4月21日(金) エゾノウワミズザクラ
「蝦夷の」と名乗りながら、北海道の固有種というわけではなく、ユーラシア大陸北部に広く分布するものだそうです。日本では北海道と青森県で見られるというので、関東南部で撮影したこの木は植栽品と思われます。
環境がかなり違うので、本来の生息地なら来月か、もしかしたら再来月になって咲く花なのでしょう。前に、ふつうのウワミズザクラが鳥海山麓では埼玉・志木より2カ月ほども遅く咲いているのを見たことがあります。
その「ふつう」よりはこの「蝦夷の」の方がいくらか「ふつうのサクラ」に近く見えます。なぜだろうと両者を比べたら、花びらは似たようなものでも雄シベが違いました。やたらに長くてうるさい「ふつう」(しかも葯が白っぽい)に比べ、こちらは長さが控えめだし、葯も桜っぽく黄色です。あるいは、トチノキの花穂を思わせる「ふつう」よりは咲き方がずっと桜っぽくて、もっと広く鑑賞されてもいい木です。
環境がかなり違うので、本来の生息地なら来月か、もしかしたら再来月になって咲く花なのでしょう。前に、ふつうのウワミズザクラが鳥海山麓では埼玉・志木より2カ月ほども遅く咲いているのを見たことがあります。
その「ふつう」よりはこの「蝦夷の」の方がいくらか「ふつうのサクラ」に近く見えます。なぜだろうと両者を比べたら、花びらは似たようなものでも雄シベが違いました。やたらに長くてうるさい「ふつう」(しかも葯が白っぽい)に比べ、こちらは長さが控えめだし、葯も桜っぽく黄色です。あるいは、トチノキの花穂を思わせる「ふつう」よりは咲き方がずっと桜っぽくて、もっと広く鑑賞されてもいい木です。
<補注1> 冬芽を取り上げました。(2023年2月24日)
<補注2> 花色がピンクの「コロラタ」を収録しました。(2023年4月25日)
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