6月2日(木) エビヅル
エビヅルの雄株を見つけました。実をつけないので、その時期からマークすることができず、行き当たりばったりの幸運でした。そんなご加護に楯突くようで申し訳はなくても、雌株の両性花に比べると、なんとも頼りなげな雄花です。
おっと、牧野博士はこれも「エビズル」で、ほかにアマチャヅルもハンショウヅルもコバノカモメヅルもボタンヅルも、みんな「づ」ではなく「ず」でした。うわ、オリヅルランまで「ず」です。蔓も鶴もおかまいなしの徹底ぶりです。なにか深い訳があるのか、それとも単純な表記癖なのか、変な研究課題ができてしまいました。(注)
<補注> この記事作成のときに参照したのが1961年発行の『牧野新日本植物圖鑑』だったことで、本文に余計なことを書き付けてしまいました。この「おかしな表記問題」の真相についてはクロヅルの記事に補注を入れておきました。
過去のきょう 2015 ベニサラサドウダン 2014 オウシュウマンネングサ(ヨーロッパタイトゴメ) 2013 サルトリイバラ(サンキライ) 2012 ホタルカズラ 2011 ツクバネソウ 2010 モモイロタンポポ 2009 ワニグチソウ 2008 セッコク 2007 ソヨゴ 2006 オリーブ 2005 ヤマモモソウ(ハクチョウソウ、ガウラ) 2004 ユリノキ
| 固定リンク
コメント