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10月31日(土) ミツガシワ

151031mitugasiwa水中を這う緑の送電ケーブル…というのがあながち冗談ではないほどの太さと長さと頑丈(そう)さでした。ミツガシワの根茎は大きいというのは定評でも、今までは水や泥に隠れて見たことがありませんでした。
ふだん簡単には見せてくれない部分を目にすると、その植物との親しさが一段深いものになるような気がします。特に地中や水中の根茎は、素人が覗ける機会は極レアで貴重です。過去にコウホネヒマラヤユキノシタのそこを見られたのはかなりの幸運だったし、今回のミツガシワも思いがけずのうれしい発見でした。

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番外編 : ハシバミ・リベンジ

Hazelnutあまりのおいしさに無念さが蘇ります。先日の残念レポートだけではどうにも収まらず、西洋ハシバミの実=いわゆるヘーゼルナッツをアマゾンしてみました。
チョコにくるまれたものは食べたような気がしても、こうしてナッツだけを味わうのは初めてです。一番近い感じはマカダミアでしょうか。あれよりさらにしみじみと滋味深く、歯触りが固くも柔らかくもなく、絶妙の食感です。
注文のときこだわったのは殻付きであることです。ああ、あの実はこんな感じに色づいて、秋口に総苞からポロンと転げ落ちてしまうのでした。
写真後方3個がその殻をつけたままの姿です。産地(これはアメリカ産)では、日本のハシバミのような砲弾型ではなく、右手2個のような丸型が栽培の主流だそうです。ただ、左端のような細長いものもいくつか混じっていました。
そして、手前右3個が渋皮付きのまま、左3個がそれを剥いた状態です。剥くと、味の上品さは増すものの、うまく剥けないときもあるので、渋皮のわずかなエグミを楽しみながら、パクパクやる方が楽しそうです。
さて、ヘーゼルナッツはおいしいだけでなく健康や美容にもいいそうです。オレイン酸とビタミンEの含有量がほかのナッツより高いのがその理由です。ハシバミの実を見失った「ロスト」ハシバミ体験のおかげで、こんなにおいしい「ロースト」ハシバミを知ることになるなんて、「万事塞翁が馬」とは良く言ったものです。

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10月30日(金) サンゴノボタン

151030sangonobotan珊瑚という形容がとても飲み込みやすい姿です。そして、はっきりした葉脈が美しいこの葉は、いかにもノボタン類であることを示しています。
熱帯地方の植物で、これは温室内での撮影です。ただ、ふつうのノボタンはもちろん、オオバシコンノボタンでも露地で見たことがあるので、そのうち、このサンゴノボタンもお庭で育てる人が出て来るかもしれません。
そして、この花はこのあと、まるでヨウシュヤマゴボウのそれを思わせる赤黒い実になると言います。まだまだ咲き始めでしたから、これからどのぐらい待てばそんなシーンを撮影できるのか、首を長くして待つことにします。

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10月29日(木) アブラススキ

151029aburasusuki前にアブラガヤを載せたときにその存在を知ったのがアブラススキでした。萱(かや)と薄(すすき)では似たようなもので、果たして自分に見分けができるだろうかと不安だったのに、会ってみたら簡単に「違いがわかる男」になれました。
太くて白い主脈(中肋)が通るこの葉は、いかにもススキです。また、フサフサと風になびく穂も、なんとなくススキの感じがします。
ただ、その穂がふつうのススキよりもグッとだらしない感じです。長い小穂は地面目指してうなだれるし、その重さで茎も倒れがちです。
ただ、アブラガヤと同じで、「どこが油?」という疑問は残ります。例によって「光沢がある」とか「臭い」とかの説明を見かけはしても、その辺がどうも自分には感じられないのです。時期的・時間的なこともあるだろうし、自分の鈍さというのも疑われるので、「なぜ油?」については継続調査課題としておきます。

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10月28日(水) ハシバミ

151028hasibami1無念です。不本意ながら、この2カ月、どうにもなかなか、ハシバミの実の見張り番に行くことができませんでした。結果、あの薄茶色のたった一つの実は、影も形も消え失せていました。唖然、呆然、悄然…落涙の思いです。
さらにショックだったのはこの葉です。葉というよりも、葉「だった」でしょうか。これではもう、ハシバミの白骨死体みたいなものです。
151028hasibami2いったい誰が?と探すまでもなく、視界の隅がモゾモゾするのでそちらを向いたら、ゲゲゲでした。数が半端ではありません。しかもこの芋虫、前足3組(6本)だけで身を支え、そこから後ろの胴体を、まるであん馬の選手のように、クルンクルンとひっくり返したり回したり、じつに躍動感に飛んだ動きをするのです。
そして、無茶苦茶な数が木全体にとりついていました。葉っぱでさえこんなに大人気のハシバミなのだから、その実はさぞかし…。無念です。

<補注> あまりにも無念だったので、ハシバミならぬ西洋ハシバミの実を食べてみました。(2015年10月31日)

