬で、葉の形からアカガシワと判断したのです。ところがそのあとで名標板をつけたピンオークに会い、半月前に見たあの木もピンオークだったのだとタイトル訂正したのです。
ところが今回、これも名標板がついているアカガシワに会いました。よしよし、これで半月前のドジは完全帳消しにできるぞ!とご満悦でした。
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で、ご満悦ついでに両者の比較写真を作りました。いままで漠然と切れ込みの深さが違うと思っていたのに、こうして比べると、違いは深さではなく、裂片の形にあることに気づきます。ピンは単純な三角形、アカは五角形というか重鋸歯型なのです。
ということがわかってから、先月中旬のタイトル訂正写真を見直すと、なんとまあ、あれはピンオークではなくアカガシワでよかったのでした。
ただ、このオーク類にはまだいくつか種類があり、件の記事は再々訂正になる恐れも十分です。とりあえずきょうの段階では、あれはピンオークよりは「どっちかと言うとアカガシワに近かった」ということにしておきます。

<補注> ややアカガシワっぽいピンオークに出会い、両者の区別を再確認しました。(2017年8月3日

過去のきょう 2016 ナワシロイチゴ 2015 アカメガシワ 2014 ペントステモン 2013 ハナゾノツクバネウツギ(アベリア) 2012 ハンゲショウ 2011 ヘラノキ 2010 ネジバナ 2009 ムラサキクンシラン(アガパンサス) 2008 キブシ 2007 ヘリアンサス・アトロルベンス 2006 カラスビシャク 2005 ヤブミョウガ 2004 アメリカフヨウ

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7月11日(火) ノカラマツ

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感じ的にはほぼアキカラマツで、しかし秋にはほど遠いというかこのクソ暑さだし、丘陵斜面で見かけやすいアキカラマツに対して、ここは半湿地です。
そして、葉が決定的に違います。穏やかで丸いイメージのアキカラマツと違い、鋭角的だし葉厚も少しあります。葉表の照りもきれいです。
こういう特徴を書き込んでググッたら、ノカラマツと答えが出ました。便利な時代になったもので、10年前と比べると、データ数は異次元の世界です。
ところが、そう安直にいかないのがこれらナントカカラマツの元になっているカラマツソウの撮影です。そのあり場所をググってみると、ドライブ時間と山行時間がハンパないところばかり…本家本元探しの旅は気楽にスイスイとはいきません。

<補注> 芽吹きの様子はこちらです。(2018年3月15日)

過去のきょう 2016 マヤラン 2015 キソウテンガイ(サバクオモト、ウェルウィッチア) 2014 ムクゲ(白花笠) 2013 カラムシ(雄花) 2012 スモモ 2011 クサスギカズラ 2010 ギンバイソウ 2009 コバギボウシ 2008 イランイラン 2007 ラムズイヤー 2006 ゴシキドクダミ 2005 アガパンサス 2004 カラスウリ

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番外編 : 真犯人はFFでした

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春先以降、ネット閲覧のスピードがやたら遅くなり、日曜の夕方など12Mbpsとか、1.2Mbpsとか、ADSLも顔負けの記録を叩き出すようになっていました。
そこで考えたのはNTT(うちはフレッツネクスト)の輻輳です。このところドコモも光回線を売っていて、そのせいで遅くなったという噂が巷に溢れていたからです。
そこで、意を決してNTTに噛みついてみました。ところが敵は慌てず騒がず、「まずはプロバイダーを入れずにテストしてみましょう」ときました。たしかに、輻輳がニフティのせいということもあり得ます。
直結テストの結果は90Mbps前後は出ていて、これなら不満はありません。とても親切な対応のNTTオジサンに丁重にお礼をして、返す刀でニフティです。ただし、今度は電話する前にサポートページを調べてみました。
そこにあった対策の一つに「ブラウザーの初期化」というものがあって、なにか心に響くところがあります。素直に、このごろ愛用のFF(Firefox)を初期化してみました。
あららー、速くなりました。今朝など100Mbps近く出ています(掲載写真)。きのうは夕方にもかかわらず60くらいは出ていました。
「ネット遅い→回線悪い」という短絡思考しかなかった猿知恵を激しく反省しつつ、短気を起こして回線を代えてしまわなくて良かった!と胸をなで下ろしました。

