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11月30日(水) ヤーコン

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過去記事を調べてみて、あれからもう7年か!とびっくりです。当時、あちこちでヤーコンの葉は見ることができても花を見ないので、ちょうどその年に栽培していた近所の人に無理を言い、花が咲くまで芋の収穫を遅らせてもらったのでした。
それが、今度はなんなく、しかも花盛り状態で、かつ葉や茎も健康優良状態という畑を見つけました。ミニヒマワリと言っても通りそうです。
お里はアンデス山脈だと言いますから、ワタシらが「寒くなったねー」というころが「気持ちいいー」季節なのでしょう。つい「コンドルが飛んでいく」のメロディを口ずさんでみました。さてヤーコンが懐かしがってくれたかどうか…。

過去のきょう 2015 ゼンマイ 2014 ハナトラノオ(カクトラノオ) 2013 シラン 2012 緑光 2011 サンタンカ(イクソラ・シネンシス) 2010 食用菊・料理菊(イエギク) 2009 シロダモ 2008 ヤブムラサキ 2007 キヅタ 2006 ムクノキ 2005 リキュウバイ 2004 ウインターコスモス

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11月29日(火) ツタ(ナツヅタ)

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ツタの花と実を撮らなくては!と思ってもう2年です。なのに、そのノルマをようやく半分だけ達成です。しかも、そのターゲットはもうカラカラで粉を吹いた状態なので、シビアに言えば、ノルマ達成率は1/3か1/4というところでしょう。
そんな成績不良状態なのに、じつは気持ちの半分以上はこの赤や白の「棒」に奪われていました。葉(葉身だけ)を落としたあとの葉柄です。
ふつうなら葉は葉柄をともなって落ちるのに、ツタが葉身だけを落とすわけは、前に触れています。その「わかっていること」に、まだ興味津々です。
いま、近くのトチノキ並木の歩道は細い鉛筆のような物体で埋まっています。トチノキも、ツタと同じく葉柄は葉身に遅れて落ちるのです。この「小葉と葉柄の間に離層を持つ」仲間がまだいそうで、出歩くたびにキョロキョロしています。

<補注1> エンジュカイノキサワグルミなどもこのタイプで、どうやら複葉の多くは「小葉と葉柄の間に離層を持つ」らしいと知りました。(2016年12月10日)
<補注2> ツタの葉が三出複葉だった証拠をとらえました。(2018年5月27日
<補注3> ツタの花をとらえました。(2018年6月30日
<補注4> 葉柄の落下シーンに出くわしました。(2020年11月16日

過去のきょう 2015 サワグルミ 2014 シリブカガシ 2013 マテバシイ 2012 アルテルナンテラ(アキランサス、テランセラ) 2011 ヒモサボテン(ドラゴンフルーツ) 2010 オオモミジ(猩々) 2009 センニンソウ 2008 マムシグサ 2007 ヒサカキ 2006 タチバナ 2005 ベニバナボロギク 2004 スイセン

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11月28日(月) ノダケ

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どうやらこれがノダケの最終章のようです。カメムシかどら焼きか…のように見えた濃紫色の実は、薄片に分かれて枯淡の境地となりました。
あとは順番に木枯らしに運ばれるのを待つだけです。前にヒメガマの綿毛が飛ぶのを見ながら、冬は北風だから、群生は南に移動し続ける?という心配をしたことがありました。しかし、実際はどうした具合か南風(はえ)や西風(ならい)が吹くこともあれば、小春日和で東風(こち)が頬をなぜるときもあり、たぶんノダケの種もこれから四方八方、てんでに撒き散らかされるのでしょう。
特に羽を持つわけでもなく、長距離飛行はできなくても、軽く湾曲したこの丸い種は、案外上手に風に乗りそうで、賢い形に思えます。

過去のきょう 2015 イカリソウ 2014 モミジヒトツバ 2013 オオバギボウシ 2012 ナンテン 2011 バンレイシ 2010 サザンカ 2009 マユハケオモト 2008 キミノオンコ 2007 ウンリュウヤナギ 2006 シロミタチバナ 2005 ニホンスイセン 2004 クコ

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番外編 : ZenFone 3

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すげー! スマホってこういうものだったんだ…と、なにをいまさらの感想です。
ZenFone 3(ASUS=台湾メーカー)、けっこう最新機種(国内発売10月7日)です。で、ケチ衛門のくせにけっこう張り込みました。国内正価42,780円のところ、並行輸入品を29,600円(税・送料込み)でゲットです。この1年愛用したFreetel Priori3に比べると、実購入価格なんと2倍以上の「高級品」です。
機種を替えるにあたって要求した諸スペックは、ざっくり言ってPriori3の2~4倍でした。そのうち一番のポイントはROMサイズで、Priori3=8GBではさすがにもうどうしようもなく(追加した64GBのSDカードに移行できないものが多数あり)なっていたのです。そのほか、カメラの画素数がもっと!とか、電池がもうちょい持って!とか、1年使い込んでみて、ホントのところの「ほしいもの」が見えてきた感じでした。