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10月27日(火) ヤブソテツ

151027yabusotetuちょっと前にオニヤブソテツの葉裏を載せたことがあって、そこでこのヤブソテツのことを「胞子嚢がノッペリと白い」と書きました。じつは「白い」というのは誇張で、図鑑的には灰色が正しいのに、今回撮影したものはこんな茶色でした。
胞子嚢ですから、胞子が弾ける前と後では状態(形や色)が変わるらしく、このヤブソテツはどうやら「その後」のようです。その配列こそ、どちらもまったくランダムであっても、オニヤブソテツの胞子嚢が明らかに「蛇の目」形なのに対し、こちらには二重輪っかの気配が皆無であることだけはよくわかります。
葉表だけ見ても、ボコボコした感じのオニヤブソテツと滑らかなこちらとでは違いがだいたいわかるようになったし、裏返して確認する見どころはこれでつかめました。あとは季節ごとにピラピラ裏返してみて、図鑑どおりに「ノッペリと灰色」の状態を写すことができればメデタシ・メデタシというわけです。

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10月26日(月) エゴノキ

151026ego1エゴノキの種は、こうして触ってみたかったものの一つです。「戦時中はこの木の種でお手玉を作ったのよ」という話を年配の女性からお伺いし、そのときはまだ実が青い時期で、実のなかにどんな種があるのか、確認ができなかったのです。
ふつう、お手玉には小豆を入れるはずなのに、貴重な食料品を遊びに使うなんてとんでもない時代があったのです。「代用品」という言葉がほぼ死語になったこの時代にしみじみ見ると、この代用品は小豆よりも少し軽くて、その分、軽快な音を立てて、わずかばかりのもの悲しさを誘ってくれました。
151026ego2おもしろいことに、皮がひとりでに剥けて、種だけになった実が少なくありません。もちろん、しぶとく萎んだまま残っている皮もあるものの、これは剥くとなかが未熟のものがあって、エゴノキの実は樹上で剥けるのがどうやら上物のようです。

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10月25日(日) ハナミョウガ

151025hanamyouga
ヤブミョウガの葉のようで、危なくスルーしてしまうところでした。あれれ、この実は発育不良だろうか…と、実に気づいても、まだヤブミョウガだと思っています。
シゲシゲ見て、ようやく葉の幅や厚みからハナミョウガだとわかりました。花の時期の派手さのわりには、ずいぶんと地味な実の姿です。
と思ったら、これから寒くなると、この実は派手な赤色を装って鳥さんたちを呼び寄せるようです。鳥との競争では勝ち目がないとは思うものの、一粒二粒でいいから、真っ赤な実をどうか撮影させてほしいものです。

<補注> 大変幸運なことに、同じ年のうちに同じ場所(同じ株?)でたくさんの真っ赤になった実を写すことができました。(2015年12月4日)

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10月24日(土) ハナセンナ(アンデスの乙女)

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とある町を歩いていて、信号待ちの退屈しのぎにキョロキョロしていたら、派手に黄色い花をつけた庭木を見つけました。青になった信号は放り出して、一目散にそこのお宅に駆けつけました。
おお、これはなんとハナセンナではありませんか。かつて一度だけ、まだ小さな木を写したことがありました。あれに比べ、今度のこれは立ったまま見上げたこの写真から推測して、ゆうに4mには達していそうな立派な木です。
別名の「アンデスの乙女」は、かつての記事では「恥ずかしくて呼べない」と照れたものです。昭和初期に我が国に導入され、この名前でけっこう流行ったようです。このお庭の木は、もしかしてそのころの生き残りかと考えました。

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番外編 : 格安スマホ(その2)に大満足

Priori2_b
実験的に自分が使用したあと、助手2号に下げ渡し(笑)たGALAXY (SC-02B)が、どうにも不調だと泣きつかれました。購入時点でそもそも2代落ちの中古だったので、たしかに動作がモッタリだし、メールの添付ファイルが開けなかったり、電池もかなり危篤状態になったりで、もはや限界のようです。
そこで、助手1号がめでたくスマホライフを満喫している「SIMフリー&デュアルSIMスマホで本体1万円」という条件で機種探しをしてみたら、FREETELのPriori2(秤の上に乗っている黒い機種)というのがかなりいけそうなスペックです。
税・送料込み10,152円で届いたスマホは、手に取るなり、「こりゃいい!」とわかりました。Covia F4s(写真右側)の107gに比べるとズシッとした感じ(135g)は否めなくても、これなら仕事場面でもそれほど違和感のない「真面目顔」です。
もちろん、Covia F4sで懲りたプアーなカメラ機能は完璧に「ふつうレベル」になっている(バーコード解読可)し、電池持ちもCoviaに比べれば格段にタフ(待ち受けだけなら充電なしで3日OK)です。
逆に、Coviaでうれしかった初期組み込みアプリのシンプルさとかキビキビ動作、画面のきれいさ、テザリングが可能なことなどはきちんとカバーしています。「すごいなあ、発売日が少し違うと、こうもいいものが出てくるのか」と感動して調べたら、あらら、リリースはどちらも去年の12月でした。
つまりCovia F4sはワタシのミスチョイスだったわけで、あの大喜びの記事はかなりの「いい加減(調査不足)情報」だったことになります。いやいや、そう言ってしまうのはCoviaに申し訳ないことで、あの超軽量というメリットは決して輝きを失いません。あのメリットはそのままに、弱点を克服した次期モデルに期待すること大です。

