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6月30日(火) モモ

150630momoわりとよく通る場所で、塀越しにおいしそうな実が見えました。あれれ、こんなところに桃が!と思ったということは、花の時期に見ていないか、あるいは「もの見て見えず」でいたか、いずれ来春の確認事項が一つ増えました。
以前、蕾がほころぶ様子を写したものは別の場所の花桃でしたが、あの木は実をつけても小さいままで、途中でみんな落ちてしまいます。それに対して、摘果しないので一つは小さく(直径5~6cm)ても、これは立派に実桃でしょう。
などと、我々は「花桃」と「実桃」を別物のように言いますが、学名にはその区別がありません。したがって、きょうのタイトルは単純に「モモ」です。
ただし、おととい・きのうと話が続いているAPG体系によれば、モモはバラ科モモ属になります。前にネクタリン(モモの仲間)を取り上げたとき、プルーンやソルダムを含めて「すべてバラ科サクラ属の仲間です」と書いてしまっていますが、あのときはどうやら古い分類法を参照したようです。
やれやれ、せっかくのおいしそうな姿が憎たらしく見えてきました。

<補注> 花の姿をとらえました。(2016年3月24日)

2014年のきょうタイトゴメ> 2013年のきょうクマヤナギ> 2012年のきょうタチアオイ> 2011年のきょうネコノチチ> 2010年のきょうフタリシズカ> 2009年のきょうボリジ> 2008年のきょうモミジバゼラニウム> 2007年のきょうハマカンザシ> 2006年のきょうブーゲンビリア> 2005年のきょうセイヨウノコギリソウ> 2004年のきょうヒョウタン

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6月29日(月) フレンチ・マリーゴールド

150629marigold1きのうの話を引きずってAPG体系で言えば、マリーゴールドはキク科キク亜科コウオウソウ属になります。うわ、また亜科か、アカンなぁという感想は脇に置き、コウオウとはなんのことで、どんな字をあてるのか気になります。
カタカナではさっぱり意味不明だったコウオウは紅黄でした。なるほどです。Tagetesという属名に当てた和名で、別にマンジュギク属とも呼びます。こちらはたまに聞く呼称だし、漢字も万寿菊であろうことが容易に想像できます。
150629marigold2ところが、この辺から話はいつもどおりややこしくなり、センジュギク(千寿菊)という一桁落ちた名前が出てきます。これはアフリカン・マリーゴールドを指す種名になるわけで、つまりアフリカン・マリーゴールドはマンジュギク(属名)でありながらセンジュギク(種名)であり、フレンチ・マリーゴールドはマンジュギク(属名)のなかの正真正銘のマンジュギク(種名)で、またの名はコウオウソウなのでした。
という話を総括すれば、9年前には「アフリカンもフレンチも一緒くたにしてマリーゴールドでいいや」と定めた思いが、このごろは「そのくらいは分けようよ」と傾いてきたということで、これを進歩と呼ぶか心変わりとするか微妙です。
そう思いつつ振り返ったら、すでにメキシカン・マリーゴールドは別種として取り上げていて、いまさらしおらしく懺悔することはないのでした。意識しないうちに、マリーゴールドの主要3種(フレンチ、アフリカン、メキシカン)はそろっていた訳で、結果オーライというのはこういうことかと赤面します。

2014年のきょうカンボク> 2013年のきょうイトラン> 2012年のきょうソテツ> 2011年のきょうウリカエデ> 2010年のきょうカワラナデシコ> 2009年のきょうイブキトラノオ> 2008年のきょうチガヤ> 2007年のきょうハンネマニア(チューリップポピー、メキシカンチューリップポピー)> 2006年のきょうノカンゾウ> 2005年のきょうボケ> 2004年のきょうボタンクサギ

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6月28日(日) ギンヨウアカシア

150628ginyoacacia1こういう姿を見れば、ギンヨウアカシアがマメ科の仲間だろうことは簡単に推測がつきます。ところが、古い分類方法(クロンキスト体系)だとネムノキ科になり、ネムノキもたしかに花のあとは豆をぶら下げるので、「ああ、そうなんですか」とわかったようなわからないような、煮え切らないまま納得することになります。
ところが、DNA分析を用いる今どきの分類法(APG体系)だと、ギンヨウアカシアはめでたくマメ科になり、「よぉし、そうだろ!」と鼻の穴が膨らみます。ところがところがで、同体系だとマメ科のなかにネムノキ亜科があり、そのなかのアカシア属がギンヨウアカシアの収まりどころとなります。
150628ginyoacacia2うぇ~ん、これだったらネムノキ科アカシア属でよかった古い分類法の方が簡単ですがなぁ。そもそも、このブログは○○科○○属という辛気くさいことはほぼ無視し、きれいだね・かわいいね!と草木を楽しんできたのに、10年以上も続けてきて、トボケてばかりもいられなくなりました。
どうせあすには忘れていることとは言え、もしこのブログで科とか属とかに触れるときは、できるだけAPG体系(のなかの第3版=APGⅢ)で言いたいよね…と、いかにも豆々しいギンヨウアカシアの実が申しております。

<補注> ネムノキが豆をつけところを記録できました。(2015年8月7日)

2014年のきょうホソイ> 2013年のきょうケンポナシ> 2012年のきょうキケマン> 2011年のきょうクサキョウチクトウ(オイランソウ)> 2010年のきょうカジノキ(雌株)> 2009年のきょうオオバオオヤマレンゲ> 2008年のきょうカタクリ> 2007年のきょうナツハゼ> 2006年のきょうキンレンカ> 2005年のきょうミズキ> 2004年のきょうラベンダー

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6月27日(土) ズッキーニ

150627zucchini1びっくりしたナァ、もう!という昭和のギャグが口をつきました。その形から、キュウリのようにブラブラ下がって実るものと思っていたズッキーニは、なんとこんなにぶっとい茎の先にズンズンとつき、自重で倒れるのでした。
150627zucchini2オーナーのイトーさん(町内の知人)がちょうど穫り入れに来ていて、彼が言うには「キュウリじゃないよ。カボチャなんだよ」だそうです。たしかに、花(↑=雌花)はキュウリの10倍も大きく、雌シベのグロテスク度合いも抜群です。
150627zucchini3で、雄花はどれよ?と聞くやいなや、イトーさん、手にしていた花をビッビッと剝いて、「ほら、これだよ」と示してくれました。畑が大好きなわりにとてもきれいなお手々をしていらっしゃって、という妙な感動とともにありがたく激写です。
そう言えば、彼、ワタシと話しながらこの雄花を雌花にくっつけていたわけで、自然受粉に任せず一手間かけるのが正しいオーナー道のようです。
さて、正しい傍観者道に則り、ふ~ん、へぇ!と感嘆の声を惜しまないワタシは、めでたく長さ25cm超の大物を一本拝領です。助手1号がそれをフリッターにしてくれて、この晩のビールはおいしさひとしおでした。イトーさん、ゴチでした!

