7月4日(土) リョウブ
10年前の写真と似たり寄ったりの構図で、進歩がないのォと自省する一方で、いやいや、これは葉を見るべき一枚で、花は脇役なのだと言い繕ってみます。
実際、春にはつまんで食べられた葉がこんなにコワクなってしまいました。この時期にもし食べ物がなくなったとしても、これはちょっとスルーでしょう。
おっと、脇役にされてはたまらんと花が怒っています。長い穂の付け根から先へと小さな花が咲き継いでいくので、写真上部が蕾状態、下方向のものは花びらと雄シベを落としたあとで萼と柱頭だけになった姿です。
この萼のなかで実が膨らむと、リョウブ独特の枝垂れた実の房(注)になります。秋から冬にかけ、葉が色づいて落ちる様子とともに「実のその後」も忘れずに記録しようと梅雨のさなかで思うことは、案外に長生き効果がありそうです。
実際、春にはつまんで食べられた葉がこんなにコワクなってしまいました。この時期にもし食べ物がなくなったとしても、これはちょっとスルーでしょう。
おっと、脇役にされてはたまらんと花が怒っています。長い穂の付け根から先へと小さな花が咲き継いでいくので、写真上部が蕾状態、下方向のものは花びらと雄シベを落としたあとで萼と柱頭だけになった姿です。
この萼のなかで実が膨らむと、リョウブ独特の枝垂れた実の房(注)になります。秋から冬にかけ、葉が色づいて落ちる様子とともに「実のその後」も忘れずに記録しようと梅雨のさなかで思うことは、案外に長生き効果がありそうです。
<補注1> この記事と同じ季節に、前年の実がぶら下がったまま開花している木を見つけました。(2020年7月9日)
<補注2> アメリカリョウブを収録しました。(2021年7月29日)
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コメント
はた衛門さん、おはようございます。
リョウブのさく時期なのですね。
今朝少し歩いてきましたが、
ミズキが終わりかけでした。
6月から7月にかけて白いお花をよく見かけます。
学生の夏のセーラー服のように、
ノリが効いて真っ白で、
季節にピッタリだなぁと思うのです。
時代遅れの感覚ですけれど^^
投稿: ブリ | 2015-07-04 10:45
ブリさんへ:
「学生の夏のセーラー服」で気がつきました。
リョウブの花って、かつて女子高校生が愛用した
あのルーズソックスにそっくりではありませんか?
先日、「私が高校生のときはルーズソックスだった」
という女性がいて、その方、御歳38でした。
ときの流れ、速過ぎます!
投稿: はた衛門 | 2015-07-05 15:07