<補注> このあと、同じFREETELの「Priori3」、ASUSの「ZenFone3」、Wikoのg08と低価格スマホを選び続けています。

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10月23日(金) ナガボノシロワレモコウとワレモコウ

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今月の1日にこのナガボノシロワレモコウを載せて、よし、全体像がわかったぞ、と思ったのも束の間、その写真を見ていて、あれれ、そう言えば花の構造をしっかり理解していないや、と気づきました。あの花穂は小さな花の集まりだろうと漠然とは思っていても、そこにグッと寄ってみることをしていませんでした。
そこで一気にググッと迫ると、白い柱頭を持つ1本の雌シベを、茶色(割れて出て来る花粉は山吹色)の葯を持つ4本の雄シベが囲んでいるのがわかりました。その基部には花びらのように見える4枚の萼があります。
151023nagabonosirowaremokou2
蕾(萼)が割れて雌シベ・雄シベがこうしてのび出している日数は短くても、開いた萼はずっと残るので、花穂は長い間、いかにも花っぽい顔をしていられます。しかし、花粉媒介者たちは花の旬をしっかり知っていて、こうして真剣な目つきで萼の付け根の蜜を採取し廻っていました。
151023waremokou
もののついでに、ふつうのワレモコウにも迫ってみました。花穂の先端側の花はもう雌シベ・雄シベが枯れ落ちているのに、付け根側は花盛りです。こうして、先方向から順に開いていくので、その気で迫れば、案外に長い間、ワレモコウの「本当の」開花状態は確認できるのでした。

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10月22日(木) ジュウガツザクラ

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花の下にはお弁当を広げた家族がいるし、ひっきりなしに撮影に来る人たちがファインダーに飛び込んでくるし、けっこう苦労した1枚です。
しかし、周辺の木々の葉が色づき始めるこの時期に、これだけ見事な咲きっぷりであれば、多くの人を惹きつけるのも当然の話です。かつて、自分でかなりいい咲き具合だと思って載せた写真など、取り下げてしまいたくなりました。
ところが、その写真を削除できないわけがあって、その原因はジュウガツザクラの秋の花と葉の関係なのです。それにはどうやら、A:全落葉したまま開花、B:全落葉後に若葉とともに開花、C:当年の葉を残したまま開花、の三つのパターンがあるらしく、きょう掲載の木と2004年のものはA 、2011年に載せたものはB 、そして2007年に取り上げた木はC のタイプです。
ふつうに見るソメイヨシノなどはようやく紅葉し始めたタイミングなのに、花だけではなく、葉までもまるっきり好き勝手に出したり散らせたりで、やりたい放題の駄々っ子のようなジュウガツザクラなのでした。

過去のきょう 2014年 マルバノキ 2013年 パパイア 2012年 ホトトギス 2011年 アメリカヅタ 2010年 トリカブト 2009年 オキナワスズメウリ 2008年 ウラハグサ(フウチソウ) 2007年 イレシネ・ヘルブスティー 2006年 ホソバアキノノゲシ 2005年 シャクチリソバ 2004年 ベニバナトキワマンサク

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10月21日(水) ハグロソウ

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かつては「そんなに黒い?」と少し納得しにくかったハグロソウの葉色も、いろいろと比較物が増えてくると、たしかに異様な色合いだと感じてきました。特に、こうして群がって育つ全体を眺めると、そのどす黒さがよくわかります。
151021hagurosou2
そのハグロソウが花を終えて、枝豆のような実をつけていました。多年草なので、地中に残った根がまた来春には芽を出すくせに、この莢から飛び出した種も発芽して、勢力範囲を広げるようです。
いったいどんな仕掛けで、どんな種が撒かれるものやら、木枯らしで地上部が枯れ果てる前に、そこら辺を観察したいものと願っています。

過去のきょう 2014年 サツマイモ 2013年 アマチャヅル 2012年 キンメイモウソウチク 2011年 コミカンソウ 2010年 レイジンソウ 2009年 ミゾソバ(白花) 2008年 ハマトラノオ 2007年 ウメバチソウ 2006年 アキノキリンソウ 2005年 サザンカ 2004年 モッコク

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10月20日(火) ユーカリノキ

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今月の8日に載せたばかりのユーカリノキが再登場です。ただし、先日の木とは違う場所のもので、こちらは花の痕跡も、蕾らしきものも見あたりません。
ということで、ユーカリノキの「正しい」花期は再び混迷の淵に沈んでしまいました。ただ、きょうの話題は花ではなく、葉です。先日も少し触れたように、木の上下で葉の幅と形がかなり違うのです。
151020eucalyptus2
若枝の先端部の葉が鎌のような形で細いのに対し、ほかの部分の葉(↑)はこのように楕円でふつうの葉っぱ形です。そこで先日も、コアラはどっちを好むのか気になったわけで、なんとラッキーなことにその答えがわかりました。
某バラエティ番組で、動物園のコアラに給餌するシーンがあり、そこで与えられたユーカリノキの枝は、まさしくきょうの1枚目写真の状態だったのです。考えてみれば当たり前のことではあっても、その実証シーンを確認できたのは幸運でした。