で、ZenFone 3の「すげー」ところです。なんにもする必要がありません。テキトーにPriori3と同期させたら、ぜんぜん手間いらずでそのまま使えるようになりました。それでも、初めての機能がたくさんあるので、あちこち寄り道しながら、だいたい2時間くらい「楽しんで」設定終了です。
少しだけ心配だった並行輸入品(台湾現地品)の使い勝手は、まったく無問題でした。報道で見かけた「一部の漢字が中国語」ということもいまのところ見つからず(問題部分は改善されていた)、なんのストレスもありません。
ただ、開封してちょっとビビったのは、シャンパンゴールドの色合いでした。いや、シャンパンゴールドであることに間違いはなく、色相的にはとてもシックなのに、ついこれまでの真っ黒と比べるもので、かつサイズ(画面=4.5→5.2inch)が大きくなったもので、「いやあ、ちょっと派手か?」と腰が引けたのです。たぶんすぐに慣れるはずでも、しばらくは人前で出すには「言い訳」が必要です。

あと、ASUSのPC・スマホと言えば、すぐに壊れることで有名です。しかし、この機種に限るとその問題からはかなり解放されているようなのです。あとで「やっぱり」という記事を書くかどうか、いまから不安ではあっても、製品設計というのはたまにアタリもあることを信じてみたいと思っています。(写真はASUS・HPから)

<補注1> ROMサイズなどに加え、もう一つ、Freetelを見限った理由は、エリアメール(ETWS:地震・津波警報システム)に非対応(メーカーに確認したら、全機種)だったことです。そして、その対策として「Yahoo!防災速報」を入れたところ、電話がすぐに切れるというトラブルに見舞われました。
泣く泣く「Yahoo!防災速報」をアンインストールして電話機能は回復したものの、やはり災害情報は必要です。そこで、ETWS対応ということも要求スペックの一つとして、今回のASUSチョイスとなりました。
<補注2> この機種のカメラは、自分との相性(画質の好き嫌い)はイマイチでした。(2016年12月3日
<補注3> 本文最後に書いた耐久性について、1年後もまったく無問題だったので、助手1号のスマホもZenFone 3にしました。
これで驚いたのは、自分用のシャンパンゴールド(色合いにはほどなく慣れた)はあまりにツルツルして滑りやすいのに比べ、彼女用の白モデルはこの点が改善されていたことです。モデルの差なのか、1年間の改善結果なのかは不明でも、前もって注文しておいた滑り止め用のカバーがムダになるといううれしい誤算でした。
<補注4> 3年半後、自分用のZenFoneとはとても不本意なお別れをしてしまいました。(2020年3月19日

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11月27日(日) フウリンブッソウゲ

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向こうの世界というのは花が咲き乱れているとは聞くものの、それがタンポポとかウメとかだと、行ってがっかりすると思うのです。ぜひ、そこでは頭上からこのフウリンブッソウゲとか、あるいはシクンシの花が降り注ぎ、見渡す野辺には四季を問わずにマンジュシャゲナツズイセンが咲き乱れていてほしいものです。
あ、そうだ。そんな向こうの世界の草木も、このブログに記録し続けられたら面白いかも…。はた衛門の霊界日記! むふふ、楽しみが一つできました。

過去のきょう 2015 コウジ 2014 ハマビワ 2013 メギ 2012 アマチャヅル 2011 サクララン 2010 アオハダ 2009 カミヤツデ 2008 アカネ 2007 オキザリス・バーシカラー 2006 シャクチリソバ 2005 コブクザクラ 2004 イネ

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11月26日(土) シュウメイギク

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前衛華道の展示会にでも出かけたような一枚です。もちろん、正真正銘、屋外の花壇で撮りました。シュウメイギクのお笑い芸人的一面です。
麗人の誉れ高いシュウメイギクにこんな隠れた才能(?)があることは、すでに何年か前に気づいていました。そこで今回は花びらを完全に落とし、見る人が見なければ正体がわからない姿に変身するまで待ってみたのです。
計算外だったのは、茎の捩(よじ)れです。前にミソハギとかトクサでも意味不明のクニャクニャを見ています。意図的にこういう育ち方をさせることができたら、けっこうヒット商品ができるのでは?と取らぬ狸の皮算用をしてしまいます。

過去のきょう 2015 アワコガネギク 2014 ホシオモト(パイナップルリリー) 2013 ミセバヤ 2012 ハシバミ 2011 フウリンブッソウゲ 2010 ノガリヤス 2009 シャコバサボテン 2008 センボンヤリ 2007 ジョウリョクヤマボウシ 2006 ガーベラ 2005 ガマズミ 2004 フェイジョア

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11月25日(金) ギンツノサンゴ

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有刺鉄線に生命を吹き込んだらこうなるでしょう。ジャケツイバラを見たときも、すぐに生垣用途を思い浮かべたものの、軍配は明らかにこちらです。
マダガスカルの特産だそうで、あのアアソウカイ(亜阿相界)と出自が同じです。アジア(亜細亜)とアフリカ(阿弗利加)相互の境界というマダガスカルには、こんな特異な植物(や動物)がわんさかと存在するようです。

過去のきょう 2015 ハクサンボク 2014 ケヤキ 2013 ニッサボク 2012 オギ 2011 オンシジューム 2010 ヘラノキ 2009 サカキ 2008 ペラペラヨメナ(ゲンペイコギク) 2007 カワヤナギ 2006 ナツハゼ 2005 カマツカ 2004 サネカズラ

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11月24日(木) トシエ・アオキ・ポカイとオリエント・アンバー

