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6月4日(日) コバノズイナ

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はた衛門 : なんだよぉ。会いたかったのは「小葉の」さんじゃないんだよなあ。余計な冠のつかない、「ただの」ズイナさん、どっか、いないかなあ。
コバノズイナ : なによ、失礼ね。「ただの」さんは西日本の人だから、さっさとあっちの山を歩いてみたら。
はた : あ、ごめん、ごめん。「小葉の」さんも十分おきれいですから、きょうのところはとりあえず我慢しておきます。
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コバノ : ちょっと、なによ、その指! 触んないでよぉ。
はた : あ、いやちょっと、「小葉の」の小ささ具合をね。ふ-む、別にそんなに小さくないよねえ。大きさよりも、幅が狭くて先が尖らないって意味なんだね。
コバノ : ふん、わかってくれた? で、なんで「ただの」さんにご執心なの?
はた : いやあ、ズイナって名前が変だから、ご本人に直接聞いてみたくって。だって、「枝の髄が灯心になって、葉が食べられるから」って言うけど、もしそうだとして、日本語的にその特徴を二つ重ねて呼ぶと思う?
コバノ : は?
はた : ヨメナって柔らかい菜、ニガナって苦い菜…ふつう上の言葉は下の言葉を修飾するでしょ。髄+菜みたいな同列くっつけっておかしいと思って。
コバノ : その「髄が灯心」って誰が言ったの? 牧野博士なんて、「ズイの意味はわからない」って書いてるじゃない!
はた : え、そうなんですか。そうですよねえ。いやあ、「小葉の」さんに会えてよかったですよ。ほんと、おきれいですねえ。
コバノ : バカ。もう、早くあっち行って!

<補注> 冬の様子を確認しました。(2020年1月29日

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