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4月30日(土) キバナルリソウ(セリンセ・マヨール)

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和名のキバナルリソウはやや立場が弱く、学名そのままセリンセ・マヨールと呼ばれることが多いようです。黄と瑠璃と、2色が名前のなかにあると鬱陶しいし、そもそも花の先が黄色で元側が紫というその標準形があまり流通していません。
写真の花も、やや色が薄れた部分はあっても、基本、紫1色のPurpurascensという品種になります。花の形がわりと奇態なので、せめて色は落ち着いている方が日本では好まれる(欧州南部の産)のだろうと思います。

<追録> 花序は「さそり型」と呼ばれる形で、長い花穂がクルルンと巻きます。花の内部はなかなか見にくくて、どうにか雌シベだけは写せました。(撮影:2021年5月4日)
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<補注> キバナルリソウがエリカ・ファイアーヒースと思わぬところでつながっていました。(2020年12月7日

過去のきょう 2015 カキドオシ 2014 アズキナシ 2013 クワガタソウ 2012 フゲンゾウ 2011 ヤマナシ 2010 フゲンゾウ 2009 イヌスギナ 2008 ツリガネズイセン(ヒヤシンソイデス・ヒスパニカ) 2007 ゴウダソウ 2006 ウンゼンツツジ 2005 ナガミヒナゲシ 2004 トチノキ

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4月29日(金) アズサ(ヨグソミネバリ)

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アズサとミズメの見分けに苦戦していて、写真の木をアズサとするのはかなりのドキドキものです。それでも無理にここに出すのは、ヨグソミネバリ(夜糞峰榛)というあまりにあんまりな別名を書き留めておきたかっただけかもしれません。
図鑑を引いても二種の区別は判然とせず、牧野博士も「両者の区別は非常にむずかしい」とつれない言い方です。ただ、詳細に二つの記述内容を比較すると、まず樹皮の色が違って、アズサには「赤土色」という表現が使われています。よしよし、写真の幹にはそんな色合いが見られます。
葉の鋸歯についても、アズサは「不規則の二重きょ歯」とあるのに対し、ミズメの説明には「鋭いきょ歯」としかありません。写真を拡大してみると、たしかに二重鋸歯と思われるところもあります。(引用部は原文ママ、今後の比較が必要)
決定的に違うのは、雌花(雌雄同株・異花)が苞鱗内に2個あるのがアズサ、3個ならミズメというところではあっても、これは来月の開花時に両種の雌花を接写できる幸運に恵まれるまでお預けのポイントです。

しかし、アズサには見分けのむずかしさ以外にも困った問題があります。いまの皇太子さまのお印が梓なのです。トホホ、プリンスが夜糞峰榛ですか?!
というのは不勉強の極みで、お印の梓はキササゲのことでした。中国から梓という樹名が伝わったとき、どうも混乱があったようです。
そうすると、枕詞で有名な梓弓はキササゲで作るのかというと、こちらは夜糞峰榛のことで、神事に使われる弓は多少「かぐわしい」方が霊験あらたかなのかな…と、アズサとミズメで混乱してしまったオツムで愚考したのでした。

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4月28日(木) マキノスミレ

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牧野博士というお方は、笑顔がとてもかわいいし、お若いときの甘いマスクの写真も残されています。しかしそれにしても、ここまで愛くるしいスミレにご自分の名前を冠するとは、イケメンだっただけでなく、お茶目でもあったのでしょう。
シハイスミレ(未収録)の変種で、二つのスミレを見分ける境目はかなり微妙だと言います。それなのにこれをマキノスミレとしたのは、一つは全体の小ささです。拙の人差し指がまるで膝頭のように見えます。
また、ピンと立った葉もこのスミレの特徴だし、東北の地で出会った(シハイスミレは西日本に多い)という状況証拠もあります。
初めて見かけた珍しいスミレとは言え、もし幸運にもまた出会ったときは「やあ、富(太郎)ちゃん」とお茶目に呼びかけてあげることにします。

過去のきょう 2015 タンチョウソウ(イワヤツデ) 2014 ナニワイバラ 2013 キンギョソウ(矮性種) 2012 イチヨウ(一葉) 2011 チョウセンレンギョウ 2010 セイヨウリンゴ 2009 キンギンボク(ヒョウタンボク) 2008 ベニバスモモ(ベニスモモ) 2007 カントウタンポポ 2006 リュウキンカ 2005 モミジバフウ 2004 コデマリ&オオデマリ