2014年のきょうキリ> 2013年のきょうアフリカナガバモウセンゴケ> 2012年のきょうウオトリギ> 2011年のきょうシチダンカ> 2010年のきょうヒメコウゾ> 2009年のきょうムラサキセンダイハギ> 2008年のきょうウチワサボテン> 2007年のきょうクマツヅラ> 2006年のきょうカリフォルニアローズ> 2005年のきょうタイマツバナ> 2004年のきょうヤブカンゾウ

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6月26日(金) チェリーセージ(サルビア・ミクロフィラ)・ホットリップス

150626hotlips1ホットリップスという品種名はじつにかわいいと思うのですが、よく見ると「熱い唇」というよりは「厚い唇」で、こういう唇に迫られたらビビリます。
などと余計なことを考えていたら、ずいぶん「あっさりめ」(画面右下)とか、「すっぴん?唇」(画面奥手)とか、一つの株で咲き分けがあるのでした。
150626hotlips2さらにこの株にはふつうの赤いチェリーセージと変わらない真っ赤の花もあって、単純に赤い花だけとか黄色だけとかのチェリーセージよりお得感があります。
ただ、難点はセージと言いながらサルビアで…という例の問題で、いい香りのする葉を揉めばセージだと思うし、変な形の花を見ればサルビアだと思うし、もはや気にするまいとは思っていても、困ったヤツだと唇をつついてしまいます。

2014年のきょうコウホネ> 2013年のきょうハマナス> 2012年のきょうアカツメクサ> 2011年のきょうウチワサボテン> 2010年のきょうイヌウメモドキ(雄株)> 2009年のきょうシコタンソウ> 2008年のきょうヒメカイウ> 2007年のきょうカクテル(つるバラ)> 2006年のきょうヤポンノキ> 2005年のきょうガクアジサイ> 2004年のきょうモッコク

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6月25日(木) ハルシャギク

150625harusyagiku1町内の裏手を流れる柳瀬川に異変が起きました。去年までまるで目立たなかったハルシャギクが、こう(↑)して両岸の河川敷を占拠してしまったのです。
部分的ならまだしも、50~100m単位で途切れ途切れにその群生は続き、ヒメジョオンの侵入は許しているものの、かなり排他的に跋扈しています。
これだけの規模だと、誰かが種を蒔いたとは考えられません。思えば冬に川の改修工事があり、河川敷の表土がさらわれたのでした。春先はほとんど緑がなくて土がむき出しだった場所がこうなったわけで、たぶん埋土種子のなかでハルシャギクが一番優勢だったのだろうと推測しています。
150625harusyagiku2花が密に咲いているのを見ると、きれいと思わないでもありませんが、これは立派な要注意外来生物です。また、白い鳥・黄色い花・赤い虫が増えた川は汚染が進んでいる警報という見方もあって、あまり喜べません。
かと言って、個人で駆除するのも問題でしょうし、市に訴えてもこれを問題としてとらえてくれるかどうか、どうにも悩ましい花畑です。

<補注> 1年後、この場所でのハルシャギクの勢力はかなり衰えました。攪乱(表土の排除)がないと、植生は自然に落ち着くもののようです。(2016年6月19日)

2014年のきょうアメリカデイゴ(カイコウズ)> 2013年のきょうキバナダンドクとダンドク> 2012年のきょうキョウチクトウ(白八重)> 2011年のきょうモミジイチゴ> 2010年のきょうウメモドキ(雄株)> 2009年のきょうナツユキカズラ> 2008年のきょうハナイカダ> 2007年のきょうイソトマ・アネシフォリア> 2006年のきょうベニバナ> 2005年のきょうシロシキブ> 2004年のきょうハマナス

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6月24日(水) ジョウリョクヤマボウシ

150624jyb1このごろ、ウチのメダカ池に妙な浮遊物(睡蓮の葉のふちにあり)が目立ち、メダカがパクリとやってはプッと吐き出すので、気になって仕方ありません。
幅1mmほどのこの微少物体は、なんと常緑山法師の花びらでした。去年までとレイアウトを変えて、今年は池の上にこの木を持って来たのですが、水面に散るのでなければ、こんなものが大量に落ちるなんて、まったく気づきませんでした。
150624jyb2その「ゴミ」の元はこんな(↑)様子でした。プラスチックのような質感で、花びらというよりは割れたカプセルという感じです。そのカプセルが守っていたのは、派手に花粉を出す雄シベが4本と、太くて短い1本の雌シベでした。
150624jyb3そのカプセルが割れる前の様子がこちら(↑)です。4枚がノーマルの総苞片が5枚だったり6枚だったり、主人に似たのか、ずいぶん気まぐれです。

2014年のきょうギョウジャニンニク> 2013年のきょうニッサボク> 2012年のきょうオオバノトンボソウ> 2011年のきょうギシギシ> 2010年のきょうモミジイチゴ> 2009年のきょうレッドロビン> 2008年のきょうフタリシズカ> 2007年のきょうアメリカデイゴ> 2006年のきょうラッカセイ> 2005年のきょうセイヨウバクチノキ> 2004年のきょうアカツメクサ

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6月23日(火) アイイロニワゼキショウ(ルリニワゼキショウ)

150623aiiroふつうのニワゼキショウの色変わりかと思うとさにあらずの別種です。見るからに涼しげなこの花色にちなんで、アイイロ(藍色)ニワゼキショウまたはルリ(瑠璃)ニワゼキショウという名が与えられています。
たしかに、ニワゼキショウと違う点は花色以外にもあって、まず背丈が1.5~2倍ほどあります。そして、その長い花茎には翼があります。
また、花びらの先が細く尖ります。ニワゼキショウのこの部分も尖るのですが、アイイロの方はヒゲと言いたいくらい長くのびています。
さらに実はニワゼキショウの倍くらい大きいそうですが、惜しいことにそれは見つかりませんでした。次の機会には、ニワゼキショウとツーショットで(そんな生息ケースもあるようなので)、これらの違いが一目瞭然となる写真を狙います。

