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7月31日(金) ハツユキソウ

150731hatuyukisou1このブログの初年度にもハツユキソウは載せていて、わりと珍しい草なのにあのころもう目をつけていた過去の自分を誉めたい気分です。
150731hatuyukisou2ただし、今の自分に対してはガッカリで、花を接写できて喜んで帰ってきたら、トウダイグサ科の特徴をさっぱり捉えていないことがわかりました。この科は雌性先熟なので、花から飛び出した子房があるはずなのに、わざわざ雄花だけの花序に迫り、キラキラする腺体を写すのに夢中になっていたのでした。
150731takatoudaiそんなわけで、ハツユキソウとの再戦はまたの日とし、2週間ほど前に撮っていたタカトウダイの写真を引っ張り出します。これがトウダイグサ科の両性花で、先端が割れた柱頭を持つ子房(雌シベ)がプラプラと首を垂れています。
我が身の進歩のなさに、はた衛門も首を垂れてしまいますが、こうやって補完写真を載せられるだけタメができたよね…と自分を慰めておくことにします。

<追加収録> 早めに自分のミスをカバーすることができました。かなり若い両性花で、横に飛び出た子房の先に、柱頭がまだきれいに残ったままです。
Hutuyukisou_mebanaまた、その右手にはそれよりもさらに若い両性花(子房がまだのび出しておらず、6つに割れた柱頭が新鮮)が写っています。(2015年8月9日)

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7月30日(木) シロバナブラシノキ

150730csalignus15月後半から6月をブラシノキの開花時期と考え、8月の下旬に咲いているのを見つけたときは返り咲き扱いしていました。
ところが、花色が違うとは言え、休養期間だと思っていた7月にこうして咲いてくれるのだから、ブラシノキの花はどうかすればズーッと見ていられるもののようです。さすが変な一族・フトモモ科のメンバーです。
150730csalignus2さてこの白い花は、ふつうのブラシノキ(Callistemon speciosus)とは品種違いのサリグヌス種(C. salignus)で、一般にシロバナブラシノキと呼び分けます。
せっかくなのだから紅白2本を並べて植えればいいのに、それはまだ見かけたことがありません。ブラシノキのバタ臭さ加減と日本的な色合わせとは、どうにもこうにも相容れないわけで、見たいような見たくないような、ハムレットです。

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7月29日(水) グロリオサ

150729gloriosa生け花でときどき見かけます。百合の種類なんだろうと思っていたら、いわゆるユリ類(ユリ属・Lilium)ではなく、グロリオサ属をなす花でした。
実際、生態もふつうのユリとは違い、葉先の巻きひげであちこちに絡みます。切り花になって澄ましたあととは違い、地植えでは茎葉がワヤクチャで、それにこのハチャメチャの花ですから、かなり収拾のつきにくい姿です。
その姿以上に鬱陶しいのは例の分類方法に関わることです。従前のクロンキスト体系であればユリ科グロリオサ属だったものが、APGだとグロリオサ属はイヌサフラン科に入れられてしまいました。「百合ではない」のは渋々うなずくとしても、「イヌサフランの仲間だ」と言われると、俄には信じがたい気持ちです。

<写真の追加> 翌年、同じ場所の花はこんな(↓)色でした。自分で変化したのか、違うものが植えられたのかは不明です。(2016年7月11日)
160711gloriosa
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7月28日(火) ギンヨウアカシア

150728ginyoacasia1あんなにたくさんついていた実がまるでなくなっていて、ときが移り変わる早さに驚いていたら、枝先が変な具合になっていて、驚き直しです。
こ、これはもしかして花芽では!? だがしかし、次の花の時期までにはまだ7カ月もあります。え、もしかしてギンヨウアカシアって二度咲き!?
150728ginyoacasia2別の場所のものも調べてみました。花芽らしき蕾状のものとは別に、はっきりと葉の赤ちゃんとわかる芽もあって、両方の芽は夏に形成されるようです。
そうと知って先月の写真を見直したら、ぶら下がった実の後ろにすでにたくさんの花芽が見えていました。得意の「見えても見えず」、やっていました(涙)。
ということは8カ月前、いや、もっと仔細に観察すれば、花芽分化が始まる時期はさらに早いのかもしれません。それだけパワーを溜め込む期間があるんだもの、あれだけ爆発的に咲き狂うのは当然と言えば当然なのでした。

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7月27日(月) ルイヨウボタン

150727ruiyobotanb6月初めには若緑色だった実がわずかに青みを帯び、そこから赤みを加えたあとに群青色を呈するというプロセスが見てとれます。
これがついには黒紫にまで変化するようですが、どうもこの場所で最後まで見届けるのは至難のようです。鳥に啄まれたのか虫に喰われたのか、色が濃くなったものはもうすでに形を全うしていません。
葉の痛みも、開花や結実のころから見ると、この先が大いに不安です。去年の今ごろは、ちょうどこの場所でルイヨウボタンそのものを見失ってしましました。
一気に登ると、初夏のころでもいい汗をかいてしまう程度の標高はある場所なのですが、それでもルイヨウボタンには不向きのようです。この場所のものの観察は続けつつ、もう少し高い山での出会いも考えなくてはいけません。

