6月17日(金) ウラジロヨウラク(注)
ドウダンツツジの花を裾濃にピンクで染め、グイーッと寸法を引きのばしたらこんな感じになるはずです。「ヨウラク」の名については、前にヨウラクユリを載せたときに触れていて、早く収録したかった憧れの君です。
で、あとは「ウラジロ」で、葉裏はたしかにこんな色合いです。ただ、表側に密生する長い毛の方に自分は驚きました。現物を見て初めて気づくことです。ちょっと猫の舌を思わせてくれるので、ネコジタヨウラクと呼びたくなりました。
もののどこを見てなにを感じるか…は案外に人によりけりです。葉裏に注目して奥ゆかしい人となるか、猫に舐められる快感を連想して単なヤツと思われるか、思いを口にすることは人となりを見透かされることだと、この木に教わりました。
<補注> 萼に注目してみたら、これはふつうのウラジロヨウラクではなくガクウラジロヨウラクだった疑いが出てきました。とりあえず、広義のウラジロヨウラクという意味で、タイトルは従前どおりとしておきます。(2019年5月22日)
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