2014年のきょうジャカランダ> 2013年のきょうタイマツバナ(モナルダ、ベルガモット)> 2012年のきょうヒメシャラ> 2011年のきょうビワ> 2010年のきょうネズミモチ> 2009年のきょうエーデルワイス> 2008年のきょうオオバナウツボグサ> 2007年のきょうホザキシモツケ> 2006年のきょうシュッコンカスミソウ> 2005年のきょうキョウチクトウ> 2004年のきょうヨウシュヤマゴボウ

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6月22日(月) ミズキ

150622mizukiミズキの開花時期にはかなりの幅があることを知りました。それは緯度や高度の違いではなく、純粋に埼玉南部の平地での話です。
川沿いを歩いていて緑の実をつけたミズキを見つけ、もうそんな時期かと思ったら、そこからほど近い公園の真んなかに白い花をつけた木がありました。咲き残りという寂しさではなく、やや盛りは過ぎてはいても豪華な咲きっぷりです。
大きな木で、悠然と枝を垂らしていたので、労せずして花の接写ができました。花粉を出し終えた葯が反り返って茶色になっていて、こうなった雄シベの比率が増えると花の房全体がくたびれた感じに見えることがわかりました。

2014年のきょうホタルイ> 2013年のきょうジャボチカバ(キブドウ)> 2012年のきょうアマリリス> 2011年のきょうスカシユリ> 2010年のきょうハグマノキ> 2009年のきょうシチダンカ> 2008年のきょうメグスリノキ> 2007年のきょうキキョウソウ> 2006年のきょうゴウダソウ> 2005年のきょうスカシユリ> 2004年のきょうヤマモモ

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お勉強編 : タチアオイの同花受粉(追補)

150622tatiaoiタチアオイの同花受粉については5年前に学びましたが、そのときモデルにしたのはピンクの花でした。淡い花色が背景では、花粉や雌シベが引き立たないと思いつつ、接写しやすかった株で妥協した悔いが残ったままでした。
そこで遅ればせながらの補充写真です。いかにも梅雨らしい降らず降りずみだったきのう、空が自分のグズグズに飽きたように、夕方のほんの少しの間だけ、陽光を地上に届けてくれました。低い位置からの柔らかい西日が功を奏し、横向きに咲く花の奥まできれいに見えた幸せの一瞬です。

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6月21日(日) サンカヨウ

150621sankayou切手の絵柄としてサンカヨウを知ったとき、高山植物なので自分の目で見る可能性はかなり低いだろうと思っていました。それが、栽培品とは言え、こうして自分のカメラに納めることができたのですからラッキーでした。
サンカヨウを載せたあちこちのサイトを見る限り、今の時期でも花はつけるようなのに、ここではもうそれはなく、あるのは実だけでした。やはり気温や湿度が本来の条件でないと、生育サイクルには違いが出るのでしょう。
湿度と言えば、サンカヨウの花は湿気に長時間さらされると透明になることを知りました。クチナシの花もとろけるように透明っぽくなりますが、サンカヨウの透明具合は本当にガラス並みなので、いつかそれを写したいものです。

2014年のきょうホソバタイサンボク> 2013年のきょうドイツスズラン> 2012年のきょうヤマコウバシ> 2011年のきょうマルバチシャノキ> 2010年のきょうロベリア(瑠璃蝶草)> 2009年のきょうコアジサイ> 2008年のきょうクリンソウ> 2007年のきょうイトバハルシャギク> 2006年のきょうツキヌキニンドウ> 2005年のきょうアンズ> 2004年のきょうハンゲショウ

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6月20日(土) ゼラニウム

150620geranium1このゼラニウム、Covia F4sのカメラの弱体さを示す見本として、先月、ここに登場したものです。モデルを勤めたゼラニウム嬢に名誉毀損で訴えられないうちに、ちゃんとしたカメラでその美貌を披露しておくことにしました。
いやあ、お肌の艶がさすがです。雌シベの色と形もなかなかコケティッシュ…というか、ゼラニウムの花がこんな作りだったなんて初めて気づきました。
150620geranium2ところが翌日(光線不良)、もう一度レンズを向けていたら、花によってその中心部の構造が違うことにまたビックリです。あらためて雌シベの周りを見ると、雄シベの葯は失われていて、花糸だけが残っています。一方、右の花は男盛りです。
つまり、ゼラニウムは雄性先熟の雌雄同花なのでした。じつは新カメラの練習台にして遊んでいただけなんていうのは内緒にしたい新発見です。

<補注> ゼラニウムは多年草または半低木という性質なので、きょうは自分都合(草・木・草・木の掲載順)で木として扱いました。

2014年のきょうハンゲショウ> 2013年のきょうサントリナ> 2012年のきょうサボテン(ノトカクタス・品種名不明)> 2011年のきょうカワラマツバ> 2010年のきょうヤブムラサキ> 2009年のきょうアジサイ(渦紫陽花) > 2008年のきょうササユリ> 2007年のきょうクロバナフウロ> 2006年のきょうマリアアザミ> 2005年のきょうムラサキシキブ> 2004年のきょうアガパンサス

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6月19日(金) アフリカホウセンカ(インパチェンス)

150619impatiens陽当たりが良ければ花がどんどんついて、赤と白の株を交互に植えたら、とてもめでたい花壇になりました…と言えばいかにも上手に育てたみたいでも、じつは苗を植え込んですぐ、あやうく枯れそうにしてしまいました。
勝手な思い込みで水やりを控えたら、いきなりクシャッと萎れてしまったのです。あわてて水をやるとすぐに復活したものの、そのときの後遺症がまだ何枚かの葉に出ています。インパチェンスは日光とお水が大好きなのでした。
ツリフネソウホウセンカと同じ仲間(ツリフネソウ科ツリフネソウ属)なので、花からのびた距が特徴的です。ただ、花びらの質が柔らかい(弱い)というのもこれらの共通特質で、まめに花殻摘みをしてあげるときれいに育ちます。

<補注> 秋、実の面白いしかけに気づきました。(2015年11月2日)

2014年のきょうムクロジ> 2013年のきょうササユリ> 2012年のきょうガクアジサイ> 2011年のきょうナナミノキ(雌株)> 2010年のきょうキョウガノコ> 2009年のきょうエゾヘビイチゴ(ワイルドストロベリー)> 2008年のきょうミヤマウグイスカグラ> 2007年のきょうイチヤクソウ> 2006年のきょうサクラ(染井吉野)> 2005年のきょうコムラサキ> 2004年のきょうコムラサキ