<写真と記事の追加> ようやく完熟色の実をとらえました。(2016年7月18日)
160718ruiyoubotan1色の進み具合というのは年によって違うようで、去年より時期的には早いのに、完熟どころかもう実がなくなりかけの穂もありました。葉の傷み具合も、去年の写真より一段と進んでいます。
160718ruiyoubotan2_2ならば一粒いただいてもよかろうと囓ってみました。いや、「囓って」みようとしたのですが、歯が危険を察知し、途中でやめました。
ジューシーに見えた黒紫の実は、薄皮一枚の下は硬い種でした。知らないとは恐ろしいことで、危なく歯医者さんに大枚をお支払いするところでした。

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7月26日(日) コバノギンバイカ

150726kobanoginbaikaフトモモ科で~す!と言わんばかりの花が派手です。「あ、ギンバイカだ」と思ったものの、なんとはなしにちょっと違います。
まずは花の時期で、ギンバイカなら1カ月ほど前が花盛りでした。それと、雄シベの数が多いのは同じでも、ギンバイカはもう少しキリッとしていました。それに比べてこちらがだらしなく感じるのは、雄シベが痛みやすいからのようです。
そして、決定的な見分けポイントは葉の形とサイズでした。葉先がスーッとのびてサイズも大らかなギンバイカに対し、こちらの先端はのびに欠ける上、サイズがどうにもチマチマしているのです。和名はこの特徴をそのまま反映しています。
ギンバイカと同じ黒紫色で壺型の実をつけるようなので、寒くなったら(その前に早く涼しくなってほしい・笑)またここに来てみることにします。

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7月25日(土) ハエドクソウ

150725haedokusou1雑木林の下生えとして見かけやすい草です。ずいぶん前に、初代愛用のコンデジ「とりあえず」掲載したままだったので、仕切り直しです。
葉がもう少し長いナガバハエドクソウというのもある(未収録)ことを知った今は、花だけではなく、とりとめのない全体の姿も押さえておきます。
150725haedokusou2ただ、やたら長い穂にチマチマと咲く花にはどうしてもムキになってしまいます。かなりの枚数をバシャバシャやったものの、デジイチでもこの程度でした。なにやら返り討ちにあった感じです。
おまけに、ヒッツキ虫の代表選手である種(実)に迫るのも忘れてしまいました。種の先の爪をきれいに写したいし、ナガバも早く見つけたいし、路傍の草とは言え、なかなかに楽しませてくれるものです。

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7月24日(金) ヤノネボンテンカ(タカサゴフヨウ)

150724yanonebontenkaいかにもアオイ科らしい花がきれいですが、それと同じくらい、葉が目立ちます。厚い革質で深い緑が輝きます。鏃(やじり)を思わせる形も独特です。
名前のヤノネは「矢の根」であり、鏃のことです。この葉をネーミングの根拠にしたくなるのは、えらい先生方でも同じだったようです。
わかりにくいのはボンテンカの方です。ボンテンカ(未収録)そのものは九州南部から東南アジアに生息するアオイ科の植物です。そのボンテンはたぶん梵天とあてるはずですが、ボンテンカの場合の梵天は梵土天竺の略、つまりインド方面からもたらされた植物という意味なのでしょう。
さらに書き留めておく必要があるのは、これが草本状低木だということです。そう知ってから見ると、枝がかなり木質化しています。見かけも名前も生態も、よくもまあこんなにヒネったね!と感心してしまうヤノネボンテンカでした。

<追加収録> 2015年7月28日
150728yanone1あらためてヤノネボンテンカの花に迫ることができました。
150728yanone2正面からもきれいですが、花びらの裏側がまた一段とお洒落です。

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7月23日(木) コマクサ

150723komakusaたしかに花も葉も人目を惹きます。持ち帰りたくなる気持ちはわからないでもないのですが、なかには販売目的の人もいたようです。
さらには痛み止めの薬にもなるそうで、製薬目的の採取もあったと言いますから、コマクサもたまったものではなかったでしょう。今ではあちこちで絶滅危惧種指定を受け、その採取は禁止されています。
そんな貴重品なので大事に増殖がはかられていて、本来の高山に登る苦労もせずにお気楽に撮影できました。ただ、コマクサの花びらは内外4枚だというのですが、その構造を自分の目で確かめることができません。
そこで思い出したのがタイツリソウです。すっかり忘れていましたが、あれを自分で育てて花を解剖してみようと目論んだことがありました。分類的にコマクサとは案外に近い関係だそうで、購入予約を入れようかどうか、考え中です。

