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3月8日(火) マロニエ(セイヨウトチノキ)

160308hippocastanum
ふつうのトチノキが若葉を出すころにその下を歩くと、落ちた冬芽の鱗が靴の底に粘りついて始末が悪いものです。パリのシャンゼリゼも、春先にはこんなにベトベトするのだろうかと、お節介なことを考えていました。
ところが、マロニエ(セイヨウトチノキ)の芽鱗は粘つかないのです。写真で見るとおり、多少はテカリがあり、いかにも樹脂がベトつきそうな顔をしているのです。そのくせ、触ってみるとまるで平気で、サラッとしたものです。
ふーむ、パリジャンがしかめっ面でペーブメントを歩いているのも一興かと思ったら、お洒落な土地だと木までスマートになるようです。

<補注> 冬芽の姿だけで言うなら、アオダモが似た感じでした。(2019年3月5日

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