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5月31日(火) クロヅル

160531kuroduruアジサイのような葉にマユミのような花をつけたおチビさん(膝丈くらい)です。蔓性で、大きくなれば横に這ったりほかの木に巻きついたりするそうです。
その蔓(枝)が赤黒くて、クロヅルの名はここに由来すると考えられます。ところが、牧野博士は「黒いツルの意味の名らしいが、なぜその名ができたか今の所不明(原文ママ)」としています。さらに、「黒いツル」だろうと言っていながら、そのタイトルは「くろずる(「づ」ではなく「ず」)としているのです。
この「ず」と「づ」、および「じ」と「ぢ」の混乱は日本語の困った問題点の一つです。稲妻は「づ」でなく「ず」、世界中は「ぢ」でなく「じ」…という「あれ」です。
ただ、こんな「些事」に頭を悩ましていては大事を見失うのは世の常で、たまたま「くろずる」と書いてしまったら「ず」でいいのが大博士の道なのでしょう。

<補注1> 文中で「アジサイのよう」としたのはあくまで質感のことで、互生と対生の違いはあります。また、「マユミのよう」とした花も、4弁と5弁の違いがあります。
<補注2> 古い牧野図鑑では、蔓も鶴も「づ」ではなく「ず」表記であることに気づきました。初版(1940)では「づ」だったものが、途中で「ず」に変更されているようです。(2016年6月2日

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5月30日(月) ゲジゲジシダ

160530gejigejisidaこのシダのおかげで、ゲジゲジは蚰蜒と書くこと、およびゲジゲジは正式にはゲジと呼ぶ(繰り返さない。そのため蚰蜒はゲジだがゲジゲジ)ことを知りました。
だからと言って、このシダはゲジシダとはなりません。ちょっとお遊びを込めて、ゲジゲジシダとかわいらしく呼んであげましょう。
ただ、ふつうゲジゲジは嫌われ者ですから、やさしいシダ(夏緑性)なのに迷惑な名前をもらったものです。互い違いにのびる羽片のイメージがゲジゲジだと言うのですが、こういう性質は特にこのシダだけではないような気がします。
羽片の基部が中軸に合流していて、人が両手を広げたように見えます。その手をゆらゆらさせて踊っているみたいで、ホニャララシダと改称してはどうでしょう。

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番外編 : CF-R9の修理

Cfr9モバイルパソのCF-R9がこのところ不調を呈していました。使っていると画面が真っ暗になりウンでもスンでもなくなったり、あるいは操作をまったく受け付けなくなったり、丈夫が売りのLet’s noteも少しくたびれたようです。
この不調の前段現象として、CPU収納部の過熱がありました。手で触るのが辛いほど熱くなり、膝に載せて使っていて低温やけどをしたほどです。
状況からして疑ったのは、冷却ファンの不調とCPUに塗っている熱伝導グリスの劣化です。極小ノートのCF-R9をうまく分解組み立てできるか、最初の自作のとき、デスクトップなのに自分の指の太さと目の劣化をなげいたことを思い出し、かなり不安を持ちながらもトライしてみました。
マザーボードを露出させるまではそれほどでなかったものの、そのマザボをはがして裏返し、ヒートシンクをはずしてCPUを出すところまでは苦労しました。写真の白囲み部分が、剥がして裏返したファンとヒートシンクです。
思ったほどではなかったものの、グリスはグニグニと硬めになっていました。またファンも埃まみれでした。無水エタノールを使ってグリスをきれいに拭き取り、エアダスターでファンの汚れは徹底的に吹き飛ばしました。
結果、半日起動しっぱなしにしておいてもトラブルはなくなりました。筐体のバカ熱さもなくなり、ごくふつうの微温状態に収まっています。ということは見事成功!と喜ぶべきなのでしょうが、納得できないことが一つあります。
CPUの温度(Core Tempで計測)が修理前よりも高い値(Max.97℃)を記録するようになったのです。最初、手持ちのグリスを使ったらやや不足(途中でなくなった)だったのが原因かと思い、もう一度分解し、新しいものをたっぷりめに塗ったのですが、症状に大きな変化はありません。
ただ、上に書いた温度は瞬間の最高値であり、Youtubeを連続視聴しているときでもだいたいが60℃台に収まってはいます。今にして思えば、修理前の計測が甘く、負荷が足りないときの温度を記録(Max.83℃)してしまったのかもしれません。初めての作業は、こういう基本的なところでドジを踏むので困ります。
ただ、とりあえず筐体の過熱は収まったし、ファンの音もはっきり聞こえるようになり、なによりもダウンしないので、一応はこれでよしとしておきます。このまま、これからの夏場を乗り切ってくれればメデタシ・メデタシです。

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5月29日(日) クロガネモチ

160529kuroganemoti_m遊歩道の脇でクロガネモチが花を咲かせていました。遠くからでもなにか妙に派手なので「もしや」と心が弾みます。やった! 雄株です。
だいたいがあの真っ赤な実を楽しむために植えるのでしょうから、町で雄株に会える確率は低いのです。これで雌雄の花の写真がそろいました。
160529kuroganemoti_f…と「掲載植物名一覧」を見たら、あるのは実をつけたシーンばかり3回です。しかし、雌株の開花シーンは大阪の街なかにあるお寺の境内で撮った記憶が鮮明にあるのです。2枚目がその写真で、2005年の5月20日の撮影でした。
どこでなにを見たか、10年以上前のことを覚えていることに自信を持つべきか、それともどこになにを載せたかワヤクチャの整理力に不安を持つべきか、ドヤ顔と泣き顔が阿修羅像のように隣り合わせです。(あ、阿修羅は三面か。笑)

