7月24日(金) ヤノネボンテンカ(タカサゴフヨウ)
いかにもアオイ科らしい花がきれいです。そして、それと同じくらい、葉が目立ちます。厚い革質で深い緑が輝きます。鏃(やじり)を思わせる形も独特です。
名前のヤノネは「矢の根」であり、鏃のことです。この葉をネーミングの根拠にしたくなるのは、偉い先生方でも同じだったようです。
わかりにくいのはボンテンカの方です。ボンテンカ(未収録)そのものは九州南部から東南アジアに生息するアオイ科の植物です。そのボンテンはたぶん梵天とあてるはずでも、ボンテンカの場合の梵天は梵土天竺の略のようで、つまりインド方面からもたらされた植物という意味なのでしょう。
さらに書き留めておく必要があるのは、これが草本状低木だということです。そう知ってから見ると、枝がかなり木質化しています。見かけも名前も生態も、よくもまあこんなにヒネったね!と感心してしまうヤノネボンテンカでした。
名前のヤノネは「矢の根」であり、鏃のことです。この葉をネーミングの根拠にしたくなるのは、偉い先生方でも同じだったようです。
わかりにくいのはボンテンカの方です。ボンテンカ(未収録)そのものは九州南部から東南アジアに生息するアオイ科の植物です。そのボンテンはたぶん梵天とあてるはずでも、ボンテンカの場合の梵天は梵土天竺の略のようで、つまりインド方面からもたらされた植物という意味なのでしょう。
さらに書き留めておく必要があるのは、これが草本状低木だということです。そう知ってから見ると、枝がかなり木質化しています。見かけも名前も生態も、よくもまあこんなにヒネったね!と感心してしまうヤノネボンテンカでした。
<追録> あらためてヤノネボンテンカの花に迫ることができました。
正面からもきれいだし、裏側はまた一段とお洒落です。(撮影:2015年7月28日)
<補注> ヤノネボンテンカ(Pavonia hastata)と同じパボニア属の仲間(パボニア・インテルメディア:P. intermedia)を収録しました。(2018年1月11日)
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