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4月27日(水) ブナ

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草と木の境目が曖昧なことには泣かされるときがあります。なのにこういう写真を撮ってみると、植物と動物の境目まで怪しいのかと妄想してしまいます。指で撫でながら目をつむると、まるで子猫に触っているようです。
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ところが、同じ毛深い姿でもこちらは感触がちょっと強(こわ)くて、フサフサよりはガシガシという感じです。母は強し、ブナの雌花です。
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それでは柔弱な男子はどこにいるかと言えば、葉の裏でプランプランと揺れているのでした。足下には用済みの雄花が落ちていて、これからガッシリ充実していく雌花(果実)とは違った儚い人生です…と、つい己の立場を仮託して泣きを入れようとしたら、「俺らとお前らには境目があるんだぜ!」とブナが言っておりました。

<補注> 上の写真から、ブナの冬芽は「混芽」であることが見て取れます。

過去のきょう 2015 セイシカ 2014 トキワナズナ(ヒナソウ、フーストニア) 2013 カイノキ 2012 ガザニア(クンショウギク) 2011 シナレンギョウ 2010 チドリノキ(雌花と雄花) 2009 ユズリハ 2008 ワサビ 2007 シロバナアケビ 2006 カブ 2005 ゲンゲ(レンゲソウ) 2004 ハナズオウ

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4月26日(火) タヌキラン

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タヌキの尻尾がどんな形か思い出せなくて、近くの河原でタヌキを見つけたときの写真を確かめてみました。はいはい、それほどこじつけではない姿です。
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触ってみるとけっこうふんわりしていて、本物の尾の感触は知らなくても、だいたいこんな感じかなと納得してしまいます。ただ、このふんわり尾っぽは雌花で、茎の先につく雄花(↓)の方はまるでタヌキの○ンコみたい、グチャグチャです。
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というより、この写真で見るべきは茎の形です。このクッキリした三稜はカヤツリグサ科の証明で、タヌキガヤとも呼ばれる由縁です。ただ、萱と言ってしまえば味気なくて、ここは蘭と呼んであげた先人に肩入れしておくことにします。

過去のきょう 2015 クリンソウ 2014 オオデマリ 2013 ヤマブキソウ 2012 クヌギ 2011 ヤマシャクヤク 2010 サラサレンゲ 2009 トウグミ 2008 カラスムギ 2007 ルイヨウボタン 2006 イヌザクラ 2005 ホタルカズラ 2004 ムクロジ

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4月25日(月) チョウジガマズミとオオチョウジガマズミ

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ほんの数日しか違わないタイミングで、ちょうどよい2種を撮影できました。1枚目がチョウジガマズミで、2枚目がオオチョウジガマズミです。どちらも中国・四国以西に分布する木です。(撮影地は1枚目:埼玉、2枚目:広島)
和名からすると、チョウジガマズミがまずあって、それより花が大きい変種がオオチョウジガマズミかと思いそうです。しかし、学名からすると、Viburnum carlesii var. carlesii、つまり「カルレシイの変種のカルレシイ」である「オオ」の方が基本種で、V. carlesii var. bitchiuenseである「オオじゃない」方が亜流になります。
というようなことは知恵熱に犯されてちょっと書き付けただけで、自分的に大切なことはどちらもまるで香らなかったことです。チョウジガマズミがいい香りを持つことは前に確かめているので、この手の木は撮影時間が大切と思い知ります。ただ、名前の丁字は花の形によるそうなので、花は香らなくてもお構いなしとしておきます。

過去のきょう 2015 チョウセンゴミシ 2014 アルブカ・スピラリス 'フリズルシズル' 2013 クロモジ 2012 タチツボスミレ 2011 ハルリンドウ 2010 ギョイコウ 2009 オオカナメモチ 2008 キンギョソウ 2007 オオバベニガシワ(雌花) 2006 オオバベニガシワ 2005 ベニドウダン 2004 キングプロテア

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4月24日(日) コチャルメルソウ

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このおかしな名前は知っていたものの、実物を見るのは初めてでした。崖下のやや湿った場所で、畳2枚ほどの広さに群がって咲いていました。
そう言えば、チャルメラの音を聞いた最後はいつだったことやら。昔はたしかに屋台のオジサンがあのラッパ状の笛を吹いて、夜に食欲をそそってくれたものです。いまでは、この花を横から眺めても、チャルメラを思う人は稀でしょう。
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さて、その花にグッと迫ってみました。左側に拙の左手人差し指を添えました。ガリバーになったような、変な気分です。そして、なにが悲しくて花びらが魚の骨になるのか考えると、さらに変な気分度合いは増加します。
「小」がつかないチャルメルソウは、この花がこうは開かずに閉じた感じです。わりと広く分布するコチャルメルソウと違って、チャルメルソウは西日本のものらしいので、そっち方面に行く用事を算段できないか、悪だくみ中です。

<補注1> 悪だくみは実行できないまま、ツクシチャルメルソウというやや局地的な品種の栽培品を見ることができました。(2017年3月27日
<補注2> コチャルメルソウの冬の姿や花後の姿を収録しました。(2019年5月19日

