5月27日(土) タカノツメ
見上げたタカノツメに、あっ、花が咲いていました。ドンヨリ空にスマホカメラという悲しい組み合わせにはもったいないラッキーな遭遇です。
たぐり寄せた枝に咲いていたのは雄花でした。つまり、この木は雄株でした。葉は三出複葉のくせに、花は4数性のようです。ピンと張りだした4本の雄シベの中央に、退化した雌シベがささやかに残っています。
よし、それなら雌株も探してやる!という根性が報われるときもたまにはあって、めでたく雌花を確認できました。二股に割れた雌シベの下に、もう子房が目立ちます。図鑑類には「雌花に雄シベはない」とされるのに、それらしきパーツ(注)を残す花もあって、「ない」と言い切ることのむずかしさを実感しました。
たぐり寄せた枝に咲いていたのは雄花でした。つまり、この木は雄株でした。葉は三出複葉のくせに、花は4数性のようです。ピンと張りだした4本の雄シベの中央に、退化した雌シベがささやかに残っています。
よし、それなら雌株も探してやる!という根性が報われるときもたまにはあって、めでたく雌花を確認できました。二股に割れた雌シベの下に、もう子房が目立ちます。図鑑類には「雌花に雄シベはない」とされるのに、それらしきパーツ(注)を残す花もあって、「ない」と言い切ることのむずかしさを実感しました。
<補注> 「仮雄シベ」という専門用語があって、花粉を作ることがない=雄性の機能がない、形だけ雄シベっぽいパーツを指します。2枚目写真に見えている雄シベっぽいパーツがおそらくそれで、図鑑類が「雌花に雄シベはない」と断言するのは「仮雄シベは雄シベではない」という意味なのだろうと思います。
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