5月21日(土) コウゾ
鈴なりになった雌花がヒメコウゾを思わせても、枝がガッシリしていて、木全体も大きめ(4m以上)です。ようやくコウゾを見つけたようです。
和紙の原料として、三椏(みつまた)とともにその名前は有名ではあるのに、野山ではそれほどメジャーな存在ではありません。ヒメコウゾとカジノキの雑種だそうで、両者が近くにあるという厳しい条件が、その存在を制限するのでしょう。
雑種ゆえの性格として、雌雄同株のものと異株のものがあるそうで、撮影したこの木はどうも雌花オンリーのようでした。夏にまたここにくればご馳走にありつける楽しみはあるものの、若々しい雄花の姿も早く拝みたいものです。
和紙の原料として、三椏(みつまた)とともにその名前は有名ではあるのに、野山ではそれほどメジャーな存在ではありません。ヒメコウゾとカジノキの雑種だそうで、両者が近くにあるという厳しい条件が、その存在を制限するのでしょう。
雑種ゆえの性格として、雌雄同株のものと異株のものがあるそうで、撮影したこの木はどうも雌花オンリーのようでした。夏にまたここにくればご馳走にありつける楽しみはあるものの、若々しい雄花の姿も早く拝みたいものです。
<追録1> 上の写真とは別の場所のコウゾ(↓ 撮影:2017年5月8日)です。この写真では雌花だけだし、その10日後に確認したときは雌花は枯れ、雄花は痕跡も発芽兆候も皆無でした。
また、去年撮影した木(↑)を今年も確認したものの、雌花だけでした。どちらの株も、どうやら雌雄異株タイプの雌株なのだと思えてきました。
さらにそのあと、この2本の木を追跡調査すると、実らしきものをまったく見つけられませんでした。そのまま実になりそうな形の雌花なのに、消えてなくなってしまうことがとても不可解です。(2017年7月)
<追録2> 雌花しか見ていないコウゾの木の根もとに実生苗を見つけたので、雌雄異株タイプのコウゾでも結実する可能性が出てきました。(2017年9月6日)
<追録3> 雌雄異株タイプのコウゾの雄株と思われる木を見つけました。(2018年4月19日)
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