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2月15日(水) キヤニモモ(タマゴノキ)

170215tamagonoki
おちょぼ口のような雌シベの痕跡がキュートです。温室の定番的な木なのに、いままで花も実も見たことがなく、名札の「タマゴ」というのがなにを形容しているのか、けっこう期待していた木です。へー!ホー?プッ(失礼)。
この緑色は若い状態で、これから黄色く熟すようです。それも見たいし、逆に花を撮り損なったわけでもあるし、ちょいと追いかけたくなりました。
さて、このタマゴは卵でしょうか、玉子でしょうか。産みたてなら生卵だし、遠足には茹で玉子でしょうか。ただ、卵焼きとも書くし玉子焼きとも書くので、プロセスで変化するものとも言い切れません。思いがけずややこしい問題を背負い込んでしまったのは、このかわいらしい「タマゴ」のせいです。

<補注> タマゴノキには二つの種類があり、写真のものは学名がGarcinia xanthochymus(フクギ科)、標準和名はキヤニモモ(黄脂桃)です。
そしてもう一方のタマゴノキはウルシ科のSpondias dulcis(標準和名:アマヤニリンゴ、通称:タヒチモンビン)で、実がやや細長です。
さらに「ノキ」はつかなくてもタマゴを称するクダモノタマゴ(カニステル)もあって、そんな変な三角関係は避けておきたい呼び方です。

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