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10月19日(月) カワミドリ

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あと10日も早かったら、と悔いは残るものの、謎の名前を持つこの草にようやく出会えたのですから、贅沢は言えません。
このカワミドリという名前には、一般的に川緑とか河碧とかの漢字をあてます。しかし、不思議なことにこの草が生息する場所に水は必須ではないのです。
したがって、この名前の説明としては「群生する様子が緑の川のように見える」みたいな苦し紛れになりがちです。もしかして牧野博士なら快刀乱麻を断つごとく…と期待したら、まるっきり無視していました。さすがです。
それでも気になるので「野草の名前」という図鑑にあたったら、「皮身取り」ではないかという説を掲げていました。古くから薬草として珍重されていたので、皮=外側、身=内側で全草を表しているのではないかと言うのです。
これは卓見です。少なくても川(河)に流されていません。気に入りました。なので、いままではカワ「ミ」ドリとアクセントをつけていたものを、これからは無アクセントで呼ぶことにしました。誰に聞いてもらうわけでもありませんけれど…。

過去のきょう 2014年 原種シクラメン(ヘデリフォリウム) 2013年 コナギ 2012年 カンノンチクとシュロチク 2011年 ヒシ 2010年 タヌキマメ 2009年 ウオトリギ 2008年 マツブサ 2007年 ミヤマガマズミ 2006年 ヨモギ 2005年 イシミカワ 2004年 ギシギシ

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10月18日(日) エゴノキ

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めくれ上がったエゴノキの葉にお饅頭がびっしり並んでいました。エゴノキの虫こぶと言えばエゴノネコアシで決まりだと思っていたら、このエゴノキハヒラタマルフシも含め、エゴノキは虫こぶの宝庫のようです。
このお饅頭はもう少しすると葉から落ち、なかの幼虫は土に潜り、春には立派(?)なエゴタマバエになるのだそうです。
151018egonoki2
葉の表側はこんな感じでした。まるでリベット止めしたみたいで、エゴタマバエくんはなかなかの職人さんです。葉の表と裏を間違えることなく、そもそもエゴノキをしっかり特定して生み付けるのだから、極小サイズの虫ではあっても、立派に広い視野を持っているらしいことに感心してしまいます。

過去のきょう 2014年 ガマズミ 2013年 アカガシ 2012年 シマススキ 2011年 アレカヤシ 2010年 コウリンタンポポ 2009年 ヒメグルミ 2008年 クスノキ 2007年 スズラン 2006年 サラシナショウマ 2005年 タイワンホトトギス 2004年 ハナミズキ(アメリカヤマボウシ)

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10月17日(土) ヒダカミセバヤ

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全体がとても小ぶりで、ふつうのミセバヤをかわいいと思っていた立場からすれば、こちらは「めっちゃかわいい」と、つい女学生言葉を借りてしまいます。
鏃(やじり)型の葉は、面積がミセバヤの1/3くらいで、それだけ厚みが引き立って、まるで干菓子のようです。花はミセバヤに比べてずいぶん疎(まば)らで、それがかえって個々の花の美しさを強調しています。
北海道・日高町の天気を調べたら、今朝の気温はここ(志木)よりも10℃以上も低めでした。なんか温(ぬる)いところに来てしまったなぁ…と、ヒダカミセバヤは生まれ故郷をさぞや懐かしんでいることでしょう。

過去のきょう 2014年 サイカク 2013年 タイアザミ 2012年 シマトネリコ 2011年 アンゲロニア 2010年 ヒイラギモクセイ 2009年 キチジョウソウ 2008年 ヨウシュイボタ(セイヨウイボタ、プリベット) 2007年 トウガラシ(タカノツメ) 2006年 スズメウリ 2005年 クロマイ 2004年 サザンカ

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10月16日(金) ツクバネガシ

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ドングリコレクションに新しい仲間が加わりました。ただ、この新人くん、ドングリの形にはあまり新鮮みがありません。特徴があるのはやや深めの殻斗で、ほかのドングリが縄目とか粒状に見えるのに対し、鱗が重なった感じです。
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先週通過した台風のせいでしょうか、完熟のものに混じって、まだ緑のドングリも地面に落ちていました。しかし、同じ色合いでもこうして木から離れず、しっかりと熟成中のものもあります。ツクバネガシは二年成なので、個々のドングリの生長具合にはそれだけ差がつきやすいのかもしれません。
また、葉に目を移す(写真左側)と、ツクバネという名の元になった束生状態が見てとれます。基本的には互生なのに、枝先ではこうなっています。
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そして、樹皮です。この木はかなりの古木(大木)だったのでこんなにゴワゴワであっても、若ければ縦筋が目立つくらいのスムーズさです。
水気が好きな木なので、ふつうの野良歩きではなかなか見かけません。ため池や沢が潰され尽くした感のあるこの辺では、ちょっと貴重な存在です。

<補注> 雌花からドングリになりかけの姿をとらえました。(2017年6月14日

過去のきょう 2014年 ヒメザクロ 2013年 ニッサボク 2012年 ツルニンジン(ジイソブ) 2011年 アラカシ 2010年 ユーパトリウム 2009年 キバナノツキヌキホトトギス 2008年 エゾユズリハ 2007年 アキカラマツ 2006年 ツリフネソウ 2005年 シュウメイギク(ピンク) 2004年 タイワンホトトギス

