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8月31日(月) ニオイサンタンカ

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サンタンカというのは、種類が違おうと花は赤い(朱色)ものと思い込んでいたら、巴投げを喰った感じの白花です。その投げた本人は、立ち気味に咲くシネンシスコッキネアと違って寝転んでいて、同科同属でもひと味違う風情です。
加えて、名前どおりに匂います。「臭い」ではなかったのが幸いとは言え、日本の住宅事情で室内栽培したら、かなり鼻にはつきそうです。
花のあとは丸い液果がつくと事後学習で知り、赤花の他種も含めて、実を見ていないことに気づきました。これだけ花が咲けば、かなりの実が目立っていいはずなのに、なぜいままで見過ごしているのか、自分にデコピン3発です。

過去のきょう 2014 モミジガサ 2013 シナヒイラギ 2012 ボタンヅル 2011 ゲットウ 2010 トウゴマ 2009 シシウド 2008 ソテツ(雄株) 2007 カクレミノ(斑入り) 2006 ヒオウギ 2005 サフランモドキ 2004 タイワンホトトギス

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8月30日(日) アメリカブクリョウサイ(ゴマギク)

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侵略的外来種と呼ばれる生物の一群があって、写真の草もその一つです。冴えない見かけ(だらしない茎・見どころのない花)のわりには、花や葉に触ると皮膚炎を起こしたり喘息症状を呈したりする「怖い」ヤツです。
加えて、とても旺盛な繁殖力があり、アフリカなどでは農作物にも被害をもたらしているそうです。また、家畜もこれにやられてしまうと言います。
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花は直径5mm程度で、ヘボの手には余る撮影素材です。しかし、見るからに粉っぽいし、種もすぐにできそうです(分解して見る勇気なし)。
幸いに、これは管理された公園での植栽品だったものの、もし他所で見かけたら、すぐにしかるべき筋に連絡しようと思います。

過去のきょう 2014 クチナシ 2013 ノシラン 2012 ヤマハギ 2011 ハツユキカズラ 2010 ヘラオモダカ 2009 ホツツジ 2008 マツカサアザミ 2007 ヤマホタルブクロ 2006 ホウセンカ 2005 メランポジウム 2004 トロロアオイ

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8月29日(土) ホソエカエデ

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カエデ類の証拠である翼果を下げた雌株に会えなかったのがなんとも残念です。しかし、たとえ雄株でも、その存在がわりと珍しいホソエカエデのことですから、ありがたくそのお姿を拝してきました。
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葉柄に赤みがあるのがパッと見でわかる特徴です。その葉は浅く3裂(裂けないものや5裂もあり)し、葉裏がやや白っぽく、鋸歯は細かくて一部が重鋸歯というところがそれに次ぐ見分けポイントであり、ダメ押しが葉脈の付け根です。図鑑では「膜がある」と表現されはしても、自分的にはプラモを作るときに接着剤をつけすぎてこうなった失敗を思い出しました(トホホ)。
ホソエの「エ」には「枝」をあてている人もいます。ただ、牧野図鑑に「花の小柄がやせて細いことから来た」とあるので、細柄とするのが適切でしょう。ということは、早く雌株を見つけて、その果柄を確認するか、来春、この雄株の花を見せてもらうか、どっちかが必要です。おっと、その前に秋の紅葉も忘れずチェックです。

過去のきょう 2014 オミナエシ 2013 ベニバナエゴノキ 2012 トチカガミ 2011 ホソバヒャクニチソウ 2010 カジノキ(雌株) 2009 ギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ) 2008 ハネミギク 2007 スズメウリ 2006 シシトウ 2005 ソラヌム・ラントネッティー 2004 ガガイモ

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8月28日(金) オキナアサガオ

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直径で2~3cmの小さな花が、1カ所に1~2個ずつ咲いていました。淡い青紫色は涼しげでも、その付け根のモサモサが気になります。毛深い苞がその正体で、これがこの先、茶色に変色するところから「翁」と名付けられたそうです。
そこでちょっと異議ありです。毛が茶色になったら若返りではありませんか…と、最近、薄さが度を加えただけでなく白くもなってきた毛の持ち主は思うのです。
そして、翁で思い出すのはオキナグサです。あれはじつに的確なネーミングで、白髪(綿毛)の中心(花床)がハゲ状態になるところをとらえていました。
あれに比べ、こっちは爺さんぶりがやや違います。ご出身の地(熱帯アメリカ)の爺さんはこんな感じなのかとか思いつつ、ちょっとうらやましくなりました。

過去のきょう 2014 カクレミノ 2013 ノアザミ 2012 ガマズミ 2011 ラクウショウ 2010 ミッキーマウスノキ 2009 ヒメキンミズヒキ 2008 クララ 2007 ミツバアケビ 2006 ヘチマ 2005 ヤブラン 2004 ケイトウ