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5月28日(土) アリストロキア2種

160528aristolochia_wあれまあ、あんなところにハンカチを忘れた人が…。で、このハンカチの真んなかには穴が開いていて、こりゃまた手品の道具ですかい?
男の手のひらくらいはあってこの模様ですから、かなりの迫力です。真んなかの穴には虫が入って花粉媒介の手伝いをします。虫ならぬオジサンは引き寄せられましたが、こういう色合いが虫の好みというのでしょうか。
160528aristolochia_gそう言えば1月に別の場所(温室)で今回のものとよく似た感じの花(↑)を写していました。そのときはあまりにゲテモノだと思い、ここへの掲載はパスしていましたが、仲間を得たので堂々の登場です。
1枚目のものはアリストロキア・ウェストランディー(露地撮影)、2枚目がアリストロキア・ギガンテアで、ともにウマノスズクサ科ウマノスズクサ属です。今月はオオバウマノスズクサも掲載していて、薫風の季節はまた異風の花の季節でもありました。

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5月27日(金) ハゼノキ

160527haze紅葉の派手さとか、実の房の立派さに比べると、じつに地味な花(雌株)です。これでもし花まで豪華だとすると、ハゼノキだって疲れてしまうというものです。
自分はわりとかぶれにくい体質なので、野歩きには助かります。今回も、手指はもちろん、顔も葉に触れたりしましたが、特に問題ありませんでした。祖父が漆職人だったので、そのおかげかなと勝手に思っています。
おっと、ちょっとカッコ良く漆職人などと書きましたが、仕事をしている場面はほとんど記憶がなくて、いつもダリアの世話ばかりしている人でした。あれで家族を養っていけたなんて、昔ってどういう仕掛けになっていたものでしょう。
160527hazenoki_m<追加記事> 地味な見かけは雌株の方で、雄株(↑)はボコボコ泡立つような派手な具合でした。(2016年6月4日)

2015年のきょうリンボク> 2014年のきょうアルブカ・スピラリス 'フリズルシズル'> 2013年のきょうハグマノキ> 2012年のきょうムシトリナデシコ> 2011年のきょうギンラン> 2010年のきょうワニグチソウ> 2009年のきょうテマリカンボク> 2008年のきょうオヤブジラミ> 2007年のきょうヤグルマソウ> 2006年のきょうクサイチゴ> 2005年のきょうツリバナ> 2004年のきょうクリ

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5月26日(木) カワラサイコ

160526kawarasaiko○○サイコで思い出すのは生薬の柴胡で、風邪のときお世話になります。その柴胡はミシマサイコから採るのですが、写真のカワラサイコは、どこをどう眺めても、ミシマサイコとは縁もゆかりもない姿です。
それもそのはずで、柴胡はミシマサイコの根を干したもので、カワラサイコの根がそれと似ているというのが名前の元でした。こういうとき、植栽品を写させていただく身としては根を掘り出すわけにいかず、切歯扼腕するしかありません。
カワラサイコにも多少の薬効はあるようですが、解説には「ミシマサイコの代用にはならない」と冷たく書かれているのが哀れです。たとえ薬効が皆無だとしても、この切り紙細工のような形の艶めいた葉は十分に鑑賞に値します。

2015年のきょうウサギノオ(ラグラス)> 2014年のきょうシナユリノキ> 2013年のきょうオヤブジラミ> 2012年のきょうヤブデマリ> 2011年のきょうアカマツ> 2010年のきょうギョリュウ> 2009年のきょうマユミ> 2008年のきょうイワカガミ> 2007年のきょうネメシア> 2006年のきょうワジュロ> 2005年のきょうスイカズラ> 2004年のきょうキョウチクトウ

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番外編 : MISIAの森

160526misianomori MISIAの森(石川県津幡町)という場所があることを知って、訪ねてみました。調子外れにEverythingなど口ずさみながら、心は弾みます。
結果と言うか、歩いてみた結論は、むふふ、まあふつうの森でした。MISIAでイメージしたのはクスノキでした。九州生まれだという彼女にはやはり南の木が似合うし、風格のある枝張りはMISIAの重厚な歌声そのものです。さらに樟脳のあの香りが、突き抜ける彼女のハイノートと完全にオーバーラップするのです。
ところが、森の入り口で迎えてくれたのはクヌギでした。うーん、クヌギが嫌いなわけじゃないけれど、ちょっと拍子抜けです。クスノキも少しは見かけましたが、イメージツリーというほどの存在感はありませんでした。樹相としては関東近辺のそれと大差なく、訪問が徒労だったかと少し寂しくなりました。
しかし、気持ちをフラットに戻して歩き進んでみると、ホッペはだんだんと緩んでしまいました。小径の脇がショウジョウバカマで埋もれているなんて、そんじょそこらで見られるものではありません。サワフタギの花が白い天蓋となって頭上を覆っていたのもうれしい景色でした。
要は特にこれと言った珍品や稀少種はないのだけれど、ふつうがふつうに潤沢に残されているのです。そうか、MISIAがサポートしたいのはこういう場所なのだと気づいたら、胸が温かくなりました。
神奈川にも同名の森があるそうで、これからだんだんに増えて来るのかもしれません。偉いなあ、ありがたいなあと思いつつ、その晩、聴いた彼女の歌声は、いつにも増して艶やかに心に滲みて来たのでした。