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紅葉と黄葉のどちらが好きか…なんて迷っていたら、「赤と黄で迷うなんてナンセンス! 両方一緒でほらきれい!」という蘭がありました。
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しかも、もう少し渋めの赤&黄の配色も見つけました。
先日の靴下がそうだったように、紺とかグレーとか、ほかの10色は売り切れなのに、赤と黄だけ売れ残り…というのが日本人の一般的嗜好だと思うのです。なのに、ことが蘭となると、その2色を組み合わせてしまう超常世界です。
あ、そうか。自分の靴下も、右は赤、左は黄と組んで履けばいいかも。きょうはトシエ・アオキ(1枚目:Rlc. Toshie Aoki 'Pokai')風、あすはオリエント・アンバー(2枚目:SLC. Orient amber)風、なんて、家族の顰蹙をものともせず、これからの寒い毎日を明るく楽しく乗り切っていくことにしますかね。

過去のきょう 2015 クジャクシダ 2014 カタバミ 2013 シマカンギク 2012 サルスベリ 2011 ゴレンシ(スターフルーツ) 2010 ゴシュユ 2009 ツルソバ 2008 シナノゴールド(セイヨウリンゴ) 2007 マンデビラ(ディプラデニア) 2006 ツタウルシ 2005 オトコヨウゾメ 2004 ウナギツカミ

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11月23日(水) エンコウカエデ

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この季節は燃えるような紅葉もいいし、ほんのりの黄葉も捨てがたいし、赤と黄のはざまで心が揺らめきます。そんな優柔不断の男をからかうように、「ほら、黄色だけじゃなく、赤(葉柄)も添えてあげたよ」とお節介なエンコウです。
どうせなら、春にも「ほら、これが花だよ」と見せびらかしをしてくれればいいのに、そのころは案外に愛想なしです。…などと、開花写真を得られないでいるのをエンコウのせいにしようとしたら、草木の写真を撮り始めたころ、母種のイタヤカエデについては簡単に花を写していました。
もっとも、そのときは花の雌雄もわきまえずにただ「花だぁ」とやっているので、今度の春にはもう少し「違いのわかる男」になっていたいものです。

<追録> 上の写真とはずいぶんと違い、こざっぱりした黄葉でした。(撮影:2022年12月15日)
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過去のきょう 2015 シラカンバ 2014 エノキウツギ(ウオトリギ) 2013 ムクロジ 2012 カラスノゴマ 2011 サンジャクバナナ 2010 オウゴンカシワ 2009 ラクウショウ 2008 キカラスウリ 2007 シロウメモドキ 2006 ツルウメモドキ 2005 キカラスウリ 2004 ハクサイ

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11月22日(火) クイーン・エマ・リリー

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「先日は大変に失礼をいたしました!」とお詫びの一枚です。まるで化粧を落としたあとのような、たった一輪の咲き残りを掲載してしまったクィーン・エマさまの、今度こそ「どうじゃ!」というお声が聞こえてきそうなお姿です。
これが一面に植えられたお庭というのはさぞや壮観だったことでしょう。
恥ずかしながら、世界の観光地ハワイにまだ行ったことがありません。もしや気の迷いで彼の地を訪れる機会など巡ってきたら、クィーン・エマ・リリーに埋め尽くされた花壇のあり場所だけは事前チェックしておくつもりです。

過去のきょう 2015 ヤブミョウガ 2014 オヤマボクチ 2013 シャコバサボテン 2012 エノキ 2011 アアソウカイ 2010 シマカンギク 2009 ホコリタケ 2008 コダチダリア(キダチダリア、皇帝ダリア) 2007 ギンバイカ 2006 ナギ 2005 カリン 2004 オオモミジ

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11月21日(月) モミ

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つい「樅ノ木は残った」と呟いてしまいます。小説と史実とを一緒にするのもどうかとは思いながら、権力におもねることなく、周囲にへつらわず、己の命を「至誠」に捧げるのは、明らかに男の理想像の一つでしょう。
幹がバッキリと折れても委細かまわず立ち尽くすモミには、そんな男たちの、ほぼ実現不可能なロマンの気が立ちこめているのです。
そう言えば、前も山のなかで太い幹を折ったモミに会いました。強いものはまた折れやすくもある…という不条理とも思える絶対則を含んでいるようで、か弱い男心は折れたモミの幹に見果てぬ夢を重ねてみるのでした。

<これ以降のモミの記事・掲載順> ☆ 雄花 : 2018年5月23日 ☆ 実生苗 : 2018年10月22日

過去のきょう 2015 ブラシノキ 2014 ヤマハギ 2013 ヒメイチゴノキ 2012 カナムグラ 2011 メガルカヤ 2010 ミツデカエデ 2009 アブラチャン 2008 アメリカヅタ 2007 カタバミ 2006 ヤポンノキ 2005 シロダモ 2004 ドウダンツツジ

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11月20日(日) ディコリサンドラ・ティルシフローラ

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このところ毎日のようにこの写真を見つめ直しては名前を唱えようとするのに、悲しいことに出だしの「ディ」しか出てきません。
そして、これを撮るときも帰ってからも、てっきり木だろうと思っていたのも悔しいことでした。つくづく見ると、葉がヤブミョウガに似て草本っぽく、茎も決して「枝」ではなく、しっかり緑色を呈しています(追録写真参照)。
さらにゲゲゲなのはこれがツユクサ科だということで、そりゃ花色はかすってはいるにしても、なんぼなんでもそりゃないでしょ…と聞く人もいない不満を写真にぶつけながら、ディコリサンドラ・ティルシフローラ!と連呼してみるのでした。

