9月15日(木) タイワンツナソ(モロヘイヤ)
クレオパトラが愛した食材という噂(?)があって、その真偽は別としても、王族が病気のときにこの葉をスープにして飲んだというのは事実のようです。
そもそもモロヘイヤという単語にあてる英字の綴りはなく、アラビア語の音をカタカナ化したものだそうです。その意味は「王家のもの」、つまり一般庶民が口にできる食材ではなかったようです。
そう知ると、葉の付け根のお髭が「王家のもの」風に見えるのが庶民の弱さです。加えて、この葉を刻んだときのネバネバがモロヘイヤの真骨頂です。オクラや納豆・山芋・なめこなどと同じで、ネバネバ食品は疲労回復や整腸・抗ウイルスなどに効くとされ、夏の暑さでやられたなというとき、役に立つ(注2)ようです。
そもそもモロヘイヤという単語にあてる英字の綴りはなく、アラビア語の音をカタカナ化したものだそうです。その意味は「王家のもの」、つまり一般庶民が口にできる食材ではなかったようです。
そう知ると、葉の付け根のお髭が「王家のもの」風に見えるのが庶民の弱さです。加えて、この葉を刻んだときのネバネバがモロヘイヤの真骨頂です。オクラや納豆・山芋・なめこなどと同じで、ネバネバ食品は疲労回復や整腸・抗ウイルスなどに効くとされ、夏の暑さでやられたなというとき、役に立つ(注2)ようです。
<補注1> 従来、この記事はタイトルをシマツナソとしていました。しかし、冬枯れした畑で細長い実を見たことで、これは一名をナガミツナソと称するCorchorus olitoriusであり、標準和名シマツナソ=C. aestuansではないことに気づきました。さらに、モロヘイヤを通称とするのもolitoriusなので、タイトルを訂正します。
なお、Wikiではolitoriusにもシマツナソの別名を与えているし、ほかの参考サイトにも同じ現象が見られます。対してYListではタイワンツナソの別名としてモロヘイヤとナガミツナソしかあげておらず、この見解の方が誤解が生じにくいので、このブログもそれに従うことにします。(2022年1月4日)
<補注2> このタイワンツナソ(モロヘイヤ)の種には毒性(強心配糖体含有)があると農水省が注意喚起しています。
上の写真でも、花の付け根にはすでに子房と思えるものができていて、葉の収穫時に混入しないよう、注意が必要です。(2024年春)
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