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5月25日(水) アジサイ(エンドレスサマー)

160525endless_summerごくふつうに見かけるアジサイだと思うのですが、その名前といったら、やたらカッコ良すぎます。作出した人がサーファーだった? もう半世紀も前の映画「エンドレスサマー」は、今でもサーフィン好きの人々の聖典だと言います。
いやいや、たぶん5月から9月まで咲き続ける息の長さを、そのままエンドレスと称えたのだろうと素直に考えておくことにします。
しかし、埼玉では早くも真夏日を記録したきょうこのごろ、夏がエンドレスだなんて、考えてみればものすごく不吉というか迷惑な名前でもあります。今年の夏が、この花のように涼やかであることを祈っておきましょう。

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5月24日(火) アスパラガス

160524asparagusアスパラの茎の揺れやすさと言ったら、それはもう特級ものなのです。さらに蜜蜂のせわしなさも、これまた超一級品です。その二つが共演するシーンを撮ろうとしたら、アスパラよりも蜂蜜よりも甘~い写真ができあがりました(涙)。
しかし、一応の勘所は押さえていて、アスパラの花が蕾から全開になり萎れるまでのそれぞれの状態は写り込んでいます。また、蜜蜂が両足にしっかりと花粉球をつけ、さらに花粉を集めようとしている様子がわかります。
と写真の内容をなぞってみてから再度全体を眺めたら、ハァ、肩が落ちます。完全無風の日、ものすごくのんびり屋の蜜蜂が来てくれることを願います。

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5月23日(月) ハリグワ

160523hariguwa風が吹くたび、ボタボタと黄色い球が落ちてきます。その大きさはちょうどビー玉くらいで、拾い上げると手のひらに粉が散りました。
養蚕用に大陸から導入された木で、葉はふつうの桑より質が厚くて硬めです。お蚕さんがお腹を壊さないか心配なくらいで、食いしんぼ爺さんもスルーです。
名前の元である枝の棘をかなり探したのに、この木では見つかりませんでした。雌雄異株で、日本に来たのはほとんど雄木だと言います。まさにこの木も粉をまき散らし放題だったので、実の試食は期待できそうにありません。
ツノを生やした女性はご勘弁でも、ハリグワの雌株には早く出会いたいし、その枝にはぜひ棘をツンツンと立てていてほしいものです。

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5月22日(日) ウマノアシガタ

160522umanoasigataウマノアシガタについては、前にキンポウゲと比較して載せました。しかし、その撮影地は町中で、どうも園芸品の逸出ものらしい姿でした。
そこで、口直しの一枚です。真性(?)の野道の脇で陽を照り返していました。写真の場所は一日いっぱい日向の環境でしたが、同じ時間に日陰になっているところでもお構いなしの元気さでした。案外に融通の利く性質です。
茎がズンズンのびて、花に近い葉と根元側の葉がまったく違う形であるのがよくわかります。前に載せたものを園芸品と疑うのは、ここが妙に寸詰まりだったからで、たしかにまとまりは良くても、窮屈に思えてかないません。

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5月21日(土) コウゾ

160521kouzo鈴なりになった雌花がヒメコウゾを思わせても、枝がガッシリしていて、木全体も大きめ(4m以上)です。ようやくコウゾを見つけたようです。
和紙の原料として、三椏(みつまた)とともにその名前は有名ではあるのに、野山ではそれほどメジャーな存在ではありません。ヒメコウゾカジノキの雑種だそうで、両者が近くにあるという厳しい条件が、その存在を制限するのでしょう。
雑種ゆえの性格として、雌雄同株のものと異株のものがあるそうで、撮影したこの木はどうも女性オンリーのようでした。夏にまたここにくればご馳走にありつける楽しみはあるものの、若々しい男の子の姿も早く拝みたいものです。

2015年のきょうツルウメモドキ(雄株)> 2014年のきょうチガヤ> 2013年のきょうニガキ(雄花)> 2012年のきょうノミノツヅリ> 2011年のきょうオニタビラコ> 2010年のきょうケシ> 2009年のきょうバッコヤナギ> 2008年のきょうザイフリボク> 2007年のきょうクスノキ> 2006年のきょうカスミソウ> 2005年のきょうユウゲショウ> 2004年のきょうクレマチス

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5月20日(金) オヘビイチゴ

160520oheniitigoオヘビイチゴの「オ」は雄々しいの「雄」なのですが、芝地や畦で見かけると、いったいどこがそんなに男性的なのか、よくわからないきらいがあります。
ところが、周囲で他の草がこうして背丈をのばすと、オヘビイチゴも負けじとのびあがるのです。別に他人と張り合うことが雄々しい性質とは思いませんが、環境によっては茎が立ち上がって大きくなることに男を見いだしたのでしょう。
あるいは、実がヘビイチゴのように赤くならないことも男とされた由縁でしょうか。いつまで経っても赤くならず、つまむこともできない実を見て、「まったく男ってえのはしょうがねえなあ」と毒づくオッサンは、もっと食えないヤツですけれど…。