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8月27日(木) イヌビワ

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おいしそうな実を見て、ワタシの涎(よだれ)が葉の上にタラ~リ…ではなくて、これはイヌビワの実(果嚢)からしたたり落ちた蜜です。これだけ食べ頃サインがハッキリしていると、「子供が食べる」という図鑑の説明も完全納得です。
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子供だけに任せておけず、爺さんも食べてみました。上品な甘さで、果汁にあふれていて、これで種(これが本当の果実)のザラつきさえなければ、千疋屋の店先に並んでいてもおかしくありません。
さて、困ったのは過去記事です。「雌株で決定」と断じた木が雄株だった疑惑が浮上してきました。あるいは、あの時点から1カ月少々の時間が、雌株の果嚢をここまで変貌させるというのでしょうか。
とりあえずきょうの記事の主旨は「イヌビワの雌株さん、ごめんなさい」です。写真の木があった森には、食べ頃の実(果嚢)をつけた雌株が何本もあって、この完熟状態が決して特殊な現象ではないことを理解できました。

過去のきょう 2014 マツカゼソウ 2013 ヒトツバタゴ(ナンジャモンジャ) 2012 コマツヨイグサ 2011 オカボ(イネ) 2010 アワ 2009 イヌトウバナ 2008 アキグミ 2007 アキノタムラソウ 2006 キクイモ 2005 ハゲイトウ 2004 モミジルコウ(ハゴロモルコウソウ)

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8月26日(水) ノシラン

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ノシランについては、そのノシ(熨斗)の意味が気になって、名前の元になった茎の「変な作り」を二度ならず三度も取り上げました。その茎には、花や実が立派についていたのに、いままで注意はそこまで及びませんでした。
今回ようやく、「どれどれ、花はどんな作りだったっけ?」と、俯いた花を下から覗き込んでみたわけです。それでようやく気づいたのは、指であおった花ではなく、その花の下にある枯れかけた苞でした。
茎の先にはたくさんの花がついていると思っていたのはあまりに漠然とした見方だったことを反省です。実際はこうして5~6個の花がひとかたまりであり、それが各々1枚の苞に包まれて咲き上がってくるのでした。
というわけで、雌シベや雄シベのことはつい無視した形になってはしまったものの、どっこいそこもまた、なかなか味のある色と形でした。これが紺色の種に変貌する過程でも、また思いがけない発見ができそうで楽しみです。

過去のきょう 2014 ヤコウボク 2013 シシウド 2012 シロモジ 2011 クマシデ 2010 コウリャン 2009 コシアブラ 2008 ヨルガオ 2007 ハンゴンソウ 2006 サンゴバナ 2005 タマスダレ 2004 リコリス・オーレア

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8月25日(火) ハシバミ

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ようやく見つけたハシバミの実です。去年と一昨年、かなりしつこく探したのに、どの木にも一つも見つからなかったので、なかばあきらめていました。それが、たった一つだけとは言え、こうしてポツンと姿を見せていたのです。
はち切れそうに膨らんだ実がうっすらと茶色になり出していて、これからの変貌が楽しみです。また、その実を大事そうにくるむ総苞が特徴的です。
それまでなじみのなかった草木やそのパーツでも、一度見つければあとはぐっと目に入りやすくなる…といういままでの経験が、ハシバミの実にもぜひあてはまってほしいものです。なにせたった一つでは、ネズミやリスに横取りされる恐れが大きすぎ、夜もおちおち眠ることができなくなってしまいます。

<補注> この実を見失ったくやしいレポートはこちら、代わりに西洋ハシバミの実(へーゼルナッツ)を食べたみたレポートはこちらです。(2015年10月31日)

過去のきょう 2014 カリガネソウ 2013 ヌマミズキ 2012 コミカンソウ 2011 クワイ 2010 ミズオオバコ 2009 クサアジサイ 2008 タチフウロ 2007 キオン 2006 セイバンモロコシ 2005 ルコウソウ 2004 コブシ

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8月24日(月) ウメガサソウ

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前に開花状態を写したときと同じ場所です。あれから2カ月少々、ウメガサソウが立派に実を膨らませていました。恥ずかしげに俯いて咲く花に比べると、この実の昂然とした態度にはつい微笑んでしまいます。
これだけ大きな実だと、種も一つではないと思うのに、それにしてはこの場所の株はほとんど増えていません。まだ花をつけない小さな苗はいくつか見つけていても、多年草なので(常緑小低木とする図鑑もあり)、発芽したその年には咲かず、地中の根が充実するまでには時間がかかるのかもしれません。
そういう意味で、これはやはり稀少種であり、大切に見守りたいものです。この実が枯れて種がこぼれる様子とか、ぷっくりとかわいい蕾とか、夏場以外にも観察の課題(楽しみ)には事欠きません。

過去のきょう 2014 カジノキ(雌株) 2013 キバナコスモス 2012 サルココッカ・コンフサ 2011 イチョウ 2010 ウリクサ 2009 オオモクゲンジ 2008 シナヒイラギ 2007 フウセンカズラ 2006 フヨウ 2005 キンミズヒキ 2004 ブラシノキ