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7月10日(月) リンゴ

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先日のブラタモは弘前で、やはりというか当然ながらリンゴが出てきました。そこであらためて知ったのは、リンゴの栽培は明治維新で失職した武士階級が始めたのだということです。失業対策が全国一の事業(弘前市はリンゴ生産量日本一、2位の長野市の4倍以上)になったのだから、素晴らしい先見性でした。
そこで「つがる」です。前にこの品種の花を撮影しています。収穫にはサイズも色づきもあと少しでも、開花からここまで、まだ70日ほどです。前に掲載したシナノゴールドが11月末まで木に残っていたのとは、かなりペースが違います。
調べたら、つがるは8月から収穫できる早生性で、対するシナノゴールドは10月下旬から収穫する晩生(おくて)品種なのでした。いままでそうと知らずに、リンゴはほぼ1年中あると思っていた自分は、つがるくらいに頬を染めてしまいました。

過去のきょう 2016 シキザキホソバアカシア 2015 アデニウム・アラビカム(デザートローズ、砂漠のバラ) 2014 アンゲロニア 2013 ナンテン 2012 クマツヅラ 2011 ノムラカエデ 2010 ヤハズアジサイ 2009 アブラチャン 2008 カラスビシャク 2007 カラタチバナ 2006 モナルダ 2005 サルスベリ 2004 メマツヨイグサ

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7月9日(日) クマツヅラ

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過去に二度(20072012)、このクマツヅラを取り上げています。しかし、そこに写っている株数は1本とか2本で、貴重品を大事に撮った様子がありありです。
しかして今度はどうよ!です。先日のゴマノハグサが埼玉では絶滅危惧Ⅰ類だったのに対し、クマツヅラは同・Ⅱ類なので、この写真はⅠ類とⅡ類(希少度はやや緩やか)の差を如実に示したものになっています。
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そんな余裕で、いままでにはなかった構図でもパシャリです。無限花序の先端に穂状につく花は、かなり長い花期を持つことがわかるし、終わった花が次々に種になっていることにも今回初めて気づきました。
これだけの種がバラ撒まかれれば、少なくてもここの群落は安泰でしょう。レッドデータなどという忌まわしい言葉が、「そう言えば、昔、そういうのがあったねー」と懐かしく話題に上る日を、我々みんなの手でたぐり寄せたいものです。

過去のきょう 2016 ヤブニンジン 2015 ハマボッス 2014 アカガシ 2013 カラスビシャク 2012 ザクロ 2011 ギボウシ(ラブパット) 2010 タイトゴメ 2009 ツルレイシ 2008 オオハンゲ 2007 グリーンローズ 2006 カラジューム 2005 ナンキンハゼ 2004 タイサンボク

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7月8日(土) アメリカキササゲ

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キササゲ属4種のうち3つ目をゲットです。ただし、決定的な見分けポイントである花の時期には間に合わず、今回も名標板が頼りです。
キササゲと、このアメリカキササゲおよびハナキササゲ(オオアメリカキササゲ)とは葉が違うことは少しわかってきました。先の尖りが少なく葉質が粗いキササゲに対し、アメリカ2種は写真のように葉先が細く尖り葉質がしなやかです。
そして、アメリカ2種を比較すると、「大アメリカ」というくらいで、ハナキササゲの方が葉が大きく、こちら、「ふつうのアメリカ」は少し小さく感じます。ちなみに、実(莢)の長さや太さには決定的な違いは見つけられません。
あとは、もう少し早い時期に「ふつうのアメリカ」の花を撮影し、その花びらに濃い紫の斑紋があれば、そこが白っぽい「大アメリカ」との差がわかるはずです。

過去のきょう 2016 ハマクサギ 2015 ヒョウタンボク(キンギンボク) 2014 アカバナシモツケソウ 2013 アメリカハナノキ 2012 ムラサキクンシラン(アガパンサス) 2011 ヒメリンゴ 2010 オオバノトンボソウ 2009 ヤブコウジ 2008 サンシュユ 2007 トリアシショウマ 2006 キュウリ 2005 トウネズミモチ 2004 ビヨウヤナギ

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7月7日(金) ベゴニア・ドレゲイ

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パックマンを思わせる形の花が無邪気で笑えます。対照的に、深々と切れ込みが入ってやや肉厚の葉は、しみじみと心に響く趣です。
つまり、ちょっと惚れ込んでいます。寒さに強くて育てやすいというのもアピールポイントで、当家ショッピングリストではかなり上位に記載です。
さらにまた、このドレゲイというのは園芸交配の親株にもよく使われるそうで、見て良し・掛け合わせて良しの働き者なのでした。身近にこれを置いておけば、少しは有能な人間になれるかも…というバカな期待が、購入意欲を下支えします。

