10月29日(土) ダルマギク
名前や風貌からして園芸品種かと思いがちでも、これは立派な野生種です。日本海側の沿岸に自生するそう(撮影は海なし埼玉の植栽品)で、言われてみると渇水や強風に耐えられるように肉厚の葉を持っています。
加えて、背が低く、這うように横に広がる特性も環境適応の結果でしょう。冬の暗くて荒い日本海の風濤に耐え、夏の暑熱を過ごしたあと、こうして咲かすきれいな薄紫の花の姿は、崇高とさえ言いたいほどです。
そんな背景を知ってからこの名前をつくづく考えると、命名した人は案外とあの面壁九年の達磨大師を連想したものかと独り合点してしまいます。
加えて、背が低く、這うように横に広がる特性も環境適応の結果でしょう。冬の暗くて荒い日本海の風濤に耐え、夏の暑熱を過ごしたあと、こうして咲かすきれいな薄紫の花の姿は、崇高とさえ言いたいほどです。
そんな背景を知ってからこの名前をつくづく考えると、命名した人は案外とあの面壁九年の達磨大師を連想したものかと独り合点してしまいます。
<補注1> 吸蜜中の蝶はキタテハです。
<補注2> 冬越しの姿を収録しました。(2021年2月2日)
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