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6月18日(木) サワフタギ

150618sawahutagiふつう、この状態の実のことは「まだ青い」と書くのですが、サワフタギに限るとそれは混乱の元になってしまいます。秋が深まると、木々の実はおおむね赤系になるところを、この実は濃紺というか青紫というか、青く熟すのです。
したがって、やや無粋でもここは「まだ緑の実」としておきます。これをもし「まだ碧の実」とすると、碧はあおとも読むので話はワヤになってきます。
さて、そのサワフタギの紺色の実を掲載してから、早いものでもう10年です。あのときは上空に高木の多い場所で、写真がやや暗めでした。今度見つけたこの木は、こんなに陽光をダイレクトに受ける環境です。
ただ、陽当たりが良すぎて、ここはどうもサワフタギ本来の生息環境とは違いすぎる気もします。暗がりで見た「あの色」が良かったと落胆するのか、それとも白日の下でもあれは美しい色なのか、ちょっとドキドキで秋を待ちます。

2014年のきょうワタナベソウ> 2013年のきょうコクテンギ> 2012年のきょうヒルザキツキミソウ> 2011年のきょうハナショウブ> 2010年のきょうテイカカズラ> 2009年のきょうクロバナロウバイ> 2008年のきょうイワタバコ> 2007年のきょうニッコウキスゲ> 2006年のきょうベニバナ> 2005年のきょうマツバギク> 2004年のきょうサルスベリ

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番外編 : タダより高いもの?

Win10_1このごろ、PC画面の右下にあるアイコンの数が増えたような気がして、マジマジみたらWindowsマークでした。このマーク、スタートボタンがないという不評をかわすためにWin 8.1に備わった画面左下隅のものとまるで一緒です。
へー、ここからもシャットダウンできるようになったのか?とマウスをあてて(クリックせずに)みると、「Windows 10を入手する」とコメントが出て、うぉ、危ない!とマウスをどけました(笑)。せっかく安定している8.1をチャラにしたくはありません。
Win10_2しかし、まだリリース前の10がいきなり押しかけてくるわけもあるまいと思い直し、恐る恐るこのアイコンを押して(↑)みました。ふーん、予約ボタンでした。
ほぉ、このアップグレードは無料(リリースから1年間、7と8.1ユーザー)です。タダより高いものはなかった!と後悔するか、いやあ、タダでこんなに速く(8よりもさらに高速化しているという前宣伝)なっちゃったと喜ぶか、さて?
こういうとき、モルモットにしていいサブ機があるのは便利です。この春のメイン機更新のおかげで、元のパーツがほぼそのまま新サブ機となったので、動きが怪しくなったVista(とXP)は捨て、OSも余裕で8.1にしてあります。
まずはサブ機でWin 10とはなんぞやを見極め、OS切り替わりのストレスが収まったころにメイン機やリビングパソも載せ替えをすることにしましょう。
ただ、問題はむしろWin 7搭載機で、ウチには自分のモバイルパソと助手1号のオールインワン機があります。この2台でWin 10が動くかどうか、モバイルパソはどうにでもいじれるとして、機械ものにはめっぽう保守的な助手1号の抵抗が、じつはこの問題の一番のネックです。
あと5年でサポートが切れるというこちらの理屈に対し、じゃあ5年はいじらないで!という「正論」が来るのは見え見えで、これを覆す屁理屈を模索中です。

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6月17日(水) ウキヤガラ

150617ukiyagara名前(浮矢幹)がステキなので、早く収録したかった水草です。冬にここに来れば、倒れて水面に浮かんだ茎が矢に見えることが検証できるでしょう。
今は花の時期で、線香花火が逆立ちした状態です。パッと散った小穂からはなにかヒゲ状のものが出ていて、雌性期(雌性先熟)ならば柱頭、雄性期ならば葯のはずなのですが、悔しいことに足元がズブズブです。
思い切って接写をすれば、このあとはグション・グションと靴を鳴らしながら歩く羽目になること必定でした。オーバーシューズなんていう装備品でまた背中の荷物が重くなる前に、もう少し撮影条件のいい場所で会いたいものです。

<写真の追加> まだ望遠でなければ無理な距離で、やや不鮮明な写真(↓)ですが、どうにか花のつくりがわかりました。白いピラピラは柱頭だと思うので、まだ雌性期のようです。(2016年5月29日)
Ukiyagara
2014年のきょうセイヨウトチノキ(マロニエ、ウマグリ)> 2013年のきょうケマンソウ(タイツリソウ)> 2012年のきょうハグマノキ(スモークツリー)> 2011年のきょうラベンダー・デンタータ> 2010年のきょうヒメジョオン> 2009年のきょうギンバイカ> 2008年のきょうアゼナルコスゲ> 2007年のきょうワラビ> 2006年のきょうローズゼラニウム> 2005年のきょうカツラ> 2004年のきょうシロタエギク

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6月16日(火) テウチグルミ

150616teutigurumi1たった1個残った実をようやく写した先年の悔しさが晴れました。仲間のオニグルミヒメグルミは山の物ですが、これなら立派に果樹と言えます。
150616teutigurumi2グッと迫ってみたら、実のお尻にまだ柱頭が残っていました。触ると肌が少しベタつくのは、液体成分のせいではなく、表面の細かい毛の感触とわかります。
若い葉がこんな色で出て来ることを記録できたし、手前の成葉の力強い葉脈もなかなか美的に撮れました。幸運の女神が微笑んでいたのでしょう。
女神さま、ついでですので、秋に1個だけ、試食させてくださいませ!

2014年のきょうガマ> 2013年のきょうサンショウ> 2012年のきょうイロマツヨイグサ(ゴデチア)> 2011年のきょうナデシコ・ソーティ(黒花ナデシコ)> 2010年のきょうイボタノキ> 2009年のきょうバイカウツギ> 2008年のきょうサンショウバラ> 2007年のきょうカンパニュラ・メディウム(フウリンソウ、ツリガネソウ)> 2006年のきょうハタザオキキョウ> 2005年のきょうバショウ> 2004年のきょうオシロイバナ

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6月15日(月) ライムギ

150615rye朝食のテーブルにときどきライ麦パンが登場します。健康にはいいらしいのですがガサついた食感で、特に好んで食べたいものではありません。
小麦が育たない痩せた土地や寒い地方でも育つそうで、お米が穫れないところがブドウの産地になるような感覚でしょうか。物のない時代には小麦の陰の存在だったものが、健康・健康と騒がれて脚光を浴びるようになりました。
ライはこの植物の英名Ryeで、The Catcher in the Ryeを思い出します。この麦畑なら子供だけでなく大人もすっぽり埋もれそうで、なかで遊んでいていきなり崖に出くわしたら、自分は一緒に落ちてしまうことでしょう。