過去のきょう 2016 ハルパゴフィツム(ライオン殺し、悪魔の爪) 2015 スナビキソウ 2014 ザイフリボク(とジューンベリー) 2013 アマドコロ 2012 ゴマギ 2011 ヤマユリ 2010 タケニグサ 2009 トモエソウ 2008 サルビア・インディゴスパイア(ラベンダーセージ) 2007 シャシャンボ 2006 ナス 2005 チヂミザサ 2004 シャグマユリ(トリトマ、トーチリリ-)

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7月6日(木) ソテツ(雄株)

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ソテツの雌花をようやく写せたか!と喜んだら、これは雄花(雄株)の子供でした。こんもり丸いのが雌花と覚えていて、これがこんもり…と思ったら、この擬宝珠型物体は、ここからグングンと背をのばす(そしてうなだれる)のでした。
雌株はかつて写しているし、その場所も覚えているのだから、いまごろそこへ行けばいい話なのに、こうしてつまらぬ回り道をしています。きのうのゴマノハグサは、思い立ってからわずか1週間で激写成功だったのとはエラい違いです。
人間を突き動かすものの正体は行動科学者の永年の研究課題で、学説はいろいろあるものの、自分の「やる気」がこうもブレてしまうのだから、いろんな先生がいろんなことを言っているわけもわかるような気がしてきました。

<補注> 1カ月後に、どうやら雌花を撮影できました。(2017年8月9日)

過去のきょう 2016 カヤ 2015 ウメ 2014 バイケイソウ 2013 サルナシ 2012 サフィニア 2011 カジカエデ(オニモミジ) 2010 イワガラミ 2009 ノカンゾウ 2008 ボッグセージ(サルビア・ウリギノサ) 2007 ギンロバイ 2006 ヤマモモ 2005 リョウブ 2004 モミジアオイ

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7月5日(水) ゴマノハグサ

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環境省基準で絶滅危惧Ⅱ類、埼玉では同・Ⅰ類という稀少種です。先日、クガイソウの記事で「元はゴマノハグサ科だった」としたとき、そう言えば科名としては大変にポピュラーなゴマノハグサをまだ収録していないことに気づきました。
思い起こせば、ブログ開始以来14年、どこでも一度もお目にかかりませんでした。さすが絶滅危惧ではあるわけで、気合いを入れて捜索しました。
そして、出会ってみてビックリでした。図鑑では高さ1m20ほどとなっていたので、目線をかなり落とし気味に探したのに、なんとワタシより大きいではありませんか。
そのわけはすぐにわかりました。写真の背景がその原因で、これはゴマノハグサの葉ではなく、オギアシです。つまり、それらが跋扈する環境(湿地)で、彼ら(背が高い)と競合しているので、図鑑程度には収まっていられないのです。
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うーん、これだけしぶといならこの先も大丈夫と思う反面、オギやアシを敵に回す厳しさが尋常ではないことはわかります。放置すべきか、保護すべきか、まずはそっと見守ってあげるしかないのはわかっても、ヤキモキします。
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さて、これがゴマの葉に見えるかという定番の問題(図鑑類でも疑問視)です。結論的かつ総括的に言えば、ワタシは十分にゴマを連想しました。ゴマと違って対生だとか、茎には4稜があるとかの細かいことではなく、スックとのび上がったそのデカさ、そしてその茎にパパパパと葉が張っている感じは、けっこうゴマ!でした。
ただ、このあとにできる実はゴマとはまったく違う姿になるようで、そのころまたここに見守りに来ることにしておきます。

<補注> ここの場所ではすぐにゴマノハグサを見失ってしまい、翌年、別の場所で「その後」の姿を確認できました。(2018年9月11日

過去のきょう 2016 リュウビンタイ 2015 タコノアシ 2014 タラノキ 2013 トチバニンジン 2012 イワガラミ 2011 ノハナショウブ 2010 バーベナ 2009 オオバギボウシ 2008 ブルーサルビア 2007 リシマキア・プンクタータ 2006 アフリカハマユウ(インドハマユウ) 2005 ノブドウ 2004 アサガオ

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7月4日(火) ヨーロッパキイチゴ(ラズベリー)

