1月9日(土) ヘツカラン
温室に置かれた栽培品です。ただ、自生地でもいまごろが開花期だそうです。その自生地の一つ(北限)が、九州最南端の佐多岬に近い南大隅町辺塚(へつか)で、この蘭の名前はそこで発見されたことに由来しています。
悲しいことに、現地では乱獲の憂き目に遭い、いまや立派な絶滅危惧種です。たしかに、花びらの紅白模様が凛々しいし、艶のある葉もキリリと美形です。また、シンビジウムの仲間なのに樹上に生え、花が垂れ下がるという点も、好事家のターゲットになってしまうところなのでしょう。
このごろは日本人のマナーの良さとかが妙に喧伝されているものの、こんな情けない状況もあることを、次の世代にはしっかり理解してほしいものです。
悲しいことに、現地では乱獲の憂き目に遭い、いまや立派な絶滅危惧種です。たしかに、花びらの紅白模様が凛々しいし、艶のある葉もキリリと美形です。また、シンビジウムの仲間なのに樹上に生え、花が垂れ下がるという点も、好事家のターゲットになってしまうところなのでしょう。
このごろは日本人のマナーの良さとかが妙に喧伝されているものの、こんな情けない状況もあることを、次の世代にはしっかり理解してほしいものです。
<補注1> 同じ「辺塚」を名前にいただいた巨木を掲載しました。(2018年7月12日)
<補注2> ヘツカランを屋外で見ることができました。(2019年12月1日)
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