2014年のきょうエゾアジサイ> 2013年のきょうベニバナ> 2012年のきょうヒメタイサンボク> 2011年のきょうノグルミ> 2010年のきょうニゲラ> 2009年のきょうヤマブキショウマ> 2008年のきょうベニバナイチヤクソウ> 2007年のきょうムラサキウマゴヤシ> 2006年のきょうハナキササゲ(オオアメリカキササゲ)> 2005年のきょうシャクヤク> 2004年のきょうハキダメギク

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番外編 : いきなり新カメラ登場

Eos_m思いがけずキャノンユーザーになってしまいました。機種はEOS M(写真中央)で、レンズはフィルムカメラ時代のマクロ・FD50-3.5をつけています。
このミラーレス一眼のボディの小ささと言ったら、右隣に並べたコンデジ(TZ-3)と大差ありません。メインで使っているPENTAX K-x(左隣)は、デジイチとしては小型軽量であることが購入動機だったのに、EOS Mと並ぶと顔色を失います。
じつはこれ、写真雑誌のコンテストで入賞歴もある婿殿が、REGZAを引き取りに来たときに「使ってみて」と置いていったものです。レンズは手元にあった古いものだそうで、当然ながらピントは手で合わせます。絞りも手動です。
そんな面倒が嫌ならオートフォーカスのレンズを買う手はあっても、どうも婿殿の企みはワタシに写真の基本を叩き込みたいというところにありそうです。たしかに、これまでK-xで被写界深度を上げ(ボケ味を少なく)ようとF値を高くすると、シャッターが異様に遅くなって、「なんじゃ、これ」と愚痴っていたワタシでした。
そんな恥ずかしい話を婿殿にしたわけではないのに、たぶんワタシの写真の甘さには常々歯がゆいものを感じていたのでしょう。合焦音も出してくれないマクロレンズで正確にピントを合わせ、絞りや露出を変えながら撮っていると、たしかに「ワタシ、押すだけ」からは2~3歩脱出できそうな気配はします。
ただ、その操作に要する時間が今のところ並大抵ではなくて、自分の撮影分野が草木でよかったとしみじみ実感です。それでなくても汗ばむ季節に、余計な脂汗までたらしながらEOSと格闘中のはた衛門です。そのEOS作品、早くここに載せたいものではあっても、さてそれはいつのことになりますやら…。

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6月14日(日) ボダイジュ

150614bodaiju1近所のお寺に大きなボダイジュがあった関係で、かつてわりとしつこく撮った記憶があります。当然、ここにも載せていただろうと思うと、これがよくあるパターンで、掲載はHPの方だけで、こちら(ブログ)には登場させていませんでした。
そのHPの記録では、2004年には6月3日に花が咲いていて、2006年には6月11日にけっこう大きな実になっています。それが今年は6月8日(撮影日)にまだ花ですから、年ごとにわりと大きな揺れ幅があることがわかります。
さて、その古い写真をみると、まずはあんな小さなサイズで構わない視力がまだあったことを知り、あらためて愕然とします。それと、とりあえず撮ればいいやという雑っぽさに気づいて、少し赤面したりもします。
と言ったわりに技能向上はないのですが、葉の表面も一枚の写真に入れ込んだ工夫が自分を誉めてあげたいポイントです。大きな木なのでどうしても葉裏を見上げる形になるところを、風を待って細枝が撓ったところをとらえました。
150614bodaiju2そして、かわいい助演者を入れて下手な写真をごまかす工夫も、このところの定番になりました。もっとも、きのうもきょうも、その助っ人の正体は不明です。
あ、いや、2枚目写真の本当の狙いは竹とんぼ状態の総苞葉と花序の軸のつながり具合の描写にあります。この構造を持つ仲間(シナノキ属)には、シナノキヘラノキがあり、この部分の姿はとてもよく似ています。
そして、この姿を見るとどうしても芥川の「蜘蛛の糸」を思い出します。小さな竹とんぼに、どうしてそういくつもの花や実がぶら下がるのか、カンダタ君がどの実にあたるのやら、「お前ら、降りろ!」と叫びたいでしょうねえ。

2014年のきょうタツナミソウ> 2013年のきょうネズミモチ> 2012年のきょうウワバミソウ> 2011年のきょうラムズイヤー> 2010年のきょうヤマグワ> 2009年のきょうジョウリョクヤマボウシ> 2008年のきょうムクノキ> 2007年のきょうナンテンハギ> 2006年のきょうヤエドクダミ> 2005年のきょうブナ> 2004年のきょうガクアジサイ

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6月13日(土) イヌガラシ

150613inugarasi1本来は種にピントをあてるべきなのに、つい虫に気をとられてしまいました。そのわりには不勉強で、このかわいい被写体の種類もなにもわかりません。
そのボケて写っているイヌガラシの種と言えば、大きさは0.5mmほどです。イヌガラシの特徴である長くて上向きに反った実の莢は、先月の写真ではまだ青々していたのに、あっという間にもうここまで変化していました。
150613inugarasi2そのわりに花はまだまだ咲いています。このしぶとさは野草の真骨頂です。黄色い十字花というアブラナ科のお約束どおりの姿とは言え、色と長さの似た萼片があるので、花弁が細いわりには感じが賑やかです。

2014年のきょうチョウセンキハギ> 2013年のきょうゲラニウム(Jolly Bee )> 2012年のきょうヒメカジイチゴ> 2011年のきょうアカモノ> 2010年のきょうアオテンマ> 2009年のきょうヤマボウシ(紅山法師)> 2008年のきょうニワトコ> 2007年のきょうナヨクサフジ> 2006年のきょうカシワバアジサイ> 2005年のきょうウメモドキ> 2004年のきょうムクゲ

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6月12日(金) ドクウツギ

150612dokuutugi1これだけの美貌ですから棘もチョー痛いのです。いやいや、棘は冗談でも、この真っ赤な実も、艶のある革質の葉も、チョー強力な毒で、食べると激しい嘔吐のあとに痙攣を起こし呼吸麻痺になり、ついには死に至ると言います。
事故のたびに駆除され、人為的な絶滅危惧種とも言える存在です。ただ、本当のレッドリスト掲載種と違って性質は強健ですから、野山には残存しています。野歩きする人間は、洒落でも口にしないよう(実を一つ口に含んだだけで強い痺れが来るそうです)、しっかり記憶にとどめる必要があります。
150612dokuutugi2今は花の時期が終わり、その萼が赤い外皮となって実(種)をくるんでいる状態です。赤から黒に変わった皮の割れ目から種が見えています。
カツラハナノキを思わせる雌雄異花は春に咲くので、次の撮影課題です。雌雄が違うと雄株を探すのに苦労するのが通例なのに、ドクウツギは雌雄異花でも雌雄同株なので、「美貌の割には性格がいいね」と誉めておきます。