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ラズベリーと聞くと、なんか酸っぱそうでも、フランボワーズならおいしそうに感じるのだからいい加減なものです。おフランスコンプレックス、丸出しです。
ではヨーロッパキイチゴならどうかと言うと、また酸っぱくなりました…というのは冗談で、どう呼んでも、この優しい色合いの木イチゴはホワッとした味わいで、ふつうの木イチゴ(ブラックベリー)がベチョッとした酸味なのと好対照です。
栽培は容易だそうで、もっとあちこちに植えられないものかと思ったら、収穫期が梅雨とかぶってしまう(露地では病気がつきやすい)のがネックでした。そう言えば、近所のブラックベリーの垣根は梅雨が明けてから熟すのでした。

過去のきょう 2016 ネグンドカエデ・エレガンス 2015 リョウブ 2014 ヒメアガパンサス 2013 クチナシ 2012 ナギナタソウ 2011 ニワフジ 2010 アカメガシワ 2009 クサフジ 2008 キミノニワトコ 2007 ヒツジグサ 2006 コンボルブルス 2005 ワルナスビ 2004 メタセコイア

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7月3日(月) ナガバハエドクソウ

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写しにくくて天敵みたいなハエドクソウに、ナガバハエドクソウという品種があることを知ったのが2・3年前のことでした。以来、こんなヒョロンと長い花穂を見かけると、葉の長さに目をやるようになりました。
その努力が実って、どうやらこれが「ナガバ」のようです。「ふつう」は葉の付け根が切り型とか心形になって、全体がスペードっぽく見えるのに比べ、こちらはいかにもベロンと葉が長く、基部もだらりとすぼまっていく楔形になっています。
ほかに、葉脈とか花の上唇部とか、葉形以外にも違いが存在することは、いつものように「事後学習」で知りました。「予習が足りないんだよ!」と自分を叱ったのはつい1週間前のことだったのに、賢くなんて簡単にはなれないものです。

過去のきょう 2016 カレープラント 2015 シデシャジン 2014 ヨコグラノキ 2013 エゾミソハギ 2012 アマチャ 2011 シロザ 2010 ストケシア(ルリギク) 2009 タマザキクサフジ(ツルレンゲ、クラウンベッチ) 2008 ウツボグサ 2007 イタチハギ 2006 オカトラノオ 2005 ボタンクサギ 2004 ユズリハ

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7月2日(日) トウネズミモチ

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小さな白い花が歩道にたくさん散っていて、視線を上に向けました。それでようやく、あのこもった臭いに気づくのだから、あいかわらずのダメ臭覚です。ガス事故なんかがあっても、絶対に逃げ遅れてしまうクチでしょう(涙)。
もっとも、散った花も、陽に透けた葉脈(トウネズミモチの特徴で、類似種のネズミモチとの見分けポイント)も、ちゃんと見えるのだから、視覚はまだOKです。そう言えば、今年は健康診断をサボったなぁ、と余計なことを思い出します。
GOTが減ったとかHDLが増えたとか、細かい数値の増減に一喜一憂しているよりは、きょうもしっかり歩けて、花を愛でることができて、晩酌をおいしくいただける!というのが一番確かな健康指標だ…と思いたいものです。

過去のきょう 2016 オウゴンマサキ 2015 サンゴシトウ(ヒシバディゴ) 2014 オゼコウホネ 2013 カシワ 2012 ツノゲシ 2011 トウグミ 2010 ネムノキ 2009 キンコウカ 2008 モモバギキョウ 2007 ヤマユリ 2006 テリハノイバラ 2005 ツルハナナス 2004 ノウゼンカズラ

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7月1日(土) ツチグリ

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面白いものを発見!したのはいいけれど、時期的に少し早過ぎました。というか、この3個が若過ぎです。もっと成熟すると、この皮が星形に割れて、なかの袋から白い胞子がまき散らされる仕掛けです。
おっと、まだ実物を見ていないうちから受け売りの解説をしてしまったら、このあとそんな場面を撮れたときに手持ちぶさたになってしまいます。
「キーボードをパタパタしているヒマがあったら、もっと野歩きに励みなさいよ」と、ツチグリの若造めが生意気を言っています。

<追録> 皮が星形に割れていました。(2017年7月13日)
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過去のきょう 2016 ガーベラ 2015 ムラサキクンシラン(アガパンサス) 2014 クマノミズキ 2013 オグルマ 2012 チシャノキ 2011 サジオモダカ 2010 オオバジャノヒゲ 2009 オニシモツケ 2008 マタタビ 2007 コナスビ 2006 アリアケカズラ 2005 ハルシャギク 2004 ザクロ

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