<追録> 3年後、この場所の株はずいぶん勢いを増し、疑いもなく草本でありツユクサ科かなと思える様子を見せていました。(撮影:2019年11月2日)
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<補注> ブルージンジャーという親しみやすい名前を知りました。(2021年11月9日

過去のきょう 2015 オミナエシ 2014 ウバユリ 2013 房咲き水仙・ペーパーホワイト 2012 ナンキンハゼ 2011 メグスリノキ 2010 キチジョウソウ 2009 イワニガナ(ジシバリ) 2008 チシャ(レタス) 2007 オキザリス・フラバ 2006 レンギョウ 2005 ツリバナ 2004 チャノキ

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11月19日(土) イロハモミジ

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室内履きの防寒靴下を買い替えました。季節からしてもう売れ残りだけで、真っ赤と真っ黄という不人気品しかなく、色はイヤでも処分価格で買えました。
さて、面白いことに気づいたのは、布団を抜け出してこれを履く明け方のことです。周囲が真っ暗でも、黄色の靴下はすぐにつかめるのに、赤のときはそれがどこにあるかさえ、わかりません。手探りで見つけても、「え、こんな黒いのは持ってないよ」と思うほど、赤みは欠片もなく真っ黒に見えるのです。
ハハア、これが明度の差ってヤツかとわかって古刹(注2)の紅葉を眺めれば、みんながレンズを向けて褒めそやすこの楓も、明け方にはただの真っ黒クロスケでしかないのでは…と斜に構えつつ、うーんきれい!とパシャパシャしたのでした。

<補注1> イロハモミジの最初の記事は2005年秋でした。
<補注2> ここは新座市・平林寺で、同寺の境内林は国指定の天然記念物です。

過去のきょう 2015 コトネアスター 2014 ハナミズキ(アメリカヤマボウシ) 2013 アレカヤシ 2012 マンデビラ(ディプラデニア) 2011 スズメウリ 2010 スイショウ 2009 ダンコウバイ 2008 ツノナス(フォックスフェイス) 2007 ドウダンツツジ 2006 カザリナス(ヒラナス、アカナス) 2005 シロヨメナ 2004 ビワ

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11月18日(金) アアソウカイ(パキポディウム・ゲアイー)

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久しぶりにアアソウカイを写して、我ながらいい出来ではないかとご満悦です。その大きさから、温室の天井が必ず邪魔になるのに、今回はかなりうまく背景をごまかすことができました。そして、ご本体にもぐっと肉薄です。
去年、パキポディウム・グラキリスを取り上げたとき、サイズはまるで違っても、二つは仲間であることを確認しました。いま、こうして見直すと、たしかに相似形のように作り(パーツ・構成)が同じです。葉軸がきれいに際立つ点もそっくりです。
さてこのアアソウカイは、キョウチクトウを思わせる白い花をつけるのだそうです。ここまでくればあとはその開花シーン(注)が欲しいもので、今度出会ったこの元気そうな株には、♪咲~けよ咲けよ…とささやきかけておきました。

<補注> 花の残骸らしきものを見た(2019年2月12日)あと、ついに開花状態をとらえました。(2021年7月23日

過去のきょう 2015 シマカコソウ 2014 ノダケ 2013 ホトケノザ 2012 ニガキ 2011 ビレヤ・シャクナゲ 2010 シマサルスベリ 2009 ヒオウギ 2008 スイレンボク 2007 エアーポテト 2006 フユノハナワラビ 2005 ムサシアブミ 2004 センリョウ

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11月17日(木) コブシ

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コブシというのは葉の落ち際が早く、あるいは葉の傷みも進みやすく、なかなかきれいな黄葉にはお目にかかれません(埼玉平地でのこと)。そのせいで、このように健全に「老いてゆく」葉を見かけると、軽く感動してしまいます。
うれしいことに、来春の花芽(ぽっちゃり体型)も葉芽(ほっそり型)もたくさん備えていて、順調な世代交代が行われていることがわかります。
野良歩きの効用は、こうして草木の本然たる姿に触れられることでしょう。無用な欲望に犯されず、自分の生来の機能を全うするために生きる…人生の目的がわからないなどと小癪なことをいう若者に、見せてやりたい姿です。

過去のきょう 2015 コバノギンバイカ 2014 クスドイゲ 2013 バラ(ピンク・パンサー) 2012 シュウメイギク 2011 ペペロミア・オブツシフォリア 2010 島バナナ(バナナ) 2009 ヒッコリー 2008 ムラサキカタバミ 2007 チョコレートコスモス 2006 ヒメウコギ 2005 ヨメナ 2004 ヒイラギ

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番外編 : MSよ、社外品は摺り潰すのか!

Atok
まったく、マイクロソフトの横暴というのは目に余ります。システムをシャットダウンするときに、「更新してシャットダウン」しか選べなくされて、数日は仕方なく物理的に電源を落としていたものの、根負けして更新したら、ものの見事にいろんな「自分の使い勝手」を狂わされてしまって…。
最悪だったのは、ワタシのかわいいATOKちゃんがまるっきりのお馬鹿になってしまったことでした。文字を打っても、入力中の文字が見えない!のです。つい5カ月前、Win10化にあたって5,000円近くも投資したばかりなのに、くそ~。
まあ、改善策は簡単でした。一度ATOKを全削除して再度インストール、それだけでどうやら旧に復してはくれました。しっかし横暴です。憤懣やるかたなく、もぉ、いい加減にしてくれよな…という怒りの記録です。