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5月19日(木) チャボハシドイ

160519tyabohasidoiチャボという形容は背丈がコンパクトであることを言っていて、決して花が見劣りすることではありません。むしろふつうのハシドイのグチャッとした(ようにしか、まだ撮れていないことを棚に上げ)花よりは色も形も数段美麗です。
別名に姫ライラックというのがあって、「そうそう、ライラックだよ、これ」と一人で合点してしまいます。あと、コバノハシドイというのもあって、これも「ああ、ハシドイよりも葉が小型だよね」とうなずくことができます。
さてこうして三つも名前をあげてしまうと、当然に頭は混乱しますが、逆に三つが補完し合って記憶が強化されることも考えられます。自分の記憶はどう機能するものなのか、このかわいい木で人体実験してみることにします。

2015年のきょうツクバネウツギ> 2014年のきょうアリウム・オストロスキアヌム(アリウム・オレオフィルム)> 2013年のきょうツガ> 2012年のきょうコウゾリナ> 2011年のきょうカキツバタ> 2010年のきょうヒメグルミ> 2009年のきょうヒメツルニチニチソウ> 2008年のきょうヤマシャクヤク> 2007年のきょうツボサンゴ> 2006年のきょうフランスギク> 2005年のきょうチョウジソウ> 2004年のきょうタチアオイ

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5月18日(水) ケキツネノボタン

160518kekitune茎がこれだけ毛深ければ、ふつうのキツネノボタンとは違うことは明らかです。…とブログのなかでリンクさせようと思ったら、「ふつう」がありません。いつも繰り返しの反省なのですが、まだまだ、こういう基本種抜けはありそうです。
しかも、昔の増補版記事では「タガラシの方がボタンっぽい」と愚痴を言っていて、ボタンを牡丹ではなく釦だと思っていた形跡がありありです。当然ながら、葉の形をフューチャーした写真ではなく、さらにケキツネボタンなどまったく意識していなかったので、茎の具合を記録しようとした痕跡もありません。
あえて言えば、花びらが5枚の標準品を写していたのが誉められるところで、今回のケキツネでは毛だけに気を取られて花びらが不足です。要は「ふつう」もケキツネもどちらも撮り直しが必要ということで、これはたぶん狐の祟りです。

2015年のきょうキクノハアオイ> 2014年のきょうバイカウツギ> 2013年のきょう温帯スイレン> 2012年のきょうニガキ(雌花)> 2011年のきょうウラジロノキ> 2010年のきょうコメツブツメクサ> 2009年のきょうサンショウバラ> 2008年のきょうチングルマ> 2007年のきょうスノーキャップ> 2006年のきょうオオバコ> 2005年のきょうサラサドウダン> 2004年のきょうアヤメ

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5月17日(火) シマガマズミ

160517simagamazumiこの木に冠されたシマは島(縞にあらず)で、その島は伊豆諸島のことでした。花がふつうのガマズミよりも清楚な感じ(雄シベがうるさくない)です。
また、葉に艶があって、陽があたるときらめきが見事です。その葉の先は「ふつう」よりも急に尖っていて、とてもスマートに見えます。
要はちょっと惚れてしまいました。伊豆大島でも見られるそうで、若かりしころ、あの島を数度訪れたときはアシタバしか知らずに帰ってきたのが無念です。

2015年のきょうシナミザクラ(カラミザクラ)とオオカンザクラ> 2014年のきょうギョウジャニンニク> 2013年のきょうサルナシ> 2012年のきょうヤエムグラ> 2011年のきょうトウバナ> 2010年のきょうコゴメウツギ> 2009年のきょうオオバナノエンレイソウ> 2008年のきょうチゴユリ> 2007年のきょうユキノシタ> 2006年のきょうヘラオオバコ> 2005年のきょうメキシコマンネングサ> 2004年のきょうタイサンボク

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5月16日(月) オオバウマノスズクサ

160516oobaumanosuzukusa平原綾香のサックスはこのごろなかなか聴けないのだけれど、あのジュピターのヒットがなければ、今ごろは美人サックス奏者としてもてはやされていたかも。大谷くんだって二刀流なんだから、綾香さん、もっと吹いてくれないかなあ。
という勝手なご託はこの草とはなんの関係もないとは言え、この花を見てサクソフォンを連想しないのは無理な話です。ただこのサックスはやたら小ぶりに見えてしまうのですが、実際はふつうのウマノスズクサの花とほぼ同サイズです。
要は葉が大きすぎて、相対的に花が小さく見えてしまうのです。大葉というくらいで、ふつう版の2~3倍の面積があります。また開花時期もふつう版より早めです。サックスの開口部が縞模様になるのもふつう版とは違う特色です。

2015年のきょうキツネアザミ> 2014年のきょうコハウチワカエデ> 2013年のきょうコヒロハハナヤスリ> 2012年のきょうカマツカ> 2011年のきょうカジノキ> 2010年のきょうハクウンボク> 2009年のきょうジャケツイバラ> 2008年のきょうコトネアスター> 2007年のきょうヒメヒオウギ> 2006年のきょうカンボク> 2005年のきょうホオノキ> 2004年のきょうホオノキ