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7月22日(水) カシワ

150722kasiwa1年型ドングリの生長速度に驚いた!という写真です。前に「ドングリらしく」なったところを掲載したのは7月の2日(2013年)でした。たったの20日で、「らしく」から、もはや「押しも押されもしない」堂々たるお姿です。
このまま秋までふくらみ続けたら、どれだけの巨漢ドングリに?と思って調べると、今は大きさで言うと半分段階のようです。むしろ、ここからの変化が楽しみなのは殻斗の方で、クヌギのそれよりもさらに髭モジャになるようです。
そんなカシワのドングリの行く末をこの秋には見届け、返す刀で来春に「雌花問題」を解決…といつもながら予定ばかりが増えていきます。

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7月21日(火) マルバアサガオ

150721marubaasagao1今どきの建て売り住宅なら3~4軒はできてしまいそうな空き地を、赤い朝顔が埋め尽くしていました。かなり見事な眺めです。
そのものすごい繁殖力がいかにもバタ臭さを感じさせます。切れ込みのないくっきりハート型の葉を頼りに、当てずっぽうで「マルバアサガオ」という名前を調べたら、これが図星のピンポーンでした。
150721marubaasagao2こういう洋物系の朝顔はいろいろある(下欄参照)のですが、このマルバアサガオの特徴は葉の先が急に尖ることと種が下を向くことです。
朝顔の花は上向きに咲くのだから、種もそのまま上向きにできて当たり前なのに、結実するとこうしていきなり下を向きます。別に垂れ下がるほど種が重いわけではなく、俯くのが好きとしか思えない「変な朝顔」です。

<過去掲載の洋物系朝顔>アメリカアサガオ ☆ノアサガオ①(またはセイヨウアサガオ) ☆マメアサガオ ☆マルバアメリカアサガオ

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7月20日(月) アオギリ

150720aogiri1かつては「よくわからない」で片付けていたアオギリの花です。一昨年、少しだけ作りがわかったので、今度はさらにグッと迫ってみました。
今年の収穫は、まず花びらだと思っていたパーツが萼だとわかったことです。写真には蕾が1個だけ写っていますが、そのカプセル状の萼が5つに割れて寸法がのび、反り返ってカールしたものが花びらに見えるのでした。
その萼の内側は赤いのかと思うとさにあらずで、穂の先端にある雄花(飛び出た球体が葯の塊)のそこは黄色です。では雄花の萼が黄色で雌花は赤いのかと思うとこれもまた違い、雌雄ともに咲いた初日は黄色で、翌日は赤く変化するのです。つまり、この穂では雄花が当日開花したもので、雌花はそれ以前に咲いたものとわかります。雌花の一つはすでに萼が枯れ、実が割れ始めています。
150720aogiri2その実がさらに熟すと、まるで獲物を狙う鷹の爪のようです。これも2年前に不完全なレポートをしていて、これが補完・修正バージョンになります。
150720aogiri3さて、その実を割ってみました。いきなりおつゆがジョジョッとこぼれてびっくりです。来月半ばにはもうこれが自分で割れ、青い種が露出するのですが、その種はまだまるでアコヤ貝のなかの真珠のような姿でした。
と冷静を装っていますが、このジョジョッとおつゆがこぼれたとき、すかさずオオスズメバチが水を飲みに来たのには焦りました。いったいどこで見張っていたのか、割った実にオレンジのヘルメットくんが張り付いたのです。
あわてて実を地面に捨てたら、どこかに行ってしまいました。オオスズメバチのなかにも温厚な御仁がいるらしく、もし「なんで落とすんだよ!」とか絡むヤツだったら、いまごろワタシは病院のベッドか棺桶のなかにいたかもしれません。

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7月19日(日) ジュウモンジシダ

150719juumonjisida茎が斜めに立ち上がって、株全体はロゼットのように丸く茂ります。このシダをジュウモンジシダと認識できないうちは、株の上側だけ眺めていました。
慣れればその上側の羽片だけでも、まるでカイゼル髭のように先端が反り上がったり、鋸歯の先が異様に鋭かったり、などと特徴には気づきます。しかし、初めはそんなことは見えず、「シダってみんな一緒だよなあ」とスルーしていました。
それがあるとき、株の下側まで目線を落として、ようやく十文字になったこの特殊な作りが目に入ったのです。こんな形のシダはたぶんほかにないので、まずここを見てから全体を見るようになり、ようやく「わかるシダ」が一つ増えました。