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8月23日(日) クサギ

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クサギが少し賑やかになってきました。秋になれば、悪のりと言いたいほどに紺と赤の競演が目立つし、そのあと実が落ちてしまってさえ、知らない人なら花が咲いたと思うように派手な木です。その片鱗は、いまごろから現れるのでした。
しかし、この目立ちたがり屋の萼も最初からこうだったわけではありません。
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こちら(↑)がいまからちょうど3週間前の姿です。花も恥じらう乙女どきというか、蕾が割れ出すころは、さしもの悪のり萼もまったく目立ちません。
おとなしかった娘が、なにがきっかけなんだか、急にお笑い芸人を目指す…みたいな変貌をするわけで、クサギにだって人生(?)の転機はあるのでしょう。

<追録> クサギの雄シベはすぐにダウンし、雌シベだけが大きい顔をするので、同性のよしみで雄シベの元気なうちを撮ってみました。
そしたら思わぬ収穫で、陽光に透けた葉の脈が、まるで陶器の貫入模様のような美しさを見せていました。そう言えば、この葉については臭うかどうかだけ気にして、姿を愛でることを忘れていました。(2016年8月23日)
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過去のきょう 2014 スズムシバナ 2013 アカメガシワ 2012 メドハギ 2011 ヒャクニチソウ 2010 シクンシ 2009 チチタケ 2008 テッポウユリ 2007 ヒャクニチソウ 2006 タカサゴユリ 2005 ミズヒキ 2004 ハナトラノオ(カクトラノオ)

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8月22日(土) ハダカホオズキ

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花の蜜というのは、鳥さん用・蜂さん用・蟻さん用と種類が分かれるのかなと思い始めています。前にも書いたように、ハダカホオズキの花には蟻が集まるばかりで、鳥はもちろん、蜂や虻さえまったく来てくれません。
ただ、訪れる蟻の種類はいろいろで、茶色で極小のものと、わりと大型のものを見た前回に対し、今回は中型のトリオでした。蟻のように小さなサイズだと花粉媒介の役に立たないのでは、というこれまでの心配は、けっこう激しく動き回る彼らを見ていて、杞憂だったことがわかりました。
もう一つ、今回気づいたことは、実の先に残る花柱です。すぐにとれてしまうらしく、手前の二つにはもうなくて、しかし奥と右下の二つには、黒く萎んではいても元の形をしっかり残してくっついています。
見ていてだんだんに気づくことというのは、それがどんなに些細でささやかなことでも、自分にとってはキラキラ輝く宝物です。

過去のきょう 2014 クロマツ 2013 ウド 2012 ゴヨウマツ(ヒメコマツ) 2011 ミズキ 2010 パパイア 2009 タマガワホトトギス 2008 ヤナギラン 2007 キハダ 2006 オオボウシバナ 2005 クコ 2004 ハシラサボテン

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8月21日(金) ウオトリギ

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真っ赤になった実は豪華な眺めであっても、それが緑色のいまの時期の姿にはまた別の緊張感があるものです。そして、これが黄色みを帯び、オレンジ色に変わるころには、「その生命の移ろいがまた美しい」などと気障を言うことでしょう。
いままでは、「ウオトリギと言えば○○」という定番の観察場所しか知らなかったのに、まったく別のところに、この1本を見つけました。何本も植えられている定番某所に対し、ここはどう見てもこの株が1本だけです。
その1本がこうして実をつけているということは、花のときに迷った雌雄異株の線がかなり薄くなることにつながります。ウオトリギは雌雄異株なのか、それとも株に雌雄はなくて花が咲き分けるのか、という問題が自分のなかで未解決のままなので、今度のこの木の花を観察すれば、少しは理解が進むことでしょう。

<補注> 問題解決へ、一歩だけ近づいたシーンはこちらです。(2016年7月22日)

過去のきょう 2014 フジカンゾウ 2013 チシャノキ 2012 ワタ 2011 フトイ 2010 タカサゴユリ 2009 ツルリンドウ 2008 ペチュニア 2007 オタカラコウ 2006 オトコエシ 2005 シロガネヨシ 2004 ガガイモ

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8月20日(木) カンガレイ

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カンガレイを見てカンガレイとわかるまでには5年も6年もの歳月がかかったものの、どうやらこのごろは迷わずにカンガレイと認識できるようになりました。
それでもまだ自分で納得していないのがカンガレイのこの部分です。小穂の付け根までが茎で、そこから上は苞葉だというのがお決まりの解説であって、そういうものだと思えばいいだけなのに、なかなかそうは見えません。
たしかに、その部分はクチャッと歪んでいるし、色も変な具合だし、境目であるサインは明白です。しかし、張り出した三つの稜にはそんな兆候がほぼなくて、あくまで上下一体に見えてしまいます。
別にこんな紛らわしいことをしなくても、苞は苞らしく、役目を終えたらハラリと落ちてもいいはずなのに、いつまでもスックと立ち尽くす、まるで弁慶さんの生まれ変わりのようなカンガレイの苞葉なのでした。