過去のきょう 2015 チョウジソウ 2014 トネリコ 2013 ジュウニヒトエ 2012 コナラ 2011 ヤマブキソウ 2010 フサザクラ 2009 ゴマキ 2008 マルバアオダモ 2007 ヒメウズ 2006 シラユキゲシ 2005 モッコウバラ 2004 モウソウチク

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4月23日(土) オオヤマザクラ

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いつの年も開花にはすれ違いしていたオオヤマザクラです。今年は志木よりも250kmほど北の地で、ギリギリセーフで花をとらえました。
ようやく会えたうれしさも手伝って、ものすごく美人さんに見えます。一重で細めの花弁が、濃い色合いでキリッと締まって、アスリートタイプです。
花も枝振りも、山桜に「大」がついた理由がよくわかります。一方で、葉は山桜とあまり差がなく思えます。いままで葉桜状態は何度か見ているものの、はっきりオオヤマザクラとはしにくくて遠慮してきたのは正解だったみたいです。

<補注> 仕切り直しの一枚を収録しました。(2020年3月31日

過去のきょう 2015 ヒメカジイチゴ 2014 ヤブニンジン 2013 モミジバフウ 2012 ヤマエンゴサク 2011 ナガバモミジイチゴ 2010 チドリノキ(雄花) 2009 ヒトツバタゴ(ナンジャモンジャ) 2008 コモンセージ 2007 ウラシマソウ 2006 ヒメコウゾ(雌花) 2005 ライラック 2004 ムラサキツユクサ

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4月22日(金) ホザキノイカリソウ

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葉がイカリソウっぽいかなぁとは思うものの、花だけに目を奪われたらユキノシタの変種だろうかとか悩んでしまうところです。イカリソウ類に特有のあの距がないのに、れっきとしたメギ科イカリソウ属とは恐れ入ります。
で、その「変な」花が穂状につくので「穂咲き」はわかるとして、どうして「の」がついてしまったかも理解できないところです。同じく「穂咲き」を名乗るホザキシモツケは「の」なしなのに、はずみでつけてくれたのなら恨めしいことです。
などなど、文句を並べてはみたものの、この草には一目おくべきようです。漢方で強壮・強精薬とする淫羊霍(いんようかく)はこの葉や茎から採るそうで、いままでふつうのイカリソウやトキワイカリソウが原料だと思っていた自分は認識をあらためなくてはいけません。それにしても「淫羊霍」、字面がホントにステキです。

過去のきょう 2015 ツボスミレ(ニョイスミレ) 2014 フジモドキ(チョウジザクラ、サツマフジ) 2013 オドリコソウ 2012 オウゴンカシワ 2011 トキワマンサク 2010 ウコン(鬱金桜) 2009 ゲッケイジュ 2008 ムベ 2007 オキナグサ 2006 ブルーベリー 2005 サクラソウ 2004 ナシ

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4月21日(木) マルバノキ

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実のつく草木が大好きな食い気爺さんのくせに、実がつくのを見てびっくりするというパターンがあります。ノーマークというか勉強不足というか、花にだけつられて、そのほかの季節には見向きもしていなかった証拠です。
先月取り上げたマンサクに続いて、このマルバノキの実にも虚を突かれました。考えてみればどちらもマンサク科で、口に入れにくい実にはあまり興味がわかないという我がさもしさが露呈してしまった形です。
心を入れ替えてよくよく見れば、豆型ないしお尻型の形がかわいいし、1年前の先輩と並んで稔るなんて、なかなか気が利いています。黄葉の時期に花を咲かす臍曲がりさんは、春にぷっくりと頬を膨らませるひょうきん者でした。

<補注> マルバノキのハート型の葉がハナズオウ類とそっくりであることに気づきました。(2019年8月2日

過去のきょう 2015 ウグイスカグラ 2014 シロヤブケマン 2013 コナラ 2012 クッカバラ(フィロデンドロン・クッカバラ) 2011 アブラチャン 2010 チューリップ(突然変異) 2009 ハラン 2008 ニワトコ 2007 オーニソガラム 2006 ヤマグワ 2005 ニワトコ 2004 ムクロジ

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4月20日(水) エンコウソウ

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エンコウソウというのはリュウキンカに近い仲間です。リュウキンカが名前(立金花)のとおり立った茎の先に花を咲かすのに対し、エンコウソウはこうしてだらしなく横に這わせた茎の先で、ヨッコラショとばかり短い花茎を立てます。
「無理に背筋をのばさなくても、楽なのが一番さ」とほざいているようで、ちょっとむかつく姿です。駅や空港で、周囲の迷惑を考えずにゴロゴロ・ズルズルとキャスター付きバッグを引きずる輩とこの草が、どうも二重写しに見えてきました。
「まったくもぉ、シャッキリせんか」と野草相手に苦言を呈するのは、やはり歳のせいでしょう。お出かけ荷物がいくら増えてもコロコロバッグを毛嫌いし、どんなに重くても手持ちでガンバル爺さんを、エンコウソウは鼻で笑っていることでしょう。