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7月18日(土) イヌザクラ

150718inuzakura1幹周りが2m70cmもあった堂々たるイヌザクラです。遠くからでも樹冠が赤く色づいているのがはっきりわかりました。ただし、今回はイヤシンボはなしです。もうそろそろという色合いの実が見えるのですが、高くて手が届きません。
150718inuzakura2これが1カ月前はどうだったかというと(別の場所の木↑)、もうすでに実の赤さは目につく状態でしたが、冗談にも口に入れようとは思いませんでした。似たような色合いでも、今からまた1カ月経てばまたグッと違ってきて、6月・7月・8月というこの時期は、イヌザクラにとってまさに充実の夏なのでした。
それにしても、この2本の大きなイヌザクラを見ると、その枝振りがまったくよろしくないことに気づきます。かつては樹皮の荒さを取り上げたこともあるし、同科同属のウワミズザクラに比べると、ガサツさが目立つイヌザクラです。

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7月17日(金) チドリソウ

150717tidorisou1農家が畑の周りに植えているのをよく見かけます。自分では「JA植物」とあだ名をつけているのですが、農協の売店とかで、よく種が売られているのです。
同類にはイロマツヨイグサがあります。某街道を走っているとき、どの農家の庭先にもあの花が咲いていて、大流行のようでした。その晩、土地の温泉の売店でその種が売られているのを見つけました。その袋には「ゴデチア」としか書かれておらず、それがイロマツヨイグサの別名を知った瞬間でした。
150717tidorisou2おっと、話はチドリソウです。花色には白もあり、ほかにピンクもあるようです。
イモとかキュウリとか植えられた畑とはものすごく不釣り合いなお洒落さんですが、考えようによっては都市近郊農家の優れた心遣い(景観維持努力)かもしれません。

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7月16日(木) クリ

150716kuri去年の続きになる1枚です。栗の実は最初はむき出し(子房が外から見える状態)で、あとからイガにくるまれることを、去年、栗農家のHPで学びました。「ホントだ。頭に雌シベをつけた子房が、総苞(のちのイガ)から飛び出てる!」と感動したのが去年の今から3週間前のことでした。
3週間と言えば500時間少々です。自分が「なにげなく」費消してしまった500時間で、栗の実はここまでイガを被っていました。雌シベはかなりくたびれ、子房がまだ少し外から見えていますが、これらがイガに完全に飲み込まれ隠れてしまうのは時間の問題であることが簡単に想像できます。
こうして見ると、落ちた栗を踏んだとき、イガが割れやすい場合とそうでない場合があったことにも納得がいきます。問題はこのふさぎ目をどう見つけるかですが、仕掛けを理解した今年は、「違いのわかる男」になっているかもしれません。

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7月15日(水) バイカモ(ミシマバイカモ)

150715kakitagawa富士の雪解け水が三島(旧・清水町)にいきなり湧き出して川になり、たった1.2km流れて狩野川に吸収され、柿田川の名は失われてしまいます。
ただし、そのあっけなさとは裏腹に湧水の量はものすごく、一日110万トン…と聞いてもピンときませんが、標準的な小学校のプール3,056杯分、ということは1分間でプール2杯分がゴボゴボ・ゴボゴボ、すご過ぎます。
150715baikamo1当然ながらこの水はきわめてクリーンで低温です。つまりバイカモが生息する条件にピッタリというわけで、柿田川見たさ60%・バイカモ撮りたさ40%の爺さまは、ワクワク度100%でノコノコ出かけてみたのでした。
全体の姿としては、これはほとんど金魚藻です。なおかつ、金魚藻の代表であるオオカナダモがウチで開花したとき、たしかこんな感じだった記憶があります。
150715baikamo2さてその花は、ついリムナンテスを思い出したほどにおどけたお顔でした。梅の花と見立てるには花びらの芯の黄色がどうも邪魔なのですが、はるばる遠征して会えた憧れの君です。指先ほどの小顔を、ありがたく接写してきました。

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7月14日(火) ユリノキ

150714yurinokiユリノキの翼果があれだけたくさん風に舞うわりには、実生苗を見たことがありませんでした。発芽はよほどしにくいものなのかと思い、「3億円を当てるのとユリノキの実生に遇うのはどっちが先か」などとバカを書いたこともありました。
そんな過去に照らせば、3億に匹敵する貴重な苗です。昔は山間の田か畑だったかとおぼしき場所で、周りの草に負けもせず育っていました。
20mほど先の小高い丘には親と想定されるユリノキが何本かあります。そういう環境なので、1本芽吹いたならたくさん苗があっても良さそうなのに、この日見つけたのはこれ1本きりでした。発芽率はやはり低いもののようです。
これからもここに来るたび、この苗の行く末を見守りながら、その兄弟もできるだけ早く見つけてあげたいと思います。

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7月13日(月) ハラン

150713haranサラセニア(アミメヘイシソウ)が露地で育っているのかと思わせる姿です。ただ、雨滴で飛んだ砂が葉に付着して、自然の藪であることがわかります。
大きく成長してしまえばノッペラボウのハランの葉も、地面からのび出してくるときはこうしてクルリと巻いた形なのでした。
ハランについては、花が咲くこともけっこう意外だったし、タマネギに似た形のにもかなり虚を突かれました。おまけに若葉の姿にも驚く始末で、お鮨の脇で切り刻まれているだけではない多彩な人生(?)に感動してしまいます。

