12月6日(火) ヘミグラフィス・アルテルナタ

そそられる色合いです。葉に紫を兆す草と言えば、ウラムラサキやムラサキオモト、あるいはギヌラなどがあるものの、それらの色配合は単純でした。それに対して、この葉の玄妙さにはため息が出ます。まるで鎧の縅しのよう…。
ヘミグラフィス(注2)にはいくつか種類があり、おおむね葉に紫を呈します。そのなかでも、このアルテルナタ(注1)の色具合が一番芸術的に思えます。
そんな美貌に反し、暑さにも寒さにも水涸れにもタフだというから感心します。今回初めて温室で見かけたものの、どんどん町に出てほしい一品です。
ヘミグラフィス(注2)にはいくつか種類があり、おおむね葉に紫を呈します。そのなかでも、このアルテルナタ(注1)の色具合が一番芸術的に思えます。
そんな美貌に反し、暑さにも寒さにも水涸れにもタフだというから感心します。今回初めて温室で見かけたものの、どんどん町に出てほしい一品です。
<補注1> 同じヘミグラフィス・アルテルナタでも、葉の様子が少し違うものを収録しました。(2019年2月4日)
<補注2> 近年、ヘミグラフィス属(ヒロハサギゴケ属)はイセハナビ属(Strobilanthes)に移動しているようで、つまりこの草本の呼び名もゆくゆくは不適切なものになります。そのときのために、「シソモドキ」というやや失礼な和名(標準)もあることをここに書き添えておきます。(2021年10月)
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