過去のきょう 2015 カテンソウ 2014 ミツバアケビ 2013 アケボノセンノウ 2012 ワビスケ(紺侘助) 2011 ヤマコウバシ 2010 サネカズラ 2009 フゲンゾウ 2008 ヤマフジ・昭和紅 2007 ヒメフウロ 2006 タチイヌノフグリ 2005 カロライナジャスミン 2004 ナノハナ

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4月19日(火) ザイフリボク

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デジイチで撮れなかったことを強く後悔する写真です。この写りの悪さを口で補えば、迫った花の花柱には5本の浅い筋が見えます。
ザイフリボクジューンベリーの見分けを勉強中であって、花柱のこの筋(癒着した状態)がザイフリボクの証拠で、一方、ジューンベリーのここには筋がなく、単純にツルンとした1本の雌シベ状態とわかってきました。
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(以下全文削除)そして、そんな細部よりもわかりやすいのはやはり花と葉のシンクロ具合でした。以前に掲載したザイフリボクの開花状態もそうであったように、今回も若葉が青々と茂ったところに白い花というコントラストがきれいです。
ジューンベリーの場合は、展葉を待たずに花が開くので、桜にたとえれば染井吉野でしょう。それに対してザイフリボクは、花と葉が同時の山桜、ひいてはその流れを汲むハタザクラと同タイプであって、ちょっと肩入れしてしまいます。

<補注> ザイフリボク見分けの自分的結論を得ました。(2017年4月13日
<追録> ジューンベリーの花が混芽(花と葉が同じ芽から出る)であることに気づき、同属のザイフリボクについてもかつて撮影(2017年4月10日)したファイルを探したら、下のような証拠写真が出てきました。つまり、ザイフリボクもジューンベリーも、花が咲くときは葉も展開し出しているわけです。
それなのに、本文で削除した部分のような「思い込み」をしたのは、単に撮影時期のズレが原因だったと思います。そんな拙い観察力を棚に上げ、混芽システムでもないサクラを例に出す暴挙までやっていて、大赤面・大反省です。(2020年4月)
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4月18日(月) ブルンネラ・ジャックフロスト

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蛇足と評したら花が怒るでしょうから、ピョンピョン・パッパという咲き方がかわいいとしておきます。花のつき方や形がワスレナグサを思わせます。どちらもムラサキ科であっても、花の大きさはブルンネラの方が上です。
その花よりも目を惹くのは葉です。写真のものはブルンネラ(Brunnera=属名)のなかでもジャックフロストという名の園芸種で、網目の斑模様が鮮やかです。
グランドカバーに最適という触れ込みで売り出し中のようなので、これから公園の花壇などで目にすることが増えることでしょう。

<追録> 葉と花の開き出しの様子です。(撮影:2017年4月1日)
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過去のきょう 2015 イヌノフグリ 2014 カシワ 2013 キケマン 2012 シダレヤナギ 2011 シラカシ 2010 コクサギ 2009 ハボタン 2008 シモクレン 2007 ホオノキ 2006 イロハモミジ 2005 ツルニチニチソウ 2004 モクレンとコブシ

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4月17日(日) シロバナマンサク(フォザギラ)

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きのう載せたヒトリシズカが、いきなり木になってしまいました…ということはなくて、これはちょっと珍しいフォザギラ( Fothergilla )という落葉低木です。
シロバナマンサクという和名があって、マンサク科です。そう思って見るとマンサクに近い気はするし、これから出る葉はもっとマンサクっぽい感じです。
フォザギラは属名で、この属にはいくつかの種類があります。そのなかではマヨール( major )とモンチコラ( monticola )の区別が自分にはつかなくて、写真のものはそのどちらかだと思います(注)。逃げで単にフォザギラとしておきます。

<追録> マンサクとよく似た感じの葉が展開しています。(撮影:2018年4月9日)
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<補注> major と monticola の区別がつかないのは道理で、二つはシノニム( majorが標準)でした。(2022年4月)

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4月16日(土) ヒトリシズカ

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試験管ブラシのように見える白い糸が雄シベであることはわかってはいたものの、葯がその雄シベの「付け根」にあることに初めて気づきました。
雄シベのつくりというのは、ふつうは糸がのびたその先に葯をつけるのに、これでは糸の意味がまったくありません。さらに、1カ所から3本出ている雄シベのうち、真んなかのものには葯がなく、ただのダミーです。
考えるに、この白い糸は虫を集める集客装置なのでしょう。そうなると、この花に虫がとりついて花粉を媒介している現場を撮りたくなります。さらに、その受粉の結果である実の様子も、いままで見たような、見ていないような…。
まったくもぉ!と自分のうかつさに舌打ちしながらも、楽しみは尽きないものだと幸せな気分になってしまうのだから、オツムも春爛漫です。