過去のきょう 2014 イワガラミ 2013 タムラソウ 2012 シャシャンボ 2011 カカオ 2010 カラミンサ 2009 コマツナギ 2008 アルストロメリア 2007 モクゲンジ 2006 ハナキリン 2005 トクサ 2004 モッコク

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8月19日(水) ヒメタイサンボク

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前に一度、花を写しただけで、そのあと忘れたままだったヒメタイサンボクを、もう一度撮影できました。枝の先で赤く色づき始めた実のおかげです。
ふつうのタイサンボクの実が赤みを呈したところは見たことがないので、タイサンボクを名乗ってはいても、やはり姫様はちょっと違います。実の姿だけで言えば、タイサンボクよりはコブシとかモクレンに近い感じがします。
そう言えば、タイサンボクは常緑樹なのに、この姫様はじめ、コブシもモクレンも落葉樹です。とは言いながら、花以降を忘れていたということは、姫様が葉を落としたところも未確認なわけで、また一つ撮影課題を背負い込みました。

<補注> 黄葉した様子を確認しました。(2015年12月9日

過去のきょう 2014 キレンゲショウマ 2013 ハリギリ 2012 サンカクイ 2011 オオセンナリ 2010 ヒメチドメ 2009 サルナシ 2008 アオツヅラフジ(雌株)  2007 マツブサ 2006 ミニトマト 2005 シロバナサクラタデ 2004 ムラサキゴテン

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8月18日(火) タイタンビカス

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高い生け垣の向こうにこの花が飛び出していて、花色だけからしてモミジアオイだと思いました。しかし、近づくにつれ、花びら同士の隙間がないことがわかり、アメリカフヨウだったか、と思い直したものの、どうも感じが違います。
さてその生け垣を回り込み、仔細に見ると、葉がアメリカフヨウほど広くなく、かと言ってモミジアオイのようにスマートでもありません。
これは三重の種苗会社が作出したもので、見立てを迷ったように、やはりアメリカフヨウとモミジアオイの掛け合わせでした。
これだけうまく特徴を混じり合わせたことに感心した上で、もっとうなずいたのはその名前です。巨神タイタンとハイビスカスの掛け合わせとは気づいても、そのままだとタイタンビスカスになるところを、途中の「ス」を抜いています。これによって、単純なつなぎ合わせではなく、立派な固有名詞になりました。
まさに巨神(高さ2m超え)で、街なかにあまり流行ると、あの皇帝ダリアもそうであるようにやや鬱陶しいかと、それだけが心配です。

過去のきょう 2014 イロハモミジとオオモミジ 2013 ヨウシュヤマゴボウ 2012 サイカチ 2011 ライラック(ムラサキハシドイ) 2010 オオチドメ 2009 サルスベリ(シロバナサルスベリ) 2008 キカラスウリ(雌株) 2007 クルマユリ 2006 ゲンペイカズラ 2005 カラタチ 2004 コリウス

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8月17日(月) ハマナツメ

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花も葉も、まったく見慣れないものです。花は色も形も剽軽(ひょうきん)で、まるでプラスチックの作り物みたいだし、葉は、強いて言えばオオバコのそれを分厚く、かつ硬くした感じ(葉脈数は違うけれど)でしょうか。
これはハマナツメと言って、西日本が本拠地のものでした。したがって、関東の地で見慣れないのは当然で、これもたぶん植栽品でしょう。
名前を貸したナツメと同じクロウメモドキ科で、そう知ってからナツメと比べると、たしかに花も葉も似ています。では冒頭の感想はなにかと言うと、やはり総合的な印象の差でしょうか。パーツはほぼ同じでも、縦にのびてスマートなナツメと横広がりで骨太のハマナツメ、「似て非なるもの」という言葉を思い出しました。

過去のきょう 2014 ショウジョウソウ 2013 イヌザクラ 2012 モミジアオイ 2011 ニクイロシュクシャ 2010 チドメグサ 2009 バリバリノキ 2008 オオダイコンソウ 2007 フシグロセンノウ 2006 サボテン(緋牡丹) 2005 ルドベキア・タカオ 2004 ツルムラサキ

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8月16日(日) キツネノカミソリ

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写真中央の花にうずくまっていた蜜蜂が飛び立ったところです。花の構造から虫媒花であることは想像できても、その現場を実際に見るのはうれしいものです。
蜜蜂というのは、1日に3,000カ所もの花を廻って蜜を集めるのだそう(養蜂家・船橋康貴氏談)で、なかなかジッとしていてくれないのも道理です。
さて、キツネノカミソリは危ない(有毒)植物であることは野歩きの基本知識です。ただ、それは鱗茎のことです。ざっと調べただけでは、この花の蜜にまで毒性があるかどうかの記述は見つけられませんでした。
疑わしきは舐めず?で、人体実験はパスしたし、先日のホツツジのことも併せ考えると、蜂蜜は案外にリスキーなものかと思ったりします。「自然のものだから」と盲目的に信じたりせず、きちんと成分検査したものを求めるべきようです。

