5月26日(金) ウワバミソウ
そぼ降る雨のなか、花を開いたウワバミソウの群生を見つけました。前に、これがまだ蕾の状態に出会い、「糸くずの塊」だと嘆いたことと比べれば、ウワバミソウについての知識が確実に一歩前進した思いがします。
さて、しゃがみ込んでこの花に見入っていたら、視界を横切る煙がありました。白くて、ごくうっすらしていて、タバコの煙が流れてきたかといぶかったものの、近くに人の気配はなく、なにせあの嫌なタバコ臭がまったくありません。
さらに見入っていると、あちこちでポ・ホワ~、ポ・ホワ~と間歇的にその煙は発生し、流れ、消えていきます。なんと、雄花の蕾が開いたとたん、雄シベが花粉を放出しているのでした。流れて消えるまで、時間にしてほんの1秒の感動です。
しかし、感動のあとは失望です。雌雄異株であるウワバミソウの雌株がどうにも見つからないのです。よくあることで、その存在が地味な雌株(雄花は花柄が長く、白くて目立つのに、雌花は無柄で小さい)を見つけ損なっているだけだと思います。早いうちに次の「小さな」感動に出会いたいものです。
さて、しゃがみ込んでこの花に見入っていたら、視界を横切る煙がありました。白くて、ごくうっすらしていて、タバコの煙が流れてきたかといぶかったものの、近くに人の気配はなく、なにせあの嫌なタバコ臭がまったくありません。
さらに見入っていると、あちこちでポ・ホワ~、ポ・ホワ~と間歇的にその煙は発生し、流れ、消えていきます。なんと、雄花の蕾が開いたとたん、雄シベが花粉を放出しているのでした。流れて消えるまで、時間にしてほんの1秒の感動です。
しかし、感動のあとは失望です。雌雄異株であるウワバミソウの雌株がどうにも見つからないのです。よくあることで、その存在が地味な雌株(雄花は花柄が長く、白くて目立つのに、雌花は無柄で小さい)を見つけ損なっているだけだと思います。早いうちに次の「小さな」感動に出会いたいものです。
<追録> 上の写真よりも1カ月早い時期に、同じ場所のウワバミソウが雌花をつけていました。ただし、この日は雄花は一つも見つからず、去年とはまったく逆現象でした。撮影時期を考えると、4月から6月(注1)にかけ、ウワバミソウの雌雄は周期的に交替して咲き分けるのかと思えてきました。(撮影:2018年4月19日)
<補注1> 7月の中旬にまで、雌花らしきものを見かけました。(2018年7月19日)
<補注2> 秋にムカゴがついた様子を収録しました。(2018年10月25日)
<補注3> 同属の大型種・ランダイミズを収録しました。(2024年4月8日)
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