6月26日(月) アメリカスズカケノキ
3種あるプラタナス類のなかで、最後の登場になったアメリカスズカケノキです。仲間のスズカケノキやモミジバスズカケノキにずいぶん遅れをとりました。
そのわけは、3種の見分けポイントになる実にこだわっていたからです。1本の柄に3個以上つくスズカケ、2個のモミジバに対し、1個だけがアメリカなのに、その1個だけの証拠を押さえられないでここまできました。たぶんアメリカだ!と思っても、画面のどこかしらに実が2個ついた柄が写ってしまうのです。
そこで、実での区別はいったんあきらめ、もう一つの見分けポイントである葉にフォーカスしてみることにしました。アメリカの葉は切れ込みがほぼありません。
3種を世界地図に嵌め込んでみました。オレンジ線が出身地を表します。水色の線はモミジバスズカケの出自を示していて、スズカケとアメリカをイギリスで交配して作られたのだそうです。いかにも上手に掛け合わせができたもので、葉の切れ込みも実の数(茶色の丸印)も、母種二つのちょうど真んなかになっています。
両家の間で、父親似だ・母親似だと一喜一憂する(ことの多い・笑)人間界とは大きな違いで、草木にはいつも範を示されるばかりです。
そのわけは、3種の見分けポイントになる実にこだわっていたからです。1本の柄に3個以上つくスズカケ、2個のモミジバに対し、1個だけがアメリカなのに、その1個だけの証拠を押さえられないでここまできました。たぶんアメリカだ!と思っても、画面のどこかしらに実が2個ついた柄が写ってしまうのです。
そこで、実での区別はいったんあきらめ、もう一つの見分けポイントである葉にフォーカスしてみることにしました。アメリカの葉は切れ込みがほぼありません。
3種を世界地図に嵌め込んでみました。オレンジ線が出身地を表します。水色の線はモミジバスズカケの出自を示していて、スズカケとアメリカをイギリスで交配して作られたのだそうです。いかにも上手に掛け合わせができたもので、葉の切れ込みも実の数(茶色の丸印)も、母種二つのちょうど真んなかになっています。
両家の間で、父親似だ・母親似だと一喜一憂する(ことの多い・笑)人間界とは大きな違いで、草木にはいつも範を示されるばかりです。
<補注1> スズカケノキとモミジバスズカケノキについても、拡大できる写真を掲載しました。(2017年6月28日)
<補注2> アメリカスズカケノキの紅葉は少し風変わりです。(2023年12月5日)
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