7月31日(月) アゼオトギリ

アゼオトギリの特徴を示す言葉に「叢生」というのがあって、ふだんあまり目にしない叢の字のせいで意味を理解しにくいところがあります。まして、叢が常用漢字ではないからと「そう生」と書かれると、さっぱりイメージが湧きません。
この叢生という言葉は植物界専用の言葉ではなく、歯医者さんでも使われます。いわゆる八重歯とか乱杭歯のことで、つまりは生え際が混雑した状態を指します。
そう思って見ると、この写真でも茎が根もとから複数出ていて、ここがスッキリしているふつうのオトギリソウ(↓)とは違うことがわかります。また、叢生するせいか、茎は横に広がるようになり、草丈がオトギリソウよりやや低くなります。
あとは葉脈の凹みが深いとか、葉先がやや丸いとか、いくつか特徴はあっても、判断を一番助けるのは、「畦(畔)」というとおり低湿地に育つことです。おっと、畦と畔とはどう違って、どっちが適切かということもチラリと気にはなった(注1)ものの、ここは「言葉って面倒なもんじゃなぁ」と唖然として(寒)終わることにします。
この叢生という言葉は植物界専用の言葉ではなく、歯医者さんでも使われます。いわゆる八重歯とか乱杭歯のことで、つまりは生え際が混雑した状態を指します。
そう思って見ると、この写真でも茎が根もとから複数出ていて、ここがスッキリしているふつうのオトギリソウ(↓)とは違うことがわかります。また、叢生するせいか、茎は横に広がるようになり、草丈がオトギリソウよりやや低くなります。
あとは葉脈の凹みが深いとか、葉先がやや丸いとか、いくつか特徴はあっても、判断を一番助けるのは、「畦(畔)」というとおり低湿地に育つことです。おっと、畦と畔とはどう違って、どっちが適切かということもチラリと気にはなった(注1)ものの、ここは「言葉って面倒なもんじゃなぁ」と唖然として(寒)終わることにします。
<補注1> 「あぜ」に当てるべき漢字については、番外編にまとめておきました。
<追録> 花が終わってはいたものの、ふつうのオトギリソウ(↓)の茎が叢生せずに一本立ちしている様子を載せておきます。(撮影:2017年8月6日)
<補注2> オトギリ類の3番目としてミズオトギリを収録しました。(2023年8月18日)
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