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番外編 : CF-R9の修理

Cfr9
モバイルパソのCF-R9がこのところ不調を呈していました。使っていると画面が真っ暗になりウンでもスンでもなくなったり、あるいは操作をまったく受け付けなくなったり、丈夫が売りのLet’s noteも少しくたびれたようです。
この不調の前段現象として、CPU収納部の過熱がありました。手で触るのが辛いほど熱くなり、膝に載せて使っていて低温やけどをしたほどです。
状況からして疑ったのは、冷却ファンの不調とCPUに塗っている熱伝導グリスの劣化です。極小ノートのCF-R9をうまく分解&再組み立てできるか、最初の自作のとき、デスクトップなのに自分の指の太さと目の劣化を嘆いたことを思い出し、かなり不安を持ちながらもトライしてみました。
マザーボードを露出させるまではそれほどでなかったものの、そこからマザボを剥がして裏返し、ヒートシンクをはずしてCPUを出すところまでは苦労しました。写真の白囲み部分が、剥がして裏返したファンとヒートシンクです。
思ったほどではなかったものの、グリスはグニグニと硬めになっていました。またファンも埃まみれでした。無水エタノールを使ってグリスをきれいに拭き取り、エアダスターでファンの汚れは徹底的に吹き飛ばしました。

結果、半日起動しっぱなしにしておいてもトラブルはなくなりました。筐体のバカ熱さもなくなり、ごくふつうの微温状態に収まっています。ということは見事成功!と喜ぶべきではあっても、納得できないことが一つあります。
CPUの温度(Core Tempで計測)が修理前よりも高い値(Max.97℃)を記録するようになったのです。最初、手持ちのグリスを使ったらやや不足(途中でなくなった)だったのが原因かと思い、もう一度分解し、新しいものをたっぷりめに塗ってみても、症状に大きな変化はありません。
ただ、上に書いた温度は瞬間の最高値であり、Youtubeを連続視聴しているときでもだいたいが60℃台に収まってはいます。いまにして思えば、修理前の計測が甘く、負荷が足りないときの温度を記録(Max.83℃)してしまったのかもしれません。初めての作業は、こういう基本的なところでドジを踏むので困ります。
それでもとりあえず筐体の過熱は収まったし、ファンの音もはっきり聞こえるようになり、なによりもダウンしないので、一応はこれでよしとしておきます。このまま、これからの夏場を乗り切ってくれればメデタシ・メデタシです。

<補注> 残念ながら上記の処置では修理しきれず、さらにほかの問題も出てきたので、モバイルパソは代替わりとなりました。(2016年7月)

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コメント

はじめまして、突然失礼致します。

CF-R9Kを使用しているのですが、このところファンが常に高速回転するようになったので、CPUグリスを塗り直ししたいと考えて分解したのですが、マザーボードを取り外すところから先に進めません。

・ヒートシンク・ファンを外す際は、ファンの根本のネジ以外に取り外す部分はありますか?

・ヒートシンクがCPUにガッチリとくっついているのですが、力づくで取り外すしかないのでしょうか? それとも他にネジやシールなどがあるのでしょうか。

以上、もしお時間がありましたらご回答いただければ幸いです。

投稿: CF-R9ユーザー | 2016-08-13 23:42

CF-R9ユーザーさま:
お仲間ですね。がんばってください!

1. CPUとヒートシンクを結合しているネジはたった1本だったと記憶しています。これではCPUへの押しつけが足りないだろうと思ったほどです。そのネジで押すというより、組み上げたとき全体の力で圧着しているように見受けました。

2. CPUとヒートシンクはベリッとはがす感じでした。特にネジやシールはありません。写真で光っているものは、グリスを塗る部分に四角い穴があいた透明シールで、これには接着とかの意味はないようでした。

投稿: はた衛門 | 2016-08-14 07:32

さっそくお返事ありがとうございます!

ネジは1本だけなんですね。
ヒートシンク、引っ張ったのですが取れなかったので、基盤が壊れては元も子もないと思い、諦めていました。
現在、CPUの温度が常に80度を超えてファンもブンブン回っている状態ですが、頑張って分解してみます。

投稿: CF-R9ユーザー | 2016-08-15 22:53

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