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7月12日(日) アカメガシワ

150712akamegasiwa1アカメガシワの雌株が妙に彩り豊かで目を惹かれました。以前、雌花(雌株)を写したときの雌シベは地味なクリーム色だったので、こんなに赤い雌シベを見ると、まるで別の木と間違えているのかと思うほどの変わりようです。
150712akamegasiwa2よく見ると子房の大きさも前回写真よりグンと大きくふくらんでいて、時期的にずいぶん進んでいることがわかります。アカメガシワの雌シベは受粉後にこうして色づくことがあるようで、結婚後に女ぶりを上げるタイプなのでしょう。
150712akamegasiwa3さてその伴侶氏はと言うと、意外とまだお若いのに驚きました。別の場所ではもう満開を過ぎた雄株も見ているので、株により枝により、雄株の開花時期には大きな開きがあるようです。雌花に確実に送粉するため、時間差を持って花を開こうという意図が感じられて、その健気さに頭が下がります。

2014年のきょうペントステモン> 2013年のきょうアベリア(ハナツクバネウツギ)> 2012年のきょうハンゲショウ> 2011年のきょうヘラノキ> 2010年のきょうネジバナ> 2009年のきょうムラサキクンシラン(アガパンサス)> 2008年のきょうキブシ> 2007年のきょうヘリアンサス・アトロルベンス> 2006年のきょうカラスビシャク> 2005年のきょうヤブミョウガ> 2004年のきょうアメリカフヨウ

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7月11日(土) キソウテンガイ(サバクオモト、ウェルウィッチア)

150711kisoutenngaiウルトラ植物博覧会と銘打ったこの催しには、きのうのアデニウムのように初めて知るもの以外に、わりとおなじみさんも並んでいました。このキソウテンガイも、例によって枯れて死にそうな葉をのたうち回らせていました。
わりと太っ腹の展示で接写が可能だったので、キソウテンガイの「肝」部分である根元にグッと迫ることができました。こうしてみると、たしかに葉の付け根はとても清新な緑色をしていて、果てしない生長力を感じます。
できればこの付け根から花穂(カヤツリグサ類の花を思わせる)が出ていてくれれば言うことがなかったのですが、それは無理でした。キソウテンガイはなんと雌雄異株だそうで、めったに咲かない花の雌雄両方を生きているうちに見るなんてことは、まさに奇想天外な夢ということになりそうです。

<補注> この後、もっと新鮮な根元、および雌花・雄花のツーショットまでできるという幸運が訪れました。(2016年1月25日

2014年のきょうムクゲ(白花笠)> 2013年のきょうカラムシ(雄花)> 2012年のきょうスモモ> 2011年のきょうクサスギカズラ> 2010年のきょうギンバイソウ> 2009年のきょうコバギボウシ> 2008年のきょうイランイラン> 2007年のきょうラムズイヤー> 2006年のきょうゴシキドクダミ> 2005年のきょうアガパンサス> 2004年のきょうカラスウリ

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7月10日(金) アデニウム・アラビカム(デザートローズ、砂漠のバラ)

150709adenium1英名がデザートローズなので、日本でも「砂漠のバラ」と通称されています。アフリカやアラビアの砂漠に咲く花で、荒涼とした風景のなかにこれを見つけたら、うれしさのあまり、ついバラだと思ってしまうのかもしれません。
150709adenium2根元がおもしろいのですが、これが砂漠で花を咲かせるスタミナ源でしょう。また、2枚目写真の中央には実(種の莢)が写っています。バラとは関係のないキョウチクトウ科であることは、この実が証明しています。
アデニウムは国内でも愛好家が多いのですが、一般に流通しているのはAdenium obesum(アデニウム・オベスム)です。それに対し、今回見たものはAdenium arabicumというイエメン原産のもので、このごろプラントハンターとしてマスコミにも登場する西畠清順氏が国内にもたらしたものでした。
150709_141850砂漠ではなく銀座のビルのなかでお気楽に写せたのはいいのですが、照明を極端に落とした室内なので、写真的にはあきらめの境地です。そんななか、意外に気を吐いたのは例の超お得スマホの「困ったカメラ」でした(3枚目写真だけ)。
固定焦点の特性を知って、このくらいの距離で撮るならば、光量が不足していてもなんとか見られるものが撮れました。○○とハサミは使いよう、「困ったカメラ」もダメダ・ダメダと見捨てないで使えば、たまには役に立つものでした。

