10月23日(日) ヒナタイノコヅチ
ふつうのイノコヅチ(別名:ヒカゲイノコヅチ)を取り上げ、そのうちヒナタイノコヅチも収録しようと思ってから、もう8年が経っていました。現実世界と草木遊びの世界とでは、時間の目盛りがまるっきり違うことに一人で感動します。
さて、そのヒナタイノコヅチです。茎に毛がビッシリです。一方のヒカゲイノコヅチの茎にも毛はあるものの、こうまで茎が白くは見えません。
さて、そのヒナタイノコヅチです。茎に毛がビッシリです。一方のヒカゲイノコヅチの茎にも毛はあるものの、こうまで茎が白くは見えません。
で、「以上おしまい」の簡単レポートのはずだったのに、難題に気づきました。語源からすればイノコ「ヅ」チが妥当と思うところを、前回掲載ではイノコ「ズ」チとしていました。あれ?ミスっていた?と焦ります。
しかし、あらためて確認すると図鑑に「ズ」派は少なくないし、国語辞典も同じです。ホッとしながら、念のため例のYListで調べると、標準和名は「ヅ」でした。
この「ズ」か「ヅ」か問題には内閣告示が影響していて、「一般に二語に分解しにくいもの」は「ズ」にするというお達しがあるのです。したがって、「いなずま」とか「さしずめ」とか、やや飲み込みにくい仮名遣いに悩むわけです。
つまり、図鑑や辞書はこのお達しに従っているのに対し、YListは「植物世界にはそんな馬鹿なルールはいらないんだよ」と言っているようです。自分でも、漢字にすれば猪子槌で、槌はツチであってスチではないや!と思います。
したがって、今回を機会に、過去の記事もイノコ「ヅ」チに修正統一します。
しかし、あらためて確認すると図鑑に「ズ」派は少なくないし、国語辞典も同じです。ホッとしながら、念のため例のYListで調べると、標準和名は「ヅ」でした。
この「ズ」か「ヅ」か問題には内閣告示が影響していて、「一般に二語に分解しにくいもの」は「ズ」にするというお達しがあるのです。したがって、「いなずま」とか「さしずめ」とか、やや飲み込みにくい仮名遣いに悩むわけです。
つまり、図鑑や辞書はこのお達しに従っているのに対し、YListは「植物世界にはそんな馬鹿なルールはいらないんだよ」と言っているようです。自分でも、漢字にすれば猪子槌で、槌はツチであってスチではないや!と思います。
したがって、今回を機会に、過去の記事もイノコ「ヅ」チに修正統一します。
<補注> 上述の「ズorヅ」問題については、牧野圖鑑の編集変遷の歴史に沿って混乱の経緯を解明しておきました。(2016年5月31日)
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