過去のきょう 2014 ニワウルシ(シンジュ) 2013 タヌキマメ 2012 タマサンゴ(フユサンゴ) 2011 マキエハギ 2010 キブシ 2009 オニグルミ 2008 ダイコンソウ 2007 ウバユリ 2006 アフリカン・マリーゴールド 2005 ゴマ 2004 コナラ

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8月15日(土) テイカカズラ

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電車のなかで、こんな風に大股開きの若者をときどき見かけます。よろけたふりをして、その金的に膝蹴りでも喰らわせてやりたくなります。
あれに比べると、この大股開きはかわいいものです。秋に、これが渋い赤に色づいたところを初めて見つけときはその正体を知らず、大いに悩んだものでした。そのあと、莢が割れて種が舞い散るところまで確認したのはいい思い出です。
それが今度は時期をさかのぼって、こんな若い状態をとらえました。こうなると、残った課題はあの可憐な花からこのツノ状の莢に変わる段階をとらえることです。たぶん、一つの花に雌シベ(子房)が2個あるからこうなるのだとは思いながらも、それをこの目で確かめるまで、これは謎の大股開きです。(この予想の当否は↓)

<追録1> 近所のテイカカズラがまだ花をたくさんつけていたので、一枝いただいて花筒を二つに割ってみました。
当初考えたこととは少しだけ違い、柱頭は一つなのに、その下部の子房(心皮)の中央には縦にくびれというか、筋がありました。つまり、あの八の字ヒゲは、雌シベ2個からできたのではなく、単一の雌シベの心皮がもとから2本の莢になるようにできていたというのが正解でした。
百点満点なら50点くらいの結果ではあっても、自分的には上出来気分です。(撮影:2015年8月23日)
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<追録2> もう少し若い段階だと、それほど大股開きではありませんでした。(撮影:2016年7月18日)
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過去のきょう 2014 オジギソウ 2013 ヤマナシ 2012 トチカガミ 2011 マツバボタン 2010 イイギリ 2009 サワグルミ 2008 コバノカモメヅル 2007 クサボタン 2006 パイナップルリリー 2005 オオハンゴンソウ 2004 ルリマツリ

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8月14日(金) ミズカンナ

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ミズカンナというくらいだから水辺に咲くわけで、あまり接写しやすい被写体ではありません。足下の安全を思えば、遠目に眺めておくのが無難です。
ただ、接写レンズを一本余計に持たされたおかげで、このごろは「やったるで!」と燃える機会が増えました。草ボウボウで地面と水の境目が定かでないところをすり足で進み、及び腰でミズカンナの花に迫ってみました。
白い苞のなかには花が二つ咲くようです。熟すと黒い球ができるのは記憶にあって、今回はその元になる白くて太い雌シベ(柱頭)を確認できました。
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さて、その粉白色の皮が苞ならば、この長い莢状の茶色い皮は総苞のようです。すでに枯れ切っていて、早めに落ちてしまうのでしょう。
こうなると、この総苞に包まれた若い花芽のころも写したくなるし、ネジ状になる花茎のしくみ(たぶん次々と咲く花の痕跡)も確認したくなります。さすがにミズカンナ、ズブズブと深みに引きずり込むような魅力にあふれています。

過去のきょう 2014 ズミ 2013 カキツバタ 2012 アオギリ 2011 ハシドイ 2010 ミクリ 2009 コスモス 2008 キツネノカミソリ 2007 キバナコスモス 2006 ハイビスカス 2005 サネカズラ 2004 エンジュ

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8月13日(木) ホツツジ

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夕暮れにはまだ早い時間だったのに、山の裏側に太陽が回ってしまって、冴えない色合いになりました。さらに、花がまだ開いていない状態でした。
そんな「あわやボツ写真」をあえて持ち出すのは、ちょっと思いがけない出会いだったからです。前の掲載のときに触れたように、この木には毒があり、ウジ殺しに使われたり、蜂蜜での中毒例があったり、ずいぶん危ないヤツなのです。
それが、人家は途絶えているとは言え、都市近郊のハイキングコース脇で、こうしてけっこう堂々と茂っていたのです。割れると白く見えた蕾は、先がうっすらピンクで、ややおどけた色合いです。テロリと艶のある葉もきれいです。
やや標高があって、蜜蜂は見かけなかったし、ホツツジにだって生き延びる権利はあるというものです。車道から少し入り込んだ細い道の脇で慎ましやかに暮らしている姿を見て、なんだか心が少しだけ温かくなりました。

過去のきょう 2014 ホウセンカ 2013 サンゴシトウ(ヒシバデイゴ) 2012 ヒヨドリバナ 2011 ミソハギ 2010 ダンゴギク 2009 ハス(八重) 2008 レンゲショウマ 2007 レンゲショウマ 2006 ヌスビトハギ 2005 ツルレイシ 2004 オモダカ

