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2月19日(金) ジンチョウゲ

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2月も下旬に入ろうとして、ジンチョウゲの花はまだこんな蕾であることを確認して、一人でヨシヨシと頷いています。寒くてうれしいわけではなく、今月5日に載せたコショウノキよりも開花がこんなに遅いと証明できたからです。
あとはググッと迫った萼(花びらに見えるパーツ)の外側に毛がなければ、そこがなにやらモシャモシャしていたコショウノキとの区別が明らかになります。
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…のはずだったのに、そこはどうも「完全に平滑」というわけではなく、念のため別のジンチョウゲを調べたら、こちらはよりハッキリと萼の膨らみ部分や先端にポシャポシャするものが認められるのです。
つまり、図鑑では「毛がない」となっていても、ヒゲが生え始めた中学生のアゴくらいにはパヤパヤとしていると考えるべきもののようです。そして、これと比べたときにはコショウノキのそこがフサフサに見えるというしかけでした。
おっと、萼に迫ったついでに、総苞にも触れておきます。たくさんの花をくるんでいたこのパーツの黄緑も、春らしくてなかなかきれいなものです。

<追録> 白いコショウノキの花と比べるのに、赤のジンチョウゲは不適でした。あらためて白のジンチョウゲの萼筒部分(↓)を掲載です。
肌がボコボコしてはいても、たしかに毛はありません。スッキリしました。
ついでの収穫で、白のジンチョウゲは通常の赤花種よりも開花がやや遅い(埼玉・志木近辺の観察範囲)ことがわかりました。
写真は3月3日の撮影で、まだ蕾は硬いままです。ほかの場所の白もまだなのに比べ、赤はチラホラほころび始めているのを見ます。
ということで、本題のコショウノキとの比較で言えば、ジンチョウゲの白花はゆうに50日以上は遅れて咲くようです。これなら個体差・環境差を疑うことなく絶対差と見ていいわけで、かなりスッキリしました。(2016年3月5日)
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