12月10日(木) ストック(アラセイトウ)
花壇の花を見て幸せな気持ちになるのは、花のきれいさよりもそれを手入れしている人たちの温もりを感じるからだと思います。近所の遊歩道に設けられたこの花壇でも、水をあげたりお掃除をしたりしている親子連れをよく見かけます。
さて、ストックは二度目の登場で、かつ時期的にもまったく同じです。ただ、きょうの狙いは10年前の理解不足の埋め合わせです。
さて、ストックは二度目の登場で、かつ時期的にもまったく同じです。ただ、きょうの狙いは10年前の理解不足の埋め合わせです。
まず、ストックという名前の綴りが「在庫(Stock)」と同じだと嘆いた点です。辞書の一番目には「在庫品」と出て来はしても、やや後方に「幹、茎」とありました。ストックの太い茎に注目したわけで、立派に意味のある名前でした。
次が「アラセイトウ」という和名の由来で、当時はわからなくて逃げた形跡がありありです。毛羽立てた織物で羅紗(らしゃ)というのがあって、あれは本来がraxaであり、ポルトガルではラセイタと発音するらしいのです。葉の感触がそのラセイタに似ているので「葉ラセイタ」で、それがアラセイトウにまで転訛したというわけでした。
次が「アラセイトウ」という和名の由来で、当時はわからなくて逃げた形跡がありありです。毛羽立てた織物で羅紗(らしゃ)というのがあって、あれは本来がraxaであり、ポルトガルではラセイタと発音するらしいのです。葉の感触がそのラセイタに似ているので「葉ラセイタ」で、それがアラセイトウにまで転訛したというわけでした。
やれやれ、10年前の我が無知をいまさら曝(さら)けることになり、せっかく花壇を眺めて温もった心も、恥ずかしさですっかり冷えてしまいました。
<追録> 文中で「葉の感触が羅紗に似る」としているのに、葉のアップがなかったので、取り直しがてら、思い切り触ってきました。たぶんワタシの指はデリカシーに欠けるらしいことに気づき、しょげて帰ってきました。
ついでに、矮性のストック(↓)も見つけました。
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