<補注> 開花の様子はこちらです。(2017年5月9日)

2014年のきょうクラマゴケ> 2013年のきょうフェイジョア> 2012年のきょうムシャリンドウ> 2011年のきょうアリウム・ギガンテウム> 2010年のきょうオオテンニンギク> 2009年のきょうニワナナカマド(チンシバイ)> 2008年のきょうシナノキ> 2007年のきょうオオマツヨイグサ> 2006年のきょうムシトリナデシコ> 2005年のきょうクリ> 2004年のきょうクチナシ

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6月11日(木) カモミール(カミツレ、カモマイル、ジャーマンカモミール)

150611chamomile市販の入浴剤を選ぶときに、「カモミール」は案外キーワードになります。特に疲れたときでなくても、お風呂でリラックスしたい気持ちはあるようです。
ただ、その香りはあとで思い出そうにも「ハーブっぽい感じ」としか記憶にないし、こうして生のカモミールに近づいても印象に大差はありません。リンゴの香りがするというのですが、「なんかいい香り」としか思えない雑な鼻です。
ただ、この草の名前は雑にはできなくて、タイトル欄には文字がやたらと連なってしまいました。カモミールとカモマイルは英名chamomileの読み方の差ですが、カミツレは漢字で加密列とあてるように歴とした和名です。
さらにジャーマンカモミールはと言うと、同じくハーブとして使われるローマンカモミールと区別するための呼び方でした。ジャーマンとローマンは、それぞれの原産地を大雑把(ヨーロッパの北と南くらい)に表現したもののようです。
このブログを始めたころ、同じくハーブとして使われるワイルドカモマイルを取り上げたことがありました。じつはこれもまた、ナツシロギク、マトリカリア、フィーバーフューと三つもの別名を持っていて、お風呂でリラックスどころか、この手のハーブはワタシの脳回路に著しく緊張を強いてくれます。

2014年のきょうツゲ(ホンツゲ)> 2013年のきょうタカノハススキ> 2012年のきょうユリノキ(斑入り種)> 2011年のきょうレンゲツツジ> 2010年のきょうウメガサソウ> 2009年のきょうナンテン> 2008年のきょうマグワ> 2007年のきょうヒョウタンボク(キンギンボク)> 2006年のきょうホオズキ> 2005年のきょうアカンサス> 2004年のきょうナツツバキ

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6月10日(水) アブラツツジ

150610aburatutuji見るからにドウダンの仲間(ツツジ科ドウダンツツジ属)です。今月の2日に「4つ目のドウダン」としてベニサラサドウダンを載せたばかりで、続けて「5つ目のドウダン」と喜びたいところなのに、名前はドウダンではないのが無念です。
そのくやしい名前の「アブラ」は葉裏のテカリのことですが、それを知らずに撮った写真では、花の小ささを示すことだけに懸命です。花期がふつうのドウダンよりひと月ほど遅いことに加え、花のサイズがひと回り小さめです。
また、花柄がドウダンより長く、ここについた実は紅葉のときまで下向きにブラブラと残ります。ふつうのドウダンは、花は下向きでも実になるとツンと上を向くわけで、微妙に「ふつう」ではないアブラドウダン、いやアブラツツジです。

2014年のきょうエキノプシス・カマエセレウス(ビャクダン、ピーナツカクタス)> 2013年のきょうニッサボク> 2012年のきょうヒメコバンソウ> 2011年のきょうキショウブ> 2010年のきょうアカショウマ> 2009年のきょうハタザクラ(実)> 2008年のきょうラミウム・マクラツム> 2007年のきょうオニノヤガラ> 2006年のきょうブドウ(ヨーロッパブドウ)> 2005年のきょうシャグマユリ> 2004年のきょうタイサンボク

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6月9日(火) マツモトセンノウ

150609matumotosennou1仙翁コレクションの6番目です。収録順に並べると、スイセンノウセンノウムギセンノウフシグロセンノウエンビセンノウ、そしてこれです。
印象的にはふつうのセンノウに一番近い感じですが、あれよりも花びらの切れ込みは浅く、葉や茎が紫色を帯びていて、違いは明らかです。
150609matumotosennou2名前のマツモト(松本)は、歌舞伎の松本幸四郎の家紋に由来するとする解説が多いのですが、歌舞伎の発生が江戸初期なのに、マツモトセンノウの名は室町時代の書物にあるそうです。そもそも、件の家紋は花菱で4弁、ナデシコ科は5弁ですから、どうも幸四郎ファンが贔屓の引き倒しをしたようです。
ではマツモトはどこからというと、中国東北部や朝鮮に分布していたこの品種を持ち込んで広めた元が信州松本だとのこと(引用:山渓・野草の名前)です。こういうことを地道に調べた人の努力を思えば、仙翁シリーズの撮影がまだまだ終わりそうにないことなど、苦労の「く」の字にも値しない遊びごとです。

2014年のきょうシリブカガシとマテバシイ> 2013年のきょうアナガリス(ルリハコベ)> 2012年のきょうヒメリンゴ> 2011年のきょうキレンゲツツジ> 2010年のきょうナルコユリ> 2009年のきょうニワウルシ(雄株)> 2008年のきょうコアジサイ> 2007年のきょうノリウツギ> 2006年のきょうプリベット> 2005年のきょうサルビア・グアラニチカ> 2004年のきょうネムノキ

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6月8日(月) ハマクサギ

150608hamakusagi1大きくも小さくもない、いわゆる小高木サイズで、佇まいがさりげないのです。何度か来た場所なのに、今までは見過ごしていました。
それが今回は、なにかチラチラと白いものが気になりました。初めは、上空を覆う高木が散らした花殻かと思ったほど、それはちっぽけな姿でした。
150608hamakusagi2幅が1cmもなさそうな唇形の花には、下側の弁の内側に毛が生え、天井にシベが配置されています。分類的には関係なさそうなカキドオシがこれとよく似た構造ですが、その意味はこの春には調べ切れませんでした。

