7月1日(水) ムラサキクンシラン(アガパンサス)
白い紫君子蘭の奥手に紫の紫君子蘭を配したとき、たぶん自分の顔はニヤけていたことだろうと思います。かつてはアガパンサスという通称さえ知らなかったくせに、このごろは生意気に和名で呼んでいたのがニヤつきの原因です。
和名をつけたころにも白花種があることは知られていたことでしょうに、学者の方々というのは案外に大掴みな命名をするものです。「白い紫」が嫌なら、アガパンサス・アフリカヌスと呼べばいいでしょ!ということなのでしょう。
さて、そのAgapanthus africanusの分類がまた厄介です。3日前のギンヨウアカシアで分類体系の話をしたら、そこからはわざとのように面倒な来歴を持つ草木が続きます。もういい加減、元の「きれいだね・かわいいね」に戻りたくなります。
そんな弱気を招いたアガパンサスの来歴とは…、新エングラー体系=ヒガンバナ科、クロンキスト体系=ユリ科、APG体系のⅡではアガパンサス科、Ⅲではヒガンバナ科というものなのです。グルッと回って元の鞘という感なきにしもながら、その周辺事情たるや、見て見ないふりが最適解と思わざるを得ません。
和名をつけたころにも白花種があることは知られていたことでしょうに、学者の方々というのは案外に大掴みな命名をするものです。「白い紫」が嫌なら、アガパンサス・アフリカヌスと呼べばいいでしょ!ということなのでしょう。
さて、そのAgapanthus africanusの分類がまた厄介です。3日前のギンヨウアカシアで分類体系の話をしたら、そこからはわざとのように面倒な来歴を持つ草木が続きます。もういい加減、元の「きれいだね・かわいいね」に戻りたくなります。
そんな弱気を招いたアガパンサスの来歴とは…、新エングラー体系=ヒガンバナ科、クロンキスト体系=ユリ科、APG体系のⅡではアガパンサス科、Ⅲではヒガンバナ科というものなのです。グルッと回って元の鞘という感なきにしもながら、その周辺事情たるや、見て見ないふりが最適解と思わざるを得ません。
<補注> またもや「白い紫」を見つけました。(2020年7月14日)
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