3月10日(木) キンヨウボク(金葉木):暫定としておいたキンヨウボク(錦葉木)を改題
<タイトル訂正> この記事タイトルを「暫定」としておいて正解でした。掲載当時に心配したとおり、写真の木(↓)は Aphelandra(錦葉木)ではなく Sanchezia(金葉木)のようです。機会があれば、この温室の学芸員さんに確認してみたいものです。
じつは、記事掲載当時(2016年)は Aphelandra のデータがネット上に少なく、温室の表示板(Aphelandra)を鵜呑みにしていました。ところが今年になって調べ直してみると、Wiki を始め、いくつかの海外ページに写真入りで Aphelandra が掲載されていて、それを見る限り、花の違いよりも先に葉がかなり違うのです。
まず、側脈の終点が葉の縁まで達していません。次に、中央脈と側脈の白い斑(黄色みが僅少)が滲むようにギザギザです。
対して下の写真(追録を含む2枚)の葉はこの二つの性質が違います。側脈の終端は葉の縁を囲むように回り込んでいるし、斑ははっきりと黄色成分を感じさせ、側脈はまだしも中央脈には滲み(ギザギザ)が皆無です。
そんな理由でこれをSanchezia(金葉木)と訂正しておくものの、ここまでの経緯を記録しておくために、写真下の元記事はそのままとしておきます。(2019年1月20日)
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さて困ったぞという写真です。1月にはまだ蕾もはっきりしなくて確認できなかった錦葉木が花をつけていて、やったと喜んだのは束の間でした。この花も立派に雄シベが2本飛び出していて、これでは金葉木とまったく変わりがありません。
混乱するわが頭を整理してみます。
錦葉木(Aphelandra squarrosa):花は苞が目立つ
金葉木(Sanchezia speciosa):2本の雄シベが花筒から長く突き出る
じつは今回も1月も撮影した Aphelandra は同じ木で、某温室で立派な名札がついているものです。ついそれを頼りにしているものの、自分で調べた限り、どうもこの花からして、これは Sanchezia にしか思えません。
というわけで、きょうのお題は暫定で錦葉木としてはみても、今後の訂正は大いにあり得そうです。真性 Aphelandra さんに早く会いたい(注)ものです。
じつは、記事掲載当時(2016年)は Aphelandra のデータがネット上に少なく、温室の表示板(Aphelandra)を鵜呑みにしていました。ところが今年になって調べ直してみると、Wiki を始め、いくつかの海外ページに写真入りで Aphelandra が掲載されていて、それを見る限り、花の違いよりも先に葉がかなり違うのです。
まず、側脈の終点が葉の縁まで達していません。次に、中央脈と側脈の白い斑(黄色みが僅少)が滲むようにギザギザです。
対して下の写真(追録を含む2枚)の葉はこの二つの性質が違います。側脈の終端は葉の縁を囲むように回り込んでいるし、斑ははっきりと黄色成分を感じさせ、側脈はまだしも中央脈には滲み(ギザギザ)が皆無です。
そんな理由でこれをSanchezia(金葉木)と訂正しておくものの、ここまでの経緯を記録しておくために、写真下の元記事はそのままとしておきます。(2019年1月20日)
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さて困ったぞという写真です。1月にはまだ蕾もはっきりしなくて確認できなかった錦葉木が花をつけていて、やったと喜んだのは束の間でした。この花も立派に雄シベが2本飛び出していて、これでは金葉木とまったく変わりがありません。
混乱するわが頭を整理してみます。
錦葉木(Aphelandra squarrosa):花は苞が目立つ
金葉木(Sanchezia speciosa):2本の雄シベが花筒から長く突き出る
じつは今回も1月も撮影した Aphelandra は同じ木で、某温室で立派な名札がついているものです。ついそれを頼りにしているものの、自分で調べた限り、どうもこの花からして、これは Sanchezia にしか思えません。
というわけで、きょうのお題は暫定で錦葉木としてはみても、今後の訂正は大いにあり得そうです。真性 Aphelandra さんに早く会いたい(注)ものです。
<追録> いままで訪問したことのなかった温室に、Sanchezia speciosa の名札をつけた木がありました。「錦・金問題」でできるだけサンプルが欲しいときだったし、上の写真では葉がボケてしまっているので、良い補足になりました。ただ、花はまだまだの蕾状態だったのが無念です。
葉の斑が、若い葉(枝の上部)ほど黄色みが濃く、生長とともにだんだんとそれが薄れて白くなっているようです。(撮影:2019年1月18日)
<補注> 園芸種ながらも、Aphelandra を収録できました。(2022年11月18日)
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