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10月15日(木) コメナモミ

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正面から見れば黄色だけと思ってしまうのに、横顔にはこんなオレンジ色というか臙脂色というか、鮮やかな赤みが兆してチャーミングです。これは中央部の筒状花にはない色合いで、周辺部の舌状花だけが持つ特徴です。
…と、目を花に向けようとはしても、視線はどうしたってガラス細工のような腺毛に惹きつけられてしまいます。大きく開いた5枚の総苞と、花を包む鱗片(苞)は、キラキラときれいではあっても少しベタつきます。何の毛かわからない白い糸状のものが、そのオネバにもう絡め取られています。
前にホトトギスの花柱にあるキラキラがベタつかないことを不思議に思ったのに比べ、コメナモミの腺毛はいかにもヒッツキ虫の機能です。冬に全体が枯れて、種を運んでほしいとき、このベタつきは残っているものか、興味があります。

過去のきょう 2014年 マルバルコウ(マルバルコウソウ) 2013年 ワレモコウ 2012年 テイカカズラ 2011年 トウネズミモチ 2010年 オオオナモミ 2009年 シロホトトギス 2008年 ツルシキミ 2007年 オオベンケイソウ 2006年 クズ 2005年 シュウメイギク 2004年 ノブドウ

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10月14日(水) サワフタギ

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「きれいだなあ」と「しまったなあ」が交錯する思いです。ふつうに緑色だった実が色をあげていく過程を見たいと思っていたのに、もう完全に瑠璃色でした。
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6月中旬に緑色状態を写し、その1カ月後に確認に出向いたときも、色合いに変化はまったくありませんでした。そして今回の「しまった」ですから、8月から9月のチェックを怠ってしまったわけです。
151014sawahutagi3
そんなわけで、課題は来年に持ち越しです。ただ、瑠璃色状態は10年前の写真よりいい光線具合で撮れたので、一気に3枚掲載しておきます。

<追録> 一気に3枚どころか、4枚目(↓)を追加掲載(2015年10月20日)します。実の撮影に夢中になって、恒例の試食を忘れていたことに気づきました。
あぁ、忘れたままで良かったなぁ、とがっかりです。
味はまるでなくて、ボソボソしていて、大きな種が1個入っているだけでした。遅い時期まで、鳥さんたちにも見向きもされないでいるわけがわかりました。
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過去のきょう 2014年 キミノクロガネモチ 2013年 サネカズラ 2012年 ナルコユリ 2011年 ヨモギギク(タンジー) 2010年 ヒルムシロ 2009年 ヒシ 2008年 ヒメマツバボタン 2007年 ベンケイソウ 2006年 ホトトギス 2005年 ポポー 2004年 キツネノマゴ

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10月13日(火) コバギボウシ

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あ、枝豆がこんなところに!というのは少しオーバーでも、けっこう新鮮な思いで眺めました。花はわりとささやかで痛みやすいのに、それが毎日毎日健気に咲き続けた証は、こうして立派な枝豆(違うってば!)になるのでした。
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熟して割れかけた実には黒い種が入っていました。一つ引き出して見ると、仲間のオオバギボウシとそっくりの形です。
ということは、まだ地際に葉を残すいまなら良くても、それがなくなった季節に両者を見分けることができるのかという新たな課題ができました。幸いに、木枯らしの季節までにはまだ少し時間があるので、ギボウシ類に出会うたびに二つを見分けるポイントを探し続けることにしておきます。

過去のきょう 2014年 カラスウリ 2013年 ツマベニアナナス 2012年 ヤマハンノキ 2011年 ツリバナ 2010年 デンジソウ 2009年 センキュウ 2008年 ハグマノキ 2007年 ユキザサ 2006年 ナワシログミ 2005年 イヌサフラン 2004年 ガマズミ

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10月12日(月) カラコギカエデ

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カエデ類というのはそもそも水分が好きなものが多いわけで、そのなかでもこのカラコギカエデは、決まって「湿地に育つ」と説明されます。写真の木も、湿地とまでは言えなくても沢の近くで出会いました。
カラコギという名前から、お茶碗などに描かれる例の「唐子」がなにか関係するのかと勝手に思っていたのに、正解は「鹿の子」の転訛でした。樹皮が剥けると鹿の子模様になるといい、牧野博士もこの説を「妥当と考える」としています。
しかし、そんな模様になった木肌をまだ見たことがないし、カノコギ・カノコギと何遍繰り返してもカラコギにならないし、自分としてはどうにも納得がいきません。これから少しずつ親睦を深めていくべき木のようです。

過去のきょう 2014年 ヤブツバキ 2013年 サガリバナ 2012年 ハマビシ 2011年 テリハハマボウ 2010年 カシワバハグマ 2009年 ベニバナチャ 2008年 ナツメ 2007年 ジュウガツザクラ 2006年 ヤブタバコ 2005年 ダンギク 2004年 コムラサキ

