6月20日(月) アナベル(アジサイ)
いい加減なのは眼なのか脳味噌なのか、人間ってけっこう都合良く対象物を見ていることにあきれます。この一枚だって、「おお、アナベルが満開だぁ。一面真っ白の写真を撮るですよぉ」と喜び勇んでバシャバシャやったのでした。
ところが、こうして時間を静止させて凝視すると、花の白よりも葉の緑が占める面積の方が多いし、その花だってまだ若緑色のものがたくさんあります。白い花だけ正確に寄せ集めたら、写真の面積の4割を埋められるかどうか…。
この「見たいように見る」という幸せなオツムのおかげで人間はここまでやって来られたのでしょう。したがって、白い花房を切り取って緑の部分を埋めていくという変態的作業はすぐ放棄し、「やっぱり真っ白だ!」と喜んでおくことにします。
ところが、こうして時間を静止させて凝視すると、花の白よりも葉の緑が占める面積の方が多いし、その花だってまだ若緑色のものがたくさんあります。白い花だけ正確に寄せ集めたら、写真の面積の4割を埋められるかどうか…。
この「見たいように見る」という幸せなオツムのおかげで人間はここまでやって来られたのでしょう。したがって、白い花房を切り取って緑の部分を埋めていくという変態的作業はすぐ放棄し、「やっぱり真っ白だ!」と喜んでおくことにします。
<追録> 光線の具合がイマ三だったものの、今度こそ、画面に占める白の面積が「かなり」の写真が撮れました。(撮影:2016年6月26日)
<補注1> アナベルのナーセリーがありました。(2021年6月12日)
<補注2> 「ピンクのアナベル」を収録しました。(2021年7月1日)
過去のきょう 2015 ゼラニウム 2014 ハンゲショウ 2013 サントリナ 2012 ノトカクタス(品種未詳) 2011 カワラマツバ 2010 ヤブムラサキ 2009 ウズアジサイ 2008 ササユリ 2007 クロバナフウロ 2006 マリアアザミ 2005 ムラサキシキブ 2004 アガパンサス
| 固定リンク
コメント