過去のきょう 2015 ゴウダソウ(ルナリア) 2014 ササベザクラ 2013 チゴユリ 2012 コブクザクラ 2011 キクモモ 2010 ウラシマソウ 2009 ザゼンソウ 2008 アオキ 2007 カーネーション 2006 ヒメツルニチニチソウ(斑入り) 2005 ハタザクラ 2004 ハタザクラ

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4月15日(金) ウコン(鬱金桜)

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朝日のための色被りがウコン(鬱金)らしさを増幅させてくれた気がします。前に載せたときは、せっかくの黄色みが逆光のために薄れていました。
また、半八重のような多弁の性質も、低い光線のおかげでコントラスト良くとらえることができました。というか、写したあとでつくづく眺めて、ウコンが八重種であることをあらためて認識したというのが恥ずかしい舞台裏です。
黄色っぽい桜と言えば、これとギョイコウであって、ギョイコウは御衣香か御衣黄か、迷ったままだったことを思い出しました。このウコンと同じように朝とか夕に撮れば、御衣「黄」表記を納得する色合いに撮れるのかもしれません。

過去のきょう 2015 ツバキ(崑崙黒) 2014 センダイタイゲキ 2013 ツバキ(九重) 2012 アネモネ 2011 ハタザクラ 2010 ハシバミ 2009 ハリエニシダ 2008 ウスバサイシン(ミドリウスバサイシン) 2007 ラショウモンカズラ 2006 ヤブタビラコ 2005 シロバナハナズオウ

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4月14日(木) ムサシアブミ

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自分が「おかしな奴」だということには、おかしな奴本人は気づいていないことが多くて、一方で「美しい人」はたいがい自分のきれいさを自覚しているようです。さて、人間界はそんな具合でも、草木たちはいったいどうなのでしょう。
ことにムサシアブミの場合、自分のことを変だと思っているのか美しいと思っているのか、本当に聞いてみたくなります。ここはムサシアブミになりかわってはた衛門がつぶやけば、「おかしくてきれいで、なんか文句ある?」です。
去年のいまごろは葉が開く前の幼い姿をとらえていて、あれよりは花(仏炎苞)がグッと迫力を増した状態です。そして、数日の差で葉は巨大なまでに開き(注)、キラキラと春の陽射しを照り返しているのでした。

<補注> 緑の実が充実する夏まで、葉は元気です。

過去のきょう 2015 カキドオシ 2014 ハシバミ 2013 コスミレ 2012 レンギョウ 2011 スギ 2010 サルトリイバラ(サンキライ・雌花) 2009 オオイワウチワ 2008 ハナノキ 2007 ムレスズメ 2006 コオニタビラコ 2005 アケビ

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4月13日(水) ミツバツツジ

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「つつじがおか」という地名が全国各地にあります。そのなかには仙台の「榴岡」のような難読(?)パターンもあるものの、おおむねは「が」の音をケと書くか小さなヶとするかぐらいの差で、「つつじ」はたいがい平仮名表記です。
たしかに、「ツツジケ丘」では読みにくいし、「躑躅丘」では書きにくいし、平仮名を当てておくのが妥当なところなのでしょう。で、字のことはさておき、そういう場所へ行ってみると、案外にツツジの影は薄くて、小綺麗な住宅が密集していたりして、「つつじケ丘とはツツジを刈り倒してできた丘かい」と毒づきたくなるのです。
そんな「つつじケ丘」に比べると、ここはごくささやかな規模ではあっても、本当にミツバツツジに埋もれた丘でした。「染井さんが散ったら、次は私たち」と言っているようで、こうして春の花リレーはしばらくの間、続いてくれることでしょう。

<補注1> このツツジの標準和名はホンミツバツツジです。
<補注2> ミツバツツジの紅葉が意外にイケルことを知りました。(2020年12月9日

過去のきょう 2015 ニワザクラ 2014 レンプクソウ(ゴリンバナ) 2013 ミツバツツジ 2012 プリムラ・ジュリアン 2011 ツバキ(王昭君) 2010 ニッコウネコノメ 2009 オオリキュウバイ 2008 タピアン 2007 ムラサキケマン 2006 スズメノテッポウ 2005 シロバナタンポポ

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4月12日(火) サルオガセ

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草・木・草・木というこのブログの順番からすれば、きょうは草の日であっても、これが「草」かと問われれば押し黙るしかありません。ただ、枝から生えているわけではなく被さっているだけだし、触れば柔らかいし、木じゃあないな、と…。
真面目に言えばこれは地衣類で、通常の草木とはまた別の一分野ということになるものの、そういう堅苦しいことは脇に置いておきます。
見かけと同じくらい戸惑ってしまうのが名前で、猿の麻桛(おがせ)というわけです。その麻桛を辞書にあたると、「麻をよって糸にし、枠にかけて巻き取ったもの」「乱れてもつれるさまのたとえ」とあります。説明を読めばなるほどとは思うものの、「おがせ」が死語になってしまったいまは、森のなかで昔を偲ぶしかありません。

