5月3日(火) ヤドリギ
北国のちょっと高い山に登ったら、そこはまだ冬でした。陽射しにこそ春は感じるものの、足下はまだ硬い雪に覆われたままです。
ブナの林も、冬芽が多少の膨らみを見せてはいたものの、葉の気配などまだ微塵も感じることができません。そんな「素通し」の林の中空に、緑色のこんもりしたマリモ状物体を見つけました。ヤドリギです。
なるほど、ヤドリギは「常緑樹」なのでした。落葉樹の葉がない時期は、あの粘着性の実(種)が木々の幹にくっついたり、できた実を鳥に啄んでもらったりするには好適なのです。宿主が寝ている間こそがヤドリギの季節でした。
暖地のヤドリギはもう花を咲かせ実をつけているのに、北国のヤドリギはいまからが勝負です。宿主が葉を繁らせるまでの短い間に一気呵成に世代をつなごうとする北のヤドリギには、埼玉あたりの仲間にはない緊張感がありました。
ブナの林も、冬芽が多少の膨らみを見せてはいたものの、葉の気配などまだ微塵も感じることができません。そんな「素通し」の林の中空に、緑色のこんもりしたマリモ状物体を見つけました。ヤドリギです。
なるほど、ヤドリギは「常緑樹」なのでした。落葉樹の葉がない時期は、あの粘着性の実(種)が木々の幹にくっついたり、できた実を鳥に啄んでもらったりするには好適なのです。宿主が寝ている間こそがヤドリギの季節でした。
暖地のヤドリギはもう花を咲かせ実をつけているのに、北国のヤドリギはいまからが勝負です。宿主が葉を繁らせるまでの短い間に一気呵成に世代をつなごうとする北のヤドリギには、埼玉あたりの仲間にはない緊張感がありました。
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