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11月16日(水) パフィオペディルム・リーミアヌム

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このパフィオペディルムという属については、前に尾長鶏の尾羽のような側萼片を持つサンデリアヌムを載せたことがあります。あのインパクトには少し負けるかとは思いつつ、このお髭もまたなかなか心惹かれる姿です。
こういう異形のパーツというのは、たぶん虫をおびき寄せるためでしょう。自分が虫だったら、こういう毛むくじゃらは避けて通るはずでも、そこはそれ、蓼食う虫はいろいろいるのだろうと推測します。
願わくばその物好きな虫の顔を拝みたいのに、そこまで現地環境を再現してくれる温室はないのが残念です。関係各位には鋭意ご検討いただきたいものです。

過去のきょう 2015 ツノゴマ 2014 コダチダリア(キダチダリア、皇帝ダリア) 2013 トウガラシ(ゴシキトウガラシ、ハナトウガラシ) 2012 イロハモミジ 2011 カイノキ 2010 キッコウハグマ 2009 シオデ 2008 ヨシ(アシ) 2007 フユザクラ 2006 コンギク 2005 コンギク 2004 アブチロン

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11月15日(火) カホクザンショウ(カショウ)

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日本のサンショウとは同属なので、見かけはよく似ています。ただし、その気で見ると枝の棘が異様に太く、また葉が少し大ぶりです。
植物的にはカホクザンショウ(華北山椒)と呼ぶのが正式でも、一般にはカショウ(花椒)という名の方がポピュラーです。この花椒を中国語的に発音するとホァジャオで、例の麻婆豆腐が独特の風味を持つのはこの調味料のおかげです。
ふつうの山椒は雌雄異株なのに対し、華北山椒には雌雄がないそうで、春の花をつぶさに眺める楽しみができました。

<追録> 時期的には2年前(上の写真)とほぼ同じなのに、実が割れて黒い種が見えていました。落葉も今年のペースが早く、例の「葉軸残し型」であることがわかります。(撮影:2018年11月15日)
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過去のきょう 2015 キウイフルーツ 2014 コクサギ 2013 コモチクジャクヤシ 2012 オオバナノコギリソウ 2011 ワイルドオーツ(ニセコバンソウ) 2010 ヘビノボラズ 2009 コウカジュ 2008 ルリフタモジ(白) 2007 イヌマキ 2006 サイカチ 2005 ノコンギク 2004 コセンダングサ

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11月14日(月) リュウビンタイ

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この夏、露地で育つリュウビンタイをここに載せました。いかにも在来の羊歯と変わりない慎ましやかなサイズで、本領の片鱗すら見せない姿でした。
それが、大きな温室のなかだと、さすがに巨大でした。これなら南方の驟雨に遭遇しても、大人が二・三人は楽に雨宿りできます。
しかもこの美しさです。けだるい夏の午後、この葉陰で涼をとったら、まるで王侯貴族の気分でしょう…などと夢見て外へ出ると、ウホ、冷えます。四季があるからこその日本とわかってはいても、やっぱり寒さは嫌いです。

過去のきょう 2015 オランダセンニチ 2014 ヌスビトハギ 2013 小菊(イエギク) 2012 シロモジ 2011 トネリコ 2010 カラスノゴマ 2009 ミツデカエデ 2008 ヒシ 2007 ハツカダイコン 2006 ヒメノウゼンカズラ 2005 モッコク 2004 ウインターコスモス

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11月13日(日) シロダモ

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谷に落ちていく傾斜面にシロダモが4本ありました。それが悲しいことに、どれもみな雄株なのです。どう探しても、あの赤い実がないし、どの木もみなモコモコとむさ苦しい雄シベを噴き出しまくっているばかりです。
植栽とも思われない場所だし、雄株だけを植栽する意味もないでしょう。たぶん自然環境での実生なのに、なぜ「男だらけ」になったのか不思議です。
これまでは「雌雄異株だから、雌株に会える確率は50%」と単純に考えていたのに、もしかしてシロダモは「娘一人に婿三人」状態なのでしょうか。おっと、この言い回しには婿八人とか婿十人のバリエーションもありました。さて、実生のシロダモの男女比率はいったいどんなものか、ちょっと面白い課題ができました。

<補注> 引用したことわざ(娘一人に~)本来の意味は少し違うものの、ここでは単純な男女比のこととして用いました。

過去のきょう 2015 サキシマフヨウ 2014 アベマキ(とクヌギ) 2013 イヌビワ 2012 サルビア・インディゴスパイア(ラベンダーセージ) 2011 アシボソ 2010 パイナップルセージ(サルビア・エレガンス) 2009 ヤブサンザシ 2008 オオカメノキ(ムシカリ) 2007 コミカンソウ 2006 プレクトランサス・モナ・ラベンダー 2005 センニンソウ 2004 セイオウボ(西王母)

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11月12日(土) キッコウハグマ

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小悪魔ならまだしも、性悪女め!とまで罵ったキッコウハグマが、「私のこと、忘れてない?」とばかりに突然目の前に現れました。しかも、以前は見ることができなかった性転換後の姿(雄シベが雌シベに変化済み)です。
出会いはきのうの記事と同じ「なじみのない山」でのことでした。山襞を縫うように登ったり降りたり、3時間ほども彷徨したなかで、たったひと株だけ、ポツネンと路傍で待っていてくれました。かわいい奴です(態度豹変・笑)。
さて、これであのオレンジ色の雄状態からこんな雌状態になることはわかったものの、それが本当に同一人物(?)かどうかは俄に信じられません。願わくば小悪魔さん、今度はその性転換中のお姿など拝見できないものでしょうか。