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5月15日(日) マメイヌツゲ

160515mameinutuge小舟を裏返したような葉がかわいくてグッと迫ったら、あらら、花の時期でした。というくらい、ツゲ類の花は目立たなくてささやかです。
もっとも、雄花がこぼれそうに葯を開けばまだ賑やかなのに、これは雌株でした。雄株よりも花つきが少なく、退化した雄シベを尻目に雌シベが威張っています。
何本か並んだ垣根なら雌雄の株が混じっていることもあるでしょうが、これは1本だけで大きく育った木でした。雌株を探すのならがんばれても、男を見つけ出すのに気合いが入らないのはオッサン根性の仕方なさというものです。ふらふら歩いていれば、そのうち雄株の方から声をかけてくれることもあるでしょう。

<補注> 実をつけた様子はこちら、春先の金色の若葉(金芽ツゲ)はこちらです。

2015年のきょうミツデカエデ(雌株)> 2014年のきょうキクムグラ> 2013年のきょうガクウツギ> 2012年のきょうヒルザキツキミソウ(モモイロヒルザキツキミソウ)> 2011年のきょうタチシオデ> 2010年のきょうヒメウツギ> 2009年のきょうカッコソウ> 2008年のきょうカマツカ> 2007年のきょうキツネアザミ> 2006年のきょうカラスビシャク> 2005年のきょうナツユキソウ> 2004年のきょうエゴノキ

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5月14日(土) トウダイグサ

160514toudaigusaボルダリングっていうんですかね。このごろちょっと気になります。いい歳した爺さんには無理って感じもしますが、少しだけなら楽しそう…。
左手でこの出っ張りをつかんでおいて、右足をうーんと高くあげて、あっ、ずるい、右足が2本ある! アリさん自身が楽しいのかどうかは聞き損ないましたが、このポーズ、じつに気持ちよさげです。うらやましいくらい軽やかです。
おっと、トウダイグサです。こうやってアップにしてしまうと、ほかの仲間と見分けにくいのですが、タカトウダイのように高くならずに横に這い、ノウルシハツユキソウのように派手派手しくはなく、あくまで渋めに野道を飾ります。

2015年のきょうゲウム(セイヨウダイコンソウ、ベニバナダイコンソウ)> 2014年のきょうベニウツギとタニウツギ> 2013年のきょうシライトソウ> 2012年のきょうアメリカアサガラ> 2011年のきょうアオハダ> 2010年のきょうコンニャク> 2009年のきょうギシギシ> 2008年のきょうオオカメノキ> 2007年のきょうヤセウツボ> 2006年のきょうタラヨウ> 2005年のきょうゼニアオイ> 2004年のきょうエゴノキ

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5月13日(金) ウンシュウミカン

160513unsyumikanこれが温州ミカンの花だという見分けポイントはさっぱりわかりません。開き直りも甚だしいのですが、冬場に実を確認している木なので、間違いはなしです。
そのミカンは、塀を乗り出してたわわに実るので、いつの冬も「ちょっと味見を」と思うのですが、野歩きと違ってなかなか手は出せないものです。
そこのお宅の手入れがいいのか、それともそういう品種なのか、誠に見事な実のつき方をするのですが、当然に花も押し合いへし合い咲くのでした。愛でるには少し情緒に欠けるご面相ですが、数で勝負の迫力に惹かれます。

2015年のきょうセイヨウトチノキ> 2014年のきょうマツバトウダイ(ユーフォルビア・キパリッシアス)> 2013年のきょうムレスズメ> 2012年のきょうカイジンドウ> 2011年のきょうキンラン> 2010年のきょうミツデカエデ> 2009年のきょうスイバ> 2008年のきょうアマドコロ> 2007年のきょうサワフタギ> 2006年のきょうミヤコワスレ> 2005年のきょうオダマキ> 2004年のきょうソラマメ

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5月12日(木) コウヤワラビ

160512kouyawarabiその感触も形も、いかにも柔らかそうな葉を茂らせるシダです。暑い盛りの野歩きでは、その葉を眺めながら涼むことがままあります。
やや湿った木陰という生息環境は、夏の野歩きの一休みにも最適なのです。そんな親しみのある葉は、夏緑性のため、寒い間はいったん見かけなくなり、今ごろになると、こうして再び葉を開くのでした。
名前のコウヤは高野山に因んだものです。しかし、別に生息地はそっち方面に限らず、関東の山野でもごくふつうに見られます。

2015年のきょうヘラオオバコ> 2014年のきょうマルバウツギ> 2013年のきょうアジュガ・レプタンス(セイヨウジュウニヒトエ、セイヨウキランソウ)> 2012年のきょうチャンチン> 2011年のきょうハクウンボク> 2010年のきょうオオカワヂシャ> 2009年のきょうタラヨウ(雌花)> 2008年のきょうオトコヨウゾメ> 2007年のきょうアメリカフウロ> 2006年のきょうカラマツ> 2005年のきょうヤマボウシ> 2004年のきょうカナメモチ

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5月11日(水) テウチグルミ

160511teutigurumiもう実が大きくふくらんでいたのが6月の中旬でしたから、花は今ごろだろうと予想して出向きました。それは当たりでもありハズレでもありました。
まったく別の場所の木を2本確かめたのですが、撮れたのは雌花だけです。雌雄同株ですから、どこかに雄花の痕跡(または出穂の兆候)がないか、目を皿にして見上げたものの、あのブラリン雄花らしきものはまったく見あたりません。
オニグルミヒメグルミは、多少のズレがあっても、雌雄の花を同時に見られるのに、テウチグルミの男女のすれ違いはかなり激しいようです。しかも雌性先熟か雄性先熟かは木によると言います。
いくらズレても、雄花が咲いたあとなら枯れた穂ぐらいは残るはずです。希望的観測を込めて、また近いうちにこの木の下に立ってみるつもりです。

