8月18日(火) タイタンビカス
高い生け垣の向こうにこの花が飛び出していて、花色だけ見てモミジアオイだと思いました。しかし、近づくにつれ、花びら同士の隙間がないことがわかり、アメリカフヨウだったか、と思い直したものの、どうも感じが違います。
さてその生け垣を回り込み、仔細に眺めると、葉がアメリカフヨウほど広くなく(注)、かと言ってモミジアオイのようにスマートでもありません。
これは三重の種苗会社が作出したもので、見立てを迷ったように、やはりアメリカフヨウとモミジアオイの掛け合わせでした。
これだけうまく特徴を混ぜ合わせたことに感心した上で、さらにうなずいたのはその名前です。巨神タイタンとハイビスカスの掛け合わせとは気づいても、そのままだとタイタンビスカスになるところを、途中の「ス」を抜いています。これによって、単純なつなぎ合わせではなく、立派な固有名詞になりました。
まさに巨神(高さ2m超え)で、街なかにあまり流行ると、あのコダチダリアもそうであるようにやや鬱陶しいかと、それだけが心配(注)です。
さてその生け垣を回り込み、仔細に眺めると、葉がアメリカフヨウほど広くなく(注)、かと言ってモミジアオイのようにスマートでもありません。
これは三重の種苗会社が作出したもので、見立てを迷ったように、やはりアメリカフヨウとモミジアオイの掛け合わせでした。
これだけうまく特徴を混ぜ合わせたことに感心した上で、さらにうなずいたのはその名前です。巨神タイタンとハイビスカスの掛け合わせとは気づいても、そのままだとタイタンビスカスになるところを、途中の「ス」を抜いています。これによって、単純なつなぎ合わせではなく、立派な固有名詞になりました。
まさに巨神(高さ2m超え)で、街なかにあまり流行ると、あのコダチダリアもそうであるようにやや鬱陶しいかと、それだけが心配(注)です。
<補注> 上記2種を交配させた当初の狙いの一つが、アメリカフヨウの葉の凡庸さ(締まりがない)を解消することにあったと言います。また、もう一つの狙いはモミジアオイの花色の明確さを受け継ぐことでした。
市場投入から年数が経過して、葉のスマートさはやや失ったものの、背丈がほどほどに収まった品種も普及していました。(2024年9月21日)
過去のきょう 2014 イロハモミジとオオモミジ 2013 ヨウシュヤマゴボウ 2012 サイカチ 2011 ライラック(ムラサキハシドイ) 2010 オオチドメ 2009 シロバナサルスベリ 2008 キカラスウリ(雌株) 2007 クルマユリ 2006 ゲンペイクサギ 2005 カラタチ 2004 コリウス
| 固定リンク
コメント