<追録> 翌年、この山はキッコウハグマの宝庫に変わっていました。ただ、時期的には前年と同じく雌シベになってしまったあとで、「性転換中のお姿」を拝見する夢は叶わずじまい(注)でした。(2017年11月5日)
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<補注> 上記の「夢」がようやく叶いました。(2019年11月9日

過去のきょう 2015 オオアマドコロ 2014 メガルカヤ 2013 ゴクラクチョウカ 2012 バクチノキ 2011 セイヨウニンジンボク 2010 アコニット(セイヨウトリカブト) 2009 ヤブムラサキ 2008 カキ(品種不明)  2007 イチゴノキ 2006 ケンポナシ 2005 ハマギク 2004 アメリカソライロアサガオ

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11月11日(金) イヌシデ

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アカシデの実が賑やかな様子をとらえてから、もう1カ月近くが経ちそうです。仲間のイヌシデの実も確認したくて、ヤキモキした期間でした。
あてにしていた近場のイヌシデにはどういうわけか実が見つからず、ふらりと訪れたなじみのない山で、ようやくワンちゃん発見!です。ただ、あいにくのドン曇りと情けないカメラのせいで、どうにも悲しい写真になりました。
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それでも、落ちていた実を拾うと、イヌシデの特徴がハッキリわかりました。実全体の構造やサイズはアカシデと同じでも、果苞の先がじつにのびやかです。
ただ、わからないのはこの果苞の役割です。形からして、風に舞って種を遠くに運ぶものだと思うのに、こうして房ごとボテッと落ちては、せっかくのスマートな翼形がなんの役にも立たないではありませんか。
もしかして、これから木枯らしが吹いたとき、この房が崩れて、一枚一枚が地面から飛び立つのか…などと、あり得そうもないことを考えてしまいます。

過去のきょう 2015 ウンナンハギ(四季咲きウンナンハギ) 2014 ウワミズザクラ 2013 コハウチワカエデ 2012 センブリ 2011 オオブドウホオズキ(トマチロ) 2010 カイノキ 2009 オシロイバナ 2008 シュウメイギク(八重) 2007 セイオウボ(西王母) 2006 ラッキョウ 2005 ミツマタ 2004 ウメモドキ

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11月10日(木) クサソテツ

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これがもし人間だったらおかしな話で、腰は曲がってきたのに生殖機能はいまからバリバリ!?という悩ましいことになってしまいます。常日ごろ、草木を人間になぞらえて師と仰ぐはた衛門も、クサソテツの真似はやめにしておきましょう。
5月の青々とした葉に始まり、7月には栄養葉のなかに残った胞子葉に気づき、12月には枯れゆく栄養葉と成熟した胞子葉、2月には機能全開中の胞子葉を見てきました。そんな過去記録では手薄だった胞子葉の芽生えどきを、ようやくとらえることができました。そして栄養葉もまだ健在というツーショットです。
春から夏には栄養葉で我が身の充実に励み、周りに葉が少なくなって胞子を撒きやすくなる冬を目指して胞子葉が頭をもたげる…じつに賢い機能分担をしているわけで、真似はできなくても、その処世術は見習うべきことのようです。

過去のきょう 2015 ネコノヒゲ(クミスクチン) 2014 アイノコセンダングサ 2013 ツワブキ 2012 ユリノキ 2011 ツリバナ 2010 ウラジロノキ 2009 トキリマメ 2008 ミドリハッカ(スペアミント) 2007/font> トウゴマ 2006 シロアザミゲシ 2005 ヒメツルソバ 2004 アオジクユズリハ

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11月9日(水) モミジバフウ

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40~50mほど続くモミジバフウの並木です。お見事、拍手!!です。
前に、まだ緑のままの枝を残した「局部的紅葉」を載せただけだったので、この画像はどうしても欲しいものでした。しかも、これは決して「狙った一枚」ではなく、お泊まり先であてもなく出かけた朝の散歩での収穫というところがミソです。
つまり、「犬も歩けば…」です。寒い・寒いと部屋に籠もっていてはなにも得られないわけで、この写真はマメ男くんへのご褒美と考えることにします。

<追録> 真っ赤に染まったモミジバフウに拍手をしてからほぼひと月、今度は「あれれ?」と首を傾げることになりました。(撮影:2016年12月6日・武蔵野市)
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陽当たりもよく、木も十分に大きく、環境にはなんの問題もないように思える4~5本の並木が、どうにも情けない色づきです。まるで一枝が紅黄葉の見本帳になったようなこの色具合はどうしたことでしょう。
考えられることは、地域差(=寒暖の変化度合いとかその速度差)でしょうか。お見事な色合いだった上の写真は金沢市での一枚だし、思い出に残る真っ赤なモミジバフウ並木は山形市のものでした。
たった2カ所を根拠にするのは不心得でも、やはり日本海側に比べると、関東南部の気候はダルイのだろうと思わざるを得ません。どうかモミジバフウさま、近所でもお見事!と拍手したくなるような色合いに染まってくださいますように…。

過去のきょう 2015 コエビソウ 2014 コウヨウザン 2013 カンレンボク 2012 ソバ 2011 ツメレンゲ 2010 キクニガナ(チコリー) 2009 アワコガネギク 2008 ジャコウソウモドキ 2007 シラキ 2006年 スズメウリ 2005 ハナミズキ(アメリカヤマボウシ) 2004 キダチチョウセンアサガオ