2015年のきょうタラヨウ(雌株)> 2014年のきょうニガナ> 2013年のきょうサンショウ> 2012年のきょうクサソテツ> 2011年のきょうカマヤマショウブ> 2010年のきょうハナイバナ> 2009年のきょうネコノメソウ> 2008年のきょうクマガイソウ> 2007年のきょうナニワイバラ> 2006年のきょうセリバヒエンソウ> 2005年のきょうポポー> 2004年のきょうスイカズラ

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5月10日(火) シラー・ペルビアナ(オオツルボ)

160510scilla_peruvianaここには二度目の登場になります。この時期、花壇にドーンと花火が打ち上がったみたいに豪華なので、ついパシャリとやってしまいます。
ただし、前回と今回で写真の内容に違いがあって、それは蕾に絡まる黄緑色の毛の有無です。この毛はたぶん蕾と花柄を守る托葉で、咲き出しのころは蕾の固まりをふんわりと包んでいます。それが咲き進んで無くなったのかと思ったら、花穂の下段の方でちゃんと花柄に絡んで残っていました。
抹茶ソフトクリームのような咲き出しの姿もおもしろいし、役目を終えてこうしてひっそりと控えている姿もゆかしいし、派手な花だけではない、シラー・ペルビアナの托葉というマニアックな見どころに気づいてしまいました。

2015年のきょうトコナツ> 2014年のきょうジングウツツジ> 2013年のきょうアレナリア・モンタナ> 2012年のきょうトラフクロマツ> 2011年のきょうマメヅタ> 2010年のきょうモッコウバラ(白八重)> 2009年のきょうチャイブ(セイヨウアサツキ)> 2008年のきょうシャリンバイ> 2007年のきょうウスバサイシン> 2006年のきょうセッコク> 2005年のきょうコデマリ(八重)> 2004年のきょうオオムラサキ

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5月9日(月) シャクナゲ

160509syakunageおとといのヒメシャクナゲで、ふつうのシャクナゲにリンクさせようとしたら、ブログにはなくて、仕方なく「蔵」シャクナゲにつなげたのでした。
もう10年近くほったらかしの「蔵」でも、まだ役には立つものです。ところが、新たに「蔵」にリンクさせるときは問題なくても、過去のリンクが切れているのが目下最大の困りごとです。ニフティさんが、加入者向け専用のHPサービスを今年でやめてしまい、通常の有料サービスに統合してしまうのです。このため、「蔵」を引っ越してURLが変わってしまい、過去記事に使ったリンクはすべて切れてしまいました。
毎日の記事アップごとに、過去12年分のリンクを確認しているのですが、その日その日の確認と手直しだけで手一杯です。ニフティさん、いろいろな楽しみを提供してくださってありがとうございます。
というわけで(?)、ふつうのシャクナゲです。こんな革質で細い葉がシャクナゲのタイプではあるものの、気にし始めるとけっこうツツジ風に柔らかな葉のものもあって、ヒメシャクナゲのおかげで、少しは眼が素直になった気がします。

2015年のきょうハンカチノキ> 2014年のきょうヤナギトラノオ> 2013年のきょうボタン> 2012年のきょうヤエムグラ> 2011年のきょうスイバ> 2010年のきょうオニグルミ> 2009年のきょうコリアンダー(コエンドロ)> 2008年のきょうクレマチス・モンタナ> 2007年のきょうシナアブラギリ> 2006年のきょうイチゴ(優香)> 2005年のきょうオオデマリ> 2004年のきょうミズキ

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5月8日(日) トガクシショウマ

160508togakusisyouma長野の戸隠山で見つかったのでこの名ですが、長野に限らず北日本に産するようです。山歩きの収穫なら威張れるのですが、これは仙台で見た植栽品です。
長い花柄が特徴です。こんな長さなので、花も実もうつむくのですが、なかにはスキヤキソングが好きな花や実もいて、けっこう強い茎です。
葉も、形といい風合いといい、なかなか味があります。花びらが、ショウマを名乗るにはやや軟質でだらしないのですが、葉と併せて眺めると、このほんわかした優しげな佇まいがこの草の持ち味なのでしょう。

2015年のきょうクジャクシダ> 2014年のきょうハナエンジュ(バラアカシア)> 2013年のきょうツタバウンラン(ツタガラクサ)> 2012年のきょうクレマチス・アーマンディ> 2011年のきょうカジノキ> 2010年のきょうハイノキ> 2009年のきょうツボスミレ(ニョイスミレ)> 2008年のきょうイヌガヤ> 2007年のきょうヒイラギソウ> 2006年のきょうリムナンテス> 2005年のきょうアサツキ> 2004年のきょうウツギ

