4月12日(火) サルオガセ

草・木・草・木というこのブログの順番からすれば、きょうは草の日であっても、これが「草」かと問われれば押し黙るしかありません。ただ、枝から生えているわけではなく被さっているだけだし、触れば柔らかいし、木じゃあないな、と…。
真面目に言えばこれは地衣類で、通常の草木とはまた別の一分野ということになるものの、そういう堅苦しいことは脇に置いておきます。
見かけと同じくらい戸惑ってしまうのが名前で、猿の麻桛(おがせ)というわけです。その麻桛を辞書にあたると、「麻をよって糸にし、枠にかけて巻き取ったもの」「乱れてもつれるさまのたとえ」とあります。説明を読めばなるほどとは思うものの、「おがせ」が死語になってしまったいまは、森のなかで昔を偲ぶしかありません。
真面目に言えばこれは地衣類で、通常の草木とはまた別の一分野ということになるものの、そういう堅苦しいことは脇に置いておきます。
見かけと同じくらい戸惑ってしまうのが名前で、猿の麻桛(おがせ)というわけです。その麻桛を辞書にあたると、「麻をよって糸にし、枠にかけて巻き取ったもの」「乱れてもつれるさまのたとえ」とあります。説明を読めばなるほどとは思うものの、「おがせ」が死語になってしまったいまは、森のなかで昔を偲ぶしかありません。
<補注1> サルオガセという名前はサルオガセ属(Usnea)の地衣類の総称であり、写真のものがそのうちのなににあたるかは特定できません。
<補注2> サルオガセモドキを収録しました。(2021年4月23日)
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