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11月8日(火) カザリナス(ヒラナス、アカナス)

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畑に植わっていると、どうしても目立ちます。そこでついパシャリとしてみたのに、成果は昔の写真と大差なしです。パッと見は派手でも、葉はボロボロだし実には傷が多くて、どうにも締まりのない一枚になってしまいました。
それなのにあえてここに載せるのは、記憶の呼び覚ましのためです。撮るときに頭にあった名前は「ソラヌム」だけで、それに続く種小名はもちろん、和名や別名はまるっきり思い浮かべられませんでした。
そこできょうの写真を昔のものと比べると、今回の実の方が平たいし赤色も強くて、ヒラナスやアカナスという和名のすり込みには役立ちそうです。実の色配分も今回の方が具合がいいので、カザリナスという標準和名にも得心がいくというものです。
さて、それでは種小名=aethiopicum…あ、これは無理です。くたびれた葉っぱが我が脳みその老朽具合を投影していて、「あきらめようよ」と笑っています。

<補注> 4年後、葉もまだ若い状態を収録しました。(2020年8月27日

過去のきょう 2015 アサリナ 2014 オオハナワラビ 2013 江戸菊(イエギク) 2012 カキノキ 2011 ジュウガツザクラ 2010 ツルナ 2009 ヤマツツジ 2008 イロハモミジ 2007 オナモミ 2006 サルノコシカケ 2005 イロハモミジ 2004 ヨウシュヤマゴボウ

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11月7日(月) センダン

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もうずいぶんな登場回数を誇るセンダンも、実が色づきはじめたタイミングを載せるのは初めてでした。葉がまだまだ若々しくて、ほんのりと色みを兆した丸い実のかわいらしさをよく引き立てています。
ところが、この撮影の舞台裏たるや、なかなかに騒々しいものでした。近くの木にたくさんのヒヨドリが潜んでいて、ヒーヨ・ヒーヨとわめき散らしていたのです。
センダンに近づいてシャッターを切ると一瞬静まるものの、背を向けるとまた一斉に大声でがなり立てます。「いつ食べようか」「あいつ邪魔だな」「もう食べられるんじゃないか」「あいつ、横取りするんじゃないか」などと騒いでいるようです。
日がな一日どころか、毎日ずっと実を見張りながら、食べごろの順にパクリとやるつもりなのでしょう。生きる目的は食べること=超シンプルな鳥さんの生活には、ときどきではあってもうらやましさを感じることがあります。

過去のきょう 2015 ハンカチノキ 2014 マメイヌツゲ 2013 シラカシ 2012 リンドウ 2011 オオバシコンノボタン(アツバノボタン) 2010 サルビア・インボルクラータ 2009 シイクワシャー(ヒラミレモン) 2008 ハヤトウリ 2007 ノアサガオ 2006 ハマナス 2005 ノジギク 2004 ハヤトウリ

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11月6日(日) ツバメアサガオ

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ヒトツバの茂みのなかからヒョロンと顔を覗かせたツバメアサガオです。もう7~8年も前に種から育てたら、そのあとこうしてほかの植物の間から健気に蔓をのばし、葉を広げ、「忘れないでね」と言いたげに花を咲かせます。
某種苗会社が同名(表記は「つばめ朝顔」)のアサガオを売り出してはいても、あちらは花が赤く、葉には斑が入ります。対して写真のものは古くからある種類で、花は小さく(直径3cmほど)て色も控えめです。斑模様では燕になんか見えやしない葉もすっきりシンプルで、これなら少しオデブの燕に見えなくもありません。
それにしても、もう11月です。ノアサガオなら暮れが押し詰まっての花など珍しくはなくても、ツバメアサガオはごくふつうの朝顔です。ご近所と「今朝は冷えるね~」なんて挨拶を交わしている主人を見て、「どこが寒いんだか、まったく」とツバメアサガオは鼻で笑っていそうな気がします。

過去のきょう 2015 サルビア・イエローマジェスティ 2014 ササクサ 2013 嵯峨菊(イエギク) 2012 コハウチワカエデ 2011 ヒメイチゴノキ 2010 シロバナキツネノマゴ 2009 オオミサンザシ 2008 イシミカワ 2007 オオオナモミ 2006 アキノノゲシ 2005 ムベ 2004 ヤツデ

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11月5日(土) ヒメショウジョウヤシ

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赤と緑の対比に目を惹かれます。そこに黄色の葉も加わってさらにカラフルなのは、たぶんこの葉が不調だからで、ご愛敬でしょう。葉の付け根からタデのような形の白い花穂(けっこう長い)を出すこともあると言います。
ということは、緑・白・赤の三色が並ぶわけです。だとすれば、もしかしてイタリア原産?というのは悪い冗談で、熱帯アジアのご出身(温室で撮影)です。
姫ではない大きなショウジョウヤシもあるとはいうものの、姫でも5mくらいはあるので、ちょっとやそっとの温室では育てきれません。原産地方面への旅の予定はまるでないので、このブログへの収容は姫だけで我慢(注)となります。

<補注> 悲観的な予測は簡単に覆りました。(2024年2月21日

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11月4日(金) オオケタデ

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オオケタデについては、全体の草姿と花のクローズアップを同時に載せたことがありました。ところが、その2枚では表現できていないことがあったのです。
それがオオ「ケ」タデの「毛」です。ふんわりと柔らかな質感の葉に加え、茎を覆うこの密な毛は、ほかのタデ類には見られない特徴です。
もっとも、そんなところを見なくても「大」きさだけで十分に見分けができるので、この毛はなにやらムダに思えます。「これがホントのムダ毛?」などと、せっかく叙情性を衒った写真を台無しにするオヤジのつぶやきこそがムダでした。

