4月27日(水) ブナ
草と木の境目が曖昧なことには泣かされるときがあります。なのにこういう写真を撮ってみると、植物と動物の境目まで怪しいのかと妄想してしまいます。指で撫でながら目をつむると、まるで子猫に触っているようです。
ところが、同じ毛深い姿でもこちらは感触がちょっと強(こわ)くて、フサフサよりはガシガシという感じです。母は強し、ブナの雌花です。
それでは柔弱な男子はどこにいるかと言えば、葉の裏でプランプランと揺れているのでした。足下には用済みの雄花が落ちていて、これからガッシリ充実していく雌花(果実)とは違った儚い人生です…と、つい己の立場を仮託して泣きを入れようとしたら、「俺らとお前らには境目があるんだぜ!」とブナが言っておりました。
ところが、同じ毛深い姿でもこちらは感触がちょっと強(こわ)くて、フサフサよりはガシガシという感じです。母は強し、ブナの雌花です。
それでは柔弱な男子はどこにいるかと言えば、葉の裏でプランプランと揺れているのでした。足下には用済みの雄花が落ちていて、これからガッシリ充実していく雌花(果実)とは違った儚い人生です…と、つい己の立場を仮託して泣きを入れようとしたら、「俺らとお前らには境目があるんだぜ!」とブナが言っておりました。
<補注1> 上の写真から、ブナの冬芽は「混芽」であることが見て取れます。
<補注2> 秋、ブナの雌花は剛毛に包まれた実となり、なかのソバグリをこぼします。(2023年10月26日)
過去のきょう 2015 セイシカ 2014 トキワナズナ(ヒナソウ、フーストニア) 2013 カイノキ 2012 ガザニア(クンショウギク) 2011 シナレンギョウ 2010 チドリノキ(雌花と雄花) 2009 ユズリハ 2008 ワサビ 2007 シロバナアケビ 2006 カブ 2005 ゲンゲ(レンゲソウ) 2004 ハナズオウ
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コメント
ああ、男の方の悲哀を語らせれば
はた衛門さんの右に出る方はおられないのでは^^
朝から楽しい時間をありがとうございます。
でもそんなに・・・が・・・のかなぁ^^
投稿: ブリ | 2016-04-27 08:54
いやはや、・・・が・・・のですよ。
ん、さっぱりわからん。(笑)
投稿: はた衛門 | 2016-04-28 07:30