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8月12日(水) ケイトウ(鶏冠鶏頭)

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おととい、八千代鶏頭を取り上げたときに書き切れないことがあったので、続編的にふつうのケイトウ(鶏冠ケイトウ)に肉薄してみました。
「ケイトウの花」というとき、特に視力のいい人でない限り、あの鶏冠(とさか)や槍や房の部分が花に見えてしまうはずです。ところが、ケイトウの本来の花はあのフワフワ・フサフサ部分の下で、こうしてささやかに咲いているのです。
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分解すると、その一つひとつに5枚の萼があり、赤く突き出た雌シベと5本の雄シベが備わっているのがわかります。
となると、あのフワフワ・フサフサは何?となるわけで、答えはユーフォルビア・ラクテアの記事で取り上げていました。本来は上にのびるべき茎の先が横広がりに生長してしまう「帯化」という現象がその正体でした。
しかし、その帯化部分がなぜフワフワ・フサフサになるかの説明は、にわか勉強ではまったく追いつきません。動物と話せるオバサンがいるのだから、植物と話せるオジサンになりたいものと、心底思うときがあります。

過去のきょう 2014 モミ 2013 ガマ 2012 ナギ 2011 ベニシダレ 2010 タバコ 2009 カノコユリ 2008 キキョウ 2007 トチバニンジン 2006 カンガレイ 2005 ニチニチソウ 2004 ミソハギ

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8月11日(火) アオツヅラフジ

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いままでだと8月9月には緑色の実しか見たことのなかったアオツヅラフジが、もうここまで深く色づいていました。しかも、かつては緑の実の横で開いていた花が、今年は見あたりません。この夏の酷暑に、少し変調をきたしたのでしょうか。
そもそもこの深い紺色の実を初めて見たのは、中越大地震からひと月あとの長岡の町外れでした。夕暮れどき、歪んだままの道路端でこの神秘的な色の実に出会ったとき、自然の横暴さと優しさを同時に見た思いがしたものです。
あれ以来、初めて白昼の光の下でアオツヅラフジの紺色の実を写すことができました。この深い色が、決して夕方の薄暗さのせいではなかったことの記録です。

過去のきょう 2014 オヤリハグマ 2013 ハナザクロ 2012 キジョラン 2011 オニバス 2010 カンレンボク 2009 ツルレイシ 2008 シデシャジン 2007 メタカラコウ 2006 コリウス 2005 タマガヤツリ 2004 ハツユキソウ

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8月10日(月) ケイトウ(八千代鶏頭)

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ケイトウのなかでも古くからあるタイプで、八千代と呼ばれます。「君が代」で千代に八千代にと歌われるように、八千代はめでたさを言祝ぐ表現であって、この尖った穂やかわいい色合いとは特に関係はないはずです。
ふつうにケイトウと聞けば、まさに鶏冠のあの形を思い浮かべそうであっても、それが縦にのびて房状になっても、あるいはこうして槍状になっても、さらに脳みそのように丸くても、みんなCelosia cristata=ケイトウです。
暑さにはとても強くて夏花壇の定番だというのに、上にあげたようないろいろのケイトウを寄せ植えしたところを見たことがないのが不思議です。

<補注> ケイトウの花のしくみについては、翌々日に取り上げました。(2015年8月12日)

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8月9日(日) トウコマツナギ(キダチコマツナギ)

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切り通しになった街道の法面です。吹き付けられたコンクリートが絶えて粘土剥き出しになった高さに、あの問題のコマツナギが生えていました。
「トウコマツナギは道路法面の緑化に利用される」という記述を多く見かけるので、状況証拠的に言って、まさにこれがトウコマツナギでしょう。
さて注目すべきはこの枝(というよりは幹)です。見た目で40度以上はありそうな傾斜面からのび出ているので、完全な平地にあった先日の木立性のコマツナギとは単純比較できないとしても、どうも上よりは横へ行きたがっているような…。
素人考え的には、こちらがトウコマツナギで、平地でいかにも「木」らしかったあちらをキダチコマツナギとしたいところです。しかし、パッと見だけでそんな勝手を唱えるワケにはいきません。自分的には、図鑑の表現どおりのトウコマツナギをこの目で確かめられたそのことだけを収穫としておきます。

過去のきょう 2014 チョウジソウ 2013 ネコノチチ 2012 クワズイモ 2011 イチビ 2010 オグルマ(八重) 2009 ムサシアブミ 2008 キカラスウリ(雄花) 2007 サンショウバラ 2006 カボチャ 2005 シコンノボタン 2004 ヒルガオ