葉は長さが10cmはあるし幅もゆったりと広く、花と葉の大きさがずいぶんとアンバランスです。この葉に臭気があるのが名前の謂われなのですが、こするとゴマの香りにしか思えません。食いしんぼには「いい香り」にさえ思えます。
ふつうのクサギもそうでしたが、名付けた人がたまたまゴマ嫌いだったのか、それとも時期や時間でこの香りが本当に臭くなるのか…草木の名前一つ、納得するまでにはなかなか時間がかかります。

<補注> 実をつけた様子はこちらです。(2016年7月8日)

2014年のきょうイ(イグサ)> 2013年のきょうトネリコ> 2012年のきょうカラスムギ> 2011年のきょうジャーマンアイリス> 2010年のきょうカナウツギ> 2009年のきょうギンリョウソウ> 2008年のきょうアケボノフウロ> 2007年のきょうシロバナヤエウツギ> 2006年のきょうウラジロチチコグサ> 2005年のきょうモミジルコウ(ハゴロモルコウソウ)> 2004年のきょうナンキンハゼ

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6月7日(日) ハンカイソウ

150607hankaisouこの草の解説には必ず出てくるのが樊噲(はんかい 「かい」は文字化けの恐れがあるので画像に貼付)さんです。劉邦の股肱の臣で、剛勇で知られたというので、日本で言えば秀吉を助けた福島正則みたいな役どころでしょうか。
当然ながらこの草も大振り(男の胸ほどの高さ)で、深く裂けた葉は縦横30cmくらいもあって雄大です。ただ、花はあまり鑑賞の用には耐えません。
このハンカイソウとマルバダケブキが交雑したものにチョウリョウソウがあって、これはもちろん樊噲と並び称えられる張良の名を冠したものです。また、樊噲を名乗るものにはハンカイシオガマという多年草もあります。
残念ながら、チョウリョウソウもハンカイシオガマもまだ見たことがありませんが、これらの草が野原に並んだら、漢軍の雄叫びが蘇りそうです。

2014年のきょうジューンベリー> 2013年のきょうスズラン> 2012年のきょうサツキ> 2011年のきょうナナカマド> 2010年のきょうネジキ> 2009年のきょうナガバオモダカ> 2008年のきょうマルバストラム> 2007年のきょうウツギ・マギシエン> 2006年のきょうタケニグサ> 2005年のきょうヒメシャラ> 2004年のきょうオオカナダモ

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6月6日(土) メグスリノキ(雌株)

150606megusuri1何度か撮影対象にしたことがあるメグスリノキなのに、実をつけているのを見るのは初めてです。緑色なので気づかなかったのかと過去の自分を慰めようにも、こんなに大きくて、しかも盛大についているのだから言い訳無用です。
150606megusuri2どれだけの大きさか、地面に落ちていた実をペットボトルと並べてみました。ボトルのバーコードの幅が35mmなので、羽は5cm以上もあることになります。
カエデ科カエデ属で実が大きいと言えばカジカエデを思い浮かべますが、メグスリノキの翼果はあれよりも羽が開いている分、大きさを感じます。この羽がクルクルと風に舞うころ、またこの木を見上げてみたいものです。

<補注> 雄株が花を咲かせているシーンはこちらです。

2014年のきょうダイズ> 2013年のきょうギョリュウバイ> 2012年のきょうノミノフスマ> 2011年のきょうサイハイラン> 2010年のきょうウスベニアオイ> 2009年のきょうナギ(雌株)> 2008年のきょうマルバダケブキ> 2007年のきょうサギゴケ> 2006年のきょうシモツケ> 2005年のきょうホタルブクロ> 2004年のきょうサンゴジュ

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6月5日(金) イトヒメハギ

150605itohimehagi1突き出た1枚の花びらの先がヒゲ状になり、側萼片が横に張り出したこの形には見覚えがあります。もしかして、あのヒメハギの仲間では?
150605itohimehagi2接写レンズなしには撮りにくかったヒメハギよりさらにミニサイズの花です。ただし、地面を這うヒメハギと違い、茎はシャッキリと立ち、草丈は20cmほどです。あるかなしかの細い葉も、ヒメハギとはかなり違う雰囲気です。
正体はイトヒメハギで、中国原産品でした。ヒメハギ属(Polygala)は世界中に数百の種類があるのだそうで、話は先が長くなります。この仲間はサポニンを含むので薬用になるそうですが、長生きの効能もあってほしいものです。

2014年のきょうビヨウヤナギ> 2013年のきょうエケベリア(サブセシリス)> 2012年のきょうウツギ> 2011年のきょうスダジイ> 2010年のきょうフレンチラベンダー> 2009年のきょうイヌビワ> 2008年のきょうノハラワスレナグサ> 2007年のきょうムラサキ> 2006年のきょうカラタネオガタマ> 2005年のきょうスイセンノウ> 2004年のきょうフィーバーフュー

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6月4日(木) エンコウカエデ

150604enkoukaede
花には少し遅かった(そもそも木が高すぎて、時期でもたぶん写せない)し、紅葉でもないし、新緑というほどの若葉でもありません。ないない尽くしなのに、見上げたときにシミジミきれいだと思いました。光が生む一瞬の芸術です。
イタヤカエデの変種であるエンコウカエデは、猿の腕のように長い葉柄が特徴なのだと勝手に思っていました。ところが調べて見ると、漢字では猿侯だけでなく猿甲ともあてるようで、後者だと「猿の手の甲」の意味になります。
たしかに、基本種であるイタヤに比べると、葉の切れ込みが深くて、猿の手と言われるとそうかなと思います。しかし、切れ込みだけならイロハモミジやオオモミジも深いのに…と思ったら、エンコウには鋸歯がないのです。葉のフチがギザギザのモミジと違い、お猿さんの指はスルリとスマートだったとは恐れ入りました。

過去のきょう 2014 ルイヨウボタン 2013 センダン 2012 キツネノテブクロ(ジギタリス) 2011 ハルザキヤマガラシ 2010 ニワウルシ 2009 ヤマアジサイ 2008 ニンジン 2007 ムギワラギク 2006 イイギリ 2005 チェリーセージ(サルビア・ミクロフィラ) 2004 ノウゼンカズラ

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6月3日(水) トキワハゼ

150603tokiwahazeとてもアバウトな写真で、ここに持ち出すのをためらいます。ただ、似ているとされるムラサキサギゴケトキワハゼと同科同属)とは、こうやってボワーンと眺めても感じが違うことがわかってきて、その小さなうれしさを写しとめてみました。
茎が横にのびるサギゴケと違い、縦にスッと立つので、群生していてもやや散漫な景色になります。花そのものがサギゴケの半分ほどのサイズだし、色がサギゴケより少し淡いことも、その散漫度合いを助長しています。
一方で結実した種はサギゴケより大きくて目立ちます。時期がくるとこれが弾けるのが名前(ハゼ)につながっているわけで、次の機会にはその辺がわかるキッチリした写真に挑戦してみるつもりです。
都合のいいことに、トキワと言われるほど花期が長いので、焦って追い回さずとも、寒くなるまでのんびりと、いい被写体を探すことにします。