<補注1> サルオガセという名前はサルオガセ属(Usnea)の地衣類の総称であり、写真のものがそのうちのなににたるかは特定できません。
<補注2> サルオガセモドキを収録しました。(2021年4月23日

過去のきょう 2015 ヒイラギソウ 2014 クロモジ(雌花) 2013 ヒトリシズカ 2012 ユキヤナギ(ピンク) 2011 アマナ 2010 エンレイソウ 2009 ホソバアカメギ 2008 クレマチス・白万重(しろまんえ) 2007 プリムラ・マラコイデス 2006 オオベニウチワ(アンスリウム・アンドレアナム) 2005 ハナカイドウ

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4月11日(月) クヌギ

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このごろ「ヒートアイランド現象」という言葉を聞かなくなった気がします。アスファルトやコンクリートで固めた街の気温が、野山のそれよりもずっと高くなり、ひいては地球全体を暖めてしまうことへの警鐘となる言葉でした。
しかし、こうして木々の若葉や花の展開を見ていると、この「懐かしい」言葉を決して死語にしてはいけないと実感します。クヌギひとつとっても、これまで似たような段階の写真を何度か載せてはいても、それらに結構な時期の差があるのです。
当然ながら、年によって気温の差があるにしても、それよりも大きな要因は「どこで撮ったか」なのです。野歩きと街歩きの差です。
この写真は、東京都心で撮りました。ヒートアイランドのど真んなかなので、葉の展開が野山のものより半月も先行しています。
まさかアスファルトの道路を泥道に戻すわけにはいかなくても、新しい技術の舗装採用とか緑化推進とか、我々の世代が負っている実行課題はけっこう大きくて重いものだと考え直さずにはいられません。

<ほかのクヌギ記事・暦順> ☆ 虫こぶ A : 1月13日 ☆ 虫こぶ B : 2月23日 ☆ 太枝の断面 : 3月24日 ☆ 雄花の芽 : 3月29日 ☆ 雄花 : 4月1日 ☆ 若葉と枯れ葉、雄花 : 4月26日 ☆ 雌花 : 5月2日 ☆ 若葉 : 5月22日 ☆ 若いドングリ : 7月20日 ☆ 虫こぶ C : 10月28日 ☆ ドングリ : 11月2日 ☆ 樹皮 : 11月13日 ☆ ドングリと黄葉 : 12月1日

過去のきょう 2015 ジューンベリー 2014 ヒキノカサ 2013 ミカイドウ 2012 ヤブレガサ 2011 アオキ 2010 ヒメウズ 2009 タンチョウソウ(イワヤツデ) 2008 八重咲き水仙・エルリッチャー 2007 イカリソウ 2006 ゲンゲ(レンゲソウ) 2005 ハタザクラ

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4月10日(日) イワウチワ

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登山する人たちがやや自慢げに紹介することが多い花です。あちこちの都府県でレッドリストにも入れられています。それなのに、それほどの標高でもないところで安直に撮影できたので、おそらく栽培品だと思います。
同じく山の花であるイワカガミとは、名前だけでなく花や葉が似ています。ただ、花も葉もイワウチワの方が渋いので、二つを混同することはなさそうです。
まさに鏡のようにピカピカ光るイワカガミの葉に比べ、イワウチワの方はそれほど艶がなく、白い葉脈が団扇の骨のように見えます。この団扇がもっと大きいオオイワウチワもkかつて見ていて、そのときは団扇に注目しないで花だけに迫っていたので、あの記事を補正しておかなくてはと気づきました。

<補注> このイワウチワの変種であるコイワウチワ(Shortia uniflora var. kantoensis)を収録しました。(2019年4月11日

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4月9日(土) イヌブナ

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犬呼ばわりされてガサツっぽく思ってしまうイヌブナであっても、この若葉のフワッとした質感には見惚れます。おむつやティシューのCMに持ってこいだと思うのに、やっぱり美男タレントが微笑む方が売れるのでしょうか。
風にそよぐ葉の側脈を勘定するのはかなり至難の業で、こういうときはデジカメの恩恵が身にしみます。モニターで拡大して「ヒー、フー、ミー…」とやると、たしかに12本とか13本まで数えられたので、イヌブナでOKでした。
というよりも、葉身がコロッと丸いブナよりも明らかにこちらがスマートです。世界遺産になってもてはやされるブナの森ばかりではなく、イヌブナの森にももっとスポットライトが当たってほしいと贔屓してしまいます。

