8月26日（金） ハナタバコ（ニコチアナ・サンデラエ）

ニコチアナという属名はニコチンに通じていて、この属の一種であるNicotiana tabacumは葉タバコ（タバコ）として管理栽培されます。
それに対して、写真のNicotiana sanderaeのように花タバコと称される一群は自由に誰でも育てることができます。日本専売公社がJTになるとき（1985年）、花タバコが一般に解禁されたというのに、それまでの「御禁制」イメージがあるのか、町で見かけるということがまったくありません。

そんな状況に反し、こうして赤白そろって撮れたのはなぜかと言うと、JTが全国で巡回公演しているアフィニス音楽祭のおかげです。これが実施される町には花タバコを植えたプランターが並べられるのです。
JTはこのニコチアナ・サンデラエを別名のニコチアナ・アフィニスで呼び、音楽祭の名前に使っているわけで、サンデラエ音楽祭では格好悪かったのでしょう。タバコ嫌いのワタシとしては、音楽祭なんてしなくていいから吸い殻拾いをしてよ！と言いたいところであっても、八つ当たりをしたら花タバコがかわいそうです。

＜補注＞ 同属にはキダチタバコという木本もあります。（2019年7月23日）

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