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10月11日(日) ミズカンナ

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8月の宿題の回答がそろそろできていました。その一つ目が、このジュズダマのような実です。9月上旬には緑色をしていたものが、だいぶいい色合いに変化して、しかし先端にはまだ花柱の残骸がついたままの微妙な段階です。
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もう一つが、遠目にはネジのように見えたこの花茎です。花茎が若いうちは色味の差がなくて螺旋状に見えていたものが、枯れて陰影がハッキリしてきたので、互い違いに咲いた花の痕跡であることがわかりやすくなりました。
1本の花茎には30個以上の節があり、それだけ花が咲き続けるわけです。花期(6~9月)を考えると、4日に1個咲くペースになります。
さて、次の宿題はこの実のなかにどんな種が入っているかです。もちろん、池の水が涸れ気味になるとか、足下のいいところへ花穂が倒れてくれるとか、女神さまの優しいご配慮がなければ、この回答は叶いません。

過去のきょう 2014年 ツルドクダミ 2013年 ダリア(雪乃) 2012年 ウンナンオガタマ 2011年 ツヅラフジ(オオツヅラフジ) 2010年 アメリカセンダングサ 2009年 コンニャク 2008年 クマノミズキ 2007年 ハブソウ 2006年 サンショウ 2005年 ワタ 2004年 ケープヒルムシロ

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番外編 : 空中浮揚の400トン

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今回、弘前に着いてまず駆け付けたのはお城です。まるで団体観光客と同じ行動で照れはしても、いま、弘前城はとんでもないことになっているのです。
お城(天守)を持ち上げて運ぶなんて、ずいぶん豪快なことを考えるものです。以前、鉄筋の体育館を同じように移動させるのを見たことがあって、対象物の大きさ(容積)で言えばあちらの方が明らかに上でした。しかし、重さ(400トン)とか古さ(築400年)とか考えると、お城の引越しの難儀度はまた別格でしょう。
じつは弘前城の引越しはこれで2回目(初回は明治から大正にかけて)だそうで、今回も昔と同じように、天守の土台である石垣を修理したあと、また元の位置に戻すのだそうです。あえて石垣の縁という不安定な場所に位置するこの天守ならではの苦労でも、おかげでこんな珍しい工事を見ることができたというわけです。
この日は残念ながらジャッキアップの準備作業しか見られなかったものの、古いお城の壁にヒビ一つ入れるでもなく進む工事には感心するしかありませんでした。待ち受ける仮土台(写真左手)にこの天守がピッタリ収まったその夜、作業にあたった人たちが呑むビールはことのほか旨いだろうな…と、心底うらやましくなりました。

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10月10日(土) ウラジロモミ

20151010urajiromomi1弘前であのウラジロモミに再会できました。通過中の台風のおかげで、吹き飛ばされそうな風と、最低の光線具合というおまけ付きではありながら…。
葉は冬よりも幼い状態で、それだけ気孔帯の白さ(太さ)が目立ち、葉先の尖りもかわいらしく控えめです。あの冬に、弘前ではこの点を確認できなくて、志木に戻ってから写したものよりも、ずっとウラジロモミの特徴が出ています。
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さて、風で揺れる枝をしっかりつかんでいた手を離して全体を見上げたら、緑のお芋が団体でブルンブルンと唸っていました。どうせなら、この風で一つくらいもげ落ちてこないか期待したものの、まだ若い実にそんな気配はありません。
日本固有種ということで、なんとなく、もっと慎ましやかな実だろうと勝手に思っていたのに、なんとも虚を突かれた再会劇でした。

過去のきょう 2014年 シラハギ 2013年 ハマビワ 2012年 キバナアキギリ 2011年 バナナ 2010年 アキノウナギツカミ 2009年 ハゼノキ 2008年 カラハナソウ 2007年 アブラガヤ 2006年 リンドウ 2005年 ソバ 2004年 シャリンバイ

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10月9日(金) 熱帯スイレン(ブルーギガンティア)

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秋空のように澄んだブルー(紫)と、まさにGigantic(巨大な)と言うべき花を見ると、これはピッタリの名前だと感心します。花の直径がほぼ15cmあって、ふつうの水蓮に比べると二回りも大型のサイズです。
もし、池にはこのギガンティアを浮かべ、花壇にはギガンテウムを並べたら、Gigantic揃いのさぞかし豪華なお庭になることでしょう。しかし、このギガンティアは深い池を好むそうで、ウチのメダカ池ではまず無理な話です。
それにしても、大きさだけでなく、開いた花のなかまで見事なものです。オーストラリア生まれというわりには、まるで上品な和菓子を思わせる金色の雄シベ(葯)で、そっと懐紙に取り上げてみたくなります。

過去のきょう 2014年 ミクリ 2013年 サクラタデ 2012年 シナノキ 2011年 ツルウメモドキ 2010年 アキニレ 2009年 ツルドクダミ 2008年 オケラ 2007年 オヤマボクチ 2006年 アロニア 2005年 ギンモクセイ 2004年 ハナミズキ(アメリカヤマボウシ)

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10月8日(木) ユーカリノキ

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ユーカリノキが花をつけているのを見つけました。初めてこの花を見たのは2月の寒風のなかでしたから、時期が4カ月も違います。あのときもユーカリの花期をどう考えたらいいか悩んだことを思い出します。
ただ、老化性時間短縮症(笑)のワタシから見れば、4カ月は大した時間ではないようにも思えます。前回よりは花の状態がだいぶフレッシュだし、逆に実の状態は幾分若いので、この4カ月はつながっているようにも思えます。
もちろん、2本の木はまるで違う場所のものですから、つながっているかいないかを云々すること自体が無理と言えば無理な話です。
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それよりも、このごろ気づいたころがあります。ユーカリノキにはたくさんの種類があり、その種類によって葉の形が違うと思っていたら、同じ木でも上の方につく若い葉は尖って細く、下の方の古い枝の葉(↑)は丸いのです。
今回撮影した木以外にも、2~3箇所でこの現象を見ています。コアラくんはいったいどっちの葉がお好みか、ちょっと気になります。

