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10月16日(金) ツクバネガシ

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ドングリコレクションに新しい仲間が加わりました。ただ、この新人くん、ドングリの形にはあまり新鮮みがありません。特徴があるのはやや深めの殻斗で、ほかのドングリが縄目とか粒状に見えるのに対し、鱗が重なった感じです。
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先週通過した台風のせいでしょうか、完熟のものに混じって、まだ緑のドングリも地面に落ちていました。しかし、同じ色合いでもこうして木から離れず、しっかりと熟成中のものもあります。ツクバネガシは二年成なので、個々のドングリの生長具合にはそれだけ差がつきやすいのかもしれません。
また、葉に目を移す(写真左側)と、ツクバネという名の元になった束生状態が見てとれます。基本的には互生なのに、枝先ではこうなっています。
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そして、樹皮です。この木はかなりの古木(大木)だったのでこんなにゴワゴワであっても、若ければ縦筋が目立つくらいのスムーズさです。
水気が好きな木なので、ふつうの野良歩きではなかなか見かけません。ため池や沢が潰され尽くした感のあるこの辺では、ちょっと貴重な存在です。

<補注> 雌花からドングリになりかけの姿をとらえました。(2017年6月14日

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