2014年のきょうマタタビ> 2013年のきょうヤマモモソウ(ハクチョウソウ、ガウラ)> 2012年のきょうセイヨウニワトコ> 2011年のきょうニシキウツギ> 2010年のきょうブラシノキ> 2009年のきょうクリ(雌花)> 2008年のきょうセンダイハギ> 2007年のきょうタチバナ> 2006年のきょうシロバナシラン> 2005年のきょうハナザクロ> 2004年のきょうカリフォルニアポピー

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番外編 : eSATAってなんだっけ?(古いREGZAに録画用HDDを増設)

Imgp39541上の娘から「テレビの録画機能が不調なのでなんとかしてくれ」と連絡がありました。ヤツは贅沢にもHDD内蔵タイプのREGZA(37H7000)を使っていて、そのHDD(300GB)を見切って、500GBくらいのHDDを外付けできないかという相談です。
ちょうど手元で3.5インチ500GBのHDDが遊んでいたので、ウチのREGZA(37Z1)でフォーマットして、「できたから取りにおいで。でも、HDDの設置方法を考えなきゃいけないから、USB端子が裏側のどの辺にあるか教えて」とLINEしました。しばらくして返ってきた返事は…「USB、ない」。
まったくなにを言っているのかと、ネットで取説を見てみました。ホントだ。USB端子がありません。それらしい機能と言えばeSATA端子があるだけです。え、eSATAってなんだっけ?と記憶力テストです。まるでメタセコイアみたいな、生きた化石と言うべき規格です。7~8年前は期待のデバイス(データ転送がUSBよりずっと高速)だったのに、ほとんど普及しませんでした。
つまり娘のREGZAに外付けHDDをつけるには、HDD側がSATA端子で、TV側がeSATA端子というケーブルがないといけないことがわかったのです。探したら、そんな変なケーブル(AK-CBSA03-80BK、830円)がありました。5V電源を供給するUSB端子とセットになっていて、これを使えばなんとかなりそうです。
ただ、電源が5Vオンリーのため、HDDは3.5インチではなく2.5に制限されます。TVと同じメーカーにする義理もないというのに、東芝の1TB(MQ01ABD100)が6,110円と格安だったので、エイヤッとこれにしました。あとはAC・DC変換アダプター(BSIPA02BK)を注文し、これで主要3部品(↓)がそろいました。
Imgp4359これらのパーツをそのままTVの裏側に結びつけても用は足せるとは言っても、婿殿の手前、そんな不細工なことはできません。図工大好き(元)少年としては、1枚目写真のようにきれいに納めて父の威厳を示さねばなりませんでした。
こういうとき、TVの裏側についたVESAマウントのねじ穴というのは誠に便利な代物です。HDDを手持ちのアルミケースに入れ、加工したアルミ板にそれをステーで止めたので、HDDの放熱にも多少の効果はあるかと自画自賛です。

それと、問題だった内蔵HDDを調べたところ、やはり不良セクターはあったものの、まだ使える状態でした。そこで録画済番組のいくつかを外付けに移し、空き容量を増やして再使用(「今すぐニュース」機能は内蔵HDDでないと駄目)することにしました。
じつは、内蔵HDDも2.5インチなので、単純に内蔵カートリッジの中身を取り替えようともしてみました。しかし、残念ながら1TBはまったく認識してくれず、このプランは簡単にポシャリました。
このカートリッジ、「お客様が簡単に交換できる」のが売りだというのに、発売7年ですでに販売されておらず、ネットで手に入るのは2万5千円もするのです。だ、だれがそんな法外な値段のもの、買うですか(怒)。
というわけで、上記主要パーツのほか細々とした資材を含めて9,980円!で、2万5千円もする商品の3倍の機能を手に入れることができました。めでたし・めでたし。

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6月2日(火) ベニサラサドウダン

150602benisarasaふつうのドウダンツツジのほかに名前に「ドウダン」とつくのはベニドウダンサラサドウダンがあって、この3つをここにそろえて満足していました。
ところが、4つ目のドウダンです。あらためて調べると○○ドウダンはまだまだあるようで、ドウダンもまた「知らなければよかった」世界です。
ベニサラサドウダンはサラサドウダンの変種だそうで、花に入るはっきりした縦線がその血筋を表しています。名前からだとベニドウダンとサラサドウダンの掛け合わせかと思ったのですが、それは短絡的誤解というものでした。

2014年のきょうオウシュウマンネングサ(ヨーロッパタイトゴメ)> 2013年のきょうサルトリイバラ(サンキライ)> 2012年のきょうホタルカズラ> 2011年のきょうツクバネソウ> 2010年のきょうモモイロタンポポ> 2009年のきょうワニグチソウ> 2008年のきょうセッコク> 2007年のきょうソヨゴ> 2006年のきょうオリーブ> 2005年のきょうハクチョウソウ> 2004年のきょうユリノキ

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6月1日(月) オオヤマフスマ

150601ooyamahusumaフスマの意味は前にノミノフスマのところで触れました。要は掛布団のことで、それに「大」と「山」が乗っかった名前です。今風に翻訳(?)すれば大型シュラフとなりそうですが、長さ2~3cmの葉がどうして大型か、理解に苦しみます。
勝手な想像ですが、やはりノミノフスマが下敷きとしてあり、あれよりは大きくて、しかもあれよりも山中にある…という名付けではないかと思います。たしかに花も葉も、ノミノフスマに比べればそれぞれ倍ほどのサイズではあります。
もう一つ、布団を連想させるのが葉を覆う柔らかな毛です。これはノミノフスマの葉にも共通の特徴で、野山で歩き疲れたころにこういう心地よさげな葉を見ると、早くお布団に潜り込みたいという欲望が湧いてくるのかもしれません。

2014年のきょうクサイチゴ> 2013年のきょうマツバギク> 2012年のきょうシロモジ> 2011年のきょうアズキナシ> 2010年のきょうシライトソウ> 2009年のきょうナツハゼ> 2008年のきょうギンリョウソウ> 2007年のきょうムシトリナデシコ> 2006年のきょうユスラウメ> 2005年のきょうカルミア> 2004年のきょうソメイヨシノ

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