<補注> 地元を流れる柳瀬川の河川敷がオオケタデに占拠される事件がありました。(2021年9月22日

過去のきょう 2015 ハナトリカブト 2014 ミズタマソウ 2013 フユノハナワラビ 2012 カツラ 2011 ジョウリョクヤマボウシ 2010 マルバノキ 2009 アブチロン(黄花) 2008 ザクロ 2007 キャラボク 2006 アイ 2005 サネカズラ 2004 ヒメツルソバ

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番外編 : 動いてくれ~(志免鉱業所竪坑櫓)

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ドライブ中の視界にいきなり飛び込んで来た「なんじゃこれ」です。デカい(高さ48mほど)し、ゴツいし、まさかハウルの動く城ではあるまいな!?
なんと、ここ(福岡県志免町)の地下は石炭層(だった)で、地中430mまでエレベーターを上げ下ろしするための塔なのでした。残念ながら東京オリンピック(前回)の年に閉山になり、いまは廃墟(周辺立ち入り禁止)です。
とは言いながら、これだけの風体なので全国的に有名らしく、知らなくて驚いたのは恥ずかしいことだったようです。赤面する自分の頬は、まるでこの日の夕焼け空みたいだったことでしょう。(写真は色調補正あり)

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11月3日(木) ジョウリョクヤマボウシ

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花盛りという言葉があるのだから、実盛りと言いたいところです。ウチの鉢植えが2mほどに大きくなり、今年は150個以上の実をつけました。
5年前はわざわざ遠出して「実盛り」状態を撮影したので、ウチのジョウリョクヤマボウシは、そのころはまだ幼かったはずです。去年でさえ、赤い実を貴重品扱いしたので、今年の生長ぶりには「親」として目尻が下がります。
心配なのはこれだけ実をつけた反動です。お礼肥というのをどっさりあげなくてはと考えています。枝の先にはもう蕾がついていて、これが花蕾なのか、それともここから葉を展開するのか、観察する楽しみもできました。

過去のきょう 2015 ニオイサンタンカ 2014 ナナコバナ 2013 サルビア・グアラニチカ(メドーセージ) 2012 リュウノウギク 2011 ネリネ 2010 ウキクサ 2009 フジバカマ 2008 エビヅル 2007 ハイアワユキセンダングサ 2006 タコノアシ 2005 サワフタギ 2004 クチナシ

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番外編 : せめて1~2ひき

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「ぜったい獲るな!」とは言えないんでしょうねえ。4年生ですもん、自分たちだってゴマダラカミキリを獲ることはあるんでしょうねえ。
自分たちはOKで、よそから来た人だけダメ…ということを言わないところがとってもフェアです。「せめて1~2ひき」というひと言が泣かせます。
いい子たちなんだろうなあ。日本はまだまだいい国でいられるかな。篠栗の山のなかで、ほっこりと暖かな気持ちになりました。

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11月2日(水) アメリカフヨウ

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夏の花だと思っていたアメリカフヨウを、秋風に吹かれながら写しました。驚いて、図鑑の上での花期を調べると、盛りは7~8月で、「9月まで持ち越すケースもあり」ということになっていました。2カ月ほど延命中の芙蓉さんです。
さて、9月のこの辺の平均気温はと言えば22~23度です。そして、今年は10月の下旬はそのくらいの気温の日が少なくありませんでした。
たかだかこの程度のことで温暖化がどうこうとは言えなくても、「なんか、ワタシ、どうしたらいいの?」と言いたげな芙蓉さんには同情してしまいます。

過去のきょう 2015 アフリカホウセンカ(インパチェンス) 2014 カワラノギク 2013 リンドウ 2012 クヌギ 2011 オオデマリ 2010 カエンキセワタ(レオノチス) 2009 ジョウリョクヤマボウシ 2008 ジャケツイバラ 2007 ルリフタモジ 2006 ナカフオリヅルラン 2005 クフェア・タイニーマイス 2004 ユリノキ

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11月1日(火) ハクサンボク

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灌木の連続的な植え込みも「並木」と言えるのか?という自分の悩みは解決の兆しをまったく見せないまま、「並木」の実は赤く染まり出しました。
いやいや、この2カ月半、まるで無抵抗でいたわけではなくて、「生け垣」ではどうだろうとは考えたのです。ただし、「生け垣」だと枝葉が密なイメージが伴うのに対し、ハクサンボクはどうにも「脇が甘い」のです。
…という浅学丸出しの悩みを尻目に、ハクサンボクの実は生長を続けます。撮影者のボキャ貧に似て実はまだプアーでも、これから冬に向かってもう少し豊かな体型になるはずです。さて、そのころまでに適切な言葉は見つかるでしょうか。

<補注> 花の時期には葉が際立って艶めきます。(2021年4月16日

過去のきょう 2015 パキラ 2014 コブクザクラ 2013 マテバシイ 2012 ヤマラッキョウ 2011 キッコウハグマ 2010 セキヤノアキチョウジ 2009 ナンキンハゼ 2008 アカカタバミ 2007う アブラツツジ 2006 ナギナタコウジュ 2005 ススキ 2004 ガガイモ

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