9月27日(日) コモチシダ
海の近くの湿った崖がシダで覆われていました。「ああ、シダは苦手…」とスルーしたい気持ちをこらえてシゲシゲ眺めてみたら、ゲゲ、葉から葉が!
さらに、小学校の家庭課で習った「運針」を思い出すような胞子嚢も、ほかのシダとは一線を画す形で、葉表に盛り上がりを見せています。
これだけの特徴があれば調べるのは簡単で、コモチシダとわかりました。葉から出た子供は無性芽だそうです。ある程度生長した葉が子供を持つようで、まだ子連れではない若い葉もたくさんありました。
さて、こんな「葉から葉」で思い出すのは「葉から芽(セイロンベンケイ)」です。かつて、シャーレに浮かんだ1枚の葉から芽が出ているのを見たことがあるのに、写真は撮りそびれてしまいました。惜しいことをしたものです。
ほかには、「子持ち」の名を持つものとしてコモチクジャクヤシとコモチマンネングサを思い出します。「子持ち」の由来がそれぞれ少し違っていて、この形容はわりと安直に使われていることがわかります。
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