2014年のきょうアンゲロニア> 2013年のきょうナンテン> 2012年のきょうクマツヅラ> 2011年のきょうノムラカエデ> 2010年のきょうヤハズアジサイ> 2009年のきょうアブラチャン> 2008年のきょうカラスビシャク> 2007年のきょうカラタチバナ> 2006年のきょうモナルダ> 2005年のきょうサルスベリ> 2004年のきょうメマツヨイグサ

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7月9日(木) ハマボッス

150709hamabossuまるでワックスでも塗ったかのような艶を持つ葉です。この葉がロゼット状態のときはさらに艶めきが増すので、盆栽仕立てで楽しむ人がいるほどです。
夏になってロゼットからグンと丈をのばした茎の先には、払子(ほっす)に見立てられた白い花が賑やかに咲いていました。蕾もまだある一方で、写真左端にはすでにふくらみかけた実も見えています。
150709okatoranooさて唐突にオカトラノオ(↑)の写真を持ち出したのにはワケがあります。念のためハマボッスの分類的な扱いを確認したところ、オカトラノオと同属(Lysimachia)だったのです。たしかに、花のつくりは同じだし、茎に稜を持つのも一緒です。
さらにこの属名で思い出したのは、ずいぶん前にワケもわからず取り上げていたリシマキア・プンクタータです。あれから9年、ようやく小さな輪がつながり始めたように思えて、梅雨空からチラリとお陽さまの顔を覗いた気分です。

2014年のきょうアカガシ> 2013年のきょうカラスビシャク> 2012年のきょうザクロ> 2011年のきょうギボウシ(ラブパット)> 2010年のきょうタイトゴメ> 2009年のきょうツルレイシ> 2008年のきょうオオハンゲ> 2007年のきょうグリーンローズ> 2006年のきょうカラジューム> 2005年のきょうナンキンハゼ> 2004年のきょうタイサンボク

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7月8日(水) ヒョウタンボク(キンギンボク)

150708hyoutanboku1初めて知るヒョウタンボクの実態(の一面)でした。かつてこの赤い実を写したのは某庭園だったし、別名のキンギンボクそのままに金銀の花を咲かせていたのは某寺院の境内で、当然ながら両方とも植栽品(たぶん)でした。
ところが男鹿の断崖の上で海風にさらされて育つ自然の群生は、低く這うように地面を覆っていました。かつて見たお庭やお寺のものが見上げる高さだったのとはまったく相を異にするもので、目を洗われる思いです。
150708hyoutanboku2調べて見ると、ヒョウタンボクは山にも自生する一方で沿岸の土地も好むというフレキシブルな性格でした。育つ場所も選ばず、その姿にもこだわらないこの柔軟な態度は、とかく「こうでなければ、ああでなければ」と選り好みを言いがちな自分にとって、まさしく生きた教材として学ぶべきものです。

2014年のきょうアカバナシモツケソウ(アカバナシモツケ)> 2013年のきょうアメリカハナノキ> 2012年のきょうムラサキクンシラン(アガパンサス)> 2011年のきょうヒメリンゴ> 2010年のきょうオオバノトンボソウ> 2009年のきょうヤブコウジ> 2008年のきょうサンシュユ> 2007年のきょうトリアシショウマ> 2006年のきょうキュウリ> 2005年のきょうトウネズミモチ> 2004年のきょうビヨウヤナギ

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7月7日(火) スナビキソウ

150707sunabikisouかくかくしかじかで、男鹿の海辺で少しだけ激写小僧をしました。ふだんと勝手が違う草木が多くて腰が引けますが、いくつか記録しておきます。
まずはスナビキソウです。名前からすれば、これは砂浜の植物なのでしょう。しかし、砂とは言えぬ砂礫の上でも逞しく花を咲かせていました。太い根や茎、深い毛に覆われた多肉質の葉が、この植物のしぶとさを如実に物語っています。
この花の色や形になんとなく見覚えがあると思ったら、ムラサキと同じムラサキ科でした。ところが、調べてみたらこのムラサキ科というのはとんでもなく巨大な一族であることがわかったのです。
ワスレナグサキュウリグサハナイバナあたりはまだ花の面影が似ています。しかしヘリオトロープヒレハリソウとなると「まあ、そう言われれば」となり、ボリジネモフィラチシャノキまで仲間だとなると「ホントかいな」になってしまいます。
要は、花だけ見ていてはダメで、この科の共通点は葉の毛深さにあるらしいのですが、さりとて毛深ければムラサキ科というわけでもありません。やはり、科とか属とかはあくまで付け足しの確認手段で、「きれいだね・かわいいね」が素人の歩むべき王道なのだと深く思い知らされたスナビキソウの身元調べでした。