<補注> コアラくんのお好みは程なく判明しました。(2015年10月20日

過去のきょう 2014年 ニンジンボク 2013年 ネコノチチ 2012年 ボタンヅル 2011年 オクモミジハグマ 2010年 ヤマハッカ 2009年 ハネミギク 2008年 ホソバヒメミソハギ 2007年 マツカゼソウ 2006年 ユウゼンギク 2005年 カリガネソウ 2004年 ギンモクセイ

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10月7日(水) チョウマメ(クリトリア)

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これは温室での1枚です。ただ露地でも栽培は可能で、蔓が這い上がるので夏の日除けに便利な存在です。花色がいかにも涼しげだし、写真の後方でボケてはいるものの、藤のそれを思わせる大きな豆をぶら下げます。
この豆は、現地(熱帯アジア)では未熟なうちは食用とするそうで、一方、種は下剤になるという微妙な存在です。ただ、チョウマメ(蝶豆)というから豆が蝶型かというとさにあらずで、蝶と例えられたのは花の方です。
しかし、この花が蝶ではない妙な形に見えてしまうのは、決してワタシだけではなくて、クリトリアというきわどい名前(学名)をつけたのはあのリンネ先生でした。いえ、きわどいと思うのは俗人のやましさに過ぎません。大先生ともなれば、大らかに朗らかにクリトリア!と叫んでしまうわけで、なにかうらやましい気がします。

過去のきょう 2014年 ペンタス 2013年 スズメノヒエ 2012年 コクテンギ 2011年 オオミサンザシ 2010年 ハッカ(ニホンハッカ) 2009年 ヒメヒゴタイ 2008年 ミヤギノハギ 2007年 コガネバナ 2006年 ヤマジノホトトギス 2005年 オギ 2004年 ハス

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10月6日(火) マーガレットコスモス

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土手のコスモスがそろそろ見ごろになってきて、百恵ちゃんの歌など思い出しながら歩いていたら、こんなコスモスに出会ってしまいました。いったい全体、お前のどこがコスモスじゃ!と、10年以上前から進歩のない噛みつきです。
いや、かつてはその安直な名前が批難のターゲットだったのに対し、今回はその姿を問題にしています。マーガレットにはどうにかこうにか似ていても、コスモスの面影はチラリとも感じません。あえて言えば春菊など思い出すでしょうか。よし、これからは個人的にシュンギクモドキと呼んでやることにします。
おっと、話はその方向ではなくて、今回はこれが常緑低木であることの確認です。葉の奥に、たしかに木質の茎が見えています。多少の乾燥は平気だし、晩春から初冬まで、1年の3/4ほど、ずっと花を咲かせます。
便利と言えば便利な存在で、少し手抜きをしたい花壇などにはもってこいです。妙な名前など気にせず、美点に目を向けるべしと反省です。

過去のきょう 2014年 シナユリノキ 2013年 ナンヨウザクラ 2012年 ツルボ 2011年 キセルアザミ 2010年 アンズ 2009年 ヤマボウシ 2008年 タラヨウ 2007年 コメナモミ 2006年 シラハギ 2005年 コブシ 2004年 ザクロ

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10月5日(月) オニヤブソテツ

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葉を表から見た写真をずいぶん昔に載せたままでした。なので、今回は思い切り裏側を主役にして、表側は後ろに控えてもらいました。
オニヤブソテツの仲間(オシダ科ヤブソテツ属)の胞子嚢は総じてこういう風にランダムな配置とは言え、オニヤブソテツのいい加減さはそのなかでも抜群です。仔細に見ると、どうやら葉脈の脇についているようです。小葉のつき方と同じく、葉脈も互生なので、それがこのバラバラ加減の元になっているのでしょう。
また、胞子嚢の中央が黒っぽいのもオニヤブソテツの特徴です…と言いたくて、そこがノッペリと白いヤブソテツを探したのに、残念ながらここではヤブソテツは見つかりませんでした。気にしないときは両種が案外に接近して生息しているのに、いざというときには空振りなんて、まるで我が人生を投影した感じです。

過去のきょう 2014年 ホソバオケラ 2013年 ガマ 2012年 ナツハゼ 2011年 コナラ 2010年 デュランタ(タイワンレンギョウ) 2009年 フジカンゾウ 2008年 センブリ 2007年 コバノガマズミ 2006年 オオバショウマ 2005年 ヒガンバナ(農薬変化) 2004年 キンモクセイ

