6月23日(木) ヒルムシロ
寝ていた蛭がむっくり起き上がったとでもいうようなヒルムシロ(注2)の花です。前に葉っぱだけ写して感動していた池に、去年は花どきと思しき時期に二度出かけてかすりもしないという悲しい過去があっただけに、これは感動の眺めでした。
件の池とは縁もゆかりもない山のなかの溜め池です。溜め池というものがどんどん潰されていく時代に、「池もあります。ヒルムシロも咲いてます」という場所があるなんて、まだまだ日本も捨てたものではありません。
悔しかったのは、そのすてきな池の淵が急斜面で、せっかくの花を接写できなかったことです。イソップの狐よろしく、「撮ってもどうということのない花(注1)だよ」と言い繕いながら、後ろ髪を引かれる思いでした。あ、後ろ髪、ありませんでした。
件の池とは縁もゆかりもない山のなかの溜め池です。溜め池というものがどんどん潰されていく時代に、「池もあります。ヒルムシロも咲いてます」という場所があるなんて、まだまだ日本も捨てたものではありません。
悔しかったのは、そのすてきな池の淵が急斜面で、せっかくの花を接写できなかったことです。イソップの狐よろしく、「撮ってもどうということのない花(注1)だよ」と言い繕いながら、後ろ髪を引かれる思いでした。あ、後ろ髪、ありませんでした。
<補注1> 「どうということのない花」に迫ってみると、それはとんでもなく難解なしかけでした。(2017年9月1日)
<補注2> この溜め池の水草は、ヒルムシロではなくフトヒルムシロだったかもしれません。(2021年8月27日)
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