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8月8日(土) クレオメ

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前にクレオメを載せたときは、横殴りの強烈な朝陽を受けた写真が、かなりのお粗末ものでした。あれに比べたら、二丁の接写レンズを使い分けるようになったこのごろは、クレオメの微細部分にも少しだけ迫ることが可能です。
昔のロンドンには、一度開いた傘を巻き締める職人がいたそうで、まるでそんな人に巻いてもらったような花びらに驚きます。また、傘の骨ならぬ花柄(と花糸)の緊張感に満ちた形にも惚れぼれします。
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先年は、急激にのびる雌シベのしくみに気づかず、いったんはチョンボ記事を書いてしまいました。しかし、今度はその雌シベの生長だけでなく、雄シベの風変わりな葯の形もしっかりとらえることができました。
さらに、特徴的な葉の形も、ボケボケとは言え、入れ込んでおきました。あとは、このキュッと巻かれた花びらが開く様子を目撃したいとは思いつつ、まだまだ熱中症が怖い日が続くので、それは少し先の課題になりそうです。

過去のきょう 2014 カラスザンショウ 2013 ノブキ 2012 ムラサキナツフジ(サッコウフジ) 2011 カシワバアジサイ 2010 カラスザンショウ 2009 ノグルミ 2008 アオノリュウゼツラン 2007 コケモモ 2006 ウド 2005 イネ 2004 クサギ

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8月7日(金) ネムノキ

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ネムノキの森を尾根筋から眺めるという珍しい体験をしました。谷間がピンクの花で埋められている景色は、折からの暑さも忘れてしまう見事さです。
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そして、いくら暑くてもネムノキの豆を写す課題は忘れませんでした。6月の末にギンヨウアカシアの豆果を取り上げたとき、比較的近い関係であるネムノキにも豆がつくと「記憶」だけで書いていて、その実証写真が欲しいと思っていました。
その「記憶」にあったのはもう少し枯れ色の豆だったのに、この暑い盛りにはまだ「絹さや」状態でした。同じ穂に花も残しているところを見ると、豆の生長スピードはかなりのもののようです。手が届けばこの絹さやの試食ができたのにと残念ではあっても、次の出会いに楽しみが残ったものと考えておくことにします。

過去のきょう 2014 ケイビラン 2013 ムラサキナツフジ(サッコウフジ) 2012 バアソブ 2011 ハナスベリヒユ(ポーチュラカ) 2010 ミツバ 2009 リキュウバイ 2008 タンキリマメ 2007 ミヤコグサ 2006 オモダカ 2005 ツユクサ 2004 ナツズイセン

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8月6日(木) ルリフタモジ

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名前がわかって喜んだのも、白花種を見つけてうれしがったのも、どちらも11月のことだったのに、今回は夏の盛りです。花期を調べると晩春から晩秋までとあって、さすが二文字(ニラ)を名乗るだけあって、タフな草です。
その花にグッと迫ってみたら、おや、内側3枚には中心端に妙な鈎がついていて、外側の3枚とは作りが違います。あ、たしかルリフタモジはユリ科だったから、外側の3枚は萼なんだ!と気づいて、ちょっと舞い上がりました。
ところがここで邪魔になるのがAPG分類体系です。クロンキストやエングラーではめでたくユリ科だったものが、APGではネギ科にされていました。うーむむ、いつものことながら自縄自縛というか、ほぼ自滅です。
さあて、ネギの花もこんな風に3枚プラス3枚の構造になっているものか、今度はあの丸いぼんぼりにグッと迫ってみる必要が出てしまいました。

過去のきょう 2014 タカノツメ 2013 バアソブ 2012 タイワンニンジンボク 2011 アナベル(アジサイ) 2010 ヤマホタルブクロ 2009 ベロニカ 2008 ホルトノキ 2007 タマアジサイ 2006 ウイキョウ(フェンネル) 2005 フサフジウツギ(ブッドレア) 2004 イヌキクイモ

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8月5日(水) オリーブ

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物欲しそうなワタシの顔を見たオーナー(知り合い)が「食べていいよ」というので、一粒いただきました。「うひゃー」と吐きだしたワタシを見るその目には、明らかに「してやったり!」の光が点っていたのでした。
オリーブオイルでも、少し良くないものにあたったとき、苦さというかエグさを感じるときがあって、ちょうどあれを100倍くらいに濃縮した感じです。
かなり熟した時期の実は、かつて写したことがあります。ただ、あれは公共の場に植えられた木で、たとえ一粒でも、手は出せませんでした。ねえ I さん、今回の意地悪は、完熟オリーブ10粒ほどで帳消しにしてあげるからね!