2014年のきょうザイフリボク(とジューンベリー)> 2013年のきょうアマドコロ> 2012年のきょうゴマギ> 2011年のきょうヤマユリ> 2010年のきょうタケニグサ> 2009年のきょうトモエソウ> 2008年のきょうサルビア・インディゴスパイア(ラベンダーセージ)> 2007年のきょうシャシャンボ> 2006年のきょうナス> 2005年のきょうチヂミザサ> 2004年のきょうシャグマユリ(トリトマ、トーチリリ-)

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7月6日(月) ウメ

150706ume梅の雨と書いて「つゆ」ですから、毎日毎日が鬱陶しいこの季節に梅の実を愛でるのは、由緒正しい草木の道ということでしょう。
どうして梅の雨が「つゆ」なのか(語源)には諸説あるそうですが、が今ごろ収穫期を迎えることはおおいに関係しているはずです。
いかにも「おいしい梅干しになるよぉ」と言わんばかりに充実した実のせいで、枝がみんな地面に向かって引っ張られていました。

2014年のきょうバイケイソウ> 2013年のきょうサルナシ> 2012年のきょうサフィニア> 2011年のきょうカジカエデ(オニモミジ)> 2010年のきょうイワガラミ> 2009年のきょうノカンゾウ> 2008年のきょうボッグセージ(サルビア・ウリギノサ)> 2007年のきょうギンロバイ> 2006年のきょうヤマモモ> 2005年のきょうリョウブ> 2004年のきょうモミジアオイ

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番外編 : 男鹿の夕陽

150706godzilla東京・芝浦に上陸したはずのゴジラが、なにがどうしたのか、秋田は男鹿の海辺にいました。ここでのお約束はガォと吠えた口に夕陽を写し込むことなのですが、じつはその時間まで待てないワケがありました。
150706yuhi1日本海を見下ろす180度全面ガラス張りの窓辺で、おいしい晩ご飯をいただきながら夕陽を眺めることがこの日のメインイベントだったからです。
こんなに晴れた日ばかりではないというスタッフを言を信じれば、やはりはた衛門のふだんの行いは大変良好ということになります。
150706yuhi2じっと見ていたら、太陽が土星になりました。たぶん水平線の蒸気の作用でしょうが、太陽にこんなグラデーション模様がつくのを見たのは初めてでした。

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7月5日(日) タコノアシ

150705takonoasi1春先から何度もこの場所に来てみて、ようやく見つけました。赤ちゃん状態をとらえたかったのですが、もう幼稚園児くらいです。ママの足下で元気いっぱい、これが幼い苗の姿とわかってみると、周囲は園児であふれていました。
150705takonoasi2若緑色の葉は細身の流線型で、中央を走る白い葉脈がとても目立ちます。こうしてスギナくんと仲良く遊ぶ姿はなかなか平和です。
150705takonoasi3しかし、背後に忍び寄る魔の手もありました。セイタカアワダチソウです。タコノアシも茎は赤っぽいのですが、セイタカのそれは紫です。葉の形も似ているのですが、セイタカの中央葉脈は目立たず、葉全体もガサついています。
抽水状態(1枚目写真)やそれに近い具合(2枚目写真)だとセイタカの侵入は防げていても、少し乾いた土壌ではセイタカの我が物顔は止まりません。この場所はまだセイタカにとっての不可侵領域があるからいいようなものの、こうして在来の稀少種が抹殺されていくという恐ろしい光景を目の当たりにしてしまいました。

2014年のきょうタラノキ> 2013年のきょうトチバニンジン> 2012年のきょうイワガラミ> 2011年のきょうノハナショウブ> 2010年のきょうバーベナ> 2009年のきょうオオバギボウシ> 2008年のきょうブルーサルビア> 2007年のきょうリシマキア・プンクタータ> 2006年のきょうアフリカハマユウ(インドハマユウ)> 2005年のきょうノブドウ> 2004年のきょうアサガオ

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7月4日(土) リョウブ

150704ryoubu110年前の写真と似たり寄ったりの構図で、進歩がないのォと自省する一方で、いやいや、これは葉を見るべき一枚で、花は脇役なのだと言い繕ってみます。
実際、春にはつまんで食べられた葉がこんなにコワクなってしまいました。この時期にもし食べ物がなくなったとしても、これはちょっとスルーでしょう。
150704ryoubu2おっと、脇役にされてはたまらんと花が怒っています。長い穂の付け根から先へと小さな花が咲き継いでいくので、写真上部が蕾状態、下方向のものは花びらと雄シベを落としたあとで萼と柱頭だけになった姿です。
この萼のなかで実がふくらむと、リョウブ独特の枝垂れた実の房になります。秋から冬にかけ、葉が色づいて落ちる様子とともに「実のその後」も忘れずに記録しようと梅雨のさなかで思うことは、案外に長生き効果がありそうです。

2014年のきょうヒメアガパンサス> 2013年のきょうクチナシ> 2012年のきょうナギナタソウ> 2011年のきょうニワフジ> 2010年のきょうアカメガシワ> 2009年のきょうクサフジ> 2008年のきょうキミノニワトコ> 2007年のきょうヒツジグサ> 2006年のきょうコンボルブルス> 2005年のきょうワルナスビ> 2004年のきょうメタセコイア