過去のきょう 2015 マロニエ(セイヨウトチノキ) 2014 キジムシロ 2013 フウ 2012 スズメノヤリ 2011 ヒノキ 2010 イヌコリヤナギ 2009 ベニバナトキワマンサク 2008 ムラサキウンラン(ヒメキンギョソウ、リナリア) 2007 セイヨウジュウニヒトエ(アジュガ・レプタンス) 2006 チョウセンレンギョウ 2005 ドウダンツツジ

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4月8日(金) ホウチャクソウ

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あのブランブランと垂れて目立つ花が、いまはまだいくつも固まって葉にくるまれていて、子猫がフニャーと言いながら這い出て来る様子を連想します。
…などと、「あの」花にリンクさせようとしたら、こちら(ブログ)にはなくて、蔵(草木365日増補版)にあるきりでした。自分的に春のおなじみさんになってしまって、このごろはあらためてカメラを向けることがなかったようです。
今年は、せっかくこうして咲く前から写してみたことだし、花の内部とか、実に移り変わっていく様子とか、まだ撮ったことのないシーンにも挑戦して、なじみ過ぎてしまったホウチャクソウを見直してみることにします。

<補注1> 実がいい色になりました。(2012年10月24日
<追録> 2年前に比べると2018年は春の進行が早いようで、上の記事とたいして変わらない時期にこんな様子でした。(撮影:2018年4月9日)
Houtyakusou1
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<補注2> キバナホウチャクソウを収録しました。(2019年5月1日

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4月7日(木) ツクバネウツギ

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幸運なんてそんなにホイホイやって来るものではありません。3年前の暮れ、「光線に恵まれた状態で花を撮りたい」と願い、去年はそれが成就しなかったツクバネウツギは、どうもそう易々と注文どおりの被写体になってくれません。
考えて見れば、ツクバネウツギは灌木であって、春が来れば上空をほかの喬木に遮られてしまうことが多いのでした。道理で、いつ撮ろうとしても、冴えた花の姿がカメラに収まることがなかったわけです。
ただ、図鑑的には「陽当たりを好む」とあるので、いつかはくっきりコントラストの効いた一枚を得ることはできるはずです。それまでの押さえとして、またも不本意ながらの掲載としておきます。ああ、回りくどい言い訳だこと…。

<追録> とりあえず新たな一枚を掲載しておきます。(撮影:2019年5月1日)
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4月6日(水) セリバオウレン

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先日、キクバオウレンを載せるときに調べていて、オウレン類は「雌雄異株または同株」というややこしい性格であることを初めて知りました。
そこで改めてセリバオウレンの花に目を凝らしてみたら、本当に雌花と雄花が存在していました。長い間、こんなことに気づかなかったとは情けない限りです。
そこで悔し紛れにジトッと見ていたら、単純に雌花・雄花と言い切れないものも目につきました。画面右端は、雌シベが目立ちはしても雄シベも立派です。その左側のいくつかは、雌シベはあるもののかなり小さめです。
機能分化というのはたぶん花の発展形でしょうから、オウレン類は進化途上なのでしょう。役割があまり分化してしまうと退屈なのは人間も草木も同じはずで、「進化」という名の無聊に抵抗しているような花につい肩入れしてしまいます。

過去のきょう 2015 ヤブカンゾウ 2014 ハナイカダ(雄株) 2013 グズマニア・ヒルダ 2012 シダレカツラ 2011 ラッパズイセン 2010 イチリンソウ 2009 カランコエ(八重) 2008 ノボロギク 2007 トウダイグサ 2006 センボンヤリ 2005 ボタン

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4月5日(火) アケボノツツジ

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西日本の山の崖に育つというツツジを、関東の平地で楽して撮りました。その正体を知らなければ、開発された園芸品かと思うほど、花は色合いが愛らしく、しかも花冠が丸いフォルムで、オヤジ的に言えば妙齢の美人さんです。
前にアケボノフウロを取り上げたとき、その花がとても曙色には見えないとコキ下ろしたというのに、このツツジになら、その名乗りを許してしまいます。
このあとに出て来る葉は5枚の輪生だそうです。残念ながら葉芽はまだ硬く閉じたままなので、若緑の葉で曙色を浮き立たせることはむずかしいようです。

過去のきょう 2015 ミシマザクラ 2014 オキナグサ 2013 デンドロビウム・ピンクドール・エレガンス 2012 ウバユリ 2011 ニワトコ 2010 ノウルシ 2009 シナミズキ 2008 ヤマモモ 2007 キランソウ 2006 ミケリア・マウダイエ 2005 レンギョウ

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4月4日(月) オオミスミソウ(ユキワリソウ)