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5月7日(土) ヒメシャクナゲ

160507hemesyakunageもし花どきにこれを名付けたのなら、たぶんヒメドウダンになっていたはずと思うほど、壺型の花が目立ちます。とても小さな木(高さ20cmくらい)で、湿地の藪に紛れそうですから、この時期でないと自分には見つけられなかったことでしょう。
その花とじつにアンバランスなのが葉で、たしかにシャクナゲを連想します。細くて、表面が硬くて、裏に巻いていて、いかにも蒸散を防ぎそうです。沼のほとりにいるのにこんな葉なのだから、よほど水分を貯めたいでしょう。
そう言えば、ツツジ科の懐の深さに今ごろ気づきました。花の形も葉の風合いも、ずいぶん違う手合いがごろごろと多士済々です。それでも、この花にはこの葉、と多少はタイプ分けができそうだったのに、このおチビさんにはそんな脆弱な自作の仕切りを簡単に壊されてしまいました。意地悪な姫さまです。

2015年のきょうエニシダ> 2014年のきょうシラー・ヒスパニカ(ツリガネズイセン)> 2013年のきょうウラジロノキ> 2012年のきょうサクラソウ> 2011年のきょうヒメハギ> 2010年のきょうマルメロ> 2009年のきょうアメリカイワナンテン> 2008年のきょうヒルガオ> 2007年のきょうスイートピー> 2006年のきょうベニバナツメクサ> 2005年のきょうモモイロヒルザキツキミソウ> 2004年のきょうニセアカシア(ハリエンジュ)

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5月6日(金) ヤマガラシ

160506yamagarasiアブラナ科に共通の4弁花なのですが、仲間のハルザキヤマガラシと同様に、上下2枚ずつ対になって開きます。色といい形といい蝶々を思わせます。
そのハルザキヤマガラシよりもやや疎らな生え方に感じました。ハルザキの方は侵略的外来種として問題視されていますが、こちら在来種はわりとひっそりと茂っていました。もちろん、時期とか場所で違いは大きいとは思います。
そんなアヤフヤな比較よりも目についたのは、葉の違いでした。両種の色・艶・厚みはよく似ているのですが、形が在来種の方が丸っこいのです。これに比べると、ハルザキは刻みの深い羽状複葉が茎の下部には目立ちます。
あと、花柱と実(莢)の長さが両種で異なるというのですが、かつてハルザキを写したときはその圧倒的な量だけをうれしがって、そんな細部は無視していました。次にこの二つを見るときは、もう少し冷静に各パーツを撮ってみるつもりです。

2015年のきょうセキチク(カラナデシコ)> 2014年のきょうコバノガマズミ> 2013年のきょうハッカクレン> 2012年のきょうハイノキ> 2011年のきょうチョウジガマズミ> 2010年のきょうカンザン(関山)> 2009年のきょうシュロ(ワジュロ・トウジュロ)> 2008年のきょうオサバグサ> 2007年のきょうピラカンサ> 2006年のきょうオーニソガラム> 2005年のきょうキリ> 2004年のきょうヤマボウシ

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追加編 : 幸福の木は不幸の木

160506kouhukunokiくっさぁー。えげつない香水も形無しの強烈臭気です。自分だけかと思ったら、一緒にいた人たちも同じ感想だったので、決してワタシの臭覚異常ということではないようです。周囲5mくらいは立ち入り無用区域と化してしました。
夜中に咲くというので花の撮影はあきらめていたら、なんと夕方5時には盛大な臭いとともにこうして豪華に花を開いていました。日中には蕾状態だそうで、そのときはこんな悪臭はしないようです。
さらに困るのは、この花から雫がボタボタ落ちることです。それが単なる水滴ならいいのですが、透明シリコンのように盛り上がって固まるのです。床にはまるで滑り止め加工したみたいにポツポツと…。つまんでも取れません。
変な臭いに弱い人、および自宅の床に滑り止めを施したくない人にとっては、幸福の木は不幸の木です。あ~、2時間たっても気持ちワルぅ…。

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5月5日(木) ヤチヤナギ

160505yatiyanagi若葉がかなり柳類の感じだし、細い枝はよく撓(しな)るし、これをヤチ「ヤナギ」と名付けた人には共感してしまいます。もちろん湿地を好むところから「谷地」を冠したところも、けっこうノーマルな発想ではないかと思うのです。
ところが、このかわいい木がヤマモモ科だというのだから驚きます。言われてみれば雌花(雌雄異株で、これは雌株)が赤い穂状であるところは似ています。
本家のヤマモモと違って実は食べられないものの、北欧ではホップの代用にしてビールを造るそうで、それはそれで興味が向きます。さて、その実を囓ってみるのが先か、はたまた雄株の花を写すのが先か、楽しみができました。日常生活圏にあるものではないので、自分のフットワークと運だけが頼りです。

2015年のきょうキクザクラ> 2014年のきょうニワナズナ(アリッサム、スイートアリッサム)> 2013年のきょうトドマツ> 2012年のきょうムラサキカタバミ> 2011年のきょうジョウリョクヤマボウシ> 2010年のきょうタブノキ> 2009年のきょうダイコン> 2008年のきょうナラガシワ> 2007年のきょうイチハツ> 2006年のきょうハナイカダ> 2005年のきょうユリノキ> 2004年のきょうムクロジ

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5月4日(水) ビオラ・つぶらなタヌキ

160504violaこれがタヌキに見えた作出者は、かなりイマジネーションが豊かなのでしょう。花壇の名札にあった名前に感動して撮った1枚です。爺さんの心を鷲づかみにしたこのビオラの名は、なんと「つぶらなタヌキ」ですと!
「つぶら」はわかる感じがします。ふつうのビオラより一段と花が小型です。それがまたこんなに花つきが良くて、花びらの白い覆輪もお茶目です。
ただ、タヌキはねー。先日のタヌキランにはどうにかうなずいたものの、今度はちょっと苦しい感じです。ところが驚いたのは、数日経ってこの写真を探したとき、自分で「あのタヌキ、タヌキ…」と念じていたのです。
インパクトです。ネーミングの妙とも言いますか。たぶん花屋さんでこの名前に幻惑され、ついフラフラと買い求めた人、多いのではないでしょうか。