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10月4日(日) ハンノウツツジ

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ハンノウツツジは秋に咲くというわけではなくて、ほかのツツジと同じく花期は5~6月です。一緒に写ったアゲハには、たしか春型とか夏型とかあったはずで、見る人が見れば、この写真が春のものではないことがわかるはずです。
初めて載せるのが二度咲き目の姿とはハンノウツツジに申し訳ないことでも、どうも春にはうまく出会えていませんでした。地元埼玉の地名を冠したツツジですから、郷土自慢のつもりでとりあえず登場してもらいます。
飯能市の天覧山あたりが出身地だそうで、天覧山と言えばそのものズバリ、この山の名を名乗るおいしいお酒があります。今度の春はここの蔵元でお酒を仕入れてから山に登り、ハンノウツツジを眺めつつグビリ…夢がまた一つできました。

<補注1> この蝶はナミアゲハの夏型(春型より大きくて色が濃い)だと思います。
<補注2> 温めていた夢(↑)を叶えるために流した汗は、ほとんど報われませんでした。(2017年5月23日

過去のきょう 2014年 ホソバヒイラギナンテン 2013年 シナサワグルミ 2012年 クサヨシ 2011年 ナガエコミカンソウ(ブラジルコミカンソウ) 2010年 ギンミズヒキ 2009年 アキグミ 2008年 イノコヅチ 2007年 キジョラン 2006年 シラヤマギク 2005年 ウスギモクセイ 2004年 メキシカン・ブッシュ・セージ

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10月3日(土) コウホネ

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大きな池に黄色いコウホネの花が目立ちました。夏を越して、艶めきがやや衰えた葉も、折からの小雨を受けて、往時の輝きを取り戻しています。
5月には咲き出しを見ているし、仲間のオゼコウホネは7月にここに載せていますから、コウホネ類の花はずいぶん長い期間咲くものです。そんな思いでフラフラと池の縁を巡っていたら、花の中央部がおかしいものがたくさんありました。
おかしいのはお前だわい、とコウホネには笑われたはずで、花が咲けば実ができるのは物の道理です。コウホネはこんな洋梨型の実をつけるのでした。
この洋梨のなかは縦に8つに分かれ、たくさんの種が入っているそうです。その種はスポンジ組織に埋もれていて、それにくるまれたまま、種は水面に浮かび出すと言います。どうやら食いしんぼの味見対象にはならない実であるのは残念でも、思いがけずコウホネの「その後」を確認できたのはラッキーでした。

過去のきょう 2014年 ビャクブ 2013年 タカノハススキ 2012年 ヤマコウバシ 2011年 キャラボク 2010年 アオハダ 2009年 サイカチ 2008年 エゴノキ 2007年 ノブキ 2006年 マルバハギ 2005年 タケノコイモ 2004年 クサギ

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10月2日(金) ナンテン

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ナンテンの実の色づきは案外に遅いんだぁ、と近づいてみたら、ウォ!なにやってんだ、オヌシ。こちらがびっくりしたくらいですから、ある程度は擬態になっていたとはしても、これに騙される虫さんっているんでしょうか。
長いこと、彼(彼女?)の捕食シーンを待ったものの、さっぱりでした。こんな逆さ吊りのまま、いったいどのくらいジッとしていられるものなのでしょう。
おっと、本題はナンテンでした。過去にもう7度もここに出ていたものの、この季節の姿がポッカリ空いていました。
実が真っ赤になると、その派手さに目を奪われて気づきにくいとは言え、うまく結実できなかった花柄が意外なほどに多いのに驚きます。そう言えば今年は梅雨時の雨量が平年比の28%増しで、開花時の雨に弱いナンテンには困った夏でした。

<過去掲載のナンテン> 1月17日 3月17日 6月11日 7月10日 11月5日 11月28日 12月5日

<補注> オオカマキリの待ち伏せ作戦成功をとらえました。(2017年10月2日

過去のきょう 2014年 ムクゲ(ルーシー) 2013年 サザンカ 2012年 オオケタデ 2011年 ソリダスター 2010年 ヤブマメ 2009年 スイフヨウ 2008年 ハナヅルソウ 2007年 タマシロオニタケ 2006年 ステルンベルギア 2005年 ガマズミ 2004年 クジャクソウ

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10月1日(木) ナガボノシロワレモコウ

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きのうのクサボタンは8年前の画像をカバーしたものだったように、きょうのナガボノシロワレモコウは10年前の写真の補完が目的です。前回は白くて長い花穂にだけ気をとられ、偶然に1~2枚、写真の隅にしか入っていなかった葉を、今度はしっかりと意識して写し込むことができました。
こういう奇数羽状複葉なのですから、前のように先っぽの小葉がチョロンと写り込んでいるだけでは物の役には立っていなかったわけです。クッキリと刻み込まれた鋸歯がきれいだし、さらに革質の深い緑色がなかなかシックです。
一方、この茎はどうにかならないものでしょうか。かつてのものも今回のものも、まるで締まりがありません。葉がこれだけきちんとしているのに、茎がこれでは台無し、と見るか、こういう取り合わせを美しいと見るか、なんだかナガボノシロワレモコウに自分の度量を測られている気がしてきました。

過去のきょう 2014年 ヒメジソ 2013年 ジュズダマ 2012年 サンショウ 2011年 ハゼノキ 2010年 ウラジロハコヤナギ(ギンドロ) 2009年 チャノキ 2008年 プルメリア 2007年 アケボノソウ 2006年 ゴンズイ 2005年 ハゲイトウ 2004年 シュウメイギク

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