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仲間のミスミソウよりも花が一回りか二回り大型です。画面左下にある葉を頼りにすると、その裂片の一つよりも花(正確には萼)の差し渡しの方が大きくて、ミスミソウ(=花が裂片の一つと同じか小さいくらい)と別物だとわかります。
ただ、「直径何cm以上がオオミスミソウ」などという堅苦しい取り決めはないようなので、自分で大きいと思ったら「オオミスミソウだ」と言ってしまえば勝ちみたいです。また、もしそんな適当なことがイヤな気分のときは、「雪割草(ふつうのミスミソウとオオミスミソウに共通の別名)だ」と言えば間違いではありません。
ふだんは共通の別名なんて困るとか言いながら、こういうときは便利だなぁと思ったりするのだから、オオミスミソウもあきれていることでしょう。

過去のきょう 2015 ハラン 2014 アブラチャン 2013 ソシンカ 2012 オオカンザクラ(大寒桜) 2011 キクザキイチゲ 2010 ハナニラ 2009 チョウジザクラ 2008 ノジスミレ 2007 アザレア 2006 ヤブレガサ 2005 カタクリ

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4月3日(日) コナラ

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街に育つコナラはもう若葉を開き始めていても、少し野山に行くと、まだようやく芽がほころび出したところです。このコナラと、もう一つクヌギが、武蔵野の二大雑木であるわけで、その芽吹きどきは、いつの年も心弾みます。
などとキザなことをほざきながら、じつはコナラの芽がずいぶん丸々しいことにいまさらながら気づきました。クヌギの芽はけっこう尖っていて、コナラも似た感じだろうと勝手に考えていたのを大いに反省です。
見ようによっては桜の花芽と嘘をつけそうでも、エイプリルフールはもう2日も過ぎてしまいました。「俺のことをくだらないネタにするなよ!」とばかり、ドングリの袴がしっかりと正体を主張してくれていました。

過去のきょう 2015 ヨコハマヒザクラ 2014 ツワブキ 2013 ミヤマカタバミ 2012 ヤハズエンドウ(カラスノエンドウ) 2011 ミヤマウグイスカグラ 2010 ムスカリ 2009 イトザクラ(シダレザクラ) 2008 イトザクラ(シダレザクラ) 2007 スノーフレーク 2006 ムクゲアカシア 2005 ムスカリ

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4月2日(土) スミレ

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頭に冠の載った○○スミレというのは日本に50種くらいあるのだそうで、ここにはようやくその1/3ほどを収録(下欄参照)できた程度です。
そんなややこしいスミレの世界では、逆にその名前がシンプル過ぎて貴重な「ただの」スミレです。嘘か誠か、観察会で「ただのスミレです」と教えられた人がそれからずっとこれを「タダノスミレ」と呼んでいたという話がありまして…。
花色は「単純な菫色」などと邪険に紹介されはしても、どっこい右側の株はやや薄めの色合いで、多少のバリエーションはあるようです。暗めの粉緑色で鏃型の葉はけっこう存在感があるし、「ただの」とは言い難い「スミレ」です。

<このブログに収録済みのスミレ・和名50音順>アオイスミレ ☆ アリアケスミレ ☆ エイザンスミレ ☆ オオタチツボスミレ ☆ オオバキスミレとナエバキスミレ ☆ コスミレ ☆ タチツボスミレ ☆ ツクシスミレ ☆ ツボスミレ(ニョイスミレ) ☆ ナガハシスミレ ☆ ノジスミレ ☆ ヒゴスミレ ☆ ヒメスミレ ☆ マキノスミレ ☆ マルバスミレ

過去のきょう 2015 ヒメスミレ 2014 レンギョウ(雌花) 2013 ムユウジュ 2012 サルココッカ・コンフサ 2011 ヤマコウバシ 2010 ゴンズイ 2009 テンダイウヤク 2008 イチハツ 2007 ヤマエンゴサク 2006 ニリンソウ 2005 シデコブシ

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4月1日(金) シロキンギョバツバキ

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金魚葉椿の花は赤(濃いピンク)がふつうなのに、この木は花が白です。しかも、その花が平開咲きではなく筒咲き(注)というところがやや珍品です。
ここ数年、この状態からもっと開くのではないかと見守ってきたのに、どうやらこれで開き終わりらしいのです。しかも花数をあまりつけないので、肝心の金(錦)魚葉がフレーム内にはやや寂しいまま、こらえきれずに掲載です。
この系統には、葉のくびれがさらに強烈なランチュウ椿というのもあることをこのごろ知りました。父親が金魚の飼育好きだったので、息子が金魚葉椿のいろいろを追いかけてみるのも供養になるかなと思っています。

<補注・追録> 父親の供養などと生意気をほざいていたら、キンギョバツバキに笑われました。上の写真と同じ木に咲いた花なのに、筒咲きなんぞではなく、5年後、ごく正常な開き方をしていました。
それも、暦的には上の写真より1週間も早い撮影です。よくよく観察を続けないと、とんでもない嘘をつく怖さを知りました。(撮影:2021年3月23日)
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