2015年のきょうハハコグサ> 2014年のきょうダイオウグミ> 2013年のきょうゼンマイ> 2012年のきょうイチハラトラノオ(市原虎の尾)> 2011年のきょうセイヨウバクチノキ> 2010年のきょうベニシダ> 2009年のきょうトウカエデ> 2008年のきょうニワトコとムベ> 2007年のきょうキモクレン> 2006年のきょうヒメコウゾ(雄花)> 2005年のきょうスズラン> 2004年のきょうハルジオン

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5月3日(火) ヤドリギ

160503yadorigi北国のちょっと高い山に登ったら、そこはまだ冬でした。陽射しにこそ春は感じるものの、足下はまだ硬い雪に覆われたままです。
ブナの林も、冬芽が多少のふくらみを見せてはいたものの、葉の気配などまだ微塵も感じることができません。そんな「素通し」の林の中空に、緑色のこんもりしたマリモ状物体を見つけました。ヤドリギです。
なるほど、ヤドリギは「常緑樹」なのでした。落葉樹の葉がない時期は、あの粘着性の実(種)が木々の幹にくっついたり、できた実を鳥に啄んでもらったりするには好適なのです。宿主が寝ている間こそがヤドリギの季節でした。
暖地のヤドリギはもう花を咲かせ実をつけているのに、北国のヤドリギは今からが勝負です。宿主が葉を繁らせるまでの短い間に一気呵成に世代をつなごうとする北のヤドリギには、埼玉あたりの仲間にはない緊張感がありました。

2015年のきょうチリメンガシ> 2014年のきょうムラサキサギゴケ(サギゴケ)> 2013年のきょうニッサボク> 2012年のきょうセイヨウタンポポ> 2011年のきょうシライトソウ> 2010年のきょうヘビノボラズ> 2009年のきょうギンラン> 2008年のきょうフサスグリ> 2007年のきょうシュンギク> 2006年のきょうムクノキ> 2005年のきょうワスレナグサ> 2004年のきょうカリフォルニアポピー

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5月2日(月) コイヌガラシ

160502koinugarasi生育不良のイヌガラシかと思いました。全体サイズがイヌガラシよりもこぢんまりしていて、かつ葉にのびやかさがありません。
つまり、同科同属であるイヌガラシの小型版という意味でコイヌガラシ(小+犬芥子)です。ところが自分にはどうも「子犬+芥子」に思えて、だからなんだと言うつもりはないのですが、どことなく気にくわない名前です。
さらに言えば、丈や葉だけでなく、実の莢も寸詰まりで、まるで小便小僧の「あれ」とそっくりの形です。などなど、なんだか見捨てたコメントをしてしまいましたが、じつは志木の辺では案外に貴重品です。ほかの植物に負けやすいそうで、子犬のようにかわいがってあげないと、そのうち見かけなくなるかもしれません。

2015年のきょうシャクヤク> 2014年のきょうマルバアオダモ> 2013年のきょうカントウタンポポ> 2012年のきょうシロダモ> 2011年のきょうカジカエデ(オニモミジ)> 2010年のきょうクヌギ(雌花)> 2009年のきょうキンラン> 2008年のきょうマイヅルソウ> 2007年のきょうジュウニヒトエ> 2006年のきょうカキドオシ> 2005年のきょうシラー・ペルビアナ(オオツルボ)> 2004年のきょうカリフォルニアポピー

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5月1日(日) シマセンネンボク(ドラセナ・フラグランス・マッサンゲアーナ、幸福の木)

160501kouhukunokiあれっ、幸福の木って花をつけるのか!と驚いて、某社のサロンでスマホを取り出してしまいました。こんな発見(?)でもなければ、ここに収録することなど当分なかったであろう通俗な木が、思いがけずの登場です。
おかげで、この木の和名がシマセンネンボクだなんて、ほぼ利用価値のない知識も得ることができました。さらに調べてみると、葉の中央に斑が走るこのタイプはマッサンゲアーナという園芸種であることもわかりました。
残念だったことは、この蕾が開くのは夜中だということです。開花すればいい匂いもするというのですが、夜中にここをお訪ねするのは無理な話です。
自分には意外だった幸福の木の花も、ググればあちこちで咲きまくっていて、花の様子はそれで見た「つもり」になっておくことにします。

<補注> 夜中だという情報だったのに、夕方5時には咲いていたので、追加編で記録しておきました。(2016年5月6日)

2015年のきょうタラヨウ(雄株)> 2014年のきょうアツモリソウ> 2013年のきょうチシャノキとマルバチシャノキ> 2012年のきょうヨウラクユリ(フリチラリア・インペリアリス)> 2011年のきょうヒメリンゴ> 2010年のきょうセイヨウシャクナゲ> 2009年のきょうユズリハ(雌花)> 2008年のきょうハシリドコロ> 2007年のきょうナツトウダイ> 2006年のきょうカシワ> 2005年のきょうシラン> 2004年のきょうベニバナトチノキ

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