3月4日(土) ハマハタザオ
旗竿というくらいですから、本来の花の盛りならば茎が40cmほどにまでグーンと立ち上がります。ところが、これは簡易温室育ちの咲き始めなので、茎がまだ頼りなげだし、高さも15cmほどまでしかありませんでした。
あとひと月少しもすれば、各地の海岸にこの白い十字花(アブラナ科)が咲き乱れたもの「だった」そうです。しかし、いまや温室で保護育成しなければならないその訳は、海辺の乱開発にあるというのです。
さてさて、植物の立場からは「乱」でも、その「開発」のなかには防波堤・防潮堤もあるのがつらいところです。人の存在と草の存在に軽重はないはずで、なにか方法論が違っているような気がするのに、それを声高には言えない昨今です。
あとひと月少しもすれば、各地の海岸にこの白い十字花(アブラナ科)が咲き乱れたもの「だった」そうです。しかし、いまや温室で保護育成しなければならないその訳は、海辺の乱開発にあるというのです。
さてさて、植物の立場からは「乱」でも、その「開発」のなかには防波堤・防潮堤もあるのがつらいところです。人の存在と草の存在に軽重はないはずで、なにか方法論が違っているような気がするのに、それを声高には言えない昨今です。
<追録> 正真正銘、浜辺に咲くハマハタザオ(↓)をとらえました。場所は八戸だったので、3月初めの温室での状態(↑)と大差ありません。
ただし、岩浜を吹き上げる風に耐えて花を咲かせたその茎葉は見るからに逞しく、これなら旗竿の名に恥じることがありません。何株か立派に育っていたので、少しだけ安心しました。(撮影:2017年4月25日)
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