<補注> 完熟オリーブの試食記はこちらです。(2015年12月17日)

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8月4日(火) ブルーファンフラワー(ファンフラワー)

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英名では単にファンフラワーなのに、日本ではどうやらブルーファンフラワーと呼ぶようです。以前、ウチで育てたものは「ブルー」とは言いにくい色合いで割り切れないでいたら、今回は公園の花壇で、これでもか!と色鮮やかなものを見つけました。
しかし、これではブルーを超えて、もはや紫です。こういう場合はパープルファンフラワーと呼んであげるべき?とまた余計なお節介を考えてしまいます。
色合いにバリエーションがあるものを一つの色名で呼ぶのはいかがなものか、と思うなら、スカエボラという属名で呼べばいい話で、この名前は昔も取り上げてはいました。ただ、そこで「エボラ熱と関係ある?」とか混ぜっ返しをしていないので、当時はそんな病気はまだ知らなかったらしい…と少し懐かしく感じます。

過去のきょう 2014 ヤマブドウ 2013 ユキザサ 2012 矮性サルスベリ 2011 ハクウンボク 2010 キキョウ 2009 サギソウ 2008 ハマゴウ 2007 ナツハゼ 2006 センノウ 2005 ブルーベリー 2004 タラノキ

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8月3日(月) ニオイバンマツリ(アメリカジャスミン)

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あれれ、ニオイバンマツリがまだ咲いてる…と、少し不思議な思いで撮りました。この木が花を開き出したのは4月初旬で、5月の中旬には盛りでした。
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その盛りのときに撮っていた写真がこちら(↑)です。10年前、まだ花が紫から白に変化するこの木のことを知らずに撮影したのも5月でした。
そんなわけで、ニオイバンマツリは晩春から初夏の花と思っていました。それが8月に入っても、淋しげとは言え、花を咲かすのですから驚きです。
花色は変わるわ、5カ月も花が咲き続けるわ、というのをお得と考えるか、それとも鬱陶しいと思うか、自分のなかでは評価が揺れるニオイバンマツリです。

過去のきょう 2014 アオヤギソウ 2013 ナナミノキ 2012 ダイコンソウ 2011 シロバナキキョウ 2010 キツネノカミソリ 2009 アーティチョーク 2008 ハマボウ 2007 コオニユリ 2006 トコロ 2005 キツネノカミソリ 2004 スベリヒユ

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8月2日(日) タコノアシ

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例のタコノアシ自生地です。先月5日に幼稚園児状態を掲載したあと、どうやらそれほど日を置かずに、花は咲き出していたようです。
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このように、花が終わって実になりかけ、二番手の花茎がのび上がってきている茎が少なからずありました。
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かと思うと、ようやく蕾をほころばせたものもあり、タコノアシというのはかなり思い思いに咲き出すようです。かつ、9月上旬にもまだまだ新鮮な花を写したことがありますから、やはり野の花、しぶとさは格別のようです。
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そして花びらです。ふつう、タコノアシは花びらのない花とされるものの、このように萼とは明らかに違うピラピラを、わりと頻度高く見かけます。ひょっとしてハタザクラと同じように雄シベが変化したものならうれしいのに、無念にも雄シベは所定数ありました。非正規花びらたちの出自はさまざまなのでしょう。

過去のきょう 2014 ノリウツギ 2013 ヒマワリ(品種不明) 2012 センリョウ 2011 シロバナシモツケ 2010 ヤブミョウガ 2009 マルバチシャノキ 2008 サボテン(ノトカクタス) 2007 キンロバイ 2006 モミジアオイ 2005 カナムグラ 2004 タマサンゴ(フユサンゴ)

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8月1日(土) トウコマツナギ(キダチコマツナギ)

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この写真をぼんやり見るなら、これをふつうのコマツナギとしても異を唱える人は少ないと思います。しかし、左の奥になにやら茶色の物体が…。
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少し離れて、カメラを斜め上方に向けてみました。株立ちになった何本かの幹からして、これは明らかに「木」です。そして、見上げた角度から推し量るに、この「木」は優に3m50cmはあるようです。
これが噂のトウコマツナギ(またはキダチコマツナギ)です。3年前、ふつうのコマツナギらしいものがやたら大きく(背が高く)なっているのを見つけてはいても、ここまで立派な幹はついに見られませんでした。これでスッキリです。
ただ、3年前のコマツナギが「ふつう」なのか「トウ(またはキダチ)」なのかは、これでかえって怪しくなりました。いまごろは今回の「木」のように立派な幹に育っているかもしれず、「ふつう」と「トウ」の境目は継続調査課題です。

<補注> ハッキリと株立ちになるこのコマツナギについては、ふつうのコマツナギと同種にするとか、キダチコマツナギ(Indigofera sp.)とするとか、あるいはトウコマツナギ(Indigofera bungeana)にあてるとか、意見が分かれているそうです。素人には理解の及ばない領域なので、ここでは「ふつうのコマツナギとは明らかに見た感じが違う、木立性のコマツナギ」という意味で、トウコマツナギとキダチコマツナギの二つの名前を併記しておくことにします。

過去のきょう 2014 ウラハグサ(フウチソウ) 2013 アオギリ 2012 黒葉サトイモ 2011 ヒメヒオウギズイセン 2010 ハンカチノキ 2009 オオリキュウバイ 2008 カキラン 2007 オレガノ(ハナハッカ) 2006 ミゾカクシ 2005 シマサルスベリ 2004 コナラ

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