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7月3日(金) シデシャジン

150703sidesyajin撮りたい写真がきのうのイメージであれば、その逆がきょうの写真です。手ブレと被写体ブレの合わせ技という感じで、情けないことこの上もありません。
ただ、もし意図的にこんな画像を撮れるなら、これはこれでなかなか芸術ではあるまいかと思うのです。もちろん自分の場合は単なる偶然の一枚ですが…。
たぶん、モデルとシチュエーションにも恵まれた(?)のでしょう。シデシャジンの長い雌シベや花びらが、ブレ具合を最大限に演出してくれるし、林縁の薄暗がりという状況は、ボケ画像の創出にはとても向いています。
本当は、キキョウの仲間であることの証明として、雌性期と雄性期の花の違いを撮りたかったのに、それは持ち越し課題となってしまいました。

2014年のきょうヨコグラノキ> 2013年のきょうエゾミソハギ> 2012年のきょうアマチャ> 2011年のきょうシロザ> 2010年のきょうストケシア(ルリギク)> 2009年のきょうタマザキクサフジ(ツルレンゲ、クラウンベッチ)> 2008年のきょうウツボグサ> 2007年のきょうイタチハギ> 2006年のきょうオカトラノオ> 2005年のきょうボタンクサギ> 2004年のきょうユズリハ

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7月2日(木) サンゴシトウ(ヒシバディゴ)

150702sangositouサンゴシトウは過去に二度取り上げていて、しかも時期的(6月下旬8月中旬)に今回と大差ありません。それなのに敢えて重複掲載の理由は?と言えば、植物的な側面からは花穂の面目回復のためです。
前の写真では、どちらも花穂が傾いたり横たわったりで、やや粗放な印象でした。それが今回はピンと直立で、こういう姿もあることを証明です。
そしてもう一つの理由は写真的な側面です。そこにうるさい婿殿によれば、写真を撮るなら「撮りたい写真をイメージすべき」なのだそうです。言われてみれば自分はそこがまったくアヤフヤで、とりあえずきれいに撮れればという姿勢でした。
そこでこのごろは少し考えてシャッターを押すようになり、その一つの回答が今回のサンゴシトウというわけです。主役はきちんととらえた上で、別名の謂われである菱形の葉もギリギリわかるようにし、あとの無用なものは黒く抑える…このパターンが自分はどうやら好きなようです。
問題はこのパターンをいつでも再現できるかどうかで、相も変わらずお天道さま頼りではあるのですが、まずはイメージが一つできたことの記録です。

2014年のきょうオゼコウホネ> 2013年のきょうカシワ> 2012年のきょうツノゲシ> 2011年のきょうトウグミ> 2010年のきょうネムノキ> 2009年のきょうキンコウカ> 2008年のきょうモモバギキョウ> 2007年のきょうヤマユリ> 2006年のきょうテリハノイバラ> 2005年のきょうツルハナナス> 2004年のきょうノウゼンカズラ

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7月1日(水) ムラサキクンシラン(アガパンサス)

150701agapanthus1白い紫君子蘭の向こうに紫の紫君子蘭を配したとき、たぶん自分の顔はニヤけていたことだろうと思います。かつてはアガパンサスという通称さえ知らなかったくせに、このごろは生意気に和名で呼んでいたのがニヤつきの原因です。
たぶん和名をつけたころにも白花種があることは知られていたでしょうに、学者の方々というのは案外に大掴みな命名をするものです。「白い紫」が嫌なら、アガパンサス(アフリカヌス)と呼べばいいでしょ!ということなのでしょう。
150701agapanthus2さて、そのAgapanthus africanusの分類がまた厄介です。3日前のギンヨウアカシアで分類体系の話をしたら、そこからはわざとのように面倒な来歴を持つ草木が続きます。もういい加減、元の「きれいだね・かわいいね」に戻るつもりです。
そんな弱気を招いたアガパンサスの来歴とは…、新エングラー体系=ヒガンバナ科、クロンキスト体系=ユリ科、APG体系のⅡではアガパンサス科、Ⅲではヒガンバナ科というものなのです。グルッと回って元の鞘という感なきにしもですが、その周辺事情たるや、見て見ないふりが最適解と思わざるを得ません。

2014年のきょうクマノミズキ> 2013年のきょうオグルマ> 2012年のきょうチシャノキ> 2011年のきょうサジオモダカ> 2010年のきょうオオバジャノヒゲ> 2009年のきょうオニシモツケ> 2008年のきょうマタタビ> 2007年のきょうコナスビ> 2006年のきょうアリアケカズラ> 2